JP3012268U - 除湿箱 - Google Patents

除湿箱

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JP3012268U
JP3012268U JP1994015251U JP1525194U JP3012268U JP 3012268 U JP3012268 U JP 3012268U JP 1994015251 U JP1994015251 U JP 1994015251U JP 1525194 U JP1525194 U JP 1525194U JP 3012268 U JP3012268 U JP 3012268U
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周陳先女
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志倫貿易有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 除湿機能が失われても、除湿剤の交換などに
より、多数回再生して使用できる除湿箱を提供する。 【構成】 箱本体10内に設けた仕切り板11上に粒状
の除湿剤50をのせ、箱本体10のフランジ13に箱蓋
20の下周壁24を着脱可能に装着させ、箱蓋20の上
壁21の網面部21aを塞いだアルミニウム箔40を剥
がし、上壁21の下面に外周部が固着してある空気透し
紙30に通して外部の空気を箱本体10内に入れ、除湿
剤50に水分を吸収させて除湿し、水と除湿剤50とが
箱本体10内の仕切り板11下方に落ちて溜まり、除湿
機能を失った時、箱蓋20を外して箱本体10内の水と
除湿剤50を排出し、新しい除湿剤を仕切り板11上に
載せ、箱蓋20を箱本体10に装着して再使用する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建物内の必要部分に置いて使用する除湿箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、前記のような除湿箱として、図1,図2に示すものがあった。この除湿 箱は、箱本体10,仕切り板11,吸湿シートとも呼ばれる空気透し紙30,ア ルミニウム箔40,および箱蓋20を備えている。 前記箱本体10は、内周面の周方向複数箇所に上下方向に沿う凸条12を形成 し、上端部外周面の周方向全体にフランジ13を突出させ、上端に開口14を形 成してある。前記仕切り板11は、周方向に沿う長孔や直線孔などからなる多数 の貫通孔11aを形成してあり、箱本体10の内周面に嵌合させ、外周部を前記 凸条12の上に支持させて、箱本体10内の上部に設置してある。また、仕切り 板11上には塩化カルシウムなどからなる粒状の除湿剤50を載せ、除湿剤50 を箱本体10の上部内に収容してある。
【0003】 前記箱蓋20は、箱本体10と相似の平面形状に形成し、多数の孔部21aを 上下方向に貫通させた網面部21bを上壁21に設け、上壁21の外周から水平 な段部22を介して階段状に下方に延びる上,下周壁23,24を形成し、下周 壁24の内周面下端部に突起25を周方向の複数箇所に形成してある。 前記空気透し紙30,アルミニウム箔40は、箱本体とほぼ相似の平面形状に 形成し、空気透し紙30の外周部を、箱本体10のフランジ13上に支持し、フ ランジ13に接着などの適宜の手段によって固着し、空気透し紙30とこれの上 に重ねたアルミニウム箔40とによって箱本体10の開口14を塞ぎ、前記箱蓋 20の下周壁24を箱本体10のフランジ13下面に嵌合させると共に、フラン ジ13下面に下周壁24に設けた突起25を係合させることで、箱蓋20をフラ ンジ13に装着してある。 なお、箱本体10,仕切り板11,箱蓋20はそれぞれプラスチックの成形品 によって構成してある。
