JP3011661B2 - 無線機の受信感度ダイバーシチ測定方法およびその装置 - Google Patents

無線機の受信感度ダイバーシチ測定方法およびその装置

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JP3011661B2 JP8188727A JP18872796A JP3011661B2 JP 3011661 B2 JP3011661 B2 JP 3011661B2 JP 8188727 A JP8188727 A JP 8188727A JP 18872796 A JP18872796 A JP 18872796A JP 3011661 B2 JP3011661 B2 JP 3011661B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線機の受信感
度、特に無線機のダイバーシチ機能を試験する無線機の
受信感度ダイバーシチ測定方法およびその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話といった移動体通信シス
テム等のデジタル通信システムに開発・運用が盛んにな
ってきている。また、これらの通信システムには、PD
C(Personal Digital Cellul
ar)、PHS(Personal Handyhon
e System)、GSM(Global Syst
em for Mobile Communicati
on)等種々の規格が用いられており、各方式ではデジ
タル伝送が行われている。
【0003】アナログ伝送の場合は大きな障害とならな
かった電波伝搬特性が、デジタル伝送では、それらを考
慮して、技術的に解決する必要がある。以下、デジタル
伝送において、障害となる電波伝搬特性について記載す
る。
【0004】〔マルチパスフェージングについて〕 陸上移動体通信システムは、固定通信システムと異な
り、移動局のアンテナ高が1〜3mと非常に低いため、
通常見通し外通信となる。そのため、基地局から発射さ
れた電波は、移動局に到達する迄に、各局に周囲の地形
(山)、建物等によって多くの反射、回折、散乱の影響
を受ける。図4に示すこの様な伝送路(1〜6)を多重
遅延伝送路という。伝送路を多重遅延伝送路を通過して
受信される電波は、到来方向、到達時間の異なる多重遅
延波となる。また、この様な環境の中を移動体がある速
度で移動した場合、到達時間毎の受信レベルの瞬間値
は、移動体の移動とともに変動する。このとき、振幅変
動はレイリー分布に従い、位相変動は0から2πの間に
一様に分布し、その瞬時変動のことをレイリーフェージ
ングという(図5(a))。
【0005】〔ダイバーシチについて〕 電波の受信変動特性そのものを改善する手段として、ダ
イバーシチ受信がある。一般的なダイバーシチ受信は、
空間的に離れたn本(例えば、2本)のアンテナで互い
に瞬時変動が独立な電波を受信し、これを切替え又は合
成する方法である。図5(b)は、最もレベルの高いア
ンテナの受信信号を選択して切り替える選択合成受信法
である。無指向性アンテナを用いる移動体では、2本の
アンテナを無線キャリアの1/4波長程度互いに離すこ
とにより、ほぼ独立に瞬時変動する電波を得ることがで
きる。2系統の受信変動が互いに独立であれば、受信レ
ベルが低下した系の切離し又は符号判定への重み付けを
小さくし、フェージングの影響を低減することができ
る。
【0006】TDMA(Time Division
Multiple Access)方式の場合、移動局
は、基地局から送信される連続信号のうち、自局タイム
スロットのみを受信すればよい。そのため、簡単なアン
テナ切替えダイバーシチを実現できる。また、そのアン
テナ切替えダイバーシチを備えた、移動局(無線機)の
試験をする必要がある。
【0007】なお、PHSの場合、基地局にダイバーシ
チアンテナが設置され、タイムスロット毎に切り替えダ
イバーシチを行うことがある。その場合、基地局に設置
された無線機の試験を行うことになる。
【0008】〔試験項目〕 このため、移動局(無線機)の開発・検査で種々のフェ
ージングを繰り返して発生させて試験をする必要があ
