JP3012567U - 魚釣用両軸受型リール - Google Patents
魚釣用両軸受型リールInfo
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- JP3012567U JP3012567U JP1994016551U JP1655194U JP3012567U JP 3012567 U JP3012567 U JP 3012567U JP 1994016551 U JP1994016551 U JP 1994016551U JP 1655194 U JP1655194 U JP 1655194U JP 3012567 U JP3012567 U JP 3012567U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- operating
- clutch plate
- plate
- spool
- fishing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 魚釣用両軸受型リールにおいてスプール軸を
釣糸捲取り状態とスプールフリー状態とに切換えるクラ
ッチ機構において、クラッチプレートの切換え操作及び
復帰操作を円滑確実に行うと共にこれら切換え機構のコ
ンパクト化を図る。 【構成】 魚釣用両軸受型リールのクラッチ機構9のク
ラッチプレート11に設けた作動部14を、ハンドル軸
6に設けられた円弧状長孔16を穿設したラチットギャ
と前記長孔16に嵌合する作動ピン17を突設した作動
板18との間に出入自在に形成すると共にハンドル軸6
には前記作動ピン17をクラッチプレート11の復帰方
向に付勢するコイルバネを螺装して、クラッチプレート
11の切換え作用とハンドル6によるクラッチプレート
11の復帰作用を円滑確実に行う。
釣糸捲取り状態とスプールフリー状態とに切換えるクラ
ッチ機構において、クラッチプレートの切換え操作及び
復帰操作を円滑確実に行うと共にこれら切換え機構のコ
ンパクト化を図る。 【構成】 魚釣用両軸受型リールのクラッチ機構9のク
ラッチプレート11に設けた作動部14を、ハンドル軸
6に設けられた円弧状長孔16を穿設したラチットギャ
と前記長孔16に嵌合する作動ピン17を突設した作動
板18との間に出入自在に形成すると共にハンドル軸6
には前記作動ピン17をクラッチプレート11の復帰方
向に付勢するコイルバネを螺装して、クラッチプレート
11の切換え作用とハンドル6によるクラッチプレート
11の復帰作用を円滑確実に行う。
Description
【0001】
本考案は魚釣用両軸受型リールにおけるクラッチ機構の改良に関するものであ る。
【0002】
魚釣用両軸受型リールにおいては、スプールを釣糸捲取り状態とスプールフリ ー状態に切換えるクラッチ機構が設けられ、釣糸捲取り状態においてクラッチプ レートを手動操作することによりスプールフリー状態に切換え、ハンドルを回動 操作すると復帰機構の作動ピンの回動によりクラッチプレートの作動部がクラッ チプレートを釣糸捲取り位置方向に押送してクラッチプレートを釣糸捲取り位置 に復帰させるように形成されている。ところが釣糸捲取り状態におけるハンドル 位置によっては復帰機構の作動ピンの位置がクラッチプレートの作動部の作動を 干渉する位置にあることがあり、このためにクラッチプレートの切換作用が妨害 されてクラッチプレートのスプールフリー状態への切換操作ができなくなる欠陥 がある。
【0003】 そこでこの欠陥を改善するために、実公昭55ー47326号公報に見られる ように、復帰機構における作動ピンを回動する作動板に突設して該作動ピンをラ チェットギャの長孔に嵌合すると共に前記作動板を二枚の板バネでクラッチプレ ートを押送する方向に軽く付勢し、作動ピンがクラッチプレートの作動部の位置 にある時には、クラッチプレートの切換操作によりその作動部が作動板を板バネ に抗して回動して作動ピンを長孔内を回動せしめることによりクラッチプレート の切換操作を可能にすることが知られている。
【0004】
しかしながら前記公知の方式はクラッチプレートの切換え時にその作動部が板 バネで付勢された略菱形の作動板の周縁部に衝接するため、回動板が回動すると 板バネの先端部がラチェットギャの周縁部から突出してその設置スペースが大き くなると共にクラッチプレートの作動部が作動板の作動ピン突出側と反対側に乗 り上げたり、作動部が切換位置の最後まで作動板を回動しなければならず、クラ ッチプレートの切換操作が円滑確実にできなくなる等の問題点がある。本考案は このような問題点を改善して復帰機構の構成を小型コンパクト化すると共にクラ ッチ切換操作が円滑確実にできるようにしたクラッチ機構を有する魚釣用両軸受 型リールを提供することを目的とするものである。
【0005】
