JP3012420U - 電子遊技機能付きプリペイドカード読出書込装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 残高データを多目的に利用することが可能な
電子遊技機能付きプリペイドカード読出書込装置を提供
する。 【構成】 プリペイドカードＰから残高データを読出す
読出機構５ならびに更新残高データをプリペイドカード
Ｐに書込む書込機構６と、トリガ／ショットスイッチ１
３と、メモリ３と、メモリ３に格納された手順に基づい
て動作するマイクロコンピュータ２を内蔵し、残高とト
リガ／ショットスイッチ１３からのトリガあるいはショ
ット入力に基づいて電子ルーレットを実行する電子遊技
手段１２を、手順としてメモリ３内に備えて構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、電子遊技機能付きプリペイドカード読出書込装置に関し、特にカー ド表面に残高データがマークで表示されたプリペイドカードを読み書きする電子 遊技機能付きプリペイドカード読出書込装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

最近、プリペイドカードとして磁気カードが普及している。これは大量のデー タを記録し、且つそのデータの機密を保持するといる点で一応の特徴を有してい る。しかし、磁気カードは通常、樹脂上に貼付した磁気ストライブにデータを書 き込み、さらに磁気式に読みだすものであるから、磁気書込機によるデータ改竄 や不正が極めて容易であり、よって諸々の問題を惹起している。

【０００３】 このため、主としてデータ改竄や不正防止の目的で、紙製あるいはプラスチッ ク製カード表面に、残高を２進化データとして濃色マークで印刷表示し、残高更 新の度に表示を更新する構成のプリペイドカードが使用されるに至っている。こ のようなプリペイドカードは、取引の度に一連の濃色マークからなる残高表示を 、古い残高表示に並べて追記印字するものである。

【０００４】 このようなプリペイドカードを読み書きするプリペイドカード読出書込装置と しては、挿入されたプリペイドカードの表面に印字された一連の濃色マークを光 学的に読み取る読出機構と、読み取った信号から、該プリペイドカードの現在の 残高を検出し、この残高から取引額を精算したのちの更新残高を演算する制御手 段と、この更新残高を一連の濃色マークとしてプリペイドカード表面の旧残高に 並べて追記印字するプリンタ等の書込機構とから構成されている。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、前記のような従来の構成のプリペイドカード読出書込装置では 、残高データを多目的に利用するための機能が備えられていなかった。例えばプ リペイドカードの残高データに基づいてサービスの電子ルーレットや電子福引を 行なうといった機能がなかった。このため、効果的な営業業務に支障をきたすと いう欠点があった。

【０００６】 本考案は、このような従来技術の有する問題を解決するため為されたもので、 その目的は残高データを多目的に利用することが可能な電子遊技機能付きプリペ イドカード読出書込装置を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案の電子遊技機能付きプリペイドカード読出書込装置は、プリペイドカー ドから残高データを読出す読出機構ならびに更新残高データをプリペイドカード に書込む書込機構と、メモリを備え、該メモリに格納された手順に基づいて動作 するマイクロコンピュータを内蔵し、かつ前記メモリに装置各部の動作を制御す る制御手段を格納し、前記マイクロコンピュータが少なくとも前記制御手段を実 行するプリペイドカード読出書込装置において、トリガ／ショットスイッチを備 え、前記残高と前記トリガ／ショットスイッチからのトリガあるいはショット入 力に基づいて電子ルーレットを実行する電子遊技手段を、手順として前記メモリ 内に備えて構成したことを特徴とする。

【０００８】

【作用】

前記のように構成された本考案の電子遊技機能付きプリペイドカード読出書込 装置では、読出された残高と、トリガ／ショットスイッチからのトリガあるいは ショット入力に基づいて、電子遊技手段が電子ルーレットを実行する。これによ って、残高データを多目的に利用することが可能になる。

