JP3010846U - ヘリカルオーガー式削孔機におけるスクリュウロッドの軸受構造 - Google Patents

ヘリカルオーガー式削孔機におけるスクリュウロッドの軸受構造

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JP3010846U JP1994014682U JP1468294U JP3010846U JP 3010846 U JP3010846 U JP 3010846U JP 1994014682 U JP1994014682 U JP 1994014682U JP 1468294 U JP1468294 U JP 1468294U JP 3010846 U JP3010846 U JP 3010846U
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孝正 真坂
久陽 島津
伸介 片岡
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西武ポリマ化成株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磨耗によって鉄粉が生じて飛散することが無
く、また、騒音の発生も抑えることのできるとともに、
軸受材の外周面とメガネバンドの内周面との間への土砂
の侵入を防止することができる。 【構成】 軸受材31は、スクリュウロッドのジャーナ
ル部に所定の公差で外挿可能な内径の円筒の上下縁にそ
れぞれ係合フランジ31Aを備えたブッシュを、円周を
二等分するように軸方向に分割した形状に、硬質弾性体
により形成されている。軸受材31の分割部にはスペー
ス材70が、また係合フランジ31Aの内端面上にはス
ペース材72が配設されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ヘリカルオーガー式削孔機において、並設された複数のスクリュウ ロッドをそれぞれの軸間隔を保って回転自在に束ねる振れ止め軸受部材と、この 振れ止め軸受部材とスクリュウロッドの間に介装される軸受材とからなる軸受構 造に関する。
【0002】
【従来の技術】
土木基礎工事の工法の一つであるソイル柱列壁工法において、削孔に用いられ るヘリカルオーガー型削孔機には、オーガーに複数のスクリュウロッドを備える ものがある。このような複数のスクリュウロッドを有するヘリカルオーガー型削 孔機では、スクリュウロッドの長手方向所々に振れ止めが設けられる。
【0003】 振れ止めは、スクリュウロッドに外挿可能な円筒状の軸受け部材をスクリュウ ロッドの配設間隔と等しい間隔で並列に連結一体化した形状の振れ止め軸受部材 としてのいわゆるメガネバンドによって全てのスクリュウロッドを束ね、メガネ バンドとスクリュウロッドの間にはメタル部材が介装されてスクリュウロッドの 回転を許容するように構成される。
【0004】 メガネバンドが装着されるスクリュウロッドのジャーナル部には、二個の位置 規制フランジがメタル部材を収容可能な間隔で設けられると共に、それぞれの位 置規制フランジの対向する側面側二カ所にキーが設けられており、メタル部材は 位置決めフランジ間に嵌合すると共にキーに係合して相対回転不能に装着される 。
【0005】 メタル部材は、組み合わせた状態の半断面図を図14に示すように、両端外周 に係合フランジ3Aが突設された円筒状であってその径方向に二つ割りに形成さ れると共に、その分割線に沿って係合フランジの端面側に段部3Bが形成されて おり、この段部3Bが二つ割りのメタル部材を組み合わせた状態でその係合フラ ンジ3Aの端面に分割線に沿って(径方向の)キー溝3Cを形成するようになっ ている。
【0006】 メガネバンドは、スクリュウロッドの中心軸方向にはメタル部材の両端の係合 フランジ間に嵌合する厚さであって各軸受け部材の中心(スクリュウロッド中心 )を結ぶ面で二つに分割形成され、スクリュウロッドのジャーナル部に装着され たメタル部材の係合フランジの間に嵌り、スクリュウロッドとの間にメタル部材 を脱落不能に保持しつつ自らもスクリュウロッドに保持されるようになっている ものである。
