JP3011128U - ネジの微動送り機構 - Google Patents
ネジの微動送り機構Info
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- JP3011128U JP3011128U JP1994015146U JP1514694U JP3011128U JP 3011128 U JP3011128 U JP 3011128U JP 1994015146 U JP1994015146 U JP 1994015146U JP 1514694 U JP1514694 U JP 1514694U JP 3011128 U JP3011128 U JP 3011128U
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- Japan
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- screw
- pitch
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- screws
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Abstract
(57)【要約】
[目的] ネジ自体の強度は十分に保持しつつも、所望
する微少な距離の送りを精巧に実現することを可能とし
たネジの微動送り機構とする。 [構成] 直線上に存在する同一径とした軸体に、それ
ぞれピッチ差を有するネジ部を形成し、その各々のネジ
部にそれぞれのピッチと適合する内面に螺条を形成した
部材を螺合してあることとする。
する微少な距離の送りを精巧に実現することを可能とし
たネジの微動送り機構とする。 [構成] 直線上に存在する同一径とした軸体に、それ
ぞれピッチ差を有するネジ部を形成し、その各々のネジ
部にそれぞれのピッチと適合する内面に螺条を形成した
部材を螺合してあることとする。
Description
【0001】
本考案はネジの微動送り機構、特に種々の機器、装置類におけるネジを利用 した制御部材の位置調整やワークの強制送り等に使用されるネジの微動送り機構 に関する。
【0002】
一般的に、工作機械等における切削工具や被加工ワークの送りや各種の測定 測定機械、流体の流量調節、顕微鏡の被検体のスライド機構、また、圧延、塗料 、印刷機、製紙プラント、可塑材成形、板ガラス成形等のローラ機構等を多種多 様の分野でネジを媒介とした送り機構が採用されている。
【0003】
しかしながら、この上記したような機械、装置類におけるネジの送り機構に おける負荷に対応するための強度保持が重量要素となっており、そのピッチの微 少化に大きな制約を受けている。即ち、ピッチを小さくすることにより、ネジに おける損傷発生率が高くなってしまうこととなり、微少な距離における送りが、 ネジの精度と比較して実現されていない。
【0004】
そこで、本考案は上記した従来の実情に着目してなされたもので、かかる問 題点を解消して、ネジ自体の強度は十分に保持しつつも、所望する微少な距離の 送りを精巧に実現することを可能としたネジの微動送り機構を提供することを目 的としている。
【0005】
この目的を達成するために、本考案に係るネジの微動送り機構は直線上に存 在する同一径とした軸体に、それぞれピッチ差を有するネジ部を形成し、その各 々のネジ部にそれぞれのピッチと適合する内面に螺条を形成した部材を螺合して あることを特徴としている。
【0006】
上記した構成とすることで軸体もしくは螺条を形成した部材のいずれか一方 を回転させることで、各ネジ部におけるピッチ差の直進動作を適格に得ることが できるのであり、しかも、ネジ自体に要求される強度は十分に保持されることと なる。
【0007】
次に、本考案の実施例を図面を参照して説明する。図1は本考案を実施した ネジの微動送り機構の第一実施例を示す断面図、図2は同じく第二実施例を示す 断面図である。
【0008】 まず、図1にあって1は直状の軸体を示しており、この軸体1の図にあって 中心部分より左側にはピッチをaとしたネジ部2が、一方右側にはピッチをbと したネジ部3が形成されている。また、このネジ部2、3は各々右ネジかあるい は左ネジのいずれかに統一されている。
【0009】 また、各々のネジ部2にはピッチaと適合するピッチaとした雌ネジを内周 面に形成したリング部材4が、一方のネジ部3にはピッチbと適合するピッチb とした雌ネジを内周面に形成したリング部材5が各々不回転状態で螺合されてい る。
【0010】 ここで、この第一実施例についての作動を説明すると、軸体1を図中の矢印 A方向に一回転させると、回転前の各部材4、5間の距離をSとし、回転後をS 2とすると、S1ーS2=△Sとなり、ここで△S=aーb、すなわちピッチa とbの差となる。尚、左ネジとした場合はbーaとなり、仮にaを1.0mm、 bを0.9mmとすると、その差0.1mm部材4.5間の距離が動くこととな る。
【0011】 さらに、図2にあって1a、1bは軸芯を直線状に配置された軸体であり、 その各軸体1a、1bには各々ピイチaとピッチbとしたネジ部2a、2bが形 成されており、このネジ部2a、2bはやはり、右ネジか左ネジのいずれかに統 一されている。
【0012】 また、図中6はスリーブ部材を示し、このスリーブ部材6には各軸体1a、 1bのネジ部2a、2bのピッチと適合するa、bのピッチの雌ネジを内周面に 形成したネジ孔が相対向して、同芯状に形成され、そのネジ孔の各々の軸体1a 、1bが螺合されたものとなっているもので、この場合、軸体1a、1bが右回 転状態とされている。
【0013】 この第二実施例にあってスリーブ部材6を図中の矢印B方向へ一回転させる と、軸体1a、1bの両端間の距離Pは前記と同等の計算により一回転後には△ Pとなり、この△Pはやはりaーb、あるいはbーaとなる。
【0014】
本考案に係るネジの微動送り機構は上述のように構成され、作用する。その ため、ネジ自体の強度を保持するために大きなピッチとしたネジ部を有する軸体 を使用しても、そのピッチよりもはるかに小さなピッチでの動きと同等の作用を 精巧に得ることができることとなり、種々の機器や装置類における送り機構に、 より一層の信頼性を向上させることができるものとなっている。
【図1】第一実施例を示す断面図である。
【図2】第二実施例を示す断面図である。
1 軸体 1a 軸体 1b 軸体 2 ネジ部 2a ネジ部 2b ネジ部 3 ネジ部 4 リング部材 5 リング部材 6 スリーブ部材
Claims (2)
- 【請求項1】 直線上に存在する同一径とした軸体に、
それぞれピッチ差を有するネジ部を形成し、その各々の
ネジ部にそれぞれのピッチと適合する内面に螺条を形成
した部材を螺合してあることを特徴とするネジの微動送
り機構。 - 【請求項2】 前記軸体を一体物として各々のネジ部に
は別々の内面に螺条を形成した部材を螺合するか、もし
くは前記軸体を別物とし、内面に螺条を形成した部材を
一体物として構成してあることを特徴とする請求項1に
記載のネジの微動送り機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994015146U JP3011128U (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | ネジの微動送り機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994015146U JP3011128U (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | ネジの微動送り機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3011128U true JP3011128U (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=43146866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994015146U Expired - Lifetime JP3011128U (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | ネジの微動送り機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3011128U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006118129A1 (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Thk Co., Ltd. | 変速機構、ロータリーアクチュエータ |
JP2015019525A (ja) * | 2013-07-12 | 2015-01-29 | ミネベア株式会社 | ブラシ付き直流モータ |
-
1994
- 1994-11-14 JP JP1994015146U patent/JP3011128U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006118129A1 (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Thk Co., Ltd. | 変速機構、ロータリーアクチュエータ |
JP2015019525A (ja) * | 2013-07-12 | 2015-01-29 | ミネベア株式会社 | ブラシ付き直流モータ |
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