JP3011968U - チャイム音発生装置 - Google Patents

チャイム音発生装置

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JP3011968U
JP3011968U JP1994014923U JP1492394U JP3011968U JP 3011968 U JP3011968 U JP 3011968U JP 1994014923 U JP1994014923 U JP 1994014923U JP 1492394 U JP1492394 U JP 1492394U JP 3011968 U JP3011968 U JP 3011968U
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正仁 岩澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人の注意をより喚起しやすく、しかも不快で
ないチャイム音を発生しうる装置を提供する。 【構成】 所定の入力があったときに第1チャイム音信
号を出力する第1発振回路2と、上記入力があったとき
に第1チャイム音信号の周波数と0.01〜10Hzだ
け異なる周波数の第2チャイム音信号を第1チャイム音
信号と同一のタイミングで出力する第2発振回路3と、
上記第1チャイム音信号および第2チャイム音信号を合
成してその合成信号を出力する信号合成回路6とを備
え、その合成信号によってスピーカ等を駆動することに
より、所定の唸りを伴ったチャイム音を発生させうる構
成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばドアチャイムや来客報知チャイムなどに利用されるチャイム 音発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ドアチャイム装置においては、玄関や門などからボタンを押すと室内 で「ピン」・「ポン」という軽快な音色のチャイムが鳴るように構成される。
【0003】 このようなチャイム音を発生させる手段として、従来においては、例えば特公 平6−31995号公報に記載されているようなチャイム音発生装置が知られて いる。これは、入力端子に所定の信号を印加することにより、予め定めた時間に 第1および第2の出力端子にそれぞれ所定の時間に所定の周波数信号を出力する マイクロコンピュータ等の信号発生手段を使用し、この信号発生手段の出力によ って充放電用のコンデンサを充放電させ、このコンデンサの両端電圧により上記 信号発生手段の出力を変調するようにしたもので、これによれば、比較的簡単な 回路構成で周波数精度の高いチャイム音を発生させることができる。
【0004】 なお、従来のチャイム音発生装置には、上述のような「ピン」・「ポン」とい うチャイム音ではなく、周波数を周期的に変化させることで「ピロピロピロ」と いうチャイム音を発生させるようにしたものも知られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来のチャイム音発生装置においては、チャイムを発生させるため の音源が一つしか備えられておらず、その一つの音源から発せられるチャイム音 が単音であったため、あるいはチャイム音を周波数一定のまま単調に減衰させる ようになっていたため、聴覚的な変化に乏しく、そのぶん人の注意を喚起しにく いという問題があった。
【0006】 なお、上記公報に記載された装置では、信号発生手段によって自動的に所定の 間隔をおいて2つのパルス信号を出力し、そのパルス信号が出力されるタイミン グで、例えばタイミングt1 からt2 までは周波数F1 、タイミングt2 からt 3 までは周波数F2 の信号をそれぞれ出力するというように、それぞれ異なる周 波数の信号を出力するようになっているが、これは一回のスイッチ操作により「 ピン」「ポン」と一連のチャイム音を出力できるようにするためのものである。 したがって、この場合も「ピン」あるいは「ポン」という各音はそれぞれ一定の 周波数をもった単音であることに変わりはない。
【0007】 また、「ピロピロピロ」というチャイム音を発生させるようにした装置におい ては、周波数が周期的に変化するようになっているものの、上述のような問題に 充分応えうるほどのものではなかった。
【0008】 本考案は、上述したような実情に鑑みてなされたもので、人の注意をより喚起 しやすく、しかも不快でないチャイム音を発生しうる装置を提供することを目的 とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本考案のチャイム音発生装置は、所定の入力があったと きに第1チャイム音信号を出力する第1発振回路と、上記入力があったときに第 1チャイム音信号の周波数と0.01〜10Hzだけ異なる周波数の第2チャイ ム音信号を第1チャイム音信号と同一のタイミングで出力する第2発振回路と、 上記第1チャイム音信号および第2チャイム音信号を合成してその合成信号を出 力する信号合成回路とを備えたことを特徴とする。