【0007】 このように構成された振れ止めでは、メガネバンドはスクリュウロッドにメタ ル部材を介して支持され、複数のスクリュウロッドを束ねてその相対位置変化を 規制することで振動を抑制する。メタル部材はそのキー溝がスクリュウロッドの ジャーナル部のキーに係合しているために削孔作動時にはスクリュウロッドと共 に回転し、メタル部材の外周面とメガネバンドの内周面とが摺動する。つまり、 メタル部材がメガネ軸受部材内で回転し、これによってメタル部材又はメガネバ ンドは摩耗するがスクリュウロッド(ジャーナル部)は摩耗しないようになって いる。摩滅したメタル部材又はメガネ軸受け部材は適宜交換するものである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のような振れ止め構成において、メタル部材及びメガ ネバンドは一般構造用圧延鋼材等の金属により形成されることが一般的であり、 メタル部材の回転によってメタル部材又はメガネバンドが摩耗して生じた鉄粉が 周囲に飛散すると共に騒音も大きく、市街地における工事では粉塵公害や騒音公 害を生じるという問題があった。
【0009】 また、このような粉塵公害や騒音公害を防止する目的で、メタル部材をFRP 製のものに置換する提案もなされているが、FRPは強度はあっても伸び特性に 乏しく衝撃に弱いため、部材の摩耗が著るしく、ひんぱんな交換を必要とするの で実用上問題がある。
【0010】 さらに、従来の軸受材においては、メタル部材は径方向に二つ割りに形成され ているため、この軸受材分割部の間隙およびフランジ3Aの軸方向内端面とメガ ネバンドの外端面との間隙から土砂がメタル部材の外周面とメガネバンドの内周 面との間に侵入し、相対的に摺動する両面の摩耗を早める結果軸受材およびメガ ネバンドの寿命を短くするという問題があった。
【0011】 本考案は、上記問題に鑑みてなされたものであって、摩耗によって鉄粉が生じ て飛散することが無く、また、騒音の発生も抑えることができ、しかもFRPに 比べて耐摩耗性にすぐれているとともに、軸受材の外周面とメガネバンドの内周 面との間への土砂の侵入を防止することができるヘリカルオーガー式削孔機にお けるスクリュウロッドの軸受け構造を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本考案のヘリカルオーガー式削孔機におけるスクリュウロ ッドの軸受け構造は、ヘリカルオーガー式削孔機において、オーガーのスクリュ ウロッドを回転自在に束ねる振れ止め軸受部材と、該振れ止め軸受部材と前記ス クリュウロッドとの間に介装される軸受材からなる軸受構造であって、該軸受材 は、硬質弾性体により、両端部に係合フランジを備えた円筒を径方向に二つ割り にした形状に形成され、二個の位置規制フランジが軸方向に所定間隔で設けられ て成る前記スクリュウロッドのジャーナル部に嵌合すると共に、前記係合フラン ジ間に嵌合する前記振れ止め軸受部材によって脱落不能に保持されるよう構成さ れており、該軸受材の分割部および該係合フランジの軸方向内端面上に弾性体か らなるスペース材が配設されていることを特徴とする。
【0013】 硬質弾性体としては、ポリウレタンまたは熱可塑性エラストマーが好適である 。また硬質弾性体としては硬さショア式硬度計Dタイプ60〜75、引張り強さ 300kgf/cm2 以上、伸び100%以上、ヤング率約2000〜3000 kgf/cm2 のものが好適である。
【0014】 本考案の一実施態様においては、該振れ止め軸受部材は前記軸受材の係合フラ ンジ間の外周に嵌合可能な内径と高さを有する円筒を二つ割りにした形状に形成 された複数の軸受を連結板により相互に連結してなり、各軸受の分割部の間隙に 弾性体からなるスペース材が配設されていることを特徴とする。
【0015】 本考案の他の実施態様においては、スクリュウロッドのジャーナル部には、両 位置規制フランジの対向する側面側の外周をほぼ二等分する二カ所にそれぞれ係 合凸部が設けられており、軸受材には、係合フランジの外端面にその分割面とほ ぼ直交する径方向に沿って前記係合凸部が嵌合する係合凹部が形成されており、 該軸受材の分割部および該係合フランジの軸方向内端面上に弾性体からなるスペ ース材が配設されていることを特徴とする。
【0016】
【作用】
