JP3012364B2 - 直読式線量計 - Google Patents

直読式線量計

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JP3012364B2 JP3165849A JP16584991A JP3012364B2 JP 3012364 B2 JP3012364 B2 JP 3012364B2 JP 3165849 A JP3165849 A JP 3165849A JP 16584991 A JP16584991 A JP 16584991A JP 3012364 B2 JP3012364 B2 JP 3012364B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電離放射線を検出し、
その量を測定するための金属酸化物半導体電界効果トラ
ンジスタ(MOSFET)を用いる線量計に関する。そ
のような線量計は、有害な放射線に潜在的に曝される作
業者、軍事的作業者、及び放射線療法の区域にいる作業
者を保護するための個人用線量計として用いられ得る。
【0002】
【従来の技術】放射線検出のためのMOSFETの理論
及び原理は周知である。MOSFET(絶縁ゲート電界
効果トランジスタ(IGFET)と呼ばれこともある)
の閾値電圧は放射線の照射に伴って変化するので、線量
計の設計において有用な基礎単位を提供する。
【0003】1984年11月20日付けでイアントム
ソン(Ian Thomson)を発明者として米国特
許第4,484,076号が発行されている。この特許
は、閾値がある特定期間で蓄積された線量を示す金属酸
化物半導体装置を開示している。線量を求めるために微
分器も用いられている。カナダ特許第1,204,88
5号が同じ発明者に対して1986年5月20日に発行
されている。この特許は、2個のMOSFETを用いて
トランジスタの閾値の差を測定する、さらに改良された
線量計を記載している。この値は、この装置が照射され
た放射線の蓄積された線量の総計を示す。この特許は、
微分法が2個のトランジスタに共通の安定性に関する有
害な効果を減少させる点で当該技術分野における大きな
進歩を示した。
【0004】本発明者及びM.H.リース(M.H.R
eece)は、Health Physics Soc
iety1988の会報に載せられた「SEMICON
DUCTOR MOSFET DOSIMETRY」と
いう論文に於いて、MOSFET線量計の構造及び動作
を示している。この論文は、様々な種類の放射への反応
に関する実験結果を記載し、そのような装置の適用を論
じている。この論文は本願のための有用な背景情報を提
供するものである。
【0005】1986年5月20日付けのイアントムソ
ンを発明者とするカナダ特許第1,204,885号
は、中性子及びガンマ放射線を測定するための直読式固
体線量計を開示している。二重金属酸化物半導体電界効
果トランジスタ(MOSFET)がガンマセンサとして
使用され、順バイアスPINダイオードが中性子センサ
として使用されている。ガンマおよび中性子放射線線量
を表示するために液晶表示装置が設けられている。ドレ
インが相互接続されている絶縁ゲート電界効果トランジ
スタによって回路の基本動作は行われる。第2のトラン
ジスタのゲート及びドレインは相互接続されているが、
第1のトランジスタのゲート、ドレイン及びソースの間
には電池又は何か他の装置によってバイアス電位が与え
られている。
【0006】線量計分野に於ける他の特許は、1988
年7月12日付けのイースト(East)の米国特許第
4,757,202号である。この特許はガンマセンサ
である二重MOSFET及び中性子センサである順バイ
アスPINダイオードを備えている線量計を開示してい
る。蓄積線量を表示するために液晶表示装置が使用され
ている。
【0007】電離放射線線量を高い精度で測定すること
が要求される多くの場合がある。従って、これらの測定
を行うために用いられる放射線線量計は、特に周囲温度
に大きな変化がある場合には、高精度で安定したもので
なくてはならない。このような一例は、偶発的な放射能
環境の中又はその近くで作業を行わなくてはならない消
防士及び警察官をモニタするための個人用線量計の使用
である。それらの線量計はおよそ0.010cGy(ラ
ド)の感度を有するべきである。偶発的な状況に於いて
は、放射能環境の作業者は一人につき1cGyの線量ま
で許可されている。連邦規則の決定では、一年にわたっ
て認められる人体の最大線量は5cGyであるので、あ
る期間にわたる蓄積線量の測定もまた重要である。
【0008】他の例は、放射線治療の区域内である。そ
こでは線量計は、放射線治療装置のビームのプロフィー
ルを調整するため、及び放射線を照射される患者をモニ
タするために用いられる。従って、これらの装置は5%
以内に安定していなくてはならない。典型的には、線量
範囲は数cGyから数千cGyである。
【0009】第3の使用例は、軍隊での個人用線量計で
ある。この線量計は1cGyから2000cGyの範囲
を有しており、再ゼロ調整可能であることが必要であ
る。摂氏−20度から+50度まで典型的に変化する温
度範囲の操作に対しても安定すべきである。
【0010】放射線線量測定の技術では、一般に公知の
絶縁ゲート電界効果トランジスタ(IGFET)又はM
OSFETを放射線センサとして用いている。放射線は
IGFETの閾値電圧の変化を引き起こす。この閾値電
圧に於ける変化が測定され、受けた放射線線量を表す。
【0011】その基本形式において、この型の従来の線
量計は同一基板を共有し、それぞれゲート、ソース及び
ドレインを有する2個のシリコン絶縁ゲート電界効果ト
ランジスタから構成される。トランジスタの閾値電圧の
差が測定され、記憶される。第1のトランジスタのゲー
トは、そのソース、ドレイン及び基板に対して正方向に
バイアスされている。第2のトランジスタのゲートはそ
のソース、ドレイン及び基板に対してわずかに低下され
たバイアスに保持されている。装置は、このようにする
と電離放射線に対して感度がよく、照射されると反応す
る。トランジスタの閾値電圧の差が再び測定され、記憶
される。閾値電圧の差は放射線線量の測定値を示す。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、IGF
ETは、個人用及び/又は放射線治療における線量計と
しての使用を制限する多くの問題を呈示する。Pチャネ
ルIGFETをオンすると、小さな閾値電圧変動が起こ
る。放射されていない装置においては、典型的には、閾
値変動は最大で30mVと測定されている。この現象
は、IGFETのシリコン/二酸化シリコン接合面に位
