JP3013234U - 電気二重層コンデンサ - Google Patents

電気二重層コンデンサ

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JP3013234U JP1994017150U JP1715094U JP3013234U JP 3013234 U JP3013234 U JP 3013234U JP 1994017150 U JP1994017150 U JP 1994017150U JP 1715094 U JP1715094 U JP 1715094U JP 3013234 U JP3013234 U JP 3013234U
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好克 木村
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】回路基板上に表面を実装しやすく、安価な電気
二重層コンデンサを提供する。 【構成】複数のコイン状セルを2A,3A並設する。一
方のコイン状セルの陽極側の電極面21Aと他方の陰極
側の電極面31Aに導電性の接続板4Aに固着して該コ
イン状セル間を物理的さらには電気的に直列に接続す
る。該コイン状セルの接続板の固着しない側の電極面に
は各々端子板23A及び33Aを固着して設ける。該端
子板は、該接続板と略直交するように引き出すと共に該
端子板の一部に半田めっきを施す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気二重層コンデンサに関する。さらに詳しくはコイン状セルを複 数個備え、回路基板の表面に実装することが可能な電気二重層コンデンサに関す る。
【0002】
【従来の技術】
電気二重層コンデンサのコイン状セルは、底の浅い皿状のケース本体とそれに 被せられるキャップのそれぞれに分極性電極を取り付けている。該分極性電極に は所定の電解液を含浸させ、該ケース本体と該キャップを合体させて封止すると 共に、該分極性電極間にはセパレータを介在させている。合体させた該ケース本 体と該キャップは、該ケース本体の内面に形成された電気絶縁性のガスケットに よって互いに接触しない構造となっている。
【0003】 上記のような構造のコイン状セルから成る電気二重層コンデンサは、電気二重 層という現象を利用したコンデンサであるため、電解液の分解電圧がそのままコ ンデンサの耐電圧となる。そのために、コイン状セル単体にて高い耐電圧を得る ことが難しく、高い耐電圧を得るためには複数個のコイン状セルを電気的に直列 に接続しなければならなかった。
【0004】 そのため電気二重層コンデンサに必要な耐電圧を持たせるために、直列に複数 個のコイン状セルを積層していたが、コンデンサの高さ寸法が厚くなってしまい 、機器の薄型化を図るうえで重大な支障となっていた。
【0005】 そこで、従来は先に実開平4−5633号で開示されたような座板上に複数個 のコイン状セルを並置した電気二重層コンデンサが考案されていた。
【0006】 《従来例1》 図5に従来例1の電気二重層コンデンサ1を示し、説明する。従来例1の電気 二重層コンデンサ1に用いるコイン状セル2,3の構造は、上述したコイン状セ ルと同一の構造を有する。コイン状セル2,3を並列に配置し、導電性の接続板 4に固着して物理的および電気的に接続する。接続板4は、その一端をコイン状 セル2の陽極側の電極面21に固着する。接続板4の他端は、コイン状セル3の 陰極側の電極面31に固着し、コイン状セル2,3間は接続板4を介して電気的 に直列に接続される。
【0007】 コイン状セル2の陰極側の電極面22には端子板23の一端を固着する。コイ ン状セル3の陽極側の電極面32には他の端子板33の一端を固着する。端子板 23,33は、接続板4と同一線上かつ端子板23,33が互いに相反する方向 に引き出されている。並設したコイン状セル2,3は、電気絶縁性の座板5上に 並置して電気二重層コンデンサ1としている。座板5には、接続板4を配置する ための空間として凹部6を有すると共に、コイン状セル2,3の位置決めを行な うための突起部7を有している。電気二重層コンデンサ1は、座板7を介して図 示しない回路基板上に載置すると共に、端子板23,33を導電体回路に半田付 けすることによって表面に実装を行なうことができる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら従来例1の電気二重層コンデンサ1は、座板7上にコイン状セル 2,3を並置しているので、薄型化には有効であるが、コイン状セル2,3を並 置したことにより回路基板上に電気二重層コンデンサ1を載置する空間が増大し ていた。 さらに、端子板23,33間の距離が離れているために導電体回路の配線の自 由を大きく奪い、導電体回路の配線密度を低下させ、実用的ではなかった。 さらには、座板7を用いるために電気二重層コンデンサ1の製造コストが高い という問題があった。