本考案は前記目的を達成するために、スプールを設けたスプール軸とハンドル 軸の駆動歯車に噛合するピニオンとをクラッチ機構のクラッチプレートによって スプール軸を釣糸捲取り状態とスプールフリー状態とに係脱自在に形成すると共 に前記クラッチプレートに設けた作動部をスプール軸のスプールフリー状態にお いて前記ハンドル軸に設けた復帰機構の作動ピンの回動跡軌内に位置するように 形成し、ハンドル軸の回動で復帰機構の作動ピンが作動部を押送してクラッチプ レートを釣糸捲取り位置に復帰するようにした魚釣用両軸受型リールにおいて、 ハンドル軸に嵌着された作動板に突設した作動ピンをハンドル軸に固着されたラ チェットギャの円弧状長孔に嵌合し、前記ラチェットギャと作動板との間にクラ ッチプレートの作動部を出入自在に形成すると共にラチェットギャと作動板との 間におけるハンドル軸部には作動ピンをクラッチプレートの復帰方向に付勢する コイルバネを螺装したことを特徴とするものである。
【0006】 前記クラッチプレートの作動部は、スプール軸に向け往復摺動するクラッチプ レートにおいてはその一側先端部に外側に向け屈曲して平行に延設形成し、また スプール軸を中心に回動するクラッチプレートにおいては、作動部を一端に作動 片を他端に係合片を有する屈曲状に形成してその屈曲部を軸支して前記係合片を クラッチプレートの周縁部に設けた突出ピンに係合すると共に前記軸支部に係合 片を突出ピンに付勢するバネを設けるのが好適である。
【0007】
クラッチ機構のクラッチプレートによりピニオンをスプール軸から分離してス プール軸をスプールフリー状態に切換えるときにハンドル軸の位置により作動ピ ンの位置が作動部と突合う状態にある時は、作動部は作動ピンに衝接してこれを ラチェットギャの長孔内を回動せしめてクラッチプレートをスプールフリー状態 の切換位置に切換保持し、またこの切換状態において、ハンドル軸を釣糸捲取り 方向に回動すると、ラチェットギャの回動によりその長孔の端縁は作動ピンを係 止回動し、該作動ピンは作動部をクラッチプレートが復帰発条の作用する位置ま で押送することによりクラッチプレートは釣糸捲取り状態の位置に復帰するもの である。しかしてこの場合作動ピンを付勢するコイルバネは軸部に螺装されてラ チェットギャの周縁から突出することがないと共に作動部は作動板とラチェット ギャとの間の作動ピンに直接衝接して切換作用を円滑確実に行う。
【0008】
本考案の実施例について説明すると、両軸受型リールのスプール1を設けたス プール軸2はリール側板3・4間に回転自在に支持されると共にスプール軸2の リール側板3側に形成された結合部5にはハンドル軸6に設けられた駆動歯車7 と噛合しかつスプール軸2に摺動自在に嵌装されたピニオン8がクラッチ機構9 により係脱自在に構成されている。しかして前記クラッチ機構9は、ピニオン8 の係合溝8′に係合しかつ発条10′でピニオン8を係合状態に保持するクラッ チ作動板10と、該クラッチ作動板10を発条10′に抗して結合部5から分離 する突部11′を設けたクラッチプレート11と、該クラッチプレート11を釣 糸捲取り位置とスプールフリー位置に振分け付勢するデットポイントバネ12と 、クラッチプレート11を作動する操作部13とで構成されている。
【0009】 前記クラッチプレート11の先端部はスプール軸2を挟むように二又状に形成 されると共にその一方の先端部には外側に屈曲して平行に延設した作動部14が 一体に形成されており、また前記ハンドル軸6の内端部には係止爪15′で逆転 を阻止されかつ円弧状長孔16が穿設されたラチェットギャ15が一体的に固着 されると共に該ラチットギャ15の外側のハンドル軸6には前記円弧状長孔16 に嵌合する作動ピン17を突設した作動板18がカラー18′を介して回動可能 に嵌着され、前記ラチェットギャ15と作動板18との間に前記クラッチプレー ト11の作動部14が出入自在に形成されると共に一端を作動板18に係止した コイルバネ19がカラー18′部に螺装され、該コイルバネ19は作動板18を 釣糸捲取り方向に弱く付勢している。
【0010】 本考案の実施例は上記のように構成されているから、釣糸捲取り状態において 作動ピン17が作動部14と突合せ状態にある図2の位置にあるときにクラッチ プレート11を内方に摺動すると、その作動部14は作動ピン17に衝接してこ れをコイルバネ19に抗して長孔16内を回動せしめてクラッチプレート11は 図2の二点鎖線に示すスプールフリー状態の位置に切換られる。
【0011】 次いでこのスプールフリー状態においてハンドル軸6を回動すると、ラチェッ トギャ15の回動によりその長孔16の端縁が作動ピン17を係止回動し作動ピ ン17は作動部14をデットポイントバネ12の外方付勢位置まで外方に押送摺 動せしめてクラッチプレート11を釣糸捲取り位置に復帰せしめるものである。