置する遅い表面準位(slow surface st
ates)に付随する。この効果は高度に照射を受けた
装置において特に著しく、およそ500mVであり得る
(500cGy又はそれ以上に対応する)。
【0013】これらの遅い表面準位は両方のIGFET
に同様に効果をもたらすが、閾値電圧の差の変動はそれ
でも存在する。この変動は、二重装置の放射履歴に応じ
て、低くて10mV(10cGyに相当)、高くて12
2mV(122cGy)であり得る。これでは、低線量
の個人用線量計、高精度を必要とする医療器具又は研究
室用線量計としては許容できないほど安定性が低い。
【0014】従来技術に関する第2の問題は、温度と共
に2個の電流源をトラッキングする困難さである。閾値
を測定される2個のIGFETのうちいずれか1個にソ
ースからドレインへの一定の電流を与えるために、従来
の線量計では別個の電流源が用いられている。ソースか
らドレインへの電流におけるおよそ1%の変化は、閾値
電圧においては20ミリボルトの変動となる。
【0015】従来技術に関する第3の問題は、回路は連
続読み取りができないことである。非常時用、軍用、及
び医療用線量計は、必要であれば警報を組み込む選択を
使用者に与える連続読み取り式であるべきである。その
ような線量計もまた再ゼロ調整能力を有するべきであ
る。
【0016】本発明の目的は、電離放射線を測定するた
めの線量計、特に、本質的に改善された精度を有し、前
述の従来の線量計の問題を克服する線量計を提供するこ
とである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の放射線線量計
は、同一のシリコン基板に集積されており、ぞれぞれが
バイアスモード及びテストモードにおいて動作すること
ができる一対の絶縁ゲート電界効果トランジスタ、該バ
イアスモード期間に、該トランジスタの一方が該トラン
ジスタの他方よりも電離放射線に対してより感度が良く
なるように各々の該トランジスタをバイアスする手段、
該テストモード期間に、放射線線量を示す該トランジス
タの閾値電圧の差を決定する手段、及び該トランジスタ
を該バイアスモードと該テストモードとに連続的に切り
換える手段、を備えており、該テストモード中の該トラ
ンジスタの動作時間は該バイアスモード中の該トランジ
スタの動作時間に比べて短い。
【0018】本発明の他の実施態様において、放射線線
量計は、同一のシリコン基板に集積されており、それぞ
れがゲート、ソース及びドレインを有している一対の絶
縁ゲート電界効果トランジスタ、該トランジスタが放射
線照射されている間、該トランジスタの一方が該トラン
ジスタの他方よりも電離放射線に対してより感度が良く
なるように該トランジスタを差をつけてバイアスする手
段、放射線線量を示す該トランジスタの閾値電圧の差を
決定する手段であって、1個の電流源手段、及びテスト
中の温度安定性を与えるために該トランジスタ間で電流
源を切り換える電流源切り換え手段を備えている手段、
を備えている。
【0019】本発明の他の実施態様において、放射線線
量計は、同一のシリコン基板に集積されており、それぞ
れがゲート、ソース及びドレインを有しており、バイア
スモード及びテストモードにおいて動作することができ
る一対の絶縁ゲート電界効果トランジスタ、該バイアス
モード期間に、該トランジスタの一方が該トランジスタ
の他方よりも電離放射線に対してより感度が良くなるよ
うに該トランジスタをバイアスする手段、該テストモー
ド期間に、放射線線量を示す閾値電圧の差を決定する手
段、および該トランジスタを該バイアスモードと該テス
トモードとに所定周波数で切り換え、該テストモード期
間が該バイアスモード期間よりも短いように該トランジ
スタを該モードのそれぞれに所定時間維持する手段、を
備えており、該決定手段は、ソース−ドレイン電流を両
方の該トランジスタに与える1個の電流源と、該テスト
モード中の温度不安定性を最小とするために同一の電流
源を用いて両方の該トランジスタがテストされるよう
に、該トランジスタのテストされている一方に該1個の
電流源を接続する電流源切り換え手段と、を備えてい
る。
【0020】好ましい実施態様において、前記放射線線
量計は、放射線線量を示す該トランジスタの閾値電圧の
差を連続的に測定し表示するためのデジタル電圧計手段
を備えていてもよい。
【0021】本発明の放射線センサは、二重絶縁ゲート
電界効果トランジスタ部品チップ、該チップを覆うエポ
キシ樹脂の層、及び該二重トランジスタを外部回路に電
気的に接続する手段、を備えている。
【0022】本発明の放射線照射線量を連続的に決定す
る方法は、a)二重絶縁ゲート電界効果トランジスタの
放射線線量計において、該線量計が放射線に曝されてい
る所定のバイアス期間中に、該トランジスタの一方が該
トランジスタの他方よりも電離放射線に対してより感度
が良くなるように、該トランジスタの一方を他方に対し
てバイアスするステップ、b)該トランジスタの一方の
閾値電圧をサンプルしホールドするために、該トランジ
スタを所定の期間テストモードに切り換えるステップ、
c)該バイアス期間のために該バイアスモードに切り換
えて戻すステップ、d)該トランジスタの他方の閾値電
圧をサンプルしホールドするように、該テスト期間のた
めに該テストモードへ切り換えて戻すステップ、e)該
放射線線量を示す該トランジスタの該閾値電圧の差を決
定し、表示するステップ、及びf)ステップa)から
e)を連続して繰り返すステップ、を包含する。
【0023】本発明の温度依存性を最小にするように二
重絶縁ゲート電界効果トランジスタの放射線線量計にお
いて電圧差を測定する方法は、a)一定のソース−ドレ
イン電流を与えるために一方のトランジスタを定電流源
に接続するステップ、b)該トランジスタの閾値電圧を
測定するステップ、c)一定のソース−ドレイン電流を
与えるために他方のトランジスタを該定電流源に接続す
るステップ、d)該他方のトランジスタの閾値電圧を測
定するステップ、及びe)ステップa)からd)を連続
して繰り返すステップ、を包含する。
【0024】本発明の蓄積放射線の連続直読を行う方法
は、a)トランジスタを一方が他方よりも電離放射線に
対してより感度が良くなるように差をつけてバイアスす
る第1の所定期間のバイアスモードにおいて二重絶縁ゲ
ート電界効果トランジスタの放射線線量計を動作させる
ステップ、b)該第1の期間のフラクションである第2
の所定期間のテストモードにおいて該二重絶縁ゲート電
界効果トランジスタの放射線線量計を動作させるステッ
プであって、i.該トランジスタの一方をオンし、該ト
ランジスタの他方をオフするステップ、ii.一定のソ
ース−ドレイン電流を与えるために該一方のトランジス
タを一個の定電流源に接続するステップ、及びiii.