【0004】 前述した構成の除湿箱の使用は、箱蓋20を箱本体10のフランジ13から取 り外した後、アルミニウム箔40を、空気透し紙30上から取り外し、箱蓋20 を前記フランジ13に再び装着し、この状態で建物内の湿気が多い箇所などの適 所に置いて使用し、箱蓋20の網面部12bの孔部21aから空気透し紙30を 通して箱本体10内に入った空気中の水分を除湿剤50により吸収して除湿をす る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前述した従来の除湿箱は、季節や湿気によって異なるが、通常数ヶ月 間使用していると、除湿した水分が箱本体10内下部の仕切り板11近くまで溜 まり、また水分を吸収した吸湿剤50が崩壊して仕切り板11の貫通孔11aか ら下方に落ち、除湿機能が失われて使用できなくなるので、除湿箱全体を新しい ものに交換し、使用できなくなった除湿箱を捨てていた。このため、除湿箱を構 成している箱本体,箱蓋などの全部材が浪費され、不経済であり、捨てた除湿箱 によって環境を損なうことがあるという問題点があった。
【0006】 本考案は、前述した問題点を解決して、除湿機能が失われた除湿箱を、除湿剤 の交換などによって簡易に再生でき、多数回繰り返して再生使用可能にし、経済 的にすると共に、環境を損なうのを防止することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案に係る除湿箱は、上端が開口し上端部外周にフランジを突出さ せ内周面の周方向複数箇所に凸条を形成した箱本体と、多数の貫通孔を形成した 仕切り板と、網面部が形成してある上壁の外周部が延びこの上周壁の下端から段 部が外周側に突出しこの段部の外周から下方に下周壁が延びる箱蓋と、空気透し 紙と、アルミニウム箔とを有し、前記箱本体の凸条上に支持して箱本体内に前記 仕切り板を設置し、この仕切り板上に粒状の除湿剤を載せて箱本体内に収容し、 前記箱蓋の上壁外周部下面に前記空気透し紙の外周部を接着し、空気透し紙によ って箱蓋の上壁に形成した網面部の下面を覆い、箱蓋の下周壁を箱本体のフラン ジの外周に着脱可能に保持させ、箱蓋の上壁の外周部上面に前記アルミニウム箔 の外周部を引き剥がし可能に接着し、このアルミニウム箔によって前記上壁の網 面部の上部を覆ったものである。
【0008】 請求項2の考案は、請求項1の除湿箱において、箱本体のフランジの外周面に 周方向全体にわたって係合突起を突出させ、この係合突起に、箱蓋の下周壁の内 周面に周方向全体にわたって形成した係合凹溝を係脱可能に係合させ、前記箱蓋 の段部の下面に前記下周壁の周方向に沿って無端状に保持溝を形成し、この保持 溝の全長にわたって弾性があるシール材を嵌合保持させ、このシール材を箱本体 の上端面に圧着させたものである。
【0009】 請求項3の考案は、請求項1の除湿箱において、箱本体のフランジの外周面に 周方向全体にわたって係合突起を係合させ、この係合突起に、箱蓋の下周壁の内 周面に周方向全体にわたって形成した係合凹溝を係脱可能に係合させ、前記下周 壁の内周面の係合凹溝より上方にこの係合凹溝の周方向に沿って無端状に保持溝 を形成し、この保持溝の全体にわたって弾性があるシール材を嵌合保持させ、こ のシール材を前記フランジの外周面に圧着させたものである。
【0010】 請求項4の考案は、請求項1の除湿箱において、箱本体および箱蓋の横断面を 円筒状にそれぞれ形成し、仕切り板、空気透し紙、およびアルミニウム箔をそれ ぞれ円形に形成し、前記箱本体のフランジの外周面に形成したおねじ部に前記箱 蓋の下周壁の内周面に形成しためねじ部を着脱可能にねじ嵌合させたものである 。
【0011】 請求項5の考案は、請求項1〜4のいずれかの除湿箱において、箱蓋の上壁下 面の外周部に周方向全体にわたる密閉用溝を形成し、空気透し紙の外周部を、前 記密閉用溝に係合させて加熱加圧し、前記上壁下面の外周部に固着したものであ る。
【0012】
【作用】
請求項1の考案に係る除湿箱は、箱蓋の上壁上面のアルミニウム箔を引き剥が し、建物内の押し入れなどの所要箇所に置いて使用し、空気を箱蓋の上壁に設け た網面部から空気透し紙を通して箱本体内に入れ、仕切り板上に載せた除湿剤に 空気中の水分を吸収して除湿する。
【0013】 前述した除湿をある期間続けると、除湿剤に吸収した水分が仕切り板の貫通孔 から箱本体内の下部に溜まり、また水分を吸収した除湿剤が崩壊して前記貫通孔 から落下し、除湿機能を失う。 除湿機能を失った除湿箱は、箱本体から箱蓋を空気透し紙と共に取り外し、箱 本体上端の開口から水および除湿剤を排出し、箱本体、仕切り板を乾燥させて、 箱本体の凸条上に支持した仕切り板上に新しい粒状の除湿剤を載せ、箱蓋を箱本 体のフランジに装着して再生使用する。そして、除湿剤が除湿機能を失うごとに 、前述した操作を行い、新しい除湿剤に交換することで、除湿箱を多数回繰り返 して再生使用する。