上記構成のヘリカルオーガー式削孔機におけるスクリュウロッドの軸受材は、 スクリュウロッドのジャーナル部に装着され、その係合フランジ間に嵌合する振 れ止め軸受部材によって脱落不能とされる。スクリュウロッドの回転時にはその 内周面とスクリュウロッドの外周との間又はその外周面と振れ止め軸受部材の内 面との間で摺動し、硬質弾性体の有する弾性によって騒音を生ずることがなく、 摺動相手側を磨耗させることがなく鉄粉を生じない。
【0017】 また軸受材の分割部および該係合フランジの軸方向内端面上に弾性体からなる スペース材が配設されているので、軸受材に振れ止め軸受部材を装着した時軸受 材の分割部の間隙および軸受材の係合フランジの内端面と振れ止め軸受部材の外 端面との間の間隙から土砂が軸受材の外周面と振れ止め軸受部材の内周面との間 に侵入することが防止される。
【0018】 また振れ止め軸受部材の各軸受の分割部の間隙に弾性体からなるスペース部材 が配設された実施態様においては、該各軸受の分割部から土砂が軸受材の外周面 と振止め軸受部材の内周面との間に侵入することが防止される。
【0019】 また、スクリュウロッドのジャーナル部には、両位置規制フランジの対向する 側面側の外周をほぼ二等分する二カ所にそれぞれ係合凸部が設けられており、軸 受材には、係合フランジの外端面にその分割面とほぼ直交する径方向に沿って前 記係合凸部が嵌合する係合凹部が形成されており、該軸受材の分割部および該係 合フランジの軸方向内端面上に弾性体からなるスペース材が配設されている構成 においては、軸受材はスクリュウロッドと相対回転不能となり、スクリュウロッ ドのジャーナル部は磨滅しない。また、スクリュウロッドの回転に伴って当該軸 受材が回転する際には係合凸部の回転方向前方側は押圧されると共に回転方向後 方側は引っ張られ、押圧力が作用される領域と引っ張り力が作用される領域に二 分されることによって軸受材に大きな変形が生ぜず、摩耗が少ない。
【0020】
【考案の実施例】
以下添付図面を参照して本考案の実施例について説明する。 図1は本考案に係るヘリカルオーガー式削孔機におけるスクリュウロッドの軸 受構造の一実施例を適用したヘリカルオーガー式削孔機の側面図、図2はその振 れ止め部分の拡大正面図である。
【0021】 図1に示すヘリカルオーガー式削孔機1では、オーガー2は並設された三本の スクリュウロッド20(20A,20B,20C)を備えている。
【0022】 スクリュウロッド20…は、スクリュウ21の外径が所定量重合する所定の間 隔で同一平面上に並列に配置され、それぞれのスクリュウロッド20は三カ所の 振れ止め30(上部振れ止め30A、中間振れ止め30B、下部振れ止め30C )によって連結されている。
【0023】 振れ止め30は、スクリュウロッド20のジャーナル部22に軸受材31を介 して振れ止め軸受部材としてのメガネバンド32が装着され、このメガネバンド 32によってスクリュウロッド20…を回転可能且つ相対位置変化不能に束ねて 構成される。
【0024】 スクリュウロッド20のジャーナル部22は、図3(A)に正面図,(B)に その側面図を示すように、所定厚さの位置規制フランジ22Aが軸方向に所定の 間隔で二個設けられると共に、位置規制フランジの中心を挟む対称位置二カ所( 180゜離れた周上二カ所)に形成された所定幅の切り欠き部内に係合凸部とし てのキー22Bが位置規制フランジ22Aの対向する側(ジャーナル部22側) に所定量突出させて固定されている。
【0025】 軸受材31は、その斜視図を図4に示すように、上下縁にそれぞれ係合フラン ジ31Aを備えた円筒状のブッシュを、円周を二等分するように軸方向に分割し た形状に、硬さ:ショア式硬度計Dタイプ60〜75の硬質弾性体により形成さ れている。つまり、二個組み合わせることによって円筒状のブッシュを構成する ようになっているものである。その内径はスクリュウロッド20のジャーナル部 22に所定の公差で嵌合可能であると共に、その高さ(軸方向の厚さ)は、ジャ ーナル部22の位置規制フランジ22Aの間に所定の公差で嵌合するように設定 されている。係合フランジ31Aの外端面には、分割面とほぼ直交する径方向( 分割面と周方向にほぼ90゜の位置)に係合凹部としてのキー溝31Cが形成さ れている。
【0026】 硬質弾性体としてはウレタン樹脂、ウレタンゴム等のポリウレタンと熱可塑性 エラストマーがあり、熱可塑性エラストマーの種類としては、スチレンブダジエ ン系、オレフィン系、ポリエステル系等がある。