【０００９】

【実施例】

図１は、本考案の電子遊技機能付きプリペイドカード読出書込装置の一実施例 のブロック構成図である。 図２は、図１の電子遊技機能付きプリペイドカード読出書込装置に装荷される プリペイドカードの平面図である。 図１で、本考案の電子遊技機能付きプリペイドカード読出書込装置１は、装置 全体を制御するマイクロコンピュータ２と、挿入されたプリペイドカードＰの表 面に印字された一連の濃色マークを読み取る読出機構５と、更新残高を一連の濃 色マークとしてプリペイドカードＰ表面の旧残高に並べて追記印字する書込機構 ６と、マイクロコンピュータ２によってアクセスされ、マイクロコンピュータ２ の動作プログラムやデータを格納記憶するメモリ３と、電源線Ｓに接続されて装 置各部に電源供給する電源回路９を備える。また処理の終了したプリペイドカー ドＰを排出するためカード排出口８を備える。さらにプリペイドカード読出書込 装置１には、外部から操作されるトリガ／ショットスイッチ１３と、画像表示の ためのモニタ１４がそれぞれ接続されている。

【００１０】 メモリ３内には、マイクロコンピュータ２によって実行される電子遊技手段１ ２が格納されている。電子遊技手段１２は、プリペイドカードから読出された残 高と、トリガ／ショットスイッチ１３からのトリガあるいはショット入力に基づ いて、電子ルーレットを実行する。 さらに、メモリ３内には、マイクロコンピュータ２によって実行される制御手 段４が格納されている。制御手段４は、読出機構５が読み取った信号から、挿入 されているプリペイドカードＰの現在の残高を読み取り、この残高から取引額を 減算して精算し、更新残高を演算する処理手順をはじめ、装置各部の動作の制御 手順を備えている。

【００１１】 前記の電子遊技機能付きプリペイドカード読出書込装置１に装荷されるプリペ イドカードＰは、図２に示すように、紙製あるいはプラスチック製カード表面に 、残高を２進化データとして濃色マークＤで印字表示したもので、残高更新の度 に残高が追記印字表示される構成となっている。 よって読出機構５は、カード表面に光を送り、濃色マークＤからの反射光ある いは透過光の強度に基づいて読み取る光学的構成が望ましい。 また、書込機構６は、インクジェット式のプリンタ等の印字機構で構成するの が望ましい。

【００１２】 つぎに前記の電子遊技機能付きプリペイドカード読出書込装置１の動作を説明 する。利用客によってトリガ／ショットスイッチ１３が一度押されると、電子遊 技手段１２がトリガされて、モニタ１４の画面内で電子ルーレットが駆動される 。トリガ／ショットスイッチ１３が再度押されると、読出された残高に対応させ たタイミングでショットがなされ、ルーレットが停止する。

【００１３】

【考案の効果】

以上の説明のように、本考案の電子遊技機能付きプリペイドカード読出書込装 置は、読出された残高と、トリガ／ショットスイッチからのトリガならびにショ ット入力に基づいて、電子ルーレットを実行する電子遊技手段を備えて構成した ので、これによって残高データを多目的に利用することが可能になり、しかも効 果的な営業業務を実現することが可能となる。よってその産業上効果大なるもの がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の電子遊技機能付きプリペイドカード読
出書込装置の一実施例のブロック構成図である。

【図２】図１の電子遊技機能付きプリペイドカード読出
書込装置に装荷されるプリペイドカードの平面図であ
る。

【符号の説明】

１ 電子遊技機能付きプリペイドカード読出書込装置 ２ マイクロコンピュータ ３ メモリ ４ 制御手段 ５ 読出機構 ６ 書込機構 ８ カード排出口 ９ 電源回路 １０ 入力機器 １２ 電子遊技手段 １３ トリガ／ショットスイッチ １４ モニタ Ｐ プリペイドカード Ｄ 濃色マーク Ｓ 電源線

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 プリペイドカードから残高データを読出
   す読出機構ならびに更新残高データをプリペイドカード
   に書込む書込機構と、メモリを備え、該メモリに格納さ
   れた手順に基づいて動作するマイクロコンピュータを内
   蔵し、かつ前記メモリに装置各部の動作を制御する制御
   手段を格納し、前記マイクロコンピュータが少なくとも
   前記制御手段を実行するプリペイドカード読出書込装置
   において、トリガ／ショットスイッチを備え、前記残高
   と前記トリガ／ショットスイッチからのトリガあるいは
   ショット入力に基づいて電子ルーレットを実行する電子
   遊技手段を、手順として前記メモリ内に備えて構成した
   ことを特徴とする電子遊技機能付きプリペイドカード読
   出書込装置。