【0014】 従って、箱本体,仕切り板,箱蓋,空気透し紙など、除湿剤以外の部材を捨て ないので、経済的であると共に、除湿箱全体の廃棄をしないので環境保全に役立 つ。 また、除湿箱を最初に使用する際には、箱蓋を着脱することなく、その上壁の 外周部上面に接着したアルミニウム箔を剥がすだけの簡単な操作で使用ができる 。そして、再生使用時には、箱本体のフランジに対する箱蓋の着脱と、箱本体か らの水および除湿剤の排出と、箱本体内への新しい除湿剤の補給とを行えばよく 、空気透し紙を着脱しないことで、再生操作も簡易にできる。
【0015】 請求項2および3の考案は、箱本体のフランジの外周面から突出させた係合突 起に、箱蓋の下周壁の内周面に形成した係合凹溝を、箱本体のフランジに対する 箱蓋の押し込み、引き抜きによって、箱蓋を前記フランジに対し簡単に着脱でき る。 そして、請求項2の考案では、箱蓋の段部下面に形成した保持溝に嵌合保持さ せたシール材を箱本体の上端面に圧着させ、請求項3の考案では、箱蓋の下周壁 内周面に形成したシール材を、箱本体のフランジの外周面に圧着させたので、請 求項2,3の考案によれば、箱蓋を箱本体に装着してある除湿箱の未使用時つま り使用前にその外部の空気が箱蓋と前記フランジとの間を通って箱本体内に侵入 し、吸湿剤が大気の湿気を吸湿して液化することを確実に防止できる。
【0016】 請求項4の考案は、箱本体および箱蓋の横断面を円筒状にそれぞれ形成し、前 記箱本体のフランジの外周面に形成したおねじ部に前記箱蓋の下周壁の内周面に 形成しためねじ部をねじ嵌合させたことで、箱蓋の着脱を繰り返しても箱蓋と箱 本体との間の気密性を確保できる。
【0017】 請求項5の考案は、箱蓋の上壁下面の外周部に周方向全体にわたる密閉用溝を 形成し、空気透し紙の外周部を、前記密閉用溝に係合させて加熱加圧し、前記上 壁下面の外周部に固着したので、空気透し紙が剥がれにくく、吸湿剤を交換して 長期間にわたり再生使用することができる。
【0018】
【実施例】
以下、本考案の実施例につき図を参照して説明する。 図3,図4,図5は、請求項1,2,5の考案に対応する第1実施例を示す。 第1実施例に係る除湿箱は、図3,図4に示すように、箱本体10,仕切り板1 1,空気透し紙30,アルミニウム箔40,箱蓋20を有している。
【0019】 図5にも示すように、前記箱本体10は、フランジ13の外周面の周方向全体 にわたって係合突起13aを突出させ、箱蓋20は、下周壁24の内周面に前記 係合突起13aに係脱可能に係合する係合凹溝24aを周方向全体にわたって形 成すると共に、段部22の下面には周方向全体にわたる無端状の保持溝22aを 形成してあり、保持溝22aに全体にわたって横断面円形のシール材60を嵌合 保持させ、シール材60はゴムなどの弾性体によって無端状に形成してある。ま た、アルミニウム箔40は、下面全体に粘着剤(図示省略)が塗着してある。
【0020】 さらに、空気透し紙30は、箱蓋20の上周壁24内に嵌めて、箱蓋20の上 壁21下面に網面部21bを塞いで支持させ、上壁21下面の外周部に空気透し 紙30の外周部を接着してある。空気透し紙30の接着は、上壁21下面の外周 部に周方向全体にわたって形成した浅い密閉用溝21cに空気透し紙30の外周 部を加熱加圧して融着させることで固着する。
【0021】 そして、箱本体10の凸条12上端に仕切り板11の外周部を支持させ、仕切 り板11上に貫通孔11aから落下しない大きさの粒状の除湿剤50を載せ、仕 切り板11および除湿剤50を箱本体10の上部内に収容し、箱本体10のフラ ンジ13外周面に箱蓋20の下周壁24を押し込んで嵌め、フランジ13に形成 した係合突起13aに下周壁24に形成した係合凹溝24bを着脱可能に係合さ せて、箱蓋20をフランジ13に装着し、箱蓋20の段部22下面の保持溝22 aに嵌めたシール材60の上壁21下面から突出した部分をフランジ13上面な ど箱本体10の上端面に圧着させる。