該一方のトランジスタの閾値電圧をサンプルするステッ
プ、を包含するステップ、c)ステップa)によって、
該第1の所定期間、該バイアスモードに該トランジスタ
を切り換えるステップ、d)該第2の所定期間、テスト
モードで該二重絶縁ゲート電界効果トランジスタの放射
線線量計を動作させるステップであって、i.該トラン
ジスタの他方をオンし、該トランジスタの一方をオフす
るステップ、ii.一定のソース−ドレイン電流を与え
るために該トランジスタの他方に一個の定電流源を接続
するステップ、及びiii.該トランジスタの他方の閾
値電圧をサンプルするステップ、を包含するステップ、
並びにe)該一方のトランジスタのサンプルされた閾値
電圧と該トランジスタの他方のサンプルされた閾値電圧
との差を決定し、該差を表す信号を視覚表示装置に送っ
て蓄積放射線線量の表示を行うステップ、を包含する。
【0025】本発明のさらに他の実施態様に於いて、放
射線線量計は、一個のシリコン基板に集積されており、
それぞれがゲート、ソースおよびドレインを有する第1
及び第2の絶縁ゲート電界効果トランジスタ、該トラン
ジスタの一方のバイアス電圧が該トランジスタの他方の
バイアス電圧よりも大きいように、各々のゲートに正の
バイアス電圧をかけることによって両方のトランジスタ
をオフするバイアス回路、該トランジスタのいずれか一
方をオフし他方をオンし、定電流源に接続し、一定のソ
ース−ドレイン電流及びオンされたトランジスタの閾値
電圧をサンプル及びホールドするためのサンプルホール
ド回路構成とするテスト回路、該トランジスタが放射線
に曝される所定のバイアス期間に該トランジスタをバイ
アス回路に接続し、その後該トランジスタの一方の閾値
電圧をサンプルする所定のテスト期間に該トランジスタ
をテスト回路に接続する切り換え回路、テスト回路構成
の時間がバイアス回路構成の時間よりもかなり短い所定
の期間に、バイアス回路構成とテスト回路構成とを交互
に変換するタイミング回路、および蓄積放射線線量を示
す閾値電圧の差を測定し連続的に表示するデジタル電圧
計手段、を備えている。
【0026】本発明の放射線照射線量を連続して決定す
る方法は、a)二重絶縁ゲート電界効果トランジスタ放
射線線量計の一方のトランジスタが該トランジスタの他
方よりも電離放射線に対してより感度が良くなるよう
に、該線量計が放射線に曝されている所定のバイアス期
間に該他方のトランジスタに対して該一方のトランジス
タをバイアスするステップ、b)該トランジスタの閾値
電圧をサンプルしホールドするために所定の期間該トラ
ンジスタをテストモードに切り換えるステップ、c)該
トランジスタの該閾値電圧の差を決定するステップ、
d)該放射線線量を示す閾値電圧の差を表示するステッ
プ、及びe)ステップa)からd)を連続して繰り返す
ステップ、を包含する。
【0027】好ましい実施態様の前記放射線線量計にお
いて、前記トランジスタの閾値電圧の差を決定する手段
は、一個の定電流源、及びテスト中の温度安定性のため
に該トランジスタ間で電流源を切り換える定電流源切り
換え手段を備えていてもよい。
【0028】好ましい実施態様の前記放射線線量計にお
いて、前記トランジスタを連続して切り換える手段及び
前記定電流源切り換え手段はCMOSスイッチング素子
とすることができる。
【0029】好ましい実施態様の前記放射線線量計にお
いて、前記トランジスタの閾値電圧の差を決定する手段
はサンプルホールド手段をさらに備えていてもよい。
【0030】好ましい実施態様の前記放射線線量計にお
いて、前記トランジスタの閾値電圧の差を決定する手段
はサンプルホールド手段をさらに備えていてもよい。
【0031】好ましい実施態様の前記放射線線量計にお
いて、前記トランジスタを連続して切り換える手段及び
前記定電流源切り換え手段はCMOSスイッチング素子
を備えていてもよい。
【0032】好ましい実施態様の前記放射線線量計にお
いて、前記絶縁ゲート電界効果トランジスタはnドープ
シリコン基板上のMOSPチャネル素子とすることがで
きる。
【0033】好ましい実施態様の前記放射線線量計にお
いて、前記バイアス手段をそれぞれ6ボルト及び3ボル
トの正電圧を前記トランジスタのゲートにかける電源と
して、より大きい正電圧でバイアスされたトランジスタ
を放射線に対してより感度を良くすることもできる。
【0034】好ましい実施態様において、前記放射線セ
ンサは、二重絶縁ゲート電界効果トランジスタ部品チッ
プ、該チップを覆うエポキシ樹脂の層、該エポキシ樹脂
により覆われた絶縁ゲート電界効果トランジスタ部品チ
ップを挟む第1及び第2のスズの薄いシート、並びに前
記二重トランジスタを外部回路に電気的に接続する手段
を備えていてもよい。
【0035】好ましい実施態様において、前記放射線線
量計は、閾値電圧の差をゼロにリセットする手段をさら
に備えていることもできる。
【0036】好ましい実施態様において、前記放射線線
量計は、放射線線量を示す閾値電圧の差を連続して表示
する手段をさらに備えていることもできる。
【0037】好ましい実施態様において、前記放射線線
量計は、放射線線量が所定のレベルを越えると警報を発
するアラーム手段をさらに備えていることもできる。
【0038】好ましい実施態様の前記放射線線量計にお
いて、テスト期間は約3msであり、テスト期間はバイ
アス期間及びテスト期間を合わせたうちの約2%とする
ことができる。
【0039】好ましい実施態様において、前記放射線セ
ンサは、前記エポキシ樹脂により覆われた絶縁ゲート電
界効果トランジスタ部品チップを挟む第1及び第2のス
ズの薄いシートを備えていてもよい。
【0040】好ましい実施態様において、前記放射能セ
ンサにおける前記スズの薄いシートはそれぞれ厚さ0.