る。その試験は、所定の誤り率、例えば1%となるアン
テナ入力レベルを求めて、無線機の良否判定を行う。
【0009】〔従来の試験方法〕 図6に基づいて、移動局(無線機)の受信感度を測定す
る測定系統図について説明する。測定操作手順を以下に
説明する。高周波信号を発生する信号発生器(以下、
単に「SG」ともいう)の中心周波数を試験周波数に設
定する。高周波信号発生器は、連続送信またはバース
ト送信とする。信号レベルを、パワー測定器にて、規格
感度レベル(フェージング時の中央値)が得られる値に
設定する。さらに、スイッチを切り替え、被試験機に信
号を加える。ビットエラー計にて、ユーザ情報転送用
チャネル部分のビット列を累積し、所定ビット数以上に
対する誤り率を測定する。測定したビットエラーレイ
トが規格値以下の時合格とする。この場合、従来は、固
定の減衰器(ATT)で構成し、指定したアンテナ入力
レベルになるようにSGのレベルを可変していた。図7
に示すように、ビットエラーレイトが1%となる平均入
力レベルをもとめ、そのレベルを受信感度レベルとす
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法で
は、アンテナまでの挿入損失があるため、各アンテナ入
力レベルに大きな差が発生する。そうすると、被試験機
(無線機)がレベルの高い方のアンテナを常に選択し、
本来の試験にならない。そのため、これを、各入力に挿
入されるATTで調整することも考えられる。しかし、
本試験に用いる周波数帯域(具体的には800MHz〜
3GHz)で使用できるATTには、0.1dBステッ
プ間隔で可変できるものがないのが実情である。
【0011】また、SGのレベルを1dBを越えて可変
することは、出力波形が不連続となり、フェージングシ
ミュレータに連続した波形を入力できず、安定したフェ
ージング振幅分布を得ることができない。また、フェー
ジングシミュレータへの入力が下がった場合、S/Nが
悪化するため、安定したフェージング振幅分布が得られ
ないことになる。
【0012】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、SGのレベルを一定(SG内のATTを一
定)にし、各アンテナ入力レベルの差を抑えた無線機の
受信感度ダイバーシチ測定方法およびその装置を提供す
ることを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の無線機の受信感度ダイバーシチ測定方法および
その装置では、固定のATTをプログラマブルATTと
し、各アンテナ入力レベルが所定範囲に入るようにAT
Tを設定することとした。そして、整数の補正値をAT
Tに設定し、小数の補正値をSGに設定する。
【0014】その具体的方法として、請求項1では、下
記〜の段階とした。信号発生器から一定レベル
(LO )の信号を複数ルートに分配して送出し、シミュ
レータで前記各ルートでフェージングを発生させ、その
フェージング特性を有する信号を、指定入力レベル(L
i )で複数のアンテナを備えた無線機に送出して試験を
行う無線機の受信感度ダイバーシチ測定方法において、
前記シミュレータからの各ルートの出力から無線機の
アンテナまでの各ルートに挿入された複数の減衰器(A
TT)を含む挿入損失を求める挿入損失測定段階(S
1)と、該挿入損失測定段階で求めた各ルートの挿入
損失のうち最大挿入損失を求める最大挿入損失検索段階
(S2)と、該最大挿入損失と各アンテナまでの各ル
ートの挿入損失とから各減衰器の補正値の整数部を算出
する補正値算出段階(S3)と、該補正値の整数部で
各減衰器を補正した後の平均挿入損失を算出する平均挿
入損失算出段階(S4)と、前記信号発生器の送信レ
ベルから前記平均挿入損失と指定入力レベルを引いて、
前記減衰器の平均減衰量を算出する平均減衰量算出段階
(S5)と、該平均減衰量の整数部と前記各減衰器の
補正値の整数部とを加え、各減衰器の設定をする減衰器
設定段階(S6)と、前記信号発生器の一定レベルか
ら前記平均減衰量の小数部を引いたレベルに、信号発生
器のレベルを設定する信号発生器レベル設定段階(S
7)。
