JP3010527U - シャープペンシル - Google Patents

シャープペンシル

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JP3010527U
JP3010527U JP1994014173U JP1417394U JP3010527U JP 3010527 U JP3010527 U JP 3010527U JP 1994014173 U JP1994014173 U JP 1994014173U JP 1417394 U JP1417394 U JP 1417394U JP 3010527 U JP3010527 U JP 3010527U
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JP
Japan
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core
cylinder
operation shaft
coarse
shaft
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JP1994014173U
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English (en)
Inventor
雅宣 坂本
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坂本文具株式会社
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 筆記操作に当たって好ましい美観ないし芳香
を発散させて快適な利用を行なわしめ、また疲労感の回
復効果などを適切に得しめることのできるシャープペン
シルを提供する。 【構成】 把持筒1の先端部に取付けた端部体3に中心
部に芯を挿入する内孔をもった芯挿入押出操作軸2をス
ライダブルに設けると共に前記端部体3に該芯挿入押出
操作軸2から送出される芯を保持するようにした軸筒6
を有する先端部体4を取付け、上記把持筒1の尾端部分
に位置した前記芯挿入押出操作軸2に対し上述した把持
筒1の基端側に摺動自在とされた尾端部操作部体5を設
けたものにおいて、前記把持筒1の内径を上記した芯挿
入押出操作軸2外径の3〜6倍とし、該把持筒1と前記
芯挿入押出操作軸2との間に粗粒状物質9、9aを装入
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はシャープペンシルに係り、筆記操作に当って好ましい美観ないし芳香 を発散せしめ快的な勉学ないし事務処理を行わしめ、また疲労感の恢復効果など を適切に得しめることのできるシャープペンシルを提供しようとするものである 。
【0002】
【従来の技術】
シャープペンシルは筆記具として古くから用いられて来たものであり、特に近 時においては合成樹脂材を用いることにより芯の押出しないし練出し機構を採用 しても、量産的で低コストな製品が提供されるようになり、従前からの鉛筆に代 って広く採用されている。即ち、その形態も一般的な木軸による鉛筆と同様なも のとして提供され、クリップやキャップなどを用いるようなことも行われつつあ る。
【0003】 なお文房具としては近時において、字消料の如きに関して香気を発するように することが行われており、そうした香気によって愛好心を催さしめ、また疲労を 恢復し、或いは清涼感を与えて勉学ないし事務処理の向上を図ろうとすることが 行われている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来のシャープペンシルにおいては成程材質や構造的に相当の改善向上が図ら れたとしても、単に筆記目的が達せられるのみであって、それ以上のものはない 。特に長時間に亘って筆記操作を継続したような場合にはけん怠感と疲労感が蓄 積し易い。
【0005】 上記のような条件下において字消料によって香気を得しめることは使用者の感 覚を刺戟し、疲労感を緩和することは明かで有効な手法と言えるが、字消材は誤 ったときに適宜使用される程度であるからその効果は必ずしも充分でない。即ち 筆記継続時においては字消料は筆記の妨害となり、折角の作用を殆んど求め得な いことが多い。また1つの文房具によって得られる香気は1種類のみであって、 倦きられ易く、その効果が充分でない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記したような従来技術における課題を解決することについて検討を 重ねて考案されたものであって、シャープペンシルを特定の状態とすることによ り香気放散材料を適切な状態においてシャープペンシル内に収容せしめ、その香 気をシャープペンシル使用時において有効に放散させることに成功したものであ って、以下の如くである。