5mmとすることができる。
【0041】好ましい実施態様の前記放射線センサにお
いて、前記トランジスタはセラミック製パッケージに接
着され、該パッケージはコバールリッドによって覆われ
ていてもよい。
【0042】請求の範囲に記載されている本発明は放射
線線量計であって、同一のシリコン基板に集積されてお
り、ぞれぞれがバイアスモード及びテストモードにおい
て動作することができる一対の絶縁ゲート電界効果トラ
ンジスタと、該テストモード又はバイアスモード期間
に、該トランジスタの一方が該トランジスタの他方より
も電離放射線に対してより感度が良くなるように各々の
該トランジスタをバイアスする手段と、該テストモード
期間に、放射線線量を示す該トランジスタの閾値電圧の
差を測定する手段と、該トランジスタを該バイアスモー
ドと該テストモードとに連続的に切り換える手段と、を
備えている。該テストモード中の該トランジスタの動作
時間は該バイアスモード中の該トランジスタの動作時間
に比べて短い。
【0043】本発明は、従来技術の連続直読能力及び安
定性の問題を解決するものである。本明細書に説明され
ている二重IGFETはテスト回路又はバイアス回路に
接続され、テストモード又はバイアスモードで動作す
る。テストモードではトランジスタの閾値電圧差が測定
され、バイアスモードでは、一方が他方よりも放射線に
対して感度が良くなるようにトランジスタは所定のバイ
アスでバイアスされる。バイアスモードにおいては、第
1及び第2のトランジスタにはそれぞれ高バイアス及び
低バイアスが与えられ、それらをオフし、トランジスタ
に電離放射線を照射する。バイアスモードの後、IGF
ETはテストモードに切り換えられ、両方のIGFET
の閾値電圧が測定され、2個のサンプルホールドコンデ
ンサにそれぞれ格納される。1個のサンプルホールドコ
ンデンサは第1のIGFETの閾値電圧を格納し、第2
のサンプルホールドコンデンサは第2のIGFETの閾
値電圧を格納する。好ましい実施態様において、1回の
テスト期間には1個のトランジスタの閾値電圧が測定さ
れ、サンプルされる。バイアスモード期間はバイアス期
間及びテスト期間を合わせたうちの98%である。テス
ト期間に含まれる動作時間は、テスト/バイアスの全周
期の残りのおよそ2%である。従って、2%の時間で
は、IGFETは電離放射線には全く反応しない。閾値
電圧の差をモニタするために、サンプルホールド回路の
2個のサンプルホールドコンデンサ間にデジタル電圧計
が接続されている。IGFETによって受け取られた蓄
積線量は、照射前後のデジタル電圧計読み取り値におけ
る差に比例する。各放射線測定の前に線量計を再ゼロ設
定できるように抵抗ネットワークが回路に組み込まれて
いてもよい。
【0044】連続テストによって、表示装置は現在の線
量を視覚的に及び連続的に示すことができる。線量計が
読み取り可能となる前に、従来の装置ではセンサがテス
ト回路に機械的に配置されるか、切り替えられる必要が
あった。前述のイーストの特許に開示されている他の従
来技術では、装置の読み取り時毎にボタンを手で操作す
る必要があった。
【0045】このテスト/バイアス構成及び動作モード
に対する他の本質的な利点は、IGFETをオンする時
及びその後オフする時の閾値電圧の変動が最小となるこ
とである。装置がオンされた後約10ミリ秒で遅い表面
準位は満たされ始め、数百秒後に飽和する。本発明の連
続直読式線量計中のIGFETは、好ましい実施態様の
1つにおいてテストモードは3ミリ秒だけである。この
ため、遅い表面準位は満たされる十分な時間がないの
で、装置の閾値変動を最小にすることができるのであ
る。
【0046】他の実施態様における、他の利点は、一個
の電流源で両方のIGFETに、ソースからドレインへ
の電流を与えることである。これは、各装置が温度に関
係なくソースからドレインへ同じ電流を有し、温度によ
る電流変動が両方のトランジスタによって等しく起こる
ことを保証する。
【0047】2個のトランジスタ間の閾値の差又は初期
オフセットが存続することが分かる。これを克服するた
めに、バイアスモードにおいて、可変抵抗が、より低い
バイアスのトランジスタのドレイン回路と直列に接続さ
れて、トランジスタ間の測定された閾値電圧の差を正確
にゼロに設定することができる。上記のように、この再
ゼロ設定能力は装置を較正する場合に有用であり、軍用
の個人線量計に必要である。
【0048】本発明のさらに他の実施態様は、第1及び
第2の二重IGFETのゲートをバイアスするための2
個のボタン電池を用いて構成された受動線量計である。
装置は小型化されて、携帯可能なロケット又はバッジ形
とすることができる。さらに、装置は連続直読式線量計
回路にプラグで接続することによって読み取りが可能と
なるので、受動線量計の蓄積線量は読み取られることが
できる。測定された閾値電圧の差は直読式デジタル電圧
計に表示される。
【0049】
【実施例】図1は一対のIGFETを用いて照射のため
に構成された従来の回路の基本的な実施態様を示してい
る。2個のIGFET1及び2は、点Sで相互接続され
た各々のソース及び相互接続された各々のドレインD1
及びD2を有している。バイアス電位を与える電池又は
何か他の装置は、一方をIGFET1のゲートに接続さ
れ、他方をIGFET2のドレイン、ソース及びゲート
に接続されている。IGFET2のゲートはドレインD
2に接続されている。両方のIGFETは同じ型であ
り、同一の温度変化特性、同一の基板抵抗率、及び照射
以前の同一の遅い表面準位を有するように同一のダイか
ら製造されている。両方のIGFETは同一の電離放射
線を照射される。バイアスされたIGFET1のゲート
にはバイアスされないIGFET2のゲートよりも多く
の電荷が蓄積されて、閾値を変動することが分かってい
る。
【0050】図2は、線量が読み取れるように構成され
た回路における、図1と同一のIGFET1及び2を示
している。IGFETのソース同士は互いに接続されて
いるが、ドレイン同士は接続されていない。IGFET
1のゲートはそのドレインD1に接続され、IGFET
2のゲートはそのドレインD2に接続されている。DC
電流源I1はドレインD1に接続され、他のDC電流源
2はドレインD2に接続されている。両方の電流源か
らの電流は、共通のソース接続点Sを通過するので、電
流I1はIGFET1を通過し、電流I2はIGFET2
を通過する。両方の電流は同一の値であるべきである。
【0051】電圧ΔVTはドレインD1及びD2間で測
定される。これが、トランジスタの閾値電圧の差であ
る。照射以前の閾値電圧の差と照射後の閾値電圧の差と
の間の相違は受けた線量に正比例する。
【0052】前述したように、従来の線量計は直読能力
を有しているが、連続読み出し能力に欠けており、本質
的に安定性の問題を有している。温度及び他の変化によ
る2個の電流源のトラッキングの困難性もあることが分
かるであろう。
【0053】図3には、テストモードにおける本発明の
基本的な実施態様が示されている。同様の二重IGFE
T構造が用いられていることが分かる。2個のIGFE
T1及び2は点Sで相互接続された各々のソースを有し
ている。電位差計3はIGFET2のソースドレイン回
路に接続されている。各IGFETの基板は共通ソース
接続点Sに接続され、抵抗を介してグランドにも接続さ
れている。電流源ISはスイッチSW1によって共通ソー
ス接続点Sに接続されている。スイッチSW1が閉じら
れると、電流源ISは基板と接続され、基板をソース電
位VSに保つ。第1のサンプルホールドコンデンサSH
1は第1のスイッチSW2によって電流源ISに接続され
得る。第2のサンプルホールドコンデンサSH2は第2
のスイッチSW3を介して電流源ISに接続されている。
IGFET1のゲートG1はスイッチSG1を介して正
電位の電源に接続されているので装置をオフする。IG
