JP3011242U - 立体テレビビューアー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なる画面サイズのテレビモニターを自在に
接続でき、立体視を可能とする立体テレビビューアーを
提供する。 【構成】 左眼用及び右眼用の薄型テレビ２ａ，２ｂを
ホルダー３ａ，３ｂにてそれぞれ保持し、保持された薄
型テレビからの左右の像を、くさび状のプリズム及びレ
ンズを含む接眼部５ａ，５ｂにより観察者の左右の眼の
間隔に偏向させることにより、立体視を可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、特に異なる画面サイズのテレビモニターを自在に接続でき、立体視 を可能とする立体テレビビューアーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、左眼用映像及び右眼用映像をそれぞれ左右の眼に写すことにより立体視 を可能とする方式として、例えば図６に示すような液晶メガネを使用した時分割 スイッチング方式や、図７に示すような偏光フィルターを使用したメガネ方式が 提案されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記従来例では、液晶メガネや偏光メガネにより眼に入る光量 が減量したり、フリッカーを感じたりして、眼が疲れ、長時間の視聴に耐えられ ないという欠点があった。

【０００４】 本考案は、上述の課題を解決するために成されたもので、異なる画面サイズの テレビモニターを自在に接続でき、立体視を可能とする立体テレビビューアーを 提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案による立体テレビビューアーは以下の構成 を備える。

【０００６】 即ち、異なる画面サイズのテレビモニターを自在に接続でき、立体視を可能と する立体テレビビューアーであって、 左眼用及び右眼用の薄型テレビをそれぞれ保持する保持手段と、 前記保持手段により保持された薄型テレビからの左右の像を観察者の左右の眼 の間隔に偏向させる偏向手段とを備える。

【０００７】 また、上記目的を達成するために、本考案による他の立体テレビビューアーは 以下の構成を備える。

【０００８】 即ち、異なる画面サイズのテレビモニターを自在に接続でき、立体視を可能と する立体テレビビューアーであって、 左眼用及び右眼用の薄型テレビが内部に固定された筐体と、 前記筐体と着脱可能に接続され、前記筐体内部の薄型テレビからの左右の像を 観察者の左右の眼の間隔に偏向させるビューアーとを備える。

【０００９】

【作用】

かかる構成において、左眼用及び右眼用の薄型テレビをそれぞれ保持し、保持 された薄型テレビからの左右の像を観察者の左右の眼の間隔に偏向させることに より、立体視を可能とする。

【００１０】

【実施例】

以下、図面を参照しながら本考案に係る好適な一実施例を詳細に説明する。

【００１１】 図１は、本実施例における立体テレビビューアーの構成を示す斜視図である。 図において、１は立体テレビビューアー本体であり、異なるサイズの薄型テレビ （例えば液晶テレビやプラズマディスプレイ）を自在に接続でき、手軽に立体視 を可能とするものである。２ａ，２ｂは左眼用及び右眼用の薄型テレビであり、 立体テレビビューアー本体１にそれぞれはめ込まれる。３ａ，３ｂは立体テレビ ビューアー本体１に固定されたホルダーであり、左眼用及び右眼用の薄型テレビ （例えば４インチ）をそれぞれ保持する。４ａ，４ｂもホルダーであり、異なる 画面サイズ（例えば３インチ）の左眼用及び右眼用の薄型テレビをそれぞれ保持 する。そして、５ａ，５ｂは左眼用及び右眼用の接眼部であり、それぞれくさび 状のプリズム及びレンズで構成されている。

【００１２】 次に、上述のホルダー３ａ，３ｂ（又は４ａ，４ｂ）と接眼部５ａ，５ｂとの 関係を、図２及び図３を参照しながら説明する。

【００１３】 図２は上述の立体テレビビューアー本体１の上面図であり、図３は立体テレビ ビューアー本体１の側面図である。

【００１４】 図示するように、立体テレビビューアー本体１は、内部に左眼用及び右眼用の 薄型テレビ２ａ，２ｂを保持するためのホルダー３ａ，３ｂ（又は４ａ，４ｂ） と、プリズム及びレンズを含む接眼部５ａ，５ｂとを備え、中央の隔壁６により 内部空間が左右に分割されている。

