JP3012148U

JP3012148U - 図表示及びバーコード付カタログ

Info

Publication number: JP3012148U
Application number: JP1994010304U
Authority: JP
Inventors: 一夫赤池
Original assignee: 谷川商事株式会社
Priority date: 1994-07-29
Filing date: 1994-07-29
Publication date: 1995-06-13
Anticipated expiration: 2000-07-29

Abstract

(57)【要約】【目的】多種類の商品を、その外観や特徴から確かめ
て、正確にその商品のバーコードを読み取ることがで
き、コンピュータシステムとの共働により、発注、在庫
の確認を迅速に確実に行える図表示及びバーコード付カ
タログを提供する。【構成】商品名と、その商品の価格や仕様等を記載し
てある箇所近くに、該商品の外観、特徴を示す図表示及
びバーコードとを収載してある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、多種類の商品を、その外観、特徴から正確に識別して、コンピュータシステムとの共働により発注業務や在庫管理業務を迅速に確実にする図表示及びバーコード付カタログを提供する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、商品カタログには多種類の様式のものが知られているが、しかし、コンピュータシステムとの共働により発注業務や在庫管理業務を迅速に確実にするため直接役立つカタログはなかった。従来、販売管理や在庫管理には、コンピュータシステムを利用した方法が多く知られており、さらに商品の包装や容器に印刷したバーコードによる販売管理も知られているが、しかし、コンピュータシステムと共働して、発注、在庫管理に使用できる図表示及びバーコードを同じ箇所にまとめて備えた商品カタログはなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】

近年、商品の種類は増えつづけており、しかも同一商品名でもサイズや色調、デザインなどの僅かな違い等により仕様の異なる商品が多くなっているなど商品の構成は複雑化している。そのため、従来のカタログに頼る発注業務は煩雑化し、時間を要し、しかも確実性に欠くという問題点があった。また、従来のカタログに頼る発注方式では、例えば発注データをコンピュータシステムに入力するためには、データの書換え作業を要するという問題点があった。商品の包装や容器に印刷したバーコードを利用する販売管理は、商品ごとの販売量や在庫量をリアルタイムに処理するから、販売管理の有力なシステムになっている。しかし、商品の発注業務に、商品の包装や容器に印刷したバーコードを利用するのは不可能に近いという問題点があった。

【０００４】そこで、店舗や流通代理店、スーパーマーケット等の販売業者が、製造業者等の供給者に商品を発注するさいに、商品名とともに、商品の外観、特徴を確認しながら直接コンピュータシステムに入力できるカタログが望まれているという課題があった。また、例えば販売員が、個人又は店舗等からの発注を受けるさいにも、商談を進めながら、商談の結果を直接コンピュータシステムに入力できるカタログが望まれているという課題があった。

【０００５】本考案は、上記の問題点や課題を解決するため、多種類の商品を、その外観や特徴から確かめて、その商品を識別するバーコードを正確に読み取る図表示及びバーコード付カタログを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案図表示及びバーコード付カタログは、上記の目的を達成するため、商品名と、価格や仕様等を記載してある箇所近くに商品の外観、特徴をあらわす図表示及び該商品を識別するバーコードとを収載してあることを特徴とする。同一商品名に仕様の異なる商品が属している場合には、仕様の異なる商品ごとに上記の図表示及びバーコードとを収載してあることを特徴とする。上記の図表示及びバーコードとを収載する用紙は、ルーズリーフ式のもので加除可能にしてあるとともに、用紙ごとに用紙に記載した商品が属する商品分類を収載してあることを特徴とする。上記図表示は、商品の写真を用いたものであることを特徴とする。

【０００７】

【作用】

本考案は、商品名と、その商品の価格や仕様等を記載してある箇所近くに、商品の外観、特徴を示す図表示及び該商品を識別するバーコードとを同じ箇所にまとめて収載してあるから、商品の外観、特徴をみながら、商品のバーコードを確認して読み取ることができる。

【０００８】

【実施例】

本考案図表示及びバーコード付カタログを、以下、図１を用いて説明する。図中符号１は、図表示及びバーコード付カタログの或るページの用紙を示す。この用紙１は、左端側に設けた２個の穴２によりルーズリーフ式とした紙製のものであり、上端近くには商品分類を収載する枠３があり、用紙１では、この枠３の箇所に印章ケースとした商品分類を印刷し収載してある。なお、用紙は薄手のプラスチック材のケースによりラミネートするようにして保護してもよく、また例えば、紙製に替わって、紙状に成形したプラスチック材を用いてもよい。