【0009】 本考案の目的は、電気二重層コンデンサ1の小型化を図ると共に、端子板23 ,33間の距離を短くすることによって導電体回路の配線の自由を向上させ、配 線密度と部品実装密度を上げることにある。さらには、電気二重層コンデンサ1 の製造コストを下げ、安価に提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述した課題に鑑みてなされたものである。本考案に係る電気二重 層コンデンサは、従来と同一の構造のコイン状セルを並設する。接続板の一端を 一方のコイン状セルの陽極側の電極面に固着し、該接続板の他端を他方のコイン 状セルの陰極側の電極面に固着する。該コイン状セル間は、該接続板にて物理的 さらには電気的に直列に接続する。
【0011】 並設したコイン状セルの接続板の固着していない電極面には各々端子板を固着 して設ける。該端子板は少なくとも一対とする。該端子板はそれぞれ接続板と略 直交するように引き出すと共に、該端子板の一部に半田めっきを施す。
【0012】
【実施例】
《実施例1》 本考案に係る実施例1の電気二重層コンデンサを図1および図2に示して説明 する。実施例1の電気二重層コンデンサ1Aは、コイン状セル2A,3Aを並設 する。コイン状セル2A,3Aの構造は、従来のコイン状セルと同一の構造を有 するので説明を省略する。コイン状セル2Aの陽極側の電極面21Aに導電性の 接続板4Aの一端を固着し、コイン状セル3Aの陰極側の電極面31Aに接続板 4Aの他端を固着する。コイン状セル2A,3Aは、接続板4Aを介して物理的 さらには電気的に直列に接続させ、電気二重層コンデンサ1Aの本体8とする。 コイン状セル2A,3A同士は、図1の側面図である図2に示すように互いに直 接接触しないよう配置する。
【0013】 コイン状セル2Aの陰極側の電極面22Aに端子板23Aの一端を固着し、接 続板4Aと略直交した方向に引き出す。同様に、コイン状セル3Aの陽極側の電 極面32Aに端子板33Aの一端を固着し、接続板4Aと略直交した方向に他端 を引き出す。さらには、端子板23A,33Aを略同一方向に引き出すと回路基 板に実装しやすいので好ましい。
【0014】 本考案において、コイン状セル2A,3Aの電極面21A,22A,31A, 32Aと、接続板4Aおよび端子板23A,33Aとの固着方法は、レーザー溶 接または抵抗溶接などの溶接もしくは導電性の接着剤による固着などが挙げられ る。
【0015】 本考案において、接続板4Aおよび端子板23A,33Aの材質としてはニッ ケル、鉄、アルミニウムまたはステンレスなどの金属が挙げられる。特には、コ イン状セル2A,3Aの材質に用いられているステンレスが同金属のため溶接し やすく好ましい。
【0016】 端子板23A,33Aの他端、特には回路基板の導電体と接続する面に半田付 け性を良好にするための半田めっき部24,34を各々設ける。
【0017】 図示しない回路基板上に実装する際には、端子板23A,33Aの半田めっき 部24,34を導電体回路上に載置し、半田付けする。
【0018】 《実施例2》 本考案に係る実施例2の電気二重層コンデンサについて図3に示して説明する 。実施例2は、実施例1の端子板の形状の一変形例である。実施例2において、 実施例1と同一の箇所を示す場合には同一の番号を付し、変更した箇所のみを説 明する。
【0019】 電気二重層コンデンサ1Bは、実施例1と同様に本体8のコイン状セル2Aの 陰極側の電極面22Aに端子板23Bの一端を固着する。同様に、コイン状セル 3Aの陽極側の電極面32Aには端子板33Bの一端を固着する。一端を固着し た端子板23B,33Bの他端には半田めっき部24A,34Aを設ける。端子 板23B,33Bには、中間に「く」の字形の屈折部25,35を設ける。端子 板23B,33Bを電極面22B,32Bに固着する際には、半田めっき部24 A,34Aが接続板4Aと略直交し、かつ半田めっき部24A,34Aが略平行 となるように固着する。 本考案に係る電気二重層コンデンサ1Bの端子板23B,33Bの材質は、実 施例1と同様の材質が挙げられる。
【0020】 本実施例においては、端子板23B,33Bの両方を互いに接近する方向に引 き出して屈折部25,35を設けたが、一方の端子板のみ屈折部を有する本実施 例の端子板とし、他方の端子板は実施例1と同様の屈折部を有しない端子板を用 いてもよい。
【0021】 《実施例3》 本考案に係る実施例3の電気二重層コンデンサについて、図4に示して説明す る。実施例3は、実施例1の端子板の引き出し方向の一変形例である。実施例3 において、実施例1と同一の箇所を示す場合には同一の番号の付し、変更した箇 所のみを説明する。
【0022】 電気二重層コンデンサ1Cは、本体8のコイン状セル3Aの陽極側の電極面3 2Aに、接続板4Aと略直交するよう端子板33Aの一端を固着して半田めっき 部34を引き出す。コイン状セル2Aの陰極側の電極面22Aには、端子板23 Aの一端を固着する。端子板23Aは、半田めっき部24が半田めっき部34に 接近する方向に引き出すように固着すると共に、半田めっき部24が接続板4A と略直交した距離で端子板33Aの半田めっき部34と略等しい距離となるよう に固着する。