【0027】 メガネバンド32は、一般構造用圧延鋼材によって形成され、平面図である図 5に示すように軸受材31の係合フランジ31Aの間の外周に嵌合可能な内径と 高さの円筒を二つ割りにした形状の割り軸受32Aをスクリュウロッド20の配 設間隔と等しい間隔で分割面に沿う連結板32Bによって並列に連結して構成さ れる。これを二個対向させて連結板32B同士をボルトナットで締結することで 、軸受材31を回転自在に保持可能な軸受部32Cがスクリュウロッド20…の 配設間隔と等しい間隔で並設された形状となるようになっている。
【0028】 割り軸受32Aを連結板32Bに固定するには、割り軸受32Aの円周方向の 両端部32Eを連結板32Bの対応する端部32Fに溶接する。したがって対向 する一対の割り軸受32A、32Aの端部32E、32E間には溶接用の空隙3 2Gが形成されている。
【0029】 そして、軸受材31は、そのキー溝31Cをキー22Bに嵌合させてスクリュ ウロッド20のジャーナル部22に装着され、その外周側からメガネバンド32 で押さえられて脱落不能とされている。メガネバンド32は、スクリュウロッド 20のジャーナル部22に装着された軸受材31の係合フランジ31Aの間を挟 み、その軸受部32C内に軸受材31が嵌合した状態でスクリュウロッド22か ら脱落不能に保持すると同時に、自らもスクリュウロッド20に脱落不能に装着 されている。つまり、軸受材31はスクリュウシャフト20のジャーナル部20 の位置規制フランジ22Aによって軸受材31は軸方向に移動不能であり、従っ て、その軸受材31の係合フランジ間に嵌合しているメガネバンド32もスクリ ュウロッド22に対して脱落不能になっているものである。
【0030】 上記の如く構成された振れ止め30では、メガネバンド32が、スクリュウロ ッド20の間隔の変化を規制することで振動を防ぐ。軸受材31はそのキー溝3 1Cがジャーナル部22のキー22Bと係合しているためにジャーナル部22( スクリュウロッド20)に対して相対回転不能であり、スクリュウロッド20と 共に回転する。メガネバンド32は三本のスクリュウロッド20…を束ねている ために回転することはなく、メガネバンド32の軸受部32C内で軸受材31が 回転することでスクリュウロッド20の回転を許容する。
【0031】 軸受材31は、メガネバンド32の軸受部32C内で回転するため、軸受材3 1の外周と軸受部32Cの内周面とが摺動することとなるが、軸受材31はウレ タンゴムによって形成されているため、その弾性によってスクリュウロッド20 の回転に伴う振動を吸収し、騒音の発生を抑える。また、一般構造用圧延鋼材に よって形成されたメガネバンド32より硬度が低いために軸受部32Cが摩耗す ることはなく、従って、鉄粉が生ずることがない。なお、硬質弾性体の物性とし ては、硬さ:ショア式硬度計Dタイプ60〜75,引張り強さ:300kgf/ cm以上,伸び:100%以上,ヤング率:約2000〜3000kgf/c mが適当である。
【0032】 また、硬質弾性体は、耐摩耗性が良く耐久性は高いものであるが、スクリュウ ロッド20のジャーナル部22のキー22Bと嵌合するキー溝31Cが軸受材3 1の係合フランジ31Aの外端面の分割面31Bと直交する径方向に沿って形成 されているため、従来の如く分割面に沿って形成された段部がキー溝を構成する ものに比較して軸受材31の変形が少なく、より耐久性が向上する。即ち、図6 に模式的に示すように従来の如く分割面に沿って形成された段部がキー溝を構成 するものでは、二つ割りの軸受材3の一方の端部をキー4で押圧することで軸受 材3が回転するが、回転力の作用方向と回転前方端の移動方向が180゜異なる ために回転力が軸受材3の全体をメガネバンドの軸受部5の内面に押圧するよう に働き、軸受材3の外周と軸受部5の間の嵌合隙間があればその分変形して圧接 されて摩耗が促進する。特に従来の軸受材のように金属製のものに比べて剛性の 低い硬質弾性体製の軸受材においてはこの傾向は顕著となる。これに対して本実 施例は図7で模式的に示すようにキー溝31Cが軸受材31の分割面と直交する 径方向(周方向中央)に形成されているものでは、キー溝31Cより回転方向前 方の部分は回転力によって押圧され、回転方向後方の部分は引っ張られることと なり、回転力が軸受材31を軸受部32Cの内周面に押圧する範囲は従来に対し て半分の90゜の範囲となり、回転力の作用方向と回転方向前端の移動方向の違 いも半分の90゜であって軸受材31の変形は極めて少なく、従って摩耗が少な く耐久性が向上するものである。
