JP3011494B2 - 融雪装置 - Google Patents

融雪装置

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JP3011494B2
JP3011494B2 JP3196587A JP19658791A JP3011494B2 JP 3011494 B2 JP3011494 B2 JP 3011494B2 JP 3196587 A JP3196587 A JP 3196587A JP 19658791 A JP19658791 A JP 19658791A JP 3011494 B2 JP3011494 B2 JP 3011494B2
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博巳 藤生
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憲史 門間
忠雄 廣木
清磨 山岸
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は融雪水槽に投入された
雪を温水ボイラの温水で融かすようにした融雪装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の融雪装置は例えば実開平2−1
32726号公報に開示されているように、地中に埋設
され、投雪口を有する融雪水槽と、地上に設置された温
水ボイラとを備え、温水ボイラの温水を融雪水槽に供給
することにより、融雪水槽の雪を融かすようにしたもの
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した融雪装置では
温水ボイラや給水管及び出湯管等の水管路に常に水があ
り、冬季において、これらの地上部分の水が凍結しない
ように温水ボイラで加熱した温水を通すなどの工夫をし
ないと、凍結によって融雪水槽に随時温水を供給して必
要な融雪ができなくなるなど、冬季は、融雪運転停止中
も、水管路等の凍結防止運転をするなど、融雪に必要な
電力以外のエネルギも使用しなければならず、省エネル
ギー上の面でも問題があった。
【0004】この発明は上述した事実に鑑みてなされた
ものであり、温水ボイラの温水を融雪水槽に供給して雪
を融かすようにしたものにおいて、水や電力を多量に使
用することなく、的確な融雪運転が行えるようにし、さ
らには凍結防止装置や凍結防止運転を必要とすることな
く、凍結事故を防止できるようにすることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明では、地中に埋
設され、投雪口を有する融雪水槽と、地上に設置され、
加熱装置、給水口及び出湯口を有する温水ボイラと、融
雪水槽内の下部に設けられた水中揚水ポンプと、融雪水
槽の水位が所定水位以上になると融雪水槽の水を外部に
排出させる自動水位調整手段と、水中揚水ポンプと温水
ボイラの給水口とを給水管で連絡し、融雪水槽の水を温
水ボイラに供給するとともに、温水ボイラで加熱された
温水を温水ボイラの出湯口と融雪水槽内の上部とを連絡
する温水送水管を介して融雪水槽に供給し、この温水で
融雪水槽内の雪を融かすようにしたものにおいて、前記
温水ボイラには、ボイラの水室の満水を検出する水検出
電極と、水中揚水ポンプ停止時には、ボイラ及び給水管
の水を水槽側に排出させるエアチャージ弁と、水室の満
水を検出して加熱装置を駆動させる回路とを備え、融雪
水槽内の雪を融かすときは、温水ボイラへの給水を検出
して温水ボイラの加熱装置を作動させて融雪水槽への散
水を開始し、かつ、温水ボイラの給水温度が所定温度以
上のときには水中揚水ポンプ、及び温水ボイラの加熱装
置を停止させる制御装置とを備えた構成である。
【0006】
【作用】水中揚水ポンプを運転させると、融雪水槽の水
が給水管を通って温水ボイラに供給される。そして、温
水ボイラへの給水が検出されると、温水ボイラの加熱装
置が作動を開始し、給水された水を加熱する。温水ボイ
ラの温水は温水送水管を通って融雪水槽内の上部に供給
され、ここから散水されるため、融雪水槽内に投入され
た雪は速やかに融けて水になる。
【0007】融雪水槽内の雪が全て融けて水になった
後、さらに融雪運転を継続すると、温水ボイラの給水温
度が上昇していく。そして、温水ボイラの給水温度が所
定温度以上になると、水中揚水ポンプと温水ボイラの加
熱装置とが停止し、融雪運転が終了する。
【0008】このように、融雪水槽の水を温水ボイラに