【０００９】枠３の下側に、２列３行に配置してある計６個の枠４は、商品名と価格を記載する箇所であり、用紙１では、この枠４内にそれぞれ異なる６種類の印章ケースの商品名と価格を印刷し記載してある。例えば、第１行２列目の枠４に記載した商品名には、大きさ、外観、ケースのつまみなど印章ケースを形成する主な仕様は同じであるが、ただし色違いの４種類の印章ケースである商品が属している。この他の５個の枠４には、同様にして、それぞれの商品名を記載してある。上記に例示した枠４の直ぐ下には、枠４に記載した商品名に属する印章ケースである商品の外観、特徴を示す図表示（５、６、７、８）を印刷し収載してあり、この図表示の一個づつが、商品一個づつの外観、特徴を示している。この実施例では、同一商品名に属する印章ケースは、色の違いのみが仕様の異なる点であるから、その違いの特徴をあらわすため、上記の図表示（５、６、７、８）は商品のカラー写真を用いたものである。上記の通り、この図表示（５、６、７、８）は、同じ商品名に属する印章ケースの４種類の色をあらわしているから、図中では便宜のため、この各色をあらわす図柄（５Ａ、６Ａ、７Ａ、８Ａ）により示してある。なお、上記の他の枠４の下方には、同様に３種類又は４種類の図表示を収載してある。

【００１０】ここで、商品の外観、特徴をあらわす図表示は写真を用いたものに限らない。例えば、仕様の違いをあらわすためにイラスト画を用いてもよく、透視図を用いたものでもよい。

【００１１】用紙１においては、図表示（５、６、７、８）の下方に、枠９を挟んで、大きな欄１０を記載してある。この欄１０は、小欄とその右側に隣接した横長の中欄とを一組とした４組から成っている。小欄には商品の色仕様の違いをあらわすための４個の円状記号による円状の図表示を印刷し収載してあり、小欄に隣接した横長の中欄には、４個のバーコード（５Ｂ、６Ｂ、７Ｂ、８Ｂ）を印刷し収載してある。この４個の円状の図表示は、そこに付けた図柄（５Ａ、６Ａ、７Ａ、８Ａ）の示す通り、この４個が、上記印章ケースであるカラー写真を用いた図表示（５、６、７、８）の４種類の色違いの特徴をあらわしている。これにより、例えば図柄５Ａ付の円状の図表示は、図表示５があらわす印章ケースである商品を指定することになる。以下、同様に他の円状の図表示が他の３種類の色違いの商品を指定する。欄１０においては、この図柄（５Ａ、６Ａ、７Ａ、８Ａ）付の円状の図表示一個づつに、バーコード（５Ｂ、６Ｂ、７Ｂ、８Ｂ）の一個づつが対応している。すなわち、図柄５Ａ付の円状の図表示には、バーコード５Ｂが対応している。そして、このバーコード５Ｂが、図表示５のあらわす印章ケースである商品を識別するようにしてある。以下、同様にして、バーコード（６Ｂ、７Ｂ、８Ｂ）が、図表示（６、７、８）のあらわす印章ケースである商品を識別するようにしてある。

【００１２】上記の通り、用紙１には、商品名を記載した箇所近くに、同じ商品名に属するが、しかし仕様の異なる商品１個づつをあらわす商品写真を用いた図表示を収載してあるとともに、その仕様の違いをあらわす記号による図表示と、この仕様の異なる商品を識別するバーコードとを隣接して収載してある。なお、上記の枠９には、商品名の枠４に記載した商品の主な仕様を記載してある。また、上記以外の欄１０にも、同様に円状の図表示とバーコードとを収載してある。これにより、同じ商品名に属する商品ではあるが、色違いにより４種類の仕様に分けられている商品それぞれの色を、小欄の図表示により確かめ、隣接した中欄のバーコードにより、商品の商品名と仕様とを選別できる。