【0022】 さらに、箱蓋20の上壁21上面をアルミニウム箔40によって覆い、これの 下面に塗着した粘着剤によって、アルミニウム箔40を上壁21の少なくとも外 周部上面、好ましくは外周部および孔部21aを除く網面部21b上面にアルミ ニウム箔40を接着させる。
【0023】 なお、第1実施例の前述した以外の構成は、図1,図2に示し前述した従来例 と同様であり、また、図3,図4,図5中、図1,図2と同符号は同一または相 当部分を示す。 前述した構成の第1実施例による除湿箱の使用は、箱蓋20の 上壁21上面を覆っているアルミニウム箔40を引き剥がし、この状態で建物内 の湿気が多い箇所などの適所に置いて使用し、箱蓋20の上壁21に設けた孔部 21aから空気透し紙40を通して箱本体10内に入った空気中の水分を除湿剤 50により吸収して除湿をする。
【0024】 除湿箱を数ヶ月間などある期間使用していると除湿した水分が箱本体10内下 部の仕切り板11近くまで溜まり、また水分を吸収した除湿剤50が崩壊して仕 切り板11の貫通孔11aから下方に落ち、除湿機能が失われる。 この場合には、箱本体10を押さえて箱蓋20を上方に強く引っ張ることで、 箱本体10のフランジ13に形成した係合突起13aから箱蓋20の下周壁24 に形成した係合凹溝24aを外して、箱蓋20を空気透し紙30と共に取り外す 。
【0025】 この状態で、箱本体10上端の開口14から、除湿剤が混入した水を排出し、 仕切り板11を抜き出し、必要に応じて箱本体10内および仕切り板11を水洗 し、箱本体10および仕切り板11を乾燥させ、あるいはこれらに付着した水を 紙や布などで拭き取って乾燥させる。 その後、箱本体10内に仕切り板11を入れて凸条12上に支持させ、仕切り 板11上に前記除湿剤50と同様で新しい除湿剤を適量だけ載せ、空気透し紙3 0が取り付けてある箱蓋20を箱本体10のフランジ13に装着することで再生 使用する。
【0026】 前述した再生使用は、多数回繰り返して行うことが新しい除湿剤50の補給に よってでき、箱本体10,仕切り板11,箱蓋20,空気透し紙30などの部材 を捨てないので、経済的であると共に、除湿箱全体の廃棄によって環境を損なう ことを防止でき、環境保全に役立つ。
【0027】 また、除湿箱を最初に使用する際には、箱蓋20を着脱することなく、その上 壁21上面に張り付けたアルミニウム箔40を剥がすだけの簡単な操作で使用が 可能になる。 そして、箱蓋20の上壁21下面の外周部に周方向全体にわたっ て密閉用溝21cを形成し、密閉用溝21cに空気透し紙30の外周部を加熱加 圧して固着したので、空気透し紙30が剥がれにくく、吸湿剤50を交換して長 期間にわたり再生使用することができる。
【0028】 さらに、箱蓋20の段部22下面に形成した保持溝22aにシール材60を嵌 め、シール材60を箱本体10のフランジ13上面に圧着させたので、アルミニ ウム箔40が箱蓋20の上壁21上面に張り付けてあっても、除湿箱の使用前に 、外部の空気が箱蓋20と箱本体10のフランジ13との間を通って箱本体10 内に侵入し、吸湿剤50が吸湿して老化することを確実に防止できる。 なお、交換用の吸湿剤は、適宜の密封容器に入れておき、交換時に開封して用 いることが必要であり、1回の使用量に分けて容器内に入れて密封しておくこと が好ましい。
【0029】 図6,図7は請求項1,3,5の考案に対応する第2実施例を示し、第2実施 例に係る除湿箱は、箱蓋22の下周壁24内内周面の係合凹溝24bより上方に 、周方向に沿って無端状に保持溝24cを形成し、保持溝24cに、これの全体 にわたって弾性がある無端状のシール材60を嵌合保持させ、シール材60の下 周壁24内周面から突出した部分を箱本体10のフランジ13外周面に圧着した ものであり、保持溝24cおよびシール材60の位置を変更した以外、前述した 第1実施例のものと実質的に同構成である。
【0030】 そして、第2実施例の除湿箱の使用および作用,効果は、第1実施例のものと 同様である。なお、図6,図7において図4,図5と同符号は同一または相当部 分を示す。
