JP3011831B2 - 直流電源の逆接続保護回路 - Google Patents

直流電源の逆接続保護回路

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JP3011831B2
JP3011831B2 JP5188012A JP18801293A JP3011831B2 JP 3011831 B2 JP3011831 B2 JP 3011831B2 JP 5188012 A JP5188012 A JP 5188012A JP 18801293 A JP18801293 A JP 18801293A JP 3011831 B2 JP3011831 B2 JP 3011831B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は直流電源より供給され
る直流電圧の逆接続保護回路に係り、特に、直流電圧の
正負逆接続による電気回路の破壊等を防止するのに好適
な直流電源の逆接続保護回路に関する。
【0002】
【従来技術】従来より、直流電源から直流電圧が供給さ
れる電気回路において、電気回路の電圧供給端子の正負
の逆接続保護回路は図2及び図3に示すような回路が提
供されていた。
【0003】図2において、1は直流電源(図示せず)
から供給される直流電圧の正の電圧供給端子、2は直流
電源から供給される直流電圧の負の電圧供給端子、4は
上記正及び負の電圧供給端子1,2 を介して直流電圧が供
給される電気回路である。10は上記正及び負の電圧供給
端子1,2 と上記電気回路4間に設けた逆接続保護回路で
あり、この逆接続保護回路10は逆接続保護素子であるダ
イオードDを上記電圧供給端子1,2 間に接続したもので
ある。
【0004】直流電源の正の直流電圧が正の電圧供給端
子1に、負の直流電圧が負の電圧供給端子2にそれぞれ
供給されると、この直流電圧は正常な状態で電気回路4
に供給され、電気回路4は正常動作状態になる。
【0005】一方、上記直流電源からの正の直流電圧が
負の電圧供給端子2に、又は負の直流電圧が正の電圧供
給端子1に誤接続されると、逆接続保護回路10のダイオ
ードDがON状態になり、負の電圧供給端子2に供給され
た正の直流電流は上記ダイオードDを介して正の電圧供
給端子1に流れる。
【0006】即ち、直流電源の負荷がダイオードDのみ
になって供給された直流電圧は電気回路4に供給され
ず、電気回路4の正負逆接続に対する保護を行ってい
た。
【0007】また、図3は他の従来例を示した回路図で
あり、図3において、11は逆接続保護回路であり、この
逆接続保護回路11は、正の電圧供給端子1からヒューズ
Fを直列接続し、このヒューズFを介してダイオードD
を負極性供給端子2に接続したものである。
【0008】このように構成した逆接続保護回路11は前
述同様に、直流電源からの直流電圧が正負逆接続される
と、負の電圧供給端子2に供給された正の直流電流はダ
イオードDとヒューズFを介して正の電圧供給端子1に
流れ、直流電源の負荷はダイオードDとヒューズFのみ
になってしまい、電気回路4には直流電圧は供給され
ず、電気回路4の逆接続保護を行っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した図2
の逆接続保護回路10は直流電源の正負逆接続が長時間続
いたり、又は逆接続状態で大電流が流れると、逆接続保
護素子のダイオードDが破壊されてオープン状態にな
る。即ち、逆接続された直流電源の供給電圧が電気回路
4に供給され、電気回路4が破壊されてしまうという欠
点があった。
【0010】また、図3の他の従来例では逆接続される
ことによってヒューズFに流れる電流がヒューズFの定
格をオーバーすると瞬時にヒューズFが溶断し、電気回
路4と供給電圧端子1とはオープン状態になってしま
う。即ち、直流電源を正しく接続しなおしたとしても電
気回路4を動作させることがでず、電気回路4を再動作
させるためには、新しいヒューズFに交換しなければな
らないという不便さがあった。
【0011】特に、上記ヒューズFが機器内部の電気回
路4の直流電源部に配線されている場合、ヒューズF交
換作業にケースを開けて行う必要があり作業時間が掛か
るという欠点があった。
【0012】また、直流電源の接続を誤って逆接続する