FET2のゲートG2はスイッチSG2を介してそのド
レインD2に接続されているので装置をオンする。IG
FET1のゲートG1が基板に対してハイに保たれてい
るのでIGFET1に電流は流れない。IGFET2の
ゲートG2が基板に対してローに保たれているのでIG
FET2に電流が流れる。ソース及びドレインD2間の
電圧はサンプルホールドコンデンサSH2に格納され、
それがIGFET2の閾値電圧VT2の測定値となる。
IGFET2はその後、そのゲートG2をスイッチSG
2を介して正の電源Vddに接続することによって遮断さ
れる。IGFET1はそのゲートG1をスイッチSG1
を介してそのドレインD1に接続することによってオン
される。ソース及びドレイン間の電圧は第1のサンプル
ホールドコンデンサSH1に格納され、それがIGFE
T1の閾値電圧VT1である。電位差計3によって、第
2のトランジスタの閾値電圧の測定値を第1のトランジ
スタの閾値電圧の測定値と等しくすることができるの
で、線量計に再ゼロ設定能力をもたせることができる。
【0054】VT2をVT1から減算することによっ
て、トランジスタの閾値電圧の差が求められる。この差
は受けた線量を表す。
【0055】両方のIGFETは同一のPチャネル型で
あることが好ましく、同一の温度変化特性、同一の基板
抵抗率及び照射以前の同一の遅い表面準位を有するよう
に同一のダイから予め製造されている。好ましくは、各
々のIGFETのゲート酸化物は、ほぼ0.5ミクロン
以上に厚くすべきである。つまり厚い酸化物IGFET
とすべきである。
【0056】図4では、図3の回路のバイアスモードが
示されている。この構成において、IGFET1及びI
GFET2は電離放射線を受ける。このようにするため
に、電流源ISはスイッチSW1を開くことによって共通
ソース接続点Sから分断される。IGFET1及びIG
FET2のゲートは各々6V及び3Vのバイアス電位に
接続されている。基板に対するバイアス電圧の電位は電
離放射線に対する装置の感度に影響を及ぼす。IGFE
T1及びIGFET2のバイアス電位に対応する所定の
6ボルト対3ボルト構成は、装置にほぼ1mV/cGy
の感度を与えることが分かった。これらのバイアスの比
を大きくすると線量計の感度が増大する。前述のよう
に、より低くバイアスされたIGFETのゲートに比
べ、より高くバイアスされたIGFETのゲートの方に
より多くの電荷が蓄積するので、より高くバイアスされ
たトランジスタの閾値電圧のより大きな変化の原因とな
る。
【0057】電流源IS、サンプルホールドコンデンサ
及びIGFETのゲートを切り換えるスイッチはすべて
CMOS素子である。回路におけるこれらのスイッチの
実行の詳細な説明は後に示される。これらのスイッチは
周波数640ヘルツで動くクロックによって制御され
る。
【0058】図5には、一連のタイミング波形が示され
ている。640ヘルツの一定周波数のクロックパルスは
回路の基本クロック周波数を形成する。図3にその構成
が示されている回路のテスト期間は、テスト/バイアス
波形によって示されている。テスト期間は2周期つまり
3ミリ秒続く。テスト期間の間にIGFET1又はIG
FET2のいずれかの閾値電圧が測定されている。T1
/T2によって示されるタイミング信号はトランジスタ
1又はトランジスタ2がテストされている時を示す。T
1/T2のレベルがハイである時、IGFET1がテス
トされ、T1/T2のレベルがローである時IGFET
2がテストされている。サンプルホールドコンデンサの
タイミングはサンプル/ホールド波形によって示されて
いる。サンプル/ホールドのレベルはテスト期間に入る
と1.5ミリ秒でハイとなり、0.8ミリ秒間ハイであ
る。この時間はサンプルホールドコンデンサが充電する
のに十分である。サンプリング過程の開始時点の1.5
ミリ秒の遅れは閾値電圧が安定するために十分である。
3ミリ秒のテスト期間の後、テスト/バイアス信号は9
7ミリ秒間ローになる。この期間では、回路は上記図4
に示されるバイアスモードの構成である。このバイアス
期間の後、テスト/バイアスのレベルは3ミリ秒間ハイ
になるが、T1/T2のレベルはローであるので、IG
FET2の閾値電圧をテストする。再び、サンプルホー
ルド信号は、第2のサンプルホールドコンデンサを充電
するために、テスト期間に入って1.5ミリ秒でハイに
なり0.8ミリ秒間ハイである。両方のトランジスタの
閾値電圧の完全な測定周期は200ミリ秒である。20
0ミリ秒の期間は、サンプルホールドコンデンサの電圧
が時間に伴って大きく低下することを避けるには十分短
いことが分かった。また、前述のように、遅い表面準位
は装置がオンされてから約10ミリ秒後に満たされ始
め、その後数百秒で飽和するので、200ミリ秒では遅
い表面準位が十分満たされることができないので、装置
の閾値変動を最小限にすることができる。
【0059】図6では、本発明の連続直読式線量計の実
施態様と共に用いる受動線量計が示されている。図より
明らかなように、IGFETの回路構成は図3に示され
たものと同一であるが、IGFETをバイアスする方法
及び閾値を測定する方法は異なっている。2個のボタン
電池53及び54はIGFET1及びIGFET2のゲ
ートに各々バイアスを与える。受動線量計は小型化され
て携帯可能なロケット又はバッジの形とすることができ
る。装置の読み取りを行うために、蓄積線量が読み取り
可能となるように適当な物理的及び電気的接続を提供す
るように特別に構成された連続直読式線量計の回路にプ
ラグを用いて接続される。
【0060】テスト/バイアスモードで動作する連続直
読式線量計の好ましい実施態様において、現在照射され
ている、又は既に照射された放射線線量の連続読み取り
値が表示される。テストが行われて受動線量計の線量が
表示され得るように、受動線量計はこの装置と物理的に
接続され、回路のテスト部に電気的に接続されることが
できる。
【0061】本発明の好ましい実施態様による線量計を
図7及び図8により詳細に示す。回路図は連続直読式線
量計及び1つの実施態様の受動線量計の両方を示してい
る。後者の回路は60で示されている。
【0062】この回路に使用される二重IGFETセン
サは、8ピンデュアルインラインパッケージに構成され
た識別番号TNMOSを有する特注装置である。これら
はPチャネル素子である。定電流源は電流基準半導体U
9(LM134H)及びそれに付随する微調整用回路を
用いることによって実現される。電流は可変抵抗R2に
よっておよそ100マイクロアンペアに設定される。回
路のためのCMOS電源電位は、100マイクロファラ
ッドの平滑コンデンサC8を並列に有する9ボルトの電
池から得られる。IGFET1及びIGFET2に対す
るバイアスは、抵抗R9、R10を備える構成において
各々6ボルト及び3ボルトのバイアスを与える直列に接
続された2個の3ボルト電池によって提供される。回路
のためのクロック周波数はCMOSカウンタU1(40
24)によって得られる。
【0063】RC方形波発生器はNANDゲートU3及
び150kの抵抗R1及び0.01マイクロファラッド
のコンデンサC1の周辺に形成され、640ヘルツのク
ロック周波数を発生している。集積回路U1の出力は一
連のゲートによってデコードされて図5において既に説
明したタイミング信号を発生する。
【0064】IGFET1のゲートは、CMOSスイッ
チを用いて、Vdd電源、6ボルトバイアス及びそのドレ
インに切り換えられて接続される。これらのスイッチは
カッドスイッチのCMOSパッケージ(DG307A)
において利用可能である。同様に、CMOSスイッチの
第2のセットによって、IGFET2のゲートは、3ボ
ルトバイアスの電源とそのドレインとの間を切り換え可
能である。これらのスイッチの接続は直接的なので図7
及び図8において容易に理解することができる。読み取
られた閾値電圧はバッファ増幅器U13によって個別の