【００１５】 尚、接眼部５ａ，５ｂのプリズム及びレンズは観察者の左右の眼と左眼用及び 右眼用の薄型テレビ２ａ，２ｂの中心点とを結ぶ各々２本の線（代表的な視軸） が観察者の左右の眼に入射した時に、実質的に凝視点となる表示された画面上の 像を所定の距離の範囲に凝視できるようにするものである。

【００１６】 以上の構成において、左眼用及び右眼用の薄型テレビ２ａ，２ｂに左右の映像 をそれぞれ表示させておき、観察者が接眼部５ａ，５ｂより観察することにより 立体視が可能となる。

【００１７】 ＜変形例＞ 本実施例では、内部に固定されたホルダーにより左右の薄型テレビを保持する ように構成しているが、図４に示すように、予め左眼用及び右眼用の薄型テレビ ２ａ，２ｂが内部に固定された筐体２０を、接眼部５ａ，５ｂを含むビューアー １０にはめ込むように構成することも可能である。

【００１８】 また、本実施例では、２つの薄型テレビを左右にそれぞれ配置する場合を例に 説明したが、例えば液晶テレビなどは素子の配列を自由にできるので、予め縦横 比（アスペクトレシオ）が３：４の液晶テレビを２つ連結させた２連液晶テレビ （図５参照）を製造しておき、この２連液晶テレビを接続できるように構成して も良い。

【００１９】 この場合、２連液晶テレビを左右一対のホルダーで保持でき、より容易に接続 することができる。

【００２０】 更に、本実施例では、ホルダーを固定式としているが、図２に示す矢印方向に 移動可能なスライド式としても良い。

【００２１】 尚、本実施例では、薄型テレビを例に説明したが、従来のＣＲＴディスプレー を接続しても良いことは言うまでもない。

【００２２】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案によれば、異なる画面サイズのテレビモニターを 自在に接続でき、立体視を可能とする立体テレビビューアーを提供できる。

【００２３】

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例における立体テレビビューアーの構成
を示す斜視図である。

【図２】本実施例における立体テレビビューアー本体の
上面図である。

【図３】本実施例における立体テレビビューアー本体の
側面図である。

【図４】変形例における立体テレビビューアーの構成を
示す斜視図である。

【図５】変形例における２連液晶テレビを示す斜視図で
ある。

【図６】従来の液晶メガネを使用した時分割スイッチン
グ方式を示す図である。

【図７】従来の偏光フィルターを使用したメガネ方式を
示す図である。

【符号の説明】

１ 立体テレビビューアー本体 ２ 薄型テレビ ３ ホルダー ５ 接眼部

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 異なる画面サイズのテレビモニターを自
   在に接続でき、立体視を可能とする立体テレビビューア
   ーであって、 左眼用及び右眼用の薄型テレビをそれぞれ保持する保持
   手段と、 前記保持手段により保持された薄型テレビからの左右の
   像を観察者の左右の眼の間隔に偏向させる偏向手段と、 を備えることを特徴とする立体テレビビューアー。
2. 【請求項２】 前記保持手段は、異なる画面サイズの薄
   型テレビをそれぞれ保持するために固定された複数のホ
   ルダーであることを特徴とする請求項１記載の立体テレ
   ビビューアー。
3. 【請求項３】 前記保持手段は、異なる画面サイズの薄
   型テレビをそれぞれ保持するための移動可能なホルダー
   であることを特徴とする請求項１記載の立体テレビビュ
   ーアー。
4. 【請求項４】 異なる画面サイズのテレビモニターを自
   在に接続でき、立体視を可能とする立体テレビビューア
   ーであって、 左眼用及び右眼用の薄型テレビが内部に固定された筐体
   と、 前記筐体と着脱可能に接続され、前記筐体内部の薄型テ
   レビからの左右の像を観察者の左右の眼の間隔に偏向さ
   せるビューアーと、 を備えることを特徴とする立体テレビビューアー。
5. 【請求項５】 前記筐体は、内部に左眼用及び右眼用の
   像を表示する画面を２面連結させた２連薄型テレビを固
   定していることを特徴とする請求項４記載の立体テレビ
   ビューアー。