【0033】 本実施例においては、上記の構造の軸受材31の分割部31Bに、その軸方向 全長にわたり図11に示すように分割部スペース材70が配設される。分割部ス ペース材70は、図11(B)に斜視図で示すように、軸受材の31の軸方向断 面に合致する形状を有し、厚さ2〜3mm程度の軟質ゴム、スポンジゴム、水膨 張ゴム等容易に圧縮して取付け可能な弾性材により形成される。分割部スペース 材70は2つの半割り軸受材31の対向する分割部端面のいずれか一方に接着剤 で接着する等の方法であらかじめ固定しておくことが好ましい。
【0034】 また、軸受材31の係合フランジ31Aの各軸方向内端面31E上には、係合 フランジスペース材72が接着等適宜の手段により固着されている。係合フラン ジスペース材72は図11(C)に斜視図で示すように、各半割り軸受材31の 係合フランジ31Aの内端面の円弧状形状に合致する形状を有し、分割部スペー ス材と同様の材料からなる厚さ2〜3mmの弾性体により形成される。
【0035】 また、前述のとおり、メガネバンド32の対向する一対の割り軸受32A、3 2Aの端部32E、32E間には溶接用の空隙32G(図5)が形成されるが、 この空隙32Gには図12に斜視図を示す振れ止め軸受用スペース材74が配設 される。このスペース材74はゴム、ウレタン等の弾性材からなり、空隙Gの横 断面に合致する形状を有し空隙Gの軸方向全長にわたって延長する柱状の頭部7 4Aとこれから連結部32Bの相互に当接する端面の方向に延長する板状部74 Bを有する。頭部の径はたとえば2〜3mm、板状部の厚みは2mm程度である 。このスペース材74をその頭部74Aが空隙G内に位置し板状部74Bが1対 の対向する連結板32Bの対向面間に挾圧されるように軸受32Aのいずれか一 方に接着等適宜の方法で固定する。
【0036】 このように、本考案においては、各スペース材70、72、74を配設するこ とにより、軸受材31の分割部31B、係合フランジ31Aの内端面31Eとメ ガネバンド32の軸受32Aの外端面との間の間隙、およびメガネバンド32の 軸受32Aの空隙32Gから土砂が軸受材31の外周面と軸受32Aの内周面と の間に侵入して軸受材31の摩耗を迅進することが防止される。
【0037】 上記実施例のスペース材は上記構成の軸受材31に限らず種々異なる軸受材に そのまゝ、あるいは僅かな設計上の変更を加えることによって適用することが可 能である。以下このような軸受材のいくつかの例について説明する。
【0038】 上記実施例は軸受材31がスクリュウロッド20と共に回転してメガネバンド 32との間で摺動するように構成したものであるが、スクリュウロッド20及び メガネバンド32が金属であるのに対して軸受材31が硬質弾性体であるため、 スクリュウロッド20のジャーナル部22にキー22Bを設けず(軸受材31の キー溝31Cも不要となる)、軸受材31の回転を規制しない構成にしてもよい 。すなわち、図10(A)、(B)に示すように、位置規制フランジ22Aの外 周面および係合フランンジ31Aの外端面には相互の係合するキーおよびキー溝 が形成されていない。この場合、軸受材31は、その外周面とメガネバンド32 の割り軸受32Aの内周面との摩擦力と、内周面とスクリュウロッド20のジャ ーナル部22の外周面との摩擦力のバランスで摺動を生ずる面が決まり、軸受材 31の内周面とジャーナル部22の外周面とが摺動することも生ずるが、スクリ ュウロッド20を摩耗させることはほとんどなく、問題はない。
【0039】 キー22Bとキー溝31Cを備える構成にあっては、摩耗が進むとスクリュウ ロッド20、軸受材31、メガネバンド32の間に間隙が大きくなり、キー22 Bのキー溝31Cへのかかりが少くなり、ついにはキー22Bがキー溝31Cを はずれ軸受材本体にくい込み軸受材本体の破損を生じることになるが、上記キー を除去した構成によれば、このようなキーのくい込みによる軸受材本体の破損を 生じるおそれがなく、軸受材を長持ちさせることができる。
