JP3011109U - 網 戸 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 網戸の通風性、採光性、雨除機能の改善と共
に外観上の美観の向上。 【構成効果】 網戸のネット部分の一部を通風部分及び
／または透明部分としたレインガード部分とすることに
よって目的を達成できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は網戸の改良に関するもので、特に網戸のネットの一部を通風部分及び ／または透明部分を設けたレインガード部分としたことを特徴とする網戸に関す るものである。

【０００２】

【従来の技術】

エアコン、換気扇等の従来の密閉型冷房機具に対して、自然の通風、換気、防 虫を重視して網戸の使用にこだわる人達は数多く、網戸に対する潜在的需要は衰 えない状態である。然しながら窓を閉めた室内では煙草の煙、臭い等が消えにく くまた、付着し易くそのため自然換気能力が意外に乏しく、特に梅雨時や春秋の 長雨時には雨の日の換気性に問題があり、美観上からも単純なものが多く、この ための具体的解決策も殆ど提案されていない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案はこの問題を解決するためのものであり、特に網戸の防虫機能を損なう ことのないように網戸の通風性、通気性を改善すると共に採光性、透光性を改善 し、併せてこれまで最大の欠点とされてきた網戸の外観上の整合性をも改善させ るためのものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

すなわち、本考案は網戸のネット部分の一部を通風部分及び／または透明部分 等を設けたレインガード部分としたことを特徴とする網戸を提供するもので、以 下図面を参照して本考案の一例を説明すると、図１において１は本考案の網戸を 示す模式的全体平面図である。２は従来までの網戸ネット部分であり、３が本考 案によるレインガード部分である。

【０００５】 このレインガード部分は通常はレインガード（雨よけ）機能と通風機能とを併 せ持つものであり、通風部分には一般に鎧戸方式の透過部分を有しその大きさ、 寸法、形状、及び色彩上任意のものが選択され、材質もアクリル樹脂、ガラス、 アルミニウム、ステンレス等の材料で適宜構成されている。ただレインガード部 分は一般に透明であるが好みにより色も自由であり、それによってレインガード 機能と共に採光性を調整することが必要である。また通風性の点から鎧戸部分の 通風部分の空隙の相互間隔も重要である。網戸のレインガード部分と窓ガラス戸 の隙間より入る空気の流通による通風、換気性で雨の時は窓の開閉（レインガー ド部分内）で調節することができる。したがって本考案のレインガード部分は全 体がレインガードのみで構成されてもよく、また通風部分のみで形成されてもよ く、一方上部のみを通風部、下部をレインガード部分、またはその逆に上部をレ インガードとし、下部を通風部としてもよい。また既存の網戸に取り付ける場合 には、レインガード部分のみを別個に作製して網戸の外側または内側に取り付け てもよく、その取り付け方もネジ止め、からみ止め等任意の方法でよい。さらに レインガード部分は既存の網戸のネット部分の一部を除去した部分に通風部分及 び／またはレインガード部分を摺動方式で取り付けることもできる。また上下に 伸縮自在のものも可能である。

【０００６】

【考案の効果】

以上に述べたように、本考案によれば、網戸のネット部分の一部を通風部分及 び／または透明部分としてレインガード部分とすることによって、網戸の外観の 著しい向上と共に通風機能、採光機能、雨よけ機能共に著しい向上を達成するこ とができる。外出時に窓の開きをレインガード部分内にしておけば外出中に雨が 降っても安心である。

【図面の簡単な説明】 図１は本考案の一例を示すための模式的平面図である。

【符号の説明】

１．本考案の網戸全体を示す模式的平面図。 ２．ネット部分。 ３．レインガード部分。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 網戸のネット部分の一部を通風部分及び
   ／または透明部分を設けたレインガード部分としたこと
   を特徴とする網戸。