【0015】また、請求項2では、請求項1に、下記
、の段階を加えた。前記指定入力レベル(Li
で受信する無線機での誤り率を予め定められた所定値と
比較する誤り率比較段階(S8)と、前記誤り率がほ
ぼ所定値になるように前記指定入力レベルを可変するレ
ベル可変段階(S9)。
【0016】また、請求項3では、下記〜の手段を
備えた。所定レベル(LO )の信号を送出する信号発
生器(3)と、該信号を複数のルートに分配し、各ルー
トでフェージングを発生させて出力するシミュレータ手
段(14)と、該シミュレータ手段から各ルートの出力
信号のレベルを可変して出力する減衰器(ATT1〜A
TT4)とを備え、前記各ルートの出力信号を指定入力
レベル(Li )で受信する複数のアンテナを備えた無線
機のフェージング試験をする無線機の受信感度ダイバー
シチ測定装置において、前記各ルートの前記信号発生
器の出力端から前記減衰器の出力端までの挿入損失を記
憶する手段(4)と、前記各挿入損失、信号発生器か
らの一定レベルおよび指定入力レベルから前記各減衰器
の整数の設定値及び信号発生器からの一定レベルを補正
するための小数の補正値を算出する手段(5、6、7)
と、前記整数の設定値を、各ルートに挿入された減衰
器の減衰量として設定し、かつ、小数値を前記信号発生
器の送出レベルに補正する手段(8、9)。
【0017】
【発明の実施の形態】〔無線機の受信感度ダイバーシチ
測定方法〕 図1に示すように被試験機である無線機のアンテナが4
本の例で説明する。先ず、ATT1〜ATT4をスル
ー(目盛0dB)とする。被試験機の入力端での各挿入
損失L1 、L2 、L3 、L4 を、パワーメータで測定す
る(S1)。その中の最大挿入損失をLH とする(S
2)。各アンテナ入力レベルが、例えば指定入力レベ
ルに対して±0.5dB以内になるようにするため、A
TTの補正値を算出する。ATT1C =LH −L1 、A
TT2C =LH −L2 、ATT3C =LH −L3 、AT
T4C =LH −L4 この場合、小数点以下を四捨五入
し、整数値とする(S3)。ルート校正値を求めるた
め、ルート平均値を求める(S4)。 La =((L1 +ATT1C )+(L2 +ATT2C
+(L3 +ATT3C )+(L4 +ATT4C ))/ア
ンテナの数 Set=(SG送出レベル−被試験機入力レベル−L
a )を計算し、その整数部を必要損失Setint とす
る。また、小数部をSetdec とする(S5)。各A
TTの設定値を、Setint にATTの補正値(整数
値)を加え求める(S6)。先のSG送出レベルから
Setdec を引く補正をし、SGの設定値とする(S
7)。
【0018】〔実施例〕 次に、本発明の一実施例について具体的な数値を用い説
明する。先に説明した、SG(信号発生器)送出レベル
は101dBμ、被試験機入力レベルを16dBμ、挿
入損失L1 の測定値を51.61dB、挿入損失L2
測定値を50.72dB、挿入損失L3 の測定値を5
2.28dB、挿入損失L4 の測定値を51.09dB
とする(S1)。
【0019】最大挿入損失はL2 であり、LH =5
2.28dBとなる(S2)。各ATTの補正値の整
数部は、ATT1C =52.28−51.61=0.6
7≒1(dB)、ATT2C =52.28−50.72
=1.56≒2(dB)、ATT3C =52.28−5
2.28=0(dB)、ATT4C =52.28−5
1.09=1.19≒1(dB)となる(S3)。ル
ート平均値La =((51.61+1)+(50.72
+2)+(52.28+0)+(51.09+1))/
4=52.425(dB)となる(S4)。Set=
(101−16−52.425)=32.575となる
(S5)。故に、整数部Setint =32、小数部Se
dec =0.575となる。各ATTの設定値は、A
TT設定1=32+1=33(dB)、ATT設定2=
32+2=34(dB)、ATT設定3=32+0=3
2(dB)、ATT設定4=32+1=33(dB)と
なる(S6)。SG設定値=101−0.575=1
00.425となる(S7)。
【0020】なお、SGはその内部でAPC(Auto
matic Power Control)がかけられ