CMOSスイッチU6及びU6’を介して一対のサンプ
ルホールド回路へ送られる。これらのスイッチU6及び
U6’の制御は、適当なトランジスタの閾値電圧信号を
サンプルホールド回路SH1又はサンプルホールド回路
SH2のいずれかへの個別に経路付けるようにU1に接
続された論理デコード用回路から得られる。サンプルホ
ールド回路はコンデンサC2に接続された抵抗R6を備
えている。コンデンサC2の他方の端子はグランドされ
ている。抵抗とコンデンサとの間の接続の共通ポイント
はバッファ出力U10の入力に接続されている。U10
の出力はその後、微分回路U11の一部に送られる。第
2のサンプルホールド回路はグランドされているコンデ
ンサC3に接続されている抵抗R7によって形成されて
いる。抵抗とコンデンサの共通の接続ポイントは出力U
10に接続され、U10の出力はU11の負の入力に接
続されている。微分器U11の出力は、アナログ/デジ
タル変換器を備えている3.5桁液晶表示電圧計回路に
入力される。
【0065】上記回路に加えて、自動切り換え回路が利
用可能である。この回路は作動されると、回路からIG
FETセンサ61を分離して、60で示される受動IG
FETセンサの読み取りを可能にする。
【0066】これは、CMOSスイッチU12及びU1
2’によって実現される。図から明らかなように、受動
IGFETセンサはまた、TNMOS二重IGFETチ
ップを備えている。このチップは、チップ用の図示のボ
タン電池B2L及びB1Lによってバイアスされてい
る。受動線量計は、CMOSスイッチU5’によって閾
値電圧を読み取るように回路に自動的に接続される。受
動IGFETセンサ60が接続されていない場合には、
CMOSスイッチU5は抵抗R5を介して制御ラインを
ハイに保つことによって閉じたままにされる。端子コネ
クタ6に接続されているCMOSスイッチU5’は、そ
の制御ラインはU5の制御ラインに対して逆であるの
で、その制御ラインに加えられたハイの電圧によって開
いたままに保たれる。受動IGFETセンサ61が読み
取りのために接続されると、コネクタEはグランドさ
れ、コネクタ4がグランドされる。コネクタ4でのこの
グランドレベルはU5及びU5’の制御ラインをローに
する。従って、スイッチU5が開き、スイッチU5’が
閉じることによって、電流源をコネクタ6を介して受動
線量計に効果的に接続し、電流源を連続読み取り式線量
計センサ61から分断する。連続読み取りの場合と同様
に、受動IGFETの読み取りはその後実行される。他
の接続はF、E、A及び5と記されており、これらの接
続は、受動線量計が読み出される必要のある場合に受動
線量計にグランド及び正の供給信号を与える。
【0067】図9には連続直読式線量計の好ましい実施
態様のハウジングが示されている。箱の寸法は長さ11
cm、高さ3.5cm、幅6.5cmである。液晶表示
装置70が箱の1つの面に設けられている。その隣接す
る面は内蔵されたエッジコネクタ72を有している。エ
ッジコネクタ72は受動線量計の線量を読み取るために
ユニットに受動線量計を接続することを可能にする。こ
れは、潜在的に危険な放射能区域で作業者のグループが
作業をする場合に有用である。グループの一人は、受け
た放射線線量の連続読み取りを行い、ある所定のレベル
に達すると警報を発する好ましい実施態様のポケットサ
イズの連続直読式線量計を所持している。他の作業者は
バッジ型の受動線量計を使用することができる。これら
の各々はポケットサイズのユニットに接続することによ
ってすぐに調べられることが可能である。
【0068】開口部74は、線量計の読み取り値を再び
ゼロに設定するために電位差計R4を囲っている箱を貫
通して設けられている。
【0069】図10は好ましい実施態様の受動線量計の
概略図である。この囲いの大きさは奥行き7cm、幅5
cm、高さ0.5cmである。雄のエッジコネクタ80
が囲いの一端に設けられており、図9に示されている直
読式線量計の雌のコネクタ72にかみ合う。信号線は上
記図7及び図8の説明において述べられた通りである。
【0070】図11にはIGFETセンサの図が概括的
に90で示されている。たいていの市販の部品パッケー
ジは、線量エンハンスメント効果を誘導し線量計のエネ
ルギー性能を低下させる金属又はセラミック材料から作
られている。線量は放射能環境に曝される期間中に材料
によって吸収される単位質量当りのエネルギー量として
規定される。光子は材料中で電子と反応することによっ
てエネルギーを失うので、光子から電子へのエネルギー
の移動が起こる。その後、電子は材料中の他の電子と衝
突することによってその過剰なエネルギーを失うので、
様々なエネルギーを有する多くの二次電子が存在するこ
とになる。
【0071】1Mevより小さいエネルギーを有するX
線は、1Mevのエネルギーを有するガンマ線(コバル
ト60)よりも大きいエンハンスメント効果を生じる。
X線は主に光電効果によって物質と反応する。反応にお
いて、光子は全体として原子に吸収され、原子は電子を
出射する。このプロセスは入射材料の原子数に大きく依
存し、高Z材料に対して最大となる。高Z材料/二酸化
シリコン接合面には、高Z材料の範囲内で発生されたよ
り多くの電子が存在する。電子はSiO2に浸透して、
その中の堆積した線量を高める。光電効果は電子を等方
的に出射するので、いずれの方向に接合面を移動させて
もX線に対する線量分布はほぼ同じである。
【0072】線量エンハンスメント効果は、より高いエ
ネルギーのためにガンマ線(>1MeV)に対してはか
なり小さくなる。ガンマ線は主にコンプトン効果を介し
て物質と反応し、反応において光子は材料中の電子と衝
突する。このプロセスは材料の原子数に主に依存するの
で、ガンマ線はいかなる物質中でもほぼ同数及びほぼ同
スペクトルの電子を生成する。線量計は70keVから
1MeVの正規化された反応を有するべきである。低エ
ネルギーでのあらゆる線量エンハンスメント効果を低減
するために、IGFETセンサは低Z材料に囲まれてい
る。IGFET基板はプリント回路基板材料92上に取
り付けられ、プラスチックタイプの材料94によって覆
われている。
【0073】図12では、図11のIGFETセンサの
A−A線断面図又は側面図が概括的に100で示されて
いる。50keVから1MeVの正規化された反応を得
ることが必要であった。これを達成するために、IGF
ET基板はここでもプリント回路基板92上に取り付け
られプラスチック材料94で覆われる。しかしながら、
全体のデュアルインラインパッケージは0.5mmのス
ズのフィルタ102によって上面及び低面を覆われてい
る。このスズのフィルタはセンサの反応を平坦化して、
高低いずれのエネルギー放射線に対しても等しい感度を
与えることが分かった。
【0074】図13では、IGFETセンサの他の実施
態様が概括的に110で示されている。30keVから
100keVのエネルギー範囲において、ほぼ30倍の
線量エンハンスメント効果が得られる。これは、高Zコ
バールリッドを有する市販のパッケージを用いれば可能
である。センサはセラミック製パッケージ112の底に
接着され、コバールリッド114が上面に配置される。
このコバールリッドが二酸化シリコンによって吸収され
る線量を高める。
【0075】図14では、IGFETセンサの正規化さ
れた対数エネルギー反応曲線が概括的に120で示され
ている。反応曲線122は線量エンハンスメント効果を
示している非補償センサの反応を示している。反応曲線
124はセンサの後部から照射された補償IGFETセ
ンサの正規化された反応曲線を示している。反応曲線1
26はセンサの前部から照射された同一のセンサの反応
曲線を示している。
【0076】上記の説明は例示のためだけに呈示され本
発明の範囲を限定するためのものではないことはもちろ
んである。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、本明細書の記載より明