【0010】 なお、例えば「ピ−ン」ないし「ポ−ン」という一回のチャイム音において、 その鳴り始めから終わりにかけて音の強さが次第に弱められる(音が小さくなっ ていく)ようにするため、上記第1発振回路および第2発振回路と信号合成回路 との間には、第1および第2発振回路から出力された第1および第2チャイム音 信号を経時的に減衰させて信号合成回路へ出力する第1および第2エンベロープ 回路を設けてもよい。
【0011】
【作用】
上記の構成によれば、所定の入力があったときに第1発振回路および第2発振 回路から第1チャイム音信号および第2チャイム音信号がそれぞれ同時に出力さ れ、これら両チャイム音信号が信号合成回路によって合成されたうえで同合成回 路からその合成信号が出力される。その場合、第1および第2の両チャイム音信 号の周波数は互いに0.01〜10Hzだけ異なっているので、これらを合成し た合成信号によって例えばスピーカを駆動すると、上記周波数差による唸りを伴 ったチャイム音が出力される。このような唸り伴ったチャイム音は、例えば周波 数が一定のまま単調に減衰する従来のチャイムに比べると聴覚的変化に富むから 、そのぶん人の注意を喚起しやすくなる。
【0012】 また、一般に、周波数f1 の信号と周波数f2 の信号を合成すると|f1 −f 2 |の唸りを生じ、この周波数が10Hz以下(5〜6Hz以下という説もある )のときは耳に聞こえ、それ以上だと連続した濁った不快な音になると言われて いるが、本考案のチャイム音発生装置によって生じさせた唸りの周波数は、両チ ャイム音信号の周波数差、つまり0.01〜10Hzであるため、人に不快感を 与えることもない。
【0013】 こうして、本考案のチャイム音発生装置によると、不快でなく、しかも人の注 意を喚起しやすいチャイム音を発生させることができる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の実施例について説明する。 図1は本考案の一実施例に係るチャイム音発生装置の構成を示すブロック図で ある。
【0015】 同図に示すように、本実施例のチャイム音発生装置1は、並列に設けられた一 対の例えばCR発振回路からなる第1発振回路2および第2発振回路3と、これ らの各発振回路2、3の出力側にそれぞれ直列に接続された第1および第2の各 エンベロープ回路4および5と、この両エンベロープ回路4、5からの出力がそ れぞれ入力される信号合成回路6とを備えた構成である。
【0016】 第1、第2発振回路2、3は、図示しないスイッチやセンサなどのオン(また はオフ)により生じる所定の起動信号が入力されたときに同時に起動するように なっているが、その場合、第1発振回路2は、例えば図2の(A)に示すような 所定の周波数f1 を有する第1チャイム音信号を第1エンベロープ回路4を介し て信号合成回路6に出力し、第2発振回路3は、上記周波数f1 と0.01〜1 0Hzだけ異なる周波数f2 を有する第2チャイム音信号(同図の(B)に示す )を第1チャイム音信号と同一のタイミングで第2エンベロープ回路5を介して 信号合成回路6に出力するようにそれぞれ構成されている。なお、図2の例では 、第1および第2の両チャイム音信号の振幅は同程度に設定されている。
【0017】 一方、信号合成回路6は、上記第1および第2エンベロープ回路4、5を介し て同時にそれぞれ入力された第1および第2チャイム音信号を合成した上で、そ の合成信号(図2の(C)に示す)を図示しないスピーカに出力してこれを駆動 することにより、同スピーカから合成信号に対応するチャイム音を発生させるよ うになっている。
【0018】 なお、本実施例の場合、第1、第2エンベロープ回路4、5には、各々対応す る第1、第2発振回路2、3から出力された第1、第2チャイム音信号の振幅を 所定のエンベロープ(ここでは減衰曲線)に沿って時間的に変化させるための信 号が入力されるようになっているが、これは、各エンベロープ回路4、5で上記 各チャイム音信号が一定の割合で徐々に減衰されることにより、例えば「ピ−ン 」ないし「ポ−ン」という一回のチャイム音において、その鳴り始めから終わり にかけて音の強さが次第に弱められる(音が小さくなっていく)ようにするため である。
【0019】 次に、この実施例の作用を説明する。 図1に示したチャイム音発生装置1において、第1および第2発振回路2、3 に所定の入力があると、第1発振回路2からは図2(A)に示すような所定の周 波数f1 を有する第1チャイム音信号が出力されるとともに、これと同じタイミ ングで第2発振回路3からは上記周波数f1 と0.01〜10Hzだけ異なる周 波数f2 を有する第2チャイム音信号(同図(B))が出力される。
