JP3013301U - プリペイドカード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 読取り手段の安定した制御や、記録情報の安
定した読取りが可能なプリペイドカードを提供しようと
するものである。 【構成】 所定幅を有し所定長の第一境界領域と、この
第一境界領域が記録された平面に形成され、所定幅と所
定長を有し、前記第一境界領域と平行な第二境界領域
と、これら第一と第二境界領域の間に形成に形成された
情報記録領域とを基体上に形成したプリペイドカードに
おいて、前記情報記録領域は、前記各境界領域に垂直に
１ブロックの情報を記載すると共に、これら記載された
ブロックは前記各境界領域のパターンを含まないことを
特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、特に、その記録構造に特徴を有するプリペイドカードに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のプリペイドカードの表面部は、カードの長手方向に沿って基準線が所定 の間隔離間して設けられており、これらの基準線の相互間に情報記録領域が設け られいてる。この情報領域にはプリペイドカードの短手方向に一つの情報を表わ すバーコードが複数配設され、これらの複数のバーコードからなるブロックがカ ードの長手方向に配列されている。また、前記基準線は情報記録領域の短手方向 両端部に設けられた所定幅の境界領域のほぼ中央部に設けられている。

【０００３】 このように構成されたプリペイドカードは、ＣＣＤラインによって読取られる 。このＣＣＤラインセンサは情報記録領域の１ブロックに対応して受光部が設定 され、長手方向に移動されて記録情報が読取られるようになっている。前記ＣＣ Ｄラインセンサは情報記録領域の１ブロックとその両端部に位置する基準線を跨 いで設定され、これらの基準線により得られた信号によって記録情報のサンプリ ング制御がおこなわれるようになっている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

このように境界領域はＣＣＤラインセンサの制御、および記録情報の読取り制 御に不可欠である。しかし、従来のプリペイドカードの記録構造はＣＣＤライン センサの受光部の並び方向に対し、境界領域と同様のパターンが存在する場合が あるため、境界領域の抽出処理が複雑となる問題を有していた。さらに、境界領 域の抽出処理が複雑であるため、安定した制御や記録情報の読取りが行なえない という問題を有していた。

【０００５】 この考案は、このような点に鑑み前記欠点を解決せんとなされたものであり、 その目的とするところは読取り手段の安定した制御や、記録情報の安定した読取 りが可能なプリペイドカードを提供しようとするものである。

【０００６】

【課題を解決しようとするための手段】

上記課題を解決するために本考案は、所定幅を有し所定長の第一境界領域と、こ の第一境界領域が記録された平面に形成され、所定幅と所定長を有し、前記第一 境界領域と平行な第二境界領域と、これら第一と第二境界領域の間に形成に形成 された情報記録領域とを基体上に形成したプリペイドカードにおいて、前記情報 記録領域は、前記各境界領域に垂直に１ブロックの情報を記載すると共に、これ ら記載されたブロックは前記各境界領域のパターンを含まないことを特徴とする 。

【０００７】

【作用】

上記構成によれば、情報記録領域に、境界領域と同一パターンが存在しないの で、基準線に対応した信号を容易に検出できる。従って、ＣＣＤラインセンサの 制御や、データの読取り制御を安定して行うことができる。

【０００８】

【実施例】

以下、この考案の一実施例について図面を参照して説明する。

【０００９】 図１において、境界領域部５の基準線２は情報記録領域４よりそれぞれ２バー コード分離れ、３バーコード分の幅で設けられている。また、情報記録領域４に 記録される情報は１ビットが２バーコード分からなり、周知のＭＦＭ変調された バーコードによって構成されている。このＭＦＭ変調されたバーコードは図２に 示す如く、１ビットがデータ点１２と、クロック点１３とから構成されている。 前記データ点１２はそのビットが“１”であるか、“０”であるかを示すもので あり、クロック点１３は隣接する前ビットのデータ点が“１”または“０”によ り、“０”または“１”に変化するものであり、隣接する前のビットのデータ点 との排他的論理和をとると“１”に変化する情報である。ここで、同図（ａ）（ ｂ）は“１”の記録情報を示し、（ｃ）（ｄ）は“０”の記録情報を示している 。

【００１０】 このＭＦＭ変調を用いて情報を記録すると、情報記録領域４の１つのブロック には図１に示す如く、連続した３つ以上のバーコードにわたって”１”または” ０”が続くことがない。したがって、記録情報中に基準線２と同一パターンが存 在しないため、図示せぬＣＣＤラインセンサによって前述した如く、記録情報の １ブロックと基準線２を同時に読取った場合、このＣＣＤラインセンサの出力信 号より、容易に基準線２に対応した信号を検出することが可能である。

【００１１】 上記実施例によれば、プリペイドカードの情報記録領域４に境界領域５と同一 パターンが存在しないようにしている。したがって、検出された信号中により、 基準線２に対応した信号を容易に検出することができるため、ＣＣＤラインセン サの制御や、データの読取り制御を安定して行なうことが可能となる。

【００１２】

【考案の効果】

以上、詳述したようにこの考案に係るプリペイドカードによれば、読取り手段 の安定した制御や、記録情報の安定した読取りが可能となる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案に係るプリペイドカードの記録構造の
一実施例を示す要部の平面図である。

【図２】１ビットの記録構成を説明するために示す図で
ある。

【符号の説明】

２ 基準線 ３ バーコード ４ 情報記録領域 ５ 境界領域

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定幅を有し所定長の第一境界領域と、 この第一境界領域が記録された平面に形成され、所定幅
   と所定長を有し、前記第一境界領域と平行な第二境界領
   域と、これら第一と第二境界領域の間に形成された情報
   記録領域とを基体上に形成したプリペイドカードにおい
   て、 前記情報記録領域は、前記各境界領域に垂直に１ブロッ
   クの情報を記載すると共に、これら記載されたブロック
   は前記各境界領域のパターンを含まないことを特徴とす
   るプリペイドカード。