らかな効果が達成され、閾値電圧変動を小さくすること
ができるので安定性が良好である。連続読み取り及び再
ゼロ調整が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による放射線のための回路に於ける一
対のIGFETを説明する概略図である。
【図2】従来技術によって放射線線量が読み取られ得る
ように構成された回路に於ける一対のIGFETの概略
図である。
【図3】線量を測定するために構成された本発明による
回路の概略図である。
【図4】照射のために構成された本発明による回路の概
略図である。
【図5】動作の各種モードを切り換えるためのタイミン
グ波形図である。
【図6】直読式回路において使用される受動線量計の概
略図である。
【図7】本発明の1つの実施態様の詳細な回路図であ
る。
【図8】本発明の1つの実施態様の詳細な回路図であ
る。
【図9】本発明の実施態様による連続直読式線量計の斜
視図である。
【図10】本発明の実施態様による受動線量計の斜視図
である。
【図11】センサの外形パッケージの斜視図である。
【図12】図10のセンサの側面図である。
【図13】センサの他の実施態様の斜視図である。
【図14】直読式線量計の指向的な感度を示している。
【符号の説明】
1 IGFET 2 IGFET 60 受動IGFETセンサ 61 連続読み取り式線量計センサ 70 液晶表示装置
フロントページの続き (72)発明者 ガリー エフ. マッケイ カナダ国 ケイ2ケイ 1ワイ7,オン タリオ,カナタ,ソルター クレセント 104 (72)発明者 マーティン ピー. ブラウン カナダ国 ケイ2シー 3エヌ8,オン タリオ,オタワ,エーピーティー. 410,パインクレスト ロード 1310 (56)参考文献 特開 昭52−143088(JP,A) 特開 昭52−143087(JP,A) 実開 平2−47054(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01T 1/24 H01L 31/09

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一のシリコン基板に集積されており、ぞ
    れぞれがバイアスモード及びテストモードにおいて動作
    することができる一対の絶縁ゲート電界効果トランジス
    タ、 該バイアスモード期間に、該トランジスタの一方が該ト
    ランジスタの他方よりも電離放射線に対してより感度が
    良くなるように各々の該トランジスタをバイアスする手
    段、 該テストモード期間に、放射線線量を示す該トランジス
    タの閾値電圧の差を決定する手段、及び該トランジスタ
    を該バイアスモードと該テストモードとに連続的に切り
    換える手段、を備えており、 該テストモード中の該トランジスタの動作時間は該バイ
    アスモード中の該トランジスタの動作時間に比べて短
    い、 放射線線量計。
  2. 【請求項2】同一のシリコン基板に集積されており、そ
    れぞれがゲート、ソース及びドレインを有している一対
    の絶縁ゲート電界効果トランジスタ、 該トランジスタが放射線照射されている間、該トランジ
    スタの一方が該トランジスタの他方よりも電離放射線に
    対してより感度が良くなるように該トランジスタを差を
    つけてバイアスする手段、 放射線線量を示す該トランジスタの閾値電圧の差を決定
    する手段であって、1個の電流源手段、及びテスト中の
    温度安定性を与えるために該トランジスタ間で電流源を
    切り換える電流源切り換え手段を備えている手段、 を備えている放射線線量計。
  3. 【請求項3】同一のシリコン基板に集積されており、そ
    れぞれがゲート、ソース及びドレインを有しており、バ
    イアスモード及びテストモードにおいて動作することが
    できる一対の絶縁ゲート電界効果トランジスタ、 該バイアスモード期間に、該トランジスタの一方が該ト
    ランジスタの他方よりも電離放射線に対してより感度が
    良くなるように該トランジスタをバイアスする手段、 該テストモード期間に、放射線線量を示す閾値電圧の差
    を決定する手段、および該トランジスタを該バイアスモ
    ードと該テストモードとに所定周波数で切り換え、該テ
    ストモード期間が該バイアスモード期間よりも短いよう
    に該トランジスタを該モードのそれぞれに所定時間維持
    する手段、を備えており、 該決定手段は、 ソース−ドレイン電流を両方の該トランジスタに与える
    1個の電流源と、 該テストモード中の温度不安定性を最小とするために同
    一の電流源を用いて両方の該トランジスタがテストされ
    るように、該トランジスタのテストされている一方に該
    1個の電流源を接続する電流源切り換え手段と、を備え
    ている、 放射線線量計。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の放射線線量計であって、
    放射線線量を示す該トランジスタの閾値電圧の差を連続
    的に測定し表示するためのデジタル電圧計手段を備えて
    いる放射線線量計。
  5. 【請求項5】 放射線照射線量を連続的に決定する方法に
    於いて、 a)二重絶縁ゲート電界効果トランジスタの放射線線量
    計において、該線量計が放射線に曝されている所定のバ
    イアス期間中に、該トランジスタの一方が該トランジス
    タの他方よりも電離放射線に対してより感度が良くなる
    ように、該トランジスタの一方を他方に対してバイアス
    するステップ、 b)該トランジスタの一方の閾値電圧をサンプルしホー
    ルドするために、該トランジスタを所定の期間テストモ
    ードに切り換えるステップ、 c)該バイアス期間のために該バイアスモードに切り換
    えて戻すステップ、 d)該トランジスタの他方の閾値電圧をサンプルしホー
    ルドするように、該テスト期間のために該テストモード
    へ切り換えて戻すステップ、 e)該放射線線量を示す該トランジスタの該閾値電圧の
    差を決定し、表示するステップ、及び f)ステップa)からe)を連続して繰り返すステッ
    プ、を包含する方法。
  6. 【請求項6】 温度依存性を最小にするように二重絶縁ゲ
    ート電界効果トランジスタの放射線線量計において電圧
    差を測定する方法に於いて、 a)一定のソース−ドレイン電流を与えるために一方の
    トランジスタを定電流源に接続するステップ、 b)該トランジスタの閾値電圧を測定するステップ、 c)一定のソース−ドレイン電流を与えるために他方の
    トランジスタを該定電流源に接続するステップ、 d)該他方のトランジスタの閾値電圧を測定するステッ
    プ、及び e)ステップa)からd)を連続して繰り返すステッ
    プ、を包含する方法。
  7. 【請求項7】 蓄積放射線の連続直読を行う方法に於い
    て、 a)トランジスタを一方が他方よりも電離放射線に対し
    てより感度が良くなるように差をつけてバイアスする第
    1の所定期間のバイアスモードにおいて二重絶縁ゲート
    電界効果トランジスタの放射線線量計を動作させるステ
    ップ、 b)該第1の期間のフラクションである第2の所定期間
    のテストモードにおいて該二重絶縁ゲート電界効果トラ
    ンジスタの放射線線量計を動作させるステップであっ
    て、 i.該トランジスタの一方をオンし、該トランジスタの
    他方をオフするステップ、 ii.一定のソース−ドレイン電流を与えるために該一
    方のトランジスタを一個の定電流源に接続するステッ