【0040】 また、キー22Bとキー溝31Cを備える構成にあっては、摩耗の進行により キー22Bがキー溝31Cをはずれることを防止するため、図13に示すように 軸受材31の上下のフランジ部31Aに半環状の溝58を形成し、この溝58の 中に適宜の直径調節用金具(図示せず)を備えたスチールバンド60を配設し、 各フランジ部31Aをそれぞれスチールバンド60でしばることにより2分割の 軸受材31を一体的に固定するようにしてもよい。
【0041】 また、上記実施例に対して、更に摩耗の減少を図って耐久性の向上を可能とす るものとして、組み合わせた状態の半断面図である図8に示すように軸受材31 に小径の穴31Dを複数穿ち、そこにワセリン等の潤滑剤を充填しておくように してもよい。これによれば、軸受材31の磨滅に伴って潤滑剤が滲み出して潤滑 作用を行い、摩耗が減少する。
【0042】 更に、上記実施例では軸受材31は硬質弾性体のみによって形成したが、その 硬度によって形状の保持が困難な場合には、図9の半断面図に示すように金属製 の骨部材31Eを内挿して補強して形成してもよい。なお、図はキー溝31Fを 分割部31Bに形成したものである。
【0043】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によるヘリカルオーガー式削孔機におけるスクリュ ウロッドの軸受構造によれば、硬質弾性体により、円筒の両端部に係合フランジ を備えると共に径方向に二つ割りに形成され、二個の位置規制フランジを軸方向 に所定間隔で設けたスクリュウロッドのジャーナル部に嵌合すると共に係合フラ ンジ間に嵌合する振れ止め軸受部材によって脱落不能に保持されるよう構成され ることにより、スクリュウロッドの回転時には硬質弾性体の有する弾性によって 振動を吸収するために騒音が少なく、摺動相手側を摩耗させることがないので鉄 粉を生じない。従って、市街地の削孔工事に於いても騒音公害や粉塵公害を発生 させることがない。
【0044】 また軸受材の分割部および該係合フランジの軸方向内端面上に弾性体からなる スペース材が配設されているので、軸受材に振れ止め軸受部材を装着した時軸受 材の分割部の間隙および軸受材の係合フランジの内端面と振れ止め軸受部材の外 端面との間の間隙から土砂が軸受材の外周面と振れ止め軸受部材の内周面との間 に侵入することが防止される。
【0045】 また振れ止め軸受部材の各軸受の分割部の間隙に弾性体からなるスペース部材 が配設された実施態様においては、該各軸受の分割部から土砂が軸受材の外周面 と振止め軸受部材の内周面との間に侵入することが防止される。
【0046】 したがって、土砂の介入による軸受材の摩耗の促進が防止され、軸受材の寿命 を延ばすことができる。
【0047】 また、スクリュウロッドのジャーナル部には、両位置規制フランジの対向する 側面側の外周をほぼ二等分する二カ所にそれぞれ係合凸部が設けられており、軸 受材には、係合フランジの外端面にその分割面とほぼ直交する径方向に沿って前 記係合凸部が嵌合する係合凹部が形成されており、該軸受材の分割部および該係 合フランジの軸方向内端面上に弾性体からなるスペース材が配設されている構成 においては、軸受材はスクリュウロッドと相対回転不能となり、スクリュウロッ ドのジャーナル部は磨滅しない。また、スクリュウロッドの回転に伴って当該軸 受材が回転する際には係合凸部の回転方向前方側は押圧されると共に回転方向後 方側は引っ張られ、押圧力が作用される領域と引っ張り力が作用される領域に二 分されることによって軸受材に大きな変形が生ぜず、摩耗が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るヘリカルオーガー式削孔機におけ
るスクリュウロッドの軸受材を適用したヘリカルオーガ
ー式削孔機の側面図である。
【図2】振れ止め部分の拡大正面図である。
【図3】(A)はスクリュウロッドのジャーナル部の正
面図,(B)は側面図である。
【図4】軸受材の斜視図である。
【図5】メガネバンドの平面図である。
【図6】従来構成の軸受材の作用を示す概念図である。
【図7】本願実施例の軸受材の作用を示す概念図であ
る。
【図8】潤滑機能を備えた軸受材を組み合わせた状態の
半断面図である。
【図9】骨部材によって補強された軸受材を組み合わせ
た状態の半断面図である。
