JP3010777U - ハガキ等のカード印刷物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 台紙に貼付された接着シートの感圧性接着剤
にプリペイドカードを貼付することにより、該プリペイ
ドカードが容易に剥がれることがないと共にハガキやカ
ードとして使用できるので、郵送代も安く簡易なものと
して扱うことができ、かつ、台紙と接着シートが妄りに
剥がれたりすることがないものである。 【構成】 一側の隅部に寄った位置にテレホンカード等
のプリペイドカードが挿入される大きさの開口部１ｂを
形成した前記プリペイドカードの厚みと略等しい厚みの
台紙１と、片面に感圧性接着剤２ａを塗布し、この感圧
性接着剤面側を前記台紙の裏面に接着固定した比較的薄
手の接着シート２と、前記台紙の開口部側から該開口部
に露出している前記感圧性接着剤に貼付した剥離シート
３とから構成したハガキ等のカード印刷物である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はテレホンカード等のプリペイドカードを貼付した状態で郵送あるいは 各種のイベント等の案内状として使用して好適なハガキ等のカード印刷物に関す る。

【０００２】

【従来の技術】

テレホンカード等のプリペイドカードは、個人の結婚や出産等の祝い事あるい は企業における創立記念や各種イベント開催等の場合に、前記プリペイドカード に、それを示す印刷を施して友人や顧客に配付することが多く行なわれている。

【０００３】 そして、このプリペイドカードを配付するに際して、直接友人や顧客等に手渡 すか郵送するなどしているが、郵送する場合には、封書内にお礼の文書や案内文 書等と一緒に前記プリペイドカードを封入しているのが一般的であった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、前記プリペイドカードを封書によって郵送する場合には、ハガキの 郵送に比べ郵送代が高く、また、切手代の他に封筒も必要となるため、全体とし てコストが嵩むといった問題があり、さらに、ハガキに比べ大げさなものになっ てしまうといった問題もあった。

【０００５】 本考案は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、 台紙に貼付された接着シートの感圧性接着剤にプリペイドカードを貼付すること により、該プリペイドカードが容易に剥がれることがないと共にハガキやカード として使用できるので、郵送代も安く簡易なものとして扱うことができ、かつ、 台紙と接着シートが妄りに剥がれたりすることがないハガキ等のカード印刷物を 提供せんとするにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案のハガキ等のカード印刷物は前記した目的を達成せんとするもので、そ の手段は、一側の隅部に寄った位置にテレホンカード等のプリペイドカードが挿 入される大きさの開口部を形成した前記プリペイドカードの厚みと略等しい厚み の台紙と、片面に感圧性接着剤を塗布し、この感圧性接着剤面側を前記台紙の裏 面に接着固定した比較的薄手の接着シートと、前記台紙の開口部側から該開口部 に露出している前記感圧性接着剤に貼付した剥離シートとから構成したものであ る。

【０００７】

【作用】

前記した如く構成した本考案のハガキ等のカード印刷物は、台紙の厚みをプリ ペイドカードの厚みと略同じにし、かつ、この台紙の裏面に感圧性接着剤が塗布 された接着シートを貼付し、前記台紙の一側に形成した開口部に剥離シートを貼 付したものであるので、前記剥離シートを剥がした後にプリペイドカードを前記 開口部分の感圧性接着剤に対して貼付することで、ハガキ等のカードとして郵送 あるはい配布することができるものである。

【０００８】

【実施例】

以下、本考案に係るハガキ等のカード印刷物の一実施例を図１〜図６と共に説 明する。なお、本実施例はハガキの場合について説明する。 １はテレホンカード等のプリペイドカードＰＣの厚みと略同じ厚みの厚紙等に よる台紙にして、上方にはお礼の文章や案内文章を記載するための空白部１ａが 形成され、一側（図示のものは下方）にはプリペイドカードＰＣの外径より僅か に大きい（プリペイドカードＰＣが挿入できる）開口部１ｂが形成されている。

【０００９】 ２は前記台紙１と一致する大きさで、かつ、比較的薄手の接着シートにして、 片面に感圧性接着剤２ａが全面に塗布され、表面には切手を貼付する部分を示す 枠および郵便番号を記載する枠等の印刷２ｂが施されている。

【００１０】 そして、この接着シート２は前記台紙１の裏面全体に前記感圧性接着剤２ａに よって貼付されている。この状態において、台紙１に形成された開口部１ｂには 感圧性接着剤２ａが露出しているので、この開口部１ｂの部分に、該開口部１ｂ より大きな剥離シート３を露出している感圧性接着剤２ａに貼付しておく。

【００１１】 このように構成した本考案のハガキにあっては、プリペイドカードＰＣを郵送 するにあたって、剥離シート３を感圧性接着剤２ａから剥離して台紙１の開口部 １ｂに感圧性接着剤２ａ面を露出させる。そして、この開口部１ｂ内にプリペイ ドカードＰＣを挿入することにより、プリペイドカードＰＣの裏面は感圧性接着 剤２ａによって貼着され固定される。

【００１２】 従って、この状態でハガキとして郵送しても、プリペイドカードＰＣが接着シ ート２に感圧性接着剤２ａを介して固定されているので、郵送中にプリペイドカ ードＰＣが剥がれたりして紛失する恐れがなく、簡易な状態でプリペイドカード ＰＣを郵送できるものである。

【００１３】 また、イベント等の案内状として使用した場合でも、案内状のみによる広告や 案内以外にプリペイドカードＰＣによっても行なえるので、宣伝媒体として優れ た効果を発揮するものである。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は前記したように、台紙に接着シートを貼付し、台紙に形成した開口部 にプリペイドカードを挿入すると接着シートの感圧性接着剤によってプリペイド カードが固定されるので、祝い事のお礼やイベントの案内状として簡易にプリペ イドカードを贈ることができ、郵送時においてコストの低減が図れ、しかも、台 紙と接着シートは全体的に貼付されているので、カードの販売時に両者が妄りに はがれたるすることがない等の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るハガキ等のカード印刷物の斜視図
である。

【図２】同上の正面図である。

【図３】図１の裏面図である。

【図４】図２のＡ−Ａ線断面図である。

【図５】図３のＢ−Ｂ線断面図である。

【図６】剥離シートを剥離した状態の縦断面図である。

【図７】プリペイドカードを貼付した状態の裏面図であ
る。

【図８】同上のＣ−Ｃ線縦断面図である。

【符号の説明】

１ 台紙 １ｂ 開口部 ２ 接着シート ２ａ 感圧性接着剤 ３ 剥離シート

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一側の隅部に寄った位置にテレホンカー
   ド等のプリペイドカードが挿入される大きさの開口部を
   形成した前記プリペイドカードの厚みと略等しい厚みの
   台紙と、片面に感圧性接着剤を塗布し、この感圧性接着
   剤面側を前記台紙の裏面に接着固定した比較的薄手の接
   着シートと、前記台紙の開口部側から該開口部に露出し
   ている前記感圧性接着剤に貼付した剥離シートとから構
   成したことを特徴とするハガキ等のカード印刷物。