JP3013069U - ハードディスクドライブのスピンドルモータ固定構造 - Google Patents

ハードディスクドライブのスピンドルモータ固定構造

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JP3013069U
JP3013069U JP1994015981U JP1598194U JP3013069U JP 3013069 U JP3013069 U JP 3013069U JP 1994015981 U JP1994015981 U JP 1994015981U JP 1598194 U JP1598194 U JP 1598194U JP 3013069 U JP3013069 U JP 3013069U
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spindle motor
hub
base
fixing structure
motor fixing
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JP1994015981U
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▲祐▼哲 鄭
鎭台 鄭
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Samsung Electronics Co Ltd
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Samsung Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動特性を改善することができてハードディ
スクドライブの信頼性を向上させ、また、高い気密性を
維持しつつ高精度のベース表面加工面積を減少させ、製
造時間短縮やコストダウンを図れるようなスピンドルモ
ータ固定構造を提供する。 【構成】 スピンドルモータ20に設けたハブ22をベ
ース10に設けた設置面14に固定するようになったス
ピンドルモータ固定構造について、ハブ22の支持面よ
り接触面積を小さくした支持部16を設置面14に凸設
してハブ22を支持させ、そしてハブ22の支持面の残
りの部分と設置面14との間にガスケット26を介在さ
せる。ねじ30による接触圧力が面積の小さい支持部1
6に集中するので圧縮力が高まり、支持部16の支持面
で応力集中による微細凹凸の変形が発生して剛性が十分
に増加する。しかも、ガスケット26を介在させている
ので気密性が向上し、ベース10の表面加工面積が少な
くてすむ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はコンピュータ等の補助記憶装置として使用されるハードディスクドラ イブに関し、特に、その記録媒体であるディスクを回転させるスピンドルモータ とベースとの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下の説明で使用する“NRRO(Non Repeatable Run Out)”とは、回転体 が一軸を基準として回転するときに変位が非周期的に発生する現像のことを意味 する。NRROは軸受の加工程度、耐衝撃性、剛性等と関係がある。
【0003】 現在一般的に使用されるハードディスクドライブは、図4に示すように、ディ スクを所定の速度で回転させるスピンドルモータ56と、このスピンドルモータ 56が固定されるベース50と、を有してなっている。スピンドルモータ56は ハブ58を有し、このハブ58にはねじ頭設置溝60及びねじ孔62が設けられ ている。また、スピンドルモータ56が設置されるベース50はキャスティング (casting )材である。このベース50にはハブ設置面52及びねじ穴54が設 けられており、特にハブ設置面52はベース50の底面を精密に加工して凹設さ れる。
【0004】 このように構成されたハードディスクドライブでは、図5に示すように、ベー ス50のハブ設置面52にスピンドルモータ56のハブ58の支持面を設置し、 そして、ハブ58のねじ孔62からねじ64を通してベース50のねじ穴54に 締め込むことで、スピンドルモータ56がベース50に固定される。この場合、 ミクロ的に見るとスピンドルモータ56は、図6に示すようにベース50と部分 的に接触することになる。その理由は、スピンドルモータ56を固定するベース 50の機械加工面は鏡面加工までされた平坦面ではないので不規則な凹凸状を有 し、したがって、ハブ58と接触するハブ設置面52の面が顕微眼的には平坦で なく不規則な面となるからである。つまり、ハブ58とハブ設置面52とは部分 的に接触し、接触しない部分は間隙(空間)を有することになる。
【0005】 そのため、固定時に実際に力を受ける部分は凹凸状の小さな突出部になるので 固定部分の剛性が低下し、相対変位が増加する。これは、弱いスプリングが同一 の力に対して強いスプリングより相対変位が大きいのと同じ原理である。言い換 えれば、このような部分接触は接触部の剛性特性を非線形的に変化させる。すな わち、振動するスピンドルモータ56とベース50との接触面では圧縮力が変化 する。圧縮力が増加すると接触面積は増加し、圧縮力が減少すると接触面積は減 少する。つまり、接触面での圧縮力が剛性に影響してくる。そして、この非線形 特性により構成要素の低周波振動特性が悪化してスピンドルモータ56とベース 面との間の相対変位を発生させる。これを改善するためには、ハブ58とハブ設 置面52の接触面積(支持面積)を小さくし、ねじ64の締結力による接触圧力 がより強く働くようにして圧縮力を増加させておけばよいが、支持面積を小さく すると今度は後述の気密性に影響するため、あまり好ましくない。
【0006】 ハードディスクドライブにおけるスピンドルモータ56の変位はディスクのN RRO特性に影響し、ヘッドのデータ記録/読出の際にトラックミッシング(tr ack missing)を発生させ得る。そして、トラックミッシングはデータエラーの 発生につながるのでハードディスクドライブの信頼性低下を招く。