【0020】 これらの第1および第2チャイム音信号は、その各周波数f1 、f2 を一定に 保ったまま第1および第2エンベロープ回路4、5で時間的に減衰するようにそ れぞれ調整されてから信号合成回路6に入力され、同合成回路6において合成さ れたうえで図示しない例えばスピーカの駆動信号として出力される。
【0021】 このとき、合成される前の第1および第2チャイム音信号の両周波数f1 、f 2 が互いに0.01〜10Hzだけ異なっていることにより、信号合成回路6か ら出力される合成後の信号つまり合成信号は、図2の(C)に示すように、その 周波数の差に応じた周波数Δf=|f1 −f2 |(ただし、0.01Hz≦Δf ≦10Hz)の唸り(周期はΔfの逆数Δf-1)を伴ったものとなる。したがっ て、この合成信号によってスピーカを駆動することで、同スピーカからは上記周 波数Δfの唸りを伴ったチャイム音が出力される。これにより、例えば周波数が 一定のまま単調に減衰する従来のチャイム音に比べると聴覚的変化に富み、その ぶん人の注意を喚起しやすいチャイム音を発生させることができる。しかも、こ の場合のチャイム音の唸りの周波数は上記合成信号の唸りの周波数Δfである0 .01〜10Hzの範囲内のものとなるから、その音の唸りによって人に不快感 を与えることもない。これにより、不快でなく、しかも人の注意を喚起しやすい チャイム音を発生させうるチャイム発生装置が実現されることとなる。
【0022】 なお、以上の実施例では、第1および第2チャイム音信号を一定の割合で時間 的に減衰させるためにエンベロープ回路4、5を設けたが、本考案の特徴は周波 数が僅かに異なる2つのチャイム音信号を合成して最終的にチャイム音に唸りを 生じさせる点にあるから、上述のようなエンベロープ回路を必ずしも備える必要 はない。したがって、本考案の基本的な構成としては、図3に示す他の実施例に 係るチャイム音発生装置11のように、第1チャイム音信号発生用の第1発振回 路12と、第2チャイム音信号発生用の第2発振回路13と、これら両発振回路 12、13から出力される第1、第2の両チャイム音信号を合成したうえでスピ ーカ等に出力する信号合成回路16とを備えていれば足りる。
【0023】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、周波数が所定量だけ異なる2つの信号を合成 し、その合成信号によって耳障りでない唸りをもったチャイム音を発生させるの で、不快でなく、しかも人の注意を喚起しやすいチャイム音を発生させうるチャ イム音発生装置を実現できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るチャイム音発生装置の
構成を示すブロック図
【図2】同装置において発生される第1、第2チャイム
音信号の波形と、これらを合成して得られる合成信号の
波形とを例示した波形図
【図3】本考案の他の実施例に係るチャイム発生装置の
構成を示すブロック図
【符号の説明】
1、11・・・チャイム音発生装置 2、12・・・第1発振回路 3、13・・・第2発振回路 4・・・第1エンベロープ回路 5・・・第2エンベロープ回路 6、16・・・信号合成回路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の入力があったときに第1チャイム
    音信号を出力する第1発振回路と、上記入力があったと
    きに第1チャイム音信号の周波数と0.01〜10Hz
    だけ異なる周波数の第2チャイム音信号を第1チャイム
    音信号と同一のタイミングで出力する第2発振回路と、
    上記第1チャイム音信号および第2チャイム音信号を合
    成してその合成信号を出力する信号合成回路とを有する
    ことを特徴とするチャイム音発生装置。
  2. 【請求項2】 所定の入力があったときに第1チャイム
    音信号を出力する第1発振回路と、上記入力があったと
    きに第1チャイム音信号の周波数と0.01〜10Hz
    だけ異なる周波数の第2チャイム音信号を第1チャイム
    音信号と同一のタイミングで出力する第2発振回路と、
    第1および第2発振回路から出力された第1および第2
    チャイム音信号を経時的に減衰させてそれぞれ出力する
    第1および第2エンベロープ回路と、これら両エンベロ
    ープ回路の出力を合成してその合成信号を出力する信号
    合成回路とを有することを特徴とするチャイム音発生装
    置。
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