るようになっており、そのレファレンス電圧を可変する
ことにより、レベルが可変できる構成となっている。
【0021】このSGの設定、各ATTの設定により、
各アンテナの入力レベルは、アンテナ1=15.815
dBμ、アンテナ2=15.705dBμ、アンテナ3
=16.145dBμ、アンテナ4=16.335dB
μとなり、各レベルが、無線機の指定入力レベルである
16dBμの±0.5dB以内となり、平均レベルも1
6dBμとなる。
【0022】(請求項2の発明) 以上、説明した無線機の受信感度ダイバーシチ測定方法
に対して、請求項2の発明は、被試験機の平均誤り率を
検出し、その値を、所定の誤り率と比較する(S8)。
その値が例えば1%になるように、アンテナの入力レベ
ルを可変する(S9)。具体的には、被試験機の誤り率
が1%より大きい場合はアンテナの入力レベルを大きく
し、平均減衰量算出段階の被試験機入力レベルとする。
逆に、被試験機の誤り率が1%より小さい場合はアンテ
ナの入力レベルを小さくし、平均減衰量算出段階の被試
験機入力レベルとする。
【0023】〔無線機の受信感度ダイバーシチ測定装
置〕 上記、説明した様に本願発明では、無線機の4本のアン
テナに入る入力レベルが、指定入力レベル(この例で
は、16dBμ)の±0.5dBの範囲に収まるように
したものである。図2に基づいて、無線機の受信感度ダ
イバーシチ測定装置の構成、および動作について説明す
る。
【0024】切替器1で各減衰器(ATT)からの信号
を、パワーメータ2側に切り替える。そして、信号発生
器3の出力端から切替器1の入力端までの、各ルートの
挿入損失L1 、L2 、L3 、L4 を、パワーメータ2で
測定する。その測定値を記憶手段4に記憶し、最大挿入
損失計算手段5で最大挿入損失LH を求める。次に、挿
入損失計算手段6は、各ATTの補正値を算出する。こ
の場合、小数点以下を四捨五入し、整数値とする。仮想
平均損失計算手段7は、各ルートの校正値を求めるた
め、ルート平均値を求める。設定値算出手段8は、各A
TTの設定値として、ルート平均値の整数部と各ATT
の補正値(整数値)を加えた値とする。また、信号発生
器3の設定値として、SG送出レベルからルート平均値
の小数部を引いた値とする。レベルコントロール手段9
は、設定値算出手段8の出力信号に応じて、ATT1〜
ATT4の設定減衰量、および信号発生器3の出力レベ
ルを制御する。
【0025】また、誤り率計10の誤り率に判定し、所
定の誤り率になるようにレベルコントロール手段9を制
御する。制御手段11は、そのときの被試験機である無
線機12のアンテナ入力レベルを、校正値より算出す
る。なお、各ルートは、信号発生器3の出力を分配器1
3で4つに分配され、それぞれが、フェージングシミュ
レータ14で、フェージングを発生させ、それぞれのA
TTに入力される。
【0026】〔無線機の受信感度ダイバーシチ測定装
置〕 図3に示すように、フェージングシミュレータ14が2
ルートしかない装置である場合、フェージングシミュレ
ータ14を2台使用することにより、同様の試験をする
ことができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明した様に、各請求項では、固定
のATTをプログラマブルATTとし、各アンテナ入力
レベルが所定範囲に入るように、整数の補正値をATT
に設定し、小数の補正値をSGに設定するようにした。
そのため、各アンテナ入力レベルを指定のアンテナ入力
レベルに対して、±0.5dB以内にすることができ
る。さらに、安定したフェージング振幅分布を得ること
ができる。また、請求項2では、所定の誤り率における
被試験機の入力レベルを求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を説明するためのフローチャート
図である。
【図2】本発明の一実施態様を示すブロック図である。
【図3】本発明の他の実施態様を示すブロック図であ
る。
【図4】マルチパスフェージングについて説明するため
の図である。
【図5】(a)はレイリフェージングについて説明する
ための図、(b)はダイバーシチについて説明するため