    プ、及び iii.該一方のトランジスタの閾値電圧をサンプルす
    るステップ、を包含するステップ、 c)ステップa)によって、該第1の所定期間、該バイ
    アスモードに該トランジスタを切り換えるステップ、 d)該第2の所定期間、テストモードで該二重絶縁ゲー
    ト電界効果トランジスタの放射線線量計を動作させるス
    テップであって、 i.該トランジスタの他方をオンし、該トランジスタの
    一方をオフするステップ、 ii.一定のソース−ドレイン電流を与えるために該ト
    ランジスタの他方に一個の定電流源を接続するステッ
    プ、及び iii.該トランジスタの他方の閾値電圧をサンプルす
    るステップ、を包含するステップ、並びに e)該一方のトランジスタのサンプルされた閾値電圧と
    該トランジスタの他方のサンプルされた閾値電圧との差
    を決定し、該差を表す信号を視覚表示装置に送って蓄積
    放射線線量の表示を行うステップ、 を包含する方法。
  8. 【請求項8】 一個のシリコン基板に集積されており、そ
    れぞれがゲート、ソース及びドレインを有する第1及び
    第2の絶縁ゲート電界効果トランジスタ、 該トランジスタの一方のバイアス電圧が該トランジスタ
    の他方のバイアス電圧よりも大きいように、各々のゲー
    トに正のバイアス電圧をかけることによって両方のトラ
    ンジスタをオフするバイアス回路、 該トランジスタのいずれか一方をオフし他方をオンし、
    定電流源に接続し、一定のソース−ドレイン電流及びオ
    ンされたトランジスタの閾値電圧をサンプル及びホール
    ドするためのサンプルホールド回路構成とするテスト回
    路、 該トランジスタが放射線に曝される所定のバイアス期間
    に該トランジスタをバイアス回路に接続し、その後該ト
    ランジスタの一方の閾値電圧をサンプルする所定のテス
    ト期間に該トランジスタをテスト回路に接続する切り換
    え回路、 テスト回路構成の時間がバイアス回路構成の時間よりも
    かなり短い所定の期間に、バイアス回路構成とテスト回
    路構成とを交互に変換するタイミング回路、及び蓄積放
    射線線量を示す閾値電圧の差を測定し連続的に表示する
    デジタル電圧計手段、を備えている放射線線量計。
  9. 【請求項9】 放射線照射線量を連続して決定する方法に
    於いて、 a)二重絶縁ゲート電界効果トランジスタ放射線線量計
    の一方のトランジスタが該トランジスタの他方よりも電
    離放射線に対してより感度が良くなるように、該線量計
    が放射線に曝されている所定のバイアス期間に該他方の
    トランジスタに対して該一方のトランジスタをバイアス
    するステップ、 b)該トランジスタの閾値電圧をサンプルしホールドす
    るために所定の期間該トランジスタをテストモードに切
    り換えるステップ、 c)該トランジスタの該閾値電圧の差を決定するステッ
    プ、 d)該放射線線量を示す閾値電圧の差を表示するステッ
    プ、及び e)ステップa)からd)を連続して繰り返すステッ
    プ、を包含する方法。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の放射線線量計であっ
    て、前記トランジスタの閾値電圧の差を決定する手段
    は、一個の定電流源、及びテスト中の温度安定性のため
    に該トランジスタ間で電流源を切り換える定電流源切り
    換え手段を備えている、放射線線量計。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の放射線線量計であっ
    て、前記トランジスタを連続して切り換える手段及び前
    記定電流源切り換え手段はCMOSスイッチング素子で
    ある、放射線線量計。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の放射線線量計であっ
    て、前記トランジスタの閾値電圧の差を決定する手段は
    サンプルホールド手段をさらに備えている、放射線線量
    計。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載の放射線線量計であっ
    て、前記トランジスタの閾値電圧の差を決定する手段は
    サンプルホールド手段をさらに備えている、放射線線量
    計。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の放射線線量計であっ
    て、前記トランジスタを連続して切り換える手段及び前
    記定電流源切り換え手段はCMOSスイッチング素子を
    備えている、放射線線量計。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の放射線線量計であっ
    て、前記絶縁ゲート電界効果トランジスタはnドープシ
    リコン基板上のMOSPチャネル素子である、放射線線
    量計。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の放射線線量計であっ
    て、前記バイアス手段はそれぞれ6ボルト及び3ボルト
    の正電圧を前記トランジスタのゲートにかける電源であ
    り、より大きい正電圧でバイアスされたトランジスタは
    放射線に対してより感度が良くなる、放射線線量計。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の放射線線量計であっ
    て、前記放射線センサは、二重絶縁ゲート電界効果トラ
    ンジスタ部品チップ、該チップを覆うエポキシ樹脂の
    層、該エポキシ樹脂により覆われた絶縁ゲート電界効果
    トランジスタ部品チップを挟む第1及び第2のスズの薄
    いシート、並びに前記二重トランジスタを外部回路に電
    気的に接続する手段を備えている、放射線線量計。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の放射線線量計であっ
    て、閾値電圧の差をゼロにリセットする手段をさらに備
    えている放射線線量計。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の放射線線量計であっ
    て、放射線線量を示す閾値電圧の差を連続して表示する
    手段をさらに備えている放射線線量計。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の放射線線量計であっ
    て、放射線線量が所定のレベルを越えると警報を発する
    アラーム手段をさらに備えている放射線線量計。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の放射線線量計であっ
    て、テスト期間は約3msであり、テスト期間はバイア
    ス期間及びテスト期間を合わせたうちの約2%である、
    放射線線量計。
  22. 【請求項22】二重絶縁ゲート電界効果トランジスタ部
    品チップ、 該チップを覆うエポキシ樹脂の層、 該二重トランジスタを外部回路に電気的に接続する手
    段、及び エポキシ樹脂により覆われた絶縁ゲート電界
    効果トランジスタ部品チップを挟む第1及び第2のスズ
    の薄いシートを備えている、放射線センサ。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の放射線センサであっ
    て、前記スズの薄いシートはそれぞれ厚さ0.5mmで
    ある、放射線センサ。
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