ことによって、上記ヒューズFは瞬時に溶断してしまう
ため、煩わしいヒューズF交換作業が逆接続する度に発
生する恐れがあった。
【0013】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは従来例の欠点を解消
し、ダイオードとヒューズとを組み合わせて逆接続保護
回路を形成し、この逆接続保護回路を適切に動作させて
電気回路4を直流電源の正負逆接続から保護する逆接続
保護回路を提供するところにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の直流電源の逆
接続保護回路は電気回路の電圧供給端子に供給される直
流電源の逆接続保護回路において、上記電気回路の電圧
供給端子間に接続した第1の逆接続保護素子と、上記電
圧供給端子の一方に直列接続したヒューズと、このヒュ
ーズを介して上記電圧供給端子の他方に接続した第2の
逆接続保護素子とを備え、上記第1の逆接続保護素子と
上記ヒューズと上記第2の逆接属保護素子とでパイ型に
構成し、上記第1の逆接続保護素子と上記電気回路の電
圧供給端子間はヒューズを介さないで接続して構成する
ものである。
【0015】また、上記、第1及び第2の逆接続保護素
子をダイオードで構成したものである。
【0016】
【作用】この発明によれば、直流電源から直流電圧が供
給される電気回路において、この電気回路の正負の電圧
供給端子間にヒューズを介さないで第1の逆接続保護素
子であるダイオードD1を接続し、更に、上記正の電圧
供給端子からヒューズを直列接続し、このヒューズを介
して上記負の電圧供給端子に第2の逆接続素子であるダ
イオードD2とを接続し、上記ヒューズを挟んで上記ダ
イオードD1,D2でパイ形を形成して構成したので、
上記正負の電圧供給端子に逆接続した直流電源の供給電
流は負荷インピーダンスの電気抵抗が低い上記ダイオー
ドD1に流れ、電気回路へは逆接続した直流電流は供給
されず、電気回路の逆接保護を行うことができる。
【0017】また、上記逆接続の直流電流が長時間続く
ことによって上記ダイオードD1が破壊したり、又は上記
ダイオードD1の定格以上の大電流がダイオードD1に流れ
てダイオードD1が破壊した場合、供給された逆接続の直
流電流はダイオードD2とヒューズFを介して流れ、ヒュ
ーズFが瞬時にして溶断し、電気回路への逆接続の直流
電流の供給が遮断され電気回路は保護されることにな
る。
【0018】
【実施例】この発明に係る直流電源の逆接続保護回路の
実施例を図1に示した回路図に基づいて説明する。な
お、従来例と同一部分には同一符号を付してその説明を
省略する。
【0019】図1において、3は正の電圧供給端子1及
び負の電圧供給端子2と電気回路4間に設けた逆接続保
護回路であり、この逆接続保護回路3は第1の逆接続保
護素子であるダイオードD1を上記正負の電圧供給端子1,
2 間に接続し、更に、上記正の電圧供給端子1からヒュ
ーズFを直列接続し、このヒューズFを介して第2の逆
接続保護素子であるダイオードD2を負の電圧供給端子2
に接続し、ヒューズFとダイオードD1,D2 でパイ形に形
成したものである。
【0020】この様に構成した逆接続保護回路3は正負
の電圧供給端子1,2 に直流電源(図示せず)の正負の直
流電圧が正規に接続されることによって、この直流電圧
はヒューズFを介して電気回路4に正しく供給され、電
気回路4は正常な状態で動作することができる。
【0021】一方、直流電源からの直流電圧が正負の電
圧供給端子1,2 に誤って逆接続されると、負の電圧供給
端子2からダイオードD1を介して正の電圧供給端子1へ
と通ずる負荷インピーダンスが、負の電圧供給端子2か
らダイオードD2とヒューズFを介して正の電圧供給端子
1へと通ずる負荷インピーダンスより低いため、負の電
圧供給端子2に供給された正の直流電流はダイオードD1
を通って正の電圧供給端子1に流れ込む。
【0022】即ち、直流電源から供給された逆接続の直
流電流は電気回路4に供給されること無くダイオードD1
を通して流れ、電気回路4への逆接続によって破壊され
る等の不具合を防止することができると同時に、逆接続
による逆接続保護回路3に設けたヒューズFの瞬時の溶
断を防ぐことができる。