【0031】 請求項1,4,5の考案に対応する第3実施例に係る除湿箱は、図示省略した が、箱本体および箱蓋の水平(横)横断面形状を円筒状とし、箱本体のフランジ 外周面に形成したおねじ部に、箱蓋の下周壁の内周面に形成しためねじ部を着脱 可能にねじ嵌合させ、箱蓋の段部下面に形成した環状の保持溝に環状のシール材 を嵌め、このシール材を箱本体のフランジ上面に圧着させたものである。なお、 第3実施例の前述した以外の構成は、仕切り板,空気透し紙,アルミニウム箔の 平面形状を円形にした以外、第1実施例と同様である。
【0032】 そして、第3実施例の使用および作用,効果は、第1実施例とほぼ同様である が、箱蓋の下周壁の内周面に形成しためねじ部を箱本体のフランジ部外周面に形 成したおねじ部にねじ嵌合させたことで、箱蓋の着脱を繰り返しても箱蓋と箱本 体との気密性を確保できる。
【0033】 なお、本考案において、非通気性の袋などの容器に密封して未使用の除湿箱を 収容すれば、シール材およびこれを嵌合保持する保持溝を箱蓋に設けなくてもよ い。 また、空気透し紙、アルミニウム箔は、箱蓋の上壁の形状に応じた平面形状と し、外周部を前記上壁の下、上面の外周部にそれぞれ接着すればよいが、上壁の 網面部を含む全体に接着することが好ましい。
【0034】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1の考案に係る除湿箱は、箱蓋の上壁上面のアル ミニウム箔を引き剥がし、建物内の押し入れなどの所要箇所に置いて使用し、空 気を箱蓋の上壁に設けた網面部から空気透し紙を通して箱本体内に入れ、仕切り 板上に載せた除湿剤に空気中の水分を吸収して除湿する。
【0035】 前述した除湿をある期間続けると、除湿剤に吸収した水分が仕切り板の貫通孔 から箱本体内の下部に溜まり、また水分を吸収した除湿剤が崩壊して前記貫通孔 から落下し、除湿機能を失う。 除湿機能を失った除湿箱は、箱本体から箱蓋を空気透し紙と共に取り外し、箱 本体上端の開口から水および除湿剤を排出し、箱本体、仕切り板を乾燥させて、 箱本体の凸条上に支持した仕切り板上に新しい粒状の除湿剤を載せ、箱蓋を箱本 体のフランジに装着して再生使用する。そして、除湿剤が除湿機能を失うごとに 、前述した操作を行い、新しい除湿剤に交換することで、除湿箱を多数回繰り返 して再生使用する。
【0036】 従って、箱本体,仕切り板,箱蓋,空気透し紙など、除湿剤以外の部材を捨て ないので、経済的であると共に、除湿箱全体の廃棄をしないので環境保全に役立 つ。 また、除湿箱を最初に使用する際には、箱蓋を着脱することなく、その上壁の 外周部上面に接着したアルミニウム箔を剥がすだけの簡単な操作で使用ができる 。そして、再生使用時には、箱本体のフランジに対する箱蓋の着脱と、箱本体か らの水および除湿剤の排出と、箱本体内への新しい除湿剤の補給とを行えばよく 、空気透し紙を着脱しないことで、再生操作も簡易にできる。
【0037】 請求項2および3の考案は、箱本体のフランジの外周面から突出させた係合突 起に、箱蓋の下周壁の内周面に形成した係合凹溝を、箱本体のフランジに対する 箱蓋の押し込み、引き抜きによって、箱蓋を前記フランジに対し簡単に着脱でき る。 そして、請求項2の考案では、箱蓋の段部下面に形成した保持溝に嵌合保持さ せたシール材を箱本体の上端面に圧着させ、請求項3の考案では、箱蓋の下周壁 内周面に形成したシール材を、箱本体のフランジの外周面に圧着させたので、請 求項2,3の考案によれば、箱蓋を箱本体に装着してある除湿箱の未使用時つま り使用前にその外部の空気が箱蓋と前記フランジとの間を通って箱本体内に侵入 し、吸湿剤が吸湿して老化することを確実に防止できる。
【0038】 請求項4の考案は、箱本体および箱蓋の横断面を円筒状にそれぞれ形成し、前 記箱本体のフランジの外周面に形成したおねじ部に前記箱蓋の下周壁の内周面に 形成しためねじ部をねじ嵌合させたことで、箱蓋の着脱を繰り返しても箱蓋と箱 本体との間の気密性を確保できる。
【0039】 請求項5の考案は、箱蓋の上壁下面の外周部に周方向全体にわたる密閉用溝を 形成し、空気透し紙の外周部を、前記密閉用溝に係合させて加熱加圧し、前記上 壁下面の外周部に固着したので、空気透し紙が剥がれにくく、吸湿剤を交換して 長期間にわたり再生使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の除湿箱を示した一部切欠き分解斜視図