供給して温水となし、この温水を融雪水槽に供給して融
雪水槽内の雪を融かすようにしたので、融雪水槽内の水
は雪が融けた分だけ捨てれば良く、排水を頻繁に行う必
要がない。しかも、水中揚水ポンプ等は逆止構造を持た
ないので、水中揚水ポンプが停止すると、エアチャージ
弁からの空気供給を受けて、温水ボイラや温水送水管の
温水と給水管の水は融雪水槽に戻り、これらの内部に水
が残らないようにできる。このため、融雪運転の停止中
に温水ボイラに凍結防止運転を行わせたり、凍結防止ヒ
ータ等の凍結防止装置を作動させる必要がない。
【0009】
【実施例】以下、この発明を図面に示す実施例について
説明する。図1において、1は地中に埋設された融雪水
槽である。この融雪水槽1の頂部には投雪口蓋2で覆わ
れた投雪口3が設けられ、この投雪口3の直下には落下
防止用のグレージング4が設けられている。また、融雪
水槽1内の下部には水中自動水位調整ポンプ(自動水位
調整手段)5と水中揚水ポンプ6とが設けられている。
この水中自動水位調整ポンプ5はフロート(図示せず)
等の水位検出手段を有し、融雪水槽1の水位がL2以上
になると水位がL1以下になるまで運転し、融雪水槽1
の水を排水管Pを通して排水溝Sに排出させるものであ
る。
【0010】7は地上に設置された温水ボイラであり、
バーナ(加熱装置)8を臨ませた燃焼室9の外側に水室
10を形成した缶体11を備えている。水室10は断面
がU字型で、その最下部に給水口12が設けられ、最上
部に出湯口13が設けられている。そして、水中揚水ポ
ンプ6と温水ボイラ7の給水口12とが給水管14にて
連絡され、水中揚水ポンプ6によって汲み上げられた水
が温水ボイラ7の水室10に供給されるようにしてあ
る。また、温水ボイラ7の出湯口13と融雪水槽1内の
上部空間15とが2本に分岐された温水送水管16にて
連絡され、温水ボイラ7の水室10の温水が温水送水管
16の先端部の散水口17……から融雪水槽1内に供給
されるようにしてある。また、温水送水管16の上部に
はエアチャージ弁18が取付けられている。
【0011】19は温水ボイラ7に設けられた制御装置
である。この制御装置19は図2に示すように、押圧操
作時にオンとなる運転スイッチ20と、給水口12近く
の給水管14内の水温(給水温度)を検知する水温セン
サ21と、出湯口13近くの水室10に臨ませ、かつ、
缶体11に絶縁して取付けられた水検出電極22と、マ
イクロコンピュータ等の制御回路23とからなり、この
制御回路23は運転スイッチ20、水温センサ21及び
水検出電極22の信号に応じて図3に示すようにバーナ
駆動回路24及び水中揚水ポンプ6を制御するものであ
る。
【0012】融雪水槽1には水中自動水位調整ポンプ5
及び水中揚水ポンプ6が水に浸る程度(L1以下)にホ
ース等を用いて予め給水しておく。そして、投雪口蓋4
を開け、雪を投雪口3から融雪水槽内1に投入した後、
運転スイッチ20をオンにする。
【0013】運転スイッチ20がオン操作されると、制
御回路23は水中揚水ポンプ6を運転させる。水中揚水
ポンプ6が運転すると、融雪水槽1の水が給水管14及
び給水口12を通って温水ボイラ7の水室10に給水さ
れ、水室10の水位が上昇していく。そして、水室10
がほぼ満水になると、水検出電極22から水室10の水
を通して缶体11に電流が流れる。このとき、制御回路
23はバーナ駆動回路24を作動させ、バーナ8の燃焼
を開始させる。このため、水室10の水は燃焼室9の燃
焼ガスと熱交換して温水となる。また、水室10の温水
は出湯口13及び温水送水管16を通って融雪水槽1に
供給され、散水口17から融雪水槽1内の雪に降りかけ
られる。
【0014】このような動作を繰返すことにより、融雪
水槽1内の雪が融け、水になる。そして、雪が全て融け
て水になると、融雪水槽1の水温が上昇し、これに伴っ
て水室10の給水口12近くの給水温度も上昇してい
く。そして、水温センサ21の検出温度が所定温度(例
えば10℃以上のある温度)以上になると、制御回路2
3はバーナ駆動回路24の作動を停止させ、バーナ8で
の燃焼を停止させる。また、水中揚水ポンプ6の運転を
停止させ、融雪運転を終了させる。
【0015】水中揚水ポンプ6は逆止構造を持たないの
で、水中揚水ポンプ6の運転が停止すると、温水ボイラ
7の水室10の水は給水管14を通って、また、温水送
水管16の水は散水口17からそれぞれ融雪水槽1内へ
と流れる。そして、エアチャージ弁18から吸入される