【0023】更に、上記ダイオードD1を通して流れる直
流電流が長時間に渡って流れ続けたり、又はダイオード
D1定格をオーバーするような大電流が流れた場合、ダイ
オードD1が破壊されオープン状態になると、負の電圧供
給端子2に供給された正の直流電流はダイオードD2とヒ
ューズFを介して正の電圧供給端子1に流れ込み、この
供給された直流電流がヒューズFの定格をオーバーする
と、ヒューズFが瞬時に溶断し、正負の電圧供給端子1,
2 と電気回路4とはオープン状態になる。
【0024】即ち、正負の電圧供給端子1,2 に逆接続し
た直流電源の直流電流は電気回路4に流れ込むことは無
く、電気回路4は逆極性による破損などの不具合を未然
に防止することができる。
【0025】この様にして、逆接続保護回路3は直流電
源からの直流電圧の逆接続に対してダイオードD1による
第1の逆接続保護と、ダイオードD2とヒューズFによる
第2の逆接続保護の二段階で電気回路4の逆接続保護を
行うことができ、一般には、上記第1の逆接続保護によ
って電気回路4の動作不良を検知し、直流電源の逆接続
を改善することができるので、第2の逆接続保護による
ヒューズFの溶断を避けることが可能である。
【0026】即ち、従来例のように、直流電源の接続を
誤って逆接続して瞬時にヒューズFが溶断し、ヒューズ
Fの交換をしなければ電気回路4を再動作できないとい
う煩わしさを回避することができる。
【0027】以上、図1の実施例では逆接続保護回路3
を電気回路4とは別に構成するよう説明したが、上記逆
接続保護回路3を電気回路4内部に設けて電気回路4の
一部として形成することも可能であり、また、正負の電
圧供給端子1,2 内部や直流電源供給コードのコネクター
内部に形成して設けることも可能であり、上記逆接続保
護回路3の組み立てスペースを省スペース化することが
できる。
【0028】
【発明の効果】この発明に係る直流電源の逆接続保護回
路は前述のように、正負の電圧供給端子間設けたダイオ
ードD1と、ヒューズFを介したダイオードD2による二段
階の逆接続保護を行う回路構成を用いたので、直流電源
を逆接続した場合、ヒューズFが瞬時に溶断することが
無く煩わしいヒューズFの交換作業を行う必要が無くな
るという効果がある。
【0029】一般には、供給される直流電源が正負逆接
続されて電気回路が動作しない状態を検知し、不動作の
原因である直流電源の逆接続を改善することができる
が、万が一、電気回路の不動作状態を検知することがで
きず、長時間、逆接続の異常状態が続いてダイオードD1
が破損した場合でも、前述したように、更に、ダイオー
ドD2とヒューズFによって確実に電気回路を保護するこ
とができるという効果もある。
【0030】しかも、構造が簡単であって、また、安価
に構成することができるため実施も容易であるなどの優
れた特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る直流電源の逆接続保護回路の実
施例を示した回路図である。
【図2】従来例の逆接続保護回路を示した回路図であ
る。
【図3】他の従来例の逆接続保護回路を示した回路図で
ある。
【符号の説明】
1 正の電圧供給端子 2 負の電圧供給端子 3 逆接続保護回路 4 電気回路 D1,D2 逆接続保護用ダイオード F 過電流保護用ヒューズ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気回路の電圧供給端子に供給される直流
    電源の逆接続保護回路において、 上記電気回路の電圧供給端子間に接続した第1の逆接続
    保護素子と、上記電圧供給端子の一方に直列接続したヒ
    ューズと、このヒューズを介して上記電圧供給端子の他
    方に接続した第2の逆接続保護素子とを備え、上記第1
    の逆接続保護素子と上記ヒューズと上記第2の逆接属保
    護素子とを備え、上記1の逆接続保護素子と上記ヒュー
    ズと上記第2の逆接続保護素子とでパイ形に構成し、上
    記第1の逆接続保護素子と上記電気回路の電圧供給端子
    間はヒューズを介さないで接続して構成することを特徴
    とする直流電源の逆接続保護回路。
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