【0012】 図5乃至図6に示す実施例は、クラッチプレート11をスプール軸2を中心に 往復回動するように形成すると共に作動部14をクラッチプレート11と別体に 形成したものであって、前記作動部14は一端に作動片14′を他端に係合片1 4″を有する屈曲状に形成してその屈曲部をリール側板3に突設した支持軸20 で支持し、前記係合片14″をクラッチプレート11の先端部に突設した突起1 1″に係合せしめると共に該作動片14′をラチェットギャ15と作動板18間 に出入り自在に形成し、更に前記支持軸20部には係合片14″を突起11″に 圧接係合せしめる付勢バネ21が設けられているものである。
【0013】
本考案はクラッチプレートの作動部がハンドル軸のラチェットギャと作動板間 に出入りして作動ピンとの衝接によりクラッチプレートをスプールフリー状態及 び釣糸捲取り状態に切換え又は復帰するようにすると共に作動ピンをクラッチプ レートを復帰する方向に付勢するコイルバネをハンドル軸部に介装したので、ク ラッチプレートの作動部がラチットギャ上に乗り上げることを確実に防止すると 共に作動部が直接作動ピンと衝接して切換及び復帰作用を迅速かつ円滑確実にお こなうことができ、しかも作動ピンを付勢するコイルバネも切換え作用時に作動 板から突出することがなくハンドル軸部にコンパクトに配置することができ、復 帰機構の軽量小型化を図りながら、その機能の確実性を向上することができる。
【図1】本考案の一部切欠正面図。
【図2】同要部の一部切欠側面図。
【図3】図2A−A線断面図。
【図4】図2B−B線断面図。
【図5】本考案の別実施例の側面図。
【図6】図5C−C線断面図。
1 スプール 2 スプール軸 6 ハンドル軸 7 駆動歯車 8 ピニオン 9 クラッチ機構 11 クラッチプレート 11′ 突起 14 作動部 14′ 作動片 14″ 係合片 15 ラチェットギャ 16 円弧状長孔 17 作動ピン 18 作動板 19 コイルバネ 20 支持軸 21 付勢バネ
Claims (3)
- 【請求項1】 スプールを設けたスプール軸とハンドル
軸の駆動歯車に噛合するピニオンとをクラッチ機構のク
ラッチプレートによってスプール軸を釣糸捲取り状態と
スプールフリー状態とに係脱自在に形成すると共に前記
クラッチプレートに設けた作動部をスプール軸のスプー
ルフリー状態において前記ハンドル軸に設けた復帰機構
の作動ピンの回動跡軌内に位置するように形成し、ハン
ドル軸の回動で復帰機構の作動ピンが作動部を押送して
クラッチプレートを釣糸捲取り位置に復帰するようにし
た魚釣用両軸受型リールにおいて、ハンドル軸に嵌着さ
れた作動板に突設した作動ピンをハンドル軸に固着され
たラチェットギャの円弧状長孔に嵌合し、前記ラチェッ
トギャと作動板との間にクラッチプレートの作動部を出
入自在に形成すると共にラチェットギャと作動板との間
におけるハンドル軸部には作動ピンをクラッチプレート
の復帰方向に付勢するコイルバネを螺装したことを特徴
とする魚釣用両軸受型リール。 - 【請求項2】 クラッチプレートをスプール軸に向け往
復摺動するように形成し、該クラッチプレートの一端先
端部に作動部を外側に屈曲して平行に延設形成した請求
項1記載の魚釣用両軸受型リール。 - 【請求項3】 クラッチプレートをスプール軸を中心に
往復回動するように形成し、該クラッチプレートの先端
周縁部にバネで付勢され屈曲部を軸支した屈曲状作動部
の一端係合片を係合せしめた請求項1記載の魚釣用両軸
受型リール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994016551U JP3012567U (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 魚釣用両軸受型リール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994016551U JP3012567U (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 魚釣用両軸受型リール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3012567U true JP3012567U (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=43148260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994016551U Expired - Lifetime JP3012567U (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 魚釣用両軸受型リール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3012567U (ja) |
-
1994
- 1994-12-16 JP JP1994016551U patent/JP3012567U/ja not_active Expired - Lifetime
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