【図2】図1に示した除湿箱の縦断面図
【図3】本考案の第1実施例に係る除湿箱を示した一部
切欠き分解斜視図
【図4】図3に示した除湿箱の縦断面図
【図5】図4のA部の拡大図
【図6】本考案の第2実施例に係る除湿箱を示した縦断
面図
【図7】図6のB部の拡大図
【符号の説明】
10 箱本体 11 仕切り板 11a 貫通孔 12 凸条 13 フランジ 14 開口 20 箱蓋 21 上壁 21a 孔部 21b 網面部 21c 密閉用溝 22 段部 22a 保持溝 23 上周壁 24 下周壁 24b 係合凹溝 24c 保持溝 30 空気透し紙 40 アルミニウム箔 50 除湿剤 60 シール材

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端が開口し上端部外周にフランジを突
    出させ内周面の周方向複数箇所に凸条を形成した箱本体
    と、多数の貫通孔を形成した仕切り板と、網面部が形成
    してある上壁の外周部が延びこの上周壁の下端から段部
    が外周側に突出しこの段部の外周から下方に下周壁が延
    びる箱蓋と、空気透し紙と、アルミニウム箔とを有し、
    前記箱本体の凸条上に支持して箱本体内に前記仕切り板
    を設置し、この仕切り板上に粒状の除湿剤を載せて箱本
    体内に収容し、前記箱蓋の上壁外周部下面に前記空気透
    し紙の外周部を接着し、空気透し紙によって箱蓋の上壁
    に形成した網面部の下面を覆い、箱蓋の下周壁を箱本体
    のフランジの外周に着脱可能に保持させ、箱蓋の上壁の
    外周部上面に前記アルミニウム箔の外周部を引き剥がし
    可能に接着し、このアルミニウム箔によって前記上壁の
    網面部の上部を覆ったことを特徴とする除湿箱。
  2. 【請求項2】 箱本体のフランジの外周面に周方向全体
    にわたって係合突起を突出させ、この係合突起に、箱蓋
    の下周壁の内周面に周方向全体にわたって形成した係合
    凹溝を係脱可能に係合させ、前記箱蓋の段部の下面に前
    記下周壁の周方向に沿って無端状に保持溝を形成し、こ
    の保持溝の全長にわたって弾性があるシール材を嵌合保
    持させ、このシール材を箱本体の上端面に圧着させたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の除湿箱。
  3. 【請求項3】 箱本体のフランジの外周面に周方向全体
    にわたって係合突起を突出させ、この係合突起に、箱蓋
    の下周壁の内周面に周方向全体にわたって形成した係合
    凹溝を係脱可能に係合させ、前記下周壁の内周面の係合
    凹溝より上方にこの係合凹溝の周方向に沿って無端状に
    保持溝を形成し、この保持溝の全体にわたって弾性があ
    るシール材を嵌合保持させ、このシール材を前記フラン
    ジの外周面に圧着させたことを特徴とする請求項1に記
    載の除湿箱。
  4. 【請求項4】 箱本体および箱蓋の横断面を円筒状にそ
    れぞれ形成し、仕切り板、空気透し紙、およびアルミニ
    ウム箔をそれぞれ円形に形成し、前記箱本体のフランジ
    の外周面に形成したおねじ部に前記箱蓋の下周壁の内周
    面に形成しためねじ部を着脱可能にねじ嵌合させたこと
    を特徴とする請求項1に記載の除湿箱。
  5. 【請求項5】 箱蓋の上壁下面の外周部に周方向全体に
    わたる密閉用溝を形成し、空気透し紙の外周部を、前記
    密閉用溝に係合させて加熱加圧し、前記上壁下面の外周
    部に固着したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の除湿箱。
JP1994015251U 1994-12-09 1994-12-09 除湿箱 Expired - Lifetime JP3012268U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101179207B1 (ko) 2010-12-27 2012-09-03 김성훈 재활용 가능한 습기제거제 수납용기

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