【００１３】ここで、商品分類、商品名や商品の主な仕様を記載する位置と方法は上記の例に限らない。また、商品の外観、特徴を示す図表示と、この図表示とバーコードとを収載する位置や方法の構成は上記の例に限らない。なお、商品分類を収載する枠、商品名を記載する枠、商品の主な仕様を記載する枠は、なくしてもよい。本考案のカタログに記載する商品は、印章関連のものに限らない。例えば、仕様が細分化されているか、又は、細かな特徴により仕様が大きく異なる商品のカタログに好ましい。

【００１４】次に、上記構成の本考案図表示及びバーコード付カタログを使用するコンピュータシステムによる発注、在庫管理のシステムの概要を説明する。図２は、上記のコンピュータシステムの例を示す参考図であり、図中符号１は上記に説明した図表示やバーコード等を収載した用紙を示す。このコンピュータシステムは、用紙１のバーコードを読み取るハンディリーダー１５をディスプレーを備えた端末コンピュータ１６に接続してあり、この端末コンピュータ１６は、回線１７を介して、ホストコンピュータ１８に双方向通信可能に接続してある。そしてハンディリーダー１５には、発注データ書き込み装置を設けてあり、端末コンピュータ１６への入力データと、ホストコンピュータ１８への入力データとはリアルタイム処理するようにしてある。原則として、端末コンピュータ１６は、店舗や流通代理店、スーパー等の販売者側であって、製造業者等の納入者側は、１台のホストコンピュータ１８を備え、これに複数の端末コンピュータ１６を接続させてある。さらに、本考案図表示及びバーコード付カタログを使用すれば、１台のホストコンピュータを、複数の納入者側が共用できる発注、在庫管理システムを構成できる。上記のシステムにおいては、用紙１に収載してある商品の中から、発注すべき商品の概観、特徴を図表示により確かめて、その商品を識別するバーコードを的確にハンディリーダーで読み取ることが基本である。

【００１５】

【考案の効果】

本考案図表示及びバーコード付カタログは、商品名と、価格や仕様等を記載してある箇所近くに、商品の外観、特徴をあらわす図表示及び該商品を識別するバーコードとを収載してあるから、迅速に商品名とその外観や特徴を確かめて、正確にその商品を識別するバーコードを読み取ることができる効果を有する。また、同一商品名に仕様の異なる商品が属している場合には、仕様の異なる商品ごとに図表示及びバーコードとを収載してあるから、迅速に商品の外観や特徴を確かめて、正確にその商品を識別するバーコードを読み取ることができる効果を有する。

【００１６】用紙はルーズリーフ式のもので加除可能にしてあるから、新商品の発売や商品の仕様改訂等に即応できる効果を有する。また、用紙ごとに用紙に記載した商品が属する商品分類を収載してあるから、商品の検索を便利よくできる効果を有する。図表示に、商品の写真を用いてあるから、色仕様の異なる商品を容易に識別できる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案図表示及びバーコード付のカタログの或
るページを示す正面図

【図２】図１のカタログを使用する発注、在庫管理用の
コンピュータシステムの概要を示す参考図

【符号の説明】

１用紙３商品分類の欄４商品名の欄５図表示６図表示７図表示８図表示５Ｂバーコード６Ｂバーコード７Ｂバーコード８Ｂバーコード

【手続補正書】

【提出日】平成６年１１月７日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図２

【補正方法】変更

【補正内容】

【図２】図１のカタログを使用する発注、在庫管理用
のコンピュータシステムの概要を示す図

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】商品名と、価格や仕様等を記載してある
箇所近くに、商品の外観、特徴をあらわす図表示及び該
商品を識別するバーコードとを収載してあることを特徴
とする図表示及びバーコード付カタログ。
【請求項２】同一商品名に仕様の異なる商品が属して
いる場合には、仕様の異なる商品ごとに上記の図表示及
びバーコードとを収載してあることを特徴とする請求項
１記載の図表示及びバーコード付カタログ。
【請求項３】上記の図表示及びバーコードとを収載す
る用紙は、ルーズリーフ式のもので加除可能にしてある
とともに、用紙ごとに用紙に記載した商品が属する商品
分類を収載してあることを特徴とする請求項１又は２記
載の図表示及びバーコード付カタログ。
【請求項４】上記図表示は、商品の写真を用いたもの
であることを特徴とする請求項１乃至３記載のいずれか
の図表示及びバーコード付カタログ。