【図10】キーおよびキー溝を省略した軸受材の実施例
を示す図で、図10Aは側面図、図10Bは斜視図であ
る。
【図11】軸受材にスペース材を配設した状態を示す斜
視図である。
【図12】メガネバンドに配設するスペース材を示す斜
視図である。
【図13】係合フランジ部をスチールバンドでしばるよ
うにした実施例を示す判断面図である。
【図14】従来例の軸受材を組み合わせた状態の半断面
図である。
【符号の説明】
1…ヘリカルオーガー式削孔機 2…オーガー 20(20A,20B,20C)…スクリュウロッド 22…ジャーナル部 22A…位置規制フランジ 22B…キー(係合凸部) 31…軸受材 31A…係合フランジ 31B…分割面 31C…キー溝(係合凹部) 32…メガネバンド(振れ止め軸受け部材) 70,72,74…スペース材

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘリカルオーガー式削孔機において、オ
    ーガーのスクリュウロッドを回転自在に束ねる振れ止め
    軸受部材と、該振れ止め軸受部材と前記スクリュウロッ
    ドとの間に介装される軸受材からなる軸受構造であっ
    て、該軸受材は、硬質弾性体により、両端部に係合フラ
    ンジを備えた円筒を径方向に二つ割りにした形状に形成
    され、二個の位置規制フランジが軸方向に所定間隔で設
    けられて成る前記スクリュウロッドのジャーナル部に嵌
    合すると共に、前記係合フランジ間に嵌合する前記振れ
    止め軸受部材によって脱落不能に保持されるよう構成さ
    れており、該軸受材の分割部および該係合フランジの軸
    方向内端面上に弾性体からなるスペース材が配設されて
    いることを特徴とするヘリカルオーガー式削孔機におけ
    るスクリュウロッドの軸受構造。
  2. 【請求項2】 ヘリカルオーガー式削孔機において、オ
    ーガーのスクリュウロッドを回転自在に束ねる振れ止め
    軸受部材と、該振れ止め軸受部材と前記スクリュウロッ
    ドとの間に介装される軸受材からなる軸受構造であっ
    て、該軸受材は、ポリウレタンおよび熱可塑性エラスト
    マーからなる群から選ばれた硬質弾性体により、両端部
    に係合フランジを備えた円筒を径方向に二つ割りにした
    形状に形成され、二個の位置規制フランジが軸方向に所
    定間隔で設けられて成る前記スクリュウロッドのジャー
    ナル部に嵌合すると共に、前記係合フランジ間に嵌合す
    る前記振れ止め軸受部材によって脱落不能に保持される
    よう構成されており、該軸受材の分割部および該係合フ
    ランジの軸方向内端面上に弾性体からなるスペース材が
    配設されていることを特徴とするヘリカルオーガー式削
    孔機におけるスクリュウロッドの軸受構造。
  3. 【請求項3】 ヘリカルオーガー式削孔機において、オ
    ーガーのスクリュウロッドを回転自在に束ねる振れ止め
    軸受部材と、該振れ止め軸受部材と前記スクリュウロッ
    ドとの間に介装される軸受材からなる軸受構造であっ
    て、該軸受材は、硬さショア式硬度計Dタイプ60〜7
    5、引張り強さ300kgf/cm2 以上、伸び100
    %以上、ヤング率約2000〜3000kgf/cm2
    の硬質弾性体により、両端部に係合フランジを備えた円
    筒を径方向に二つ割りにした形状に形成され、二個の位
    置規制フランジが軸方向に所定間隔で設けられて成る前
    記スクリュウロッドのジャーナル部に嵌合すると共に、
    前記係合フランジ間に嵌合する前記振れ止め軸受部材に
    よって脱落不能に保持されるよう構成されており、該軸
    受材の分割部および該係合フランジの軸方向内端面上に
    弾性体からなるスペース材が配設されていることを特徴
    とするヘリカルオーガー式削孔機におけるスクリュウロ
    ッドの軸受構造。
  4. 【請求項4】 ヘリカルオーガー式削孔機において、オ
    ーガーのスクリュウロッドを回転自在に束ねる振れ止め
    軸受部材と、該振れ止め軸受部材と前記スクリュウロッ
    ドとの間に介装される軸受材からなる軸受構造であっ
    て、 該軸受材は、硬質弾性体により、両端部に係合フランジ