空気によって速やかに排水される。このため、水室1
0、給水管14及び温水送水管16に水が残らないよう
にでき、融雪運転の停止中にこれらの内部で水が凍結す
る心配はない。また、融雪水槽1の水位がL2以上にな
ると、水位がL1以下になるまで水中自動水位調整ポン
プ5が運転し、融雪水槽1の水を排水溝Sに排水するの
で、融雪水槽1の内部は最初に給水するだけで、常に融
雪に適した水位に保たれている。
【0016】本実施例のものでは、融雪水槽1の水を温
水ボイラ7に供給して温水となし、この温水を融雪水槽
1に供給して融雪水槽1内に投入された雪を融かすよう
にしたので、融雪水槽1内の水は雪が融けた分だけ捨て
れば良く、融雪水槽1の排水を頻繁に行う必要がない。
このため、水や電力を節約できるとともに、水中自動水
位調整ポンプ5を長期にわたって良好に使用することが
できる。また、融雪運転の停止中は温水ボイラ7の水室
10、給水管14及び温水送水管16に水が残らないよ
うにでき、温水ボイラ7に凍結防止のための運転を行わ
せたり、凍結防止ヒータ等の凍結防止装置を作動させる
必要がないなど、凍結防止を経済的に行うことができ
る。
【0017】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、水や電力を節約しながら的確な融雪運転を行うこ
とができ、しかも、温水ボイラに凍結防止のための運転
を停止させたり、凍結防止ヒータ等の凍結防止装置を設
ける必要がなく、経済的な融雪装置を提供できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す融雪装置の概略構成
説明図である。
【図2】同じく融雪装置の制御装置のブロック図であ
る。
【図3】同じく融雪装置の制御装置の動作説明用のフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 融雪水槽 3 投雪口 5 水中自動水位調整ポンプ(自動水位調整手段) 6 水中揚水ポンプ 7 温水ボイラ 8 バーナ(加熱装置) 12 給水口 13 出湯口 14 給水管 16 温水送水管 19 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 浩敏 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 門間 憲史 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 廣木 忠雄 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 山岸 清磨 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 実開 平2−148028(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01H 5/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地中に埋設され、投雪口を有する融雪水槽
    と、地上に設置され、加熱装置、給水口及び出湯口を有
    する温水ボイラと、融雪水槽内の下部に設けられた水中
    揚水ポンプと、融雪水槽の水位が所定水位以上になると
    融雪水槽の水を外部に排出させる自動水位調整手段と、
    水中揚水ポンプと温水ボイラの給水口とを給水管で連絡
    し、融雪水槽の水を温水ボイラに供給するとともに、
    水ボイラで加熱された温水を温水ボイラの出湯口と融雪
    水槽内の上部とを連絡する温水送水管を介して融雪水槽
    に供給し、この温水で融雪水槽内の雪を融かすようにし
    たものにおいて、前記温水ボイラには、ボイラの水室の
    満水を検出する水検出電極と、水中揚水ポンプ停止時に
    は、ボイラ及び給水管の水を水槽側に排出させるエアチ
    ャージ弁と、水室の満水を検出して加熱装置を駆動させ
    る回路とを備え、融雪水槽内の雪を融かすときは、温水
    ボイラへの給水を検出して温水ボイラの加熱装置を作動
    させて融雪水槽への散水を開始し、かつ、温水ボイラの
    給水温度が所定温度以上のときには水中揚水ポンプ、及
    び温水ボイラの加熱装置を停止させる制御装置とを備え
    たことを特徴とする融雪装置。
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