【0007】 また、外部と遮断されたハードディスクドライブ内部は、データ記録/読出の ために高いクリーン度が要求される。つまり、ハードディスクドライブ内部はほ こりやガス等に対する汚染対策が施されていなければならない。そのために、ス ピンドルモータ56が設置されるハブ設置面52は、気密性を高めるための表面 加工が全体的に行われる。この高精度の加工面積が多いと、良好な加工面の表面 粗さ及び平坦度が要求されるため加工時間が長くとられ、またコストアップにつ ながるという不具合がある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
したがって本考案の目的は、振動特性を改善することができ、NRROを減少 させてハードディスクドライブの信頼性を向上させ得るスピンドルモータの固定 構造を提供することにある。また、本考案の他の目的は、高い気密性を維持しつ つ高精度の表面加工面積を減少させ、製造時間短縮やコストダウンを図れるスピ ンドルモータの固定構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために本考案では、ディスクを回転させるスピンド ルモータに設けたハブをベースに設けた設置面に固定することでスピンドルモー タをベースに組付けるようになったハードディスクドライブのスピンドルモータ 固定構造について、ハブの支持面より接触面積を小さくした支持部をベースの設 置面に凸設してハブを支持させ、そしてハブの支持面の残りの部分とベースの設 置面との間にガスケットを介在させることを特徴とする。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例を添付の図面を参照して詳細に説明する。尚、図 面中の同じ部分には可能な限り同じ符号を用いることとする。
【0011】 この明細書で使用する“相対変位(relative displacement)”とは、点A及 び点Bの変位をそれぞれrA 及びrB とするとき、rAB=rB −rA なる関係の ことを意味する。
【0012】 図1は本考案によるハードディスクドライブの実施例を示す分離斜視図である 。この例のハードディスクドライブは、ディスクを所定の速度で回転させるスピ ンドルモータ20と、このスピンドルモータ20が固定されるベース10と、を 有している。スピンドルモータ20はハブ22をもち、このハブ22にはねじ頭 設置溝23及びねじ孔24が設けられる。ベース10はキャスティング材で形成 される。
【0013】 ベース10にはガスケット26を設置するためのガスケット設置面14が凹設 され、そして、このガスケット設置面14にスピンドルモータ20のハブ22の 支持面(図中下側)を支持する支持部16が突出量0.7mm乃至0.8mmで 凸設され、その表面は高精度の表面加工が施されている。支持部16はハブ22 の支持面より小さく形成され、全部で3個(特に限定されない)に分割されてお り、その各間に前記ねじ孔24に対応させてねじ穴18が設けられる。また、ガ スケット設置面14には、形状の相応するガスケット26が気密性を維持するた め全体的に設置される。ガスケット26は、ゴムあるいは発砲性材料を使用して 厚さ1.5mmで形成され、前記ねじ穴18に相当する部分にねじ孔28が設け られている。
【0014】 組立に際しては、ガスケット26を間に挟んで支持部16上にスピンドルモー タ20のハブ22を設置し、そしてねじ孔24、28を通してねじ30を挿入し 、ベース10のねじ穴18に螺合させてハブ22が支持部16に当接するまで締 めつける。これにより、スピンドルモータ20は支持部16に支持されて図2及 び図3に示す状態に固定される。
【0015】 このとき、ねじ30の締結力によりハブ22とガスケット設置面14とで挟ま れたガスケット26は圧縮され、50%程度に薄くなる。これにより気密性が非 常に高められる。また、ねじ30の締結力は、ハブ22と支持部16に接触圧力 を提供する。
【0016】 この実施例によれば、ねじ30の締結力による接触圧力が面積の小さい支持部 16に集中するので圧縮力が高まり、支持部16の支持面において、応力集中に よる表面微細凹凸の変形(deformation )が発生して剛性が十分に増加する。し たがって、剛性の線形性が従来技術より高くなり、組立後に加わる振動や衝撃に よる相対変位が減少する。しかも、ガスケット26を介在させているので気密性 が向上し、支持部16の表面加工面積も少なくてすみ、ベース10の表面加工の 加工時間や精度を従来より低減させることができる。
【0017】
【考案の効果】
以上述べてきたように本考案によれば、スピンドルモータのハブより小さな支 持面積の支持部をベースに設けると共にガスケットを介在させるようにしたこと で、振動特性を向上させることができ、より安定動作の可能な性能のよいハ−ド ディスクドライブを得られるようになり、加えて、気密性を向上させる一方でベ ースの表面加工面積を減少させることができるので、特に表面加工時間を短くす ることが可能になり、生産性の向上やコストダウンを実現できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るハードディスクドライブの要部分
解斜視図。
【図2】スピンドルモータをベースに組付けた状態の図
1相当の斜視図。
【図3】本考案によるスピンドルモータ固定構造を示す
要部拡大断面図。
【図4】従来のハードディスクドライブの要部分解斜視
図。
【図5】スピンドルモータをベースに組付けた状態の図
4相当の斜視図。
【図6】スピンドルモータのハブとベースの設置面との
接触状態を説明する接触部の拡大断面図。
【符号の説明】
10 ベース 12 ベース底面 14 ガスケット設置面 16 支持部 18 ねじ穴 20 スピンドルモータ 23 ねじ頭設置溝 24、28 ねじ孔 26 ガスケット 30 ねじ(スピンドルモータ固定用)