    を備えた円筒を径方向に二つ割りにした形状に形成さ
    れ、二個の位置規制フランジが軸方向に所定間隔で設け
    られて成る前記スクリュウロッドのジャーナル部に嵌合
    すると共に、前記係合フランジ間に嵌合する前記振れ止
    め軸受部材によって脱落不能に保持されるよう構成され
    ており、該軸受材の分割部および該係合フランジの軸方
    向内端面上に弾性体からなるスペース材が配設されてお
    り、 該振れ止め軸受部材は前記軸受材の係合フランジ間の外
    周に嵌合可能な内径と高さを有する円筒を二つ割りにし
    た形状に形成された複数の軸受を連結板により相互に連
    結してなり、各軸受の分割部の間隙に弾性体からなるス
    ペース材が配設されていることを特徴とするヘリカルオ
    ーガー式削孔機におけるスクリュウロッドの軸受構造。
  5. 【請求項5】 ヘリカルオーガー式削孔機において、オ
    ーガーのスクリュウロッドを回転自在に束ねる振れ止め
    軸受部材と、該振れ止め軸受部材と前記スクリュウロッ
    ドとの間に介装される軸受材からなる軸受構造であっ
    て、 該軸受材は、ポリウレタンおよび熱可塑性エラストマー
    からなる群から選ばれた硬さショア式硬度計Dタイプ6
    0〜75、引張り強さ300kgf/cm2 以上、伸び
    100%以上、ヤング率約2000〜3000kgf/
    cm2 の硬質弾性体により、両端部に係合フランジを備
    えた円筒を径方向に二つ割りにした形状に形成され、二
    個の位置規制フランジが軸方向に所定間隔で設けられて
    成る前記スクリュウロッドのジャーナル部に嵌合すると
    共に、前記係合フランジ間に嵌合する前記振れ止め軸受
    部材によって脱落不能に保持されるよう構成されてお
    り、該軸受材の分割部および該係合フランジの軸方向内
    端面上に弾性体からなるスペース材が配設されており、 該振れ止め軸受部材は前記軸受材の係合フランジ間の外
    周に嵌合可能な内径と高さを有する円筒を二つ割りにし
    た形状に形成された複数の軸受を連結板により相互に連
    結してなり、各軸受の分割部の間隙に弾性体からなるス
    ペース材が配設されていることを特徴とするヘリカルオ
    ーガー式削孔機におけるスクリュウロッドの軸受構造。
  6. 【請求項6】 ヘリカルオーガー式削孔機において、オ
    ーガーのスクリュウロッドを回転自在に束ねる振れ止め
    軸受部材と、該振れ止め軸受部材と前記スクリュウロッ
    ドとの間に介装される軸受材からなる軸受構造であっ
    て、該軸受材は、硬質弾性体により、両端部に係合フラ
    ンジを備えた円筒を径方向に二つ割りにした形状に形成
    され、二個の位置規制フランジが軸方向に所定間隔で設
    けられて成る前記スクリュウロッドのジャーナル部に嵌
    合すると共に、前記係合フランジ間に嵌合する前記振れ
    止め軸受部材によって脱落不能に保持されるよう構成さ
    れており、 前記スクリュウロッドのジャーナル部には、前記両位置
    規制フランジの対向する側面側の外周をほぼ二等分する
    二カ所にそれぞれ係合凸部が設けられており、上記軸受
    材には、前記係合フランジの外端面にその分割面とほぼ
    直交する径方向に沿って前記係合凸部が嵌合する係合凹
    部が形成されており、 該軸受材の分割部および該係合フランジの軸方向内端面
    上に弾性体からなるスペース材が配設されていることを
    特徴とするヘリカルオーガー式削孔機におけるスクリュ
    ウロッドの軸受構造。
JP1994014682U 1994-11-02 1994-11-02 ヘリカルオーガー式削孔機におけるスクリュウロッドの軸受構造 Expired - Lifetime JP3010846U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017160655A (ja) * 2016-03-09 2017-09-14 株式会社丸徳基業 多軸掘削軸の接続用吊り下げ装置

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