【0023】 本実施例においては、端子板23Aを端子板33Aに接近するように一端を固 着して引き出したが、端子板33Aの半田めっき部34を端子板23Aの半田め っき部に接近するように一端を固着して引き出してもよい。 さらには、一方の端子板のみ上記の構造とするのではなく、端子板23A,3 3Aの半田めっき部24,34が互いに接近するように固着して引き出してもよ い。
【0024】 従来の積層型の電気二重層コンデンサは、コイン状セルの外周にスリーブまた はモールド樹脂などの絶縁材を形成している。上記の実施例1、2および3の電 気二重層コンデンサ1A,1B,1Cの本体8の外周には絶縁材を形成していな い。回路基板および他の電子部品との電気絶縁性をより確実に得るために、従来 の積層型の電気二重層コンデンサと同様に本体8の外周にスリーブまたはモール ド樹脂などの絶縁材を形成してもよいことは勿論である。
【0025】
【考案の効果】
以上説明した構造にすることによって本考案に係る電気二重層コンデンサは、 コイン状セルに固着した端子板間の距離が短くなるために、回路基板の導電体回 路の配線が容易となり、配線の密度と部品を実装する密度が向上する。さらに導 電体回路に実装する際に、電気二重層コンデンサの本体を回路基板外に配置する こともできるために、回路基板に実装しやすくなるという効果を有する。さらに は、本考案に係る電気二重層コンデンサは座板を用いないために、部品面積が小 さくなると共に製造工程の簡略化および原材料の削減によって安価に電気二重層 コンデンサを提供できるという効果を有する。
【0026】 実施例2および3の電気二重層コンデンサは、実施例1の電気二重層コンデン サよりもコイン状セルに固着した端子板間の距離が短くなるために回路基板の導 電体回路の配線がさらに容易となるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る第1の電気二重層コンデンサの平
面図。
【図2】本考案に係る第1の電気二重層コンデンサの側
面図。
【図3】本考案に係る第2の電気二重層コンデンサの平
面図。
【図4】本考案に係る第3の電気二重層コンデンサの平
面図。
【図5】従来の電気二重層コンデンサの平面図。
【符号の説明】
1 電気二重層コンデンサ 1A 電気二重層コンデンサ 1B 電気二重層コンデンサ 1C 電気二重層コンデンサ 2 コイン状セル 2A コイン状セル 3 コイン状セル 3A コイン状セル 4 接続板 4A 接続板 5 座板 6 凹部 7 突起部 8 本体 21 電極面 21A 電極面 22 電極面 22A 電極面 23 端子板 23A 端子板 23B 端子板 24 半田めっき部 24A 半田めっき部 25 屈折部 31 電極面 31A 電極面 32 電極面 32A 電極面 33 端子板 33A 端子板 33B 端子板 34 半田めっき部 34A 半田めっき部 35 屈折部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9375−5E H01G 9/00 301 Z

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個のコイン状セルを互いに直接接触す
    ることなく並設し、一方のコイン状セルの陽極側の電極
    面と、他方のコイン状セルの陰極側の電極面に導電性の
    接続板を固着し、該接続板を固着しない電極面には、端
    子板を該接続板と略直交するように一端を各々固着する
    と共に、該複数の端子板は同一方向に引き出して他端に
    は各々半田めっき部を設けることを特徴とした電気二重
    層コンデンサ。
  2. 【請求項2】複数個のコイン状セルを互いに直接接触す
    ることなく並設し、一方のコイン状セルの陽極側の電極
    面と、他方のコイン状セルの陰極側の電極面に導電性の
    接続板を固着し、該接続板を固着しない電極面には、屈
    折部を有する端子板の一端を他端が同一方向であり、か
    つ他端間が略平行であり、他端が該接続板に略直交であ
    り、他の端子板に他端が接近するように各々固着すると
    共に、該端子板の他端には各々半田めっき部を設けるこ
    とを特徴とした電気二重層コンデンサ。
  3. 【請求項3】複数個のコイン状セルを互いに直接接触す
    ることなく並設し、一方のコイン状セルの陽極側の電極
    面と、他方のコイン状セルの陰極側の電極面に導電性の
    接続板を固着し、該接続板を固着しない電極面には、端
    子板の一端を端子板が該接続板と交差する方向であり、
    かつ該端子板の他端間が接近する方向に各々固着すると
    共に、該端子板の他端には各々半田めっき部を設けるこ
    とを特徴とした電気二重層コンデンサ。
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