の図である。
【図6】従来例を示すブロック図である。
【図7】平均入力レベルに対する平均ビット誤り率を示
したグラフである。
【符号の説明】
1…切替器、2…パワーメータ、3…信号発生器、4…
記憶手段、5…最大挿入損失計算手段、6…挿入損失計
算手段、7…仮想平均損失計算手段、8設定値算出手
段、9…レベルコントロール手段、10…誤り率計。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/60 H04B 3/46 - 3/48 H04B 7/00 H04B 7/02 - 7/12 H04B 17/00 - 17/02 H04L 1/02 - 1/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号発生器から一定レベル(LO )の信号
    を複数ルートに分配して送出し、シミュレータで前記各
    ルートでフェージングを発生させ、そのフェージング特
    性を有する信号を、指定入力レベル(Li )で複数のア
    ンテナを備えた無線機に送出して試験を行う無線機の受
    信感度ダイバーシチ測定方法において、 前記シミュレータからの各ルートの出力から無線機のア
    ンテナまでの各ルートに挿入された複数の減衰器(AT
    T)を含む挿入損失を求める挿入損失測定段階(S1)
    と、 該挿入損失測定段階で求めた各ルートの挿入損失のうち
    最大挿入損失を求める最大挿入損失検索段階(S2)
    と、 該最大挿入損失と各アンテナまでの各ルートの挿入損失
    とから各減衰器の補正値の整数部を算出する補正値算出
    段階(S3)と、 該補正値の整数部で各減衰器を補正した後の平均挿入損
    失を算出する平均挿入損失算出段階(S4)と、 前記信号発生器の送信レベルから前記平均挿入損失と指
    定入力レベルを引いて、前記減衰器の平均減衰量を算出
    する平均減衰量算出段階(S5)と、 該平均減衰量の整数部と前記各減衰器の補正値の整数部
    とを加え、各減衰器の設定をする減衰器設定段階(S
    6)と、 前記信号発生器の一定レベルから前記平均減衰量の小数
    部を引いたレベルに、信号発生器のレベルを設定する信
    号発生器レベル設定段階(S7)とからなることを特徴
    とする無線機の受信感度ダイバーシチ測定方法。
  2. 【請求項2】前記指定入力レベル(Li )で受信する無
    線機での誤り率を予め定められた所定値と比較する誤り
    率比較段階(S8)と、 前記誤り率がほぼ所定値になるように前記指定入力レベ
    ルを可変するレベル可変段階(S9)とを備えた前記請
    求項1記載の無線機の受信感度ダイバーシチ測定方法。
  3. 【請求項3】所定レベル(LO )の信号を送出する信号
    発生器(3)と、該信号を複数のルートに分配し、各ル
    ートでフェージングを発生させて出力するシミュレータ
    手段(14)と、該シミュレータ手段から各ルートの出
    力信号のレベルを可変して出力する減衰器(ATT1〜
    ATT4)とを備え、前記各ルートの出力信号を指定入
    力レベル(Li )で受信する複数のアンテナを備えた無
    線機のフェージング試験をする無線機の受信感度ダイバ
    ーシチ測定装置において、 前記各ルートの前記信号発生器の出力端から前記減衰器
    の出力端までの挿入損失を記憶する手段(4)と、 前記各挿入損失、信号発生器からの一定レベルおよび指
    定入力レベルから前記各減衰器の整数の設定値及び信号
    発生器からの一定レベルを補正するための小数の補正値
    を算出する手段(5、6、7)と、 前記整数の設定値を、各ルートに挿入された減衰器の減
    衰量として設定し、かつ、小数値を前記信号発生器の送
    出レベルに補正する手段(8、9)とを備え無線機に入
    力されるレベルの平均が指定レベルとすることを特徴と
    する無線機の受信感度ダイバーシチ測定装置。
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