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを回転させるスピンドルモータ
    に設けたハブをベースに設けた設置面に固定することで
    スピンドルモータをベースに組付けるようになったハー
    ドディスクドライブのスピンドルモータ固定構造におい
    て、 ハブの支持面より接触面積を小さくした支持部をベース
    の設置面に凸設してハブを支持させ、そしてハブの支持
    面の残りの部分とベースの設置面との間にガスケットを
    介在させるようにしたことを特徴とするスピンドルモー
    タ固定構造。
  2. 【請求項2】 支持部を複数に分割して設けると共に、
    その各分割間にスピンドルモータ固定ねじ用のねじ穴を
    設けた請求項1記載のスピンドルモータ固定構造。
  3. 【請求項3】 ガスケットの厚さを支持部の約2倍に形
    成して固定時に圧縮することで気密性を高めた請求項1
    又は請求項2記載のスピンドルモータ固定構造。
  4. 【請求項4】 ガスケットをゴム製とした請求項3記載
    のスピンドルモータ固定構造。
  5. 【請求項5】 ガスケットを発泡性材料で形成した請求
    項3記載のスピンドルモータ固定構造。
JP1994015981U 1993-12-30 1994-12-27 ハードディスクドライブのスピンドルモータ固定構造 Expired - Lifetime JP3013069U (ja)

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KR1993P31326 1993-12-30
KR9331326 1993-12-30

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JP3013069U true JP3013069U (ja) 1995-06-27

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