【0007】 (1) 把持筒の先端部に取付けた端部体に中心部に芯を挿入する内孔をもった 芯挿入押出操作軸をスライダブルに設けると共に前記端部体に該芯挿入押出操作 軸から送出される芯を保持するようにした軸筒を有する先端部体を取付け、上記 把持筒の尾端部分に位置した前記芯挿入押出操作軸に対し上述した把持筒の基端 側に摺動自在とされた尾端部操作部体を設けたものにおいて、前記把持筒の内径 を上記した芯挿入押出操作軸外径の3〜6倍とし、該把持筒と前記芯挿入押出操 作軸との間に粗粒状物質を装入したことを特徴としたシャープペンシル。
【0008】 (2) 把持筒を透視性材で形成し、該把持筒と芯挿入押出操作軸との間に装入 された粗粒状物質の装入充填状態を透視せしめるようにしたことを特徴とする前 記(1)項に記載のシャープペンシル。
【0009】 (3) 把持筒を透視性材で形成し、該把持筒と芯挿入押出操作軸との間に粗粒 状物質と微細粉粒との混合物を装入充填せしめたことを特徴とする前記(1)項 に記載のシャープペンシル。
【0010】 (4) 把持筒を透視性部材で形成し、該把持筒と芯挿入押出操作軸との間に粗 粒状物質または粗粒状物質と微細粉粒との混合物を常態において一部空隙が残る ように装入充填したことを特徴とする前記(1)〜(3)項の何れか1つに記載 のシャープペンシル。
【0011】 (5) 粗粒状物質が香気性成分発散部材であることを特徴とした前記(1)〜 (4)項の何れか1つに記載のシャープペンシル。
【0012】
【作用】
把持筒の先端部に取付けた端部体に中心部に芯を挿入する内孔をもった芯挿入 押出操作軸をスライダブルに設けると共に前記端部体に該芯挿入押出操作軸から 送出される芯を保持するようにした小径軸筒を有する先端部体を取付け、上記把 持筒の尾端部分に位置した前記芯挿入押出操作軸に対し上述した把持筒の基端側 に摺動自在とされた尾端部操作部体を設けたことによりシャープペンシルとして の芯押出機能を的確に得しめ、即ち尾端部操作部体を押圧操作することによって 先端部体の小径軸筒を介して鉛筆芯を順次に押出さしめて筆記目的を達せしめる 。なお尾端部操作部体を押した状態で突出した芯を押すことにより小径軸筒から 突出した芯を小径軸筒内に押戻すことができることは公知の如くである。
【0013】 前記したような把持筒の内径を12mm以上のように芯挿入押出操作軸の外径( 硬質合成樹脂パイプ材として一般的に3mm前後)より適当に大とし、一般的に把 持筒の内径を芯挿入押出操作軸外径の3〜6倍とすることによって該把持筒と芯 挿入押出操作軸との間に切削片や小型貝類ないし小石などの微粉ないし微砂より も大型の粗粒状物質を装入せしめ、この粗粒状物質による美観性ないし趣味性を 得しめる。把持筒内径の上限を芯挿入押出操作軸外径の6倍以下とすることによ り筆記のための把持性を適切に得しめる。
【0014】 把持筒を透視性材で形成し、該把持筒と芯挿入押出操作軸との間に装入された 粗粒状物質を透視せしめ、該物質による美観性を充分に発揮させる。
【0015】 把持筒と芯挿入押出操作軸との間に形成された間隙に粉状または微粒状物と粗 粒状物質とを混合して装入充填することにより例えば砂粒状物と貝片とにより海 岸の感覚を形成せしめるような特異な趣味性を得しめる。
【0016】 前記間隙の上部に適度の空間を存せしめた充填状態を形成しておくことにより 本案品の横転などでそれら粉状または微粒状物と粗粒状物質との相対的な関係が 適宜に変化せしめられて多様な美観を形成する。
【0017】 前記粗粒状物質として適宜に植物質その他の繊維組織材を用いることにより柔 和感を得しめると共に着色料または香料の如きの何れか一方または双方を含浸附 着せしめることができ、それによって特殊な視覚または嗅覚の満足を図らしめ、 使用者の疲労ないしストレスを緩和する。
【0018】
【実施例】
上記したような本考案によるものの具体的な実施態様を添附図面に示すものに ついて説明すると、本考案によるものの全体的な構成関係について組付状態を示 しているのが図1であり、また分解状態を示しているのが図2であって、構成部 材としては把持筒1、芯挿入押出操作軸2、端部体3、先端部体4、尾端部操作 部体5の如きによってシャープペンシルが構成されている。
【0019】 把持筒1の先端部には端部体3が把持筒1の雌螺条11に螺入して取付けられ 、該端部体3の中心部には公知のような芯を挿通するような径1mm以下、特に0. 5〜0.6mm前後のような内孔をもった芯挿入押出操作軸2がスライダブルに設け られ、しかも端部体3の先端側にはこの芯挿入押出操作軸2から送出される芯を 保持し書写操作時の安定化を図るようにした軸筒6を突設した先端部体4が装脱 可能に螺合されている。
【0020】 また上記把持筒1の尾端部分に若干突出するように位置した前記芯挿入押出操 作軸2に対しては該把持筒1に摺動自在に挿着された尾端部操作部体5が設けら れており、即ち該尾端部操作部体5は上記のように若干突出した芯挿入押出操作 軸2に挿着結合され、該部体5に対する押圧操作が加えられた場合に押出操作軸 2を端部体3内に設けられた弾性材による挟持を釈放して押込み、芯の押出しを なし、該押圧操作が解放されることによって芯を押出位置に残して再び挟持せし め、操作軸2と尾端部操作部体5を復動するように成っている。
【0021】 尾端部操作部体5は消字材7を挿着して中心部に設けられた芯補給孔を閉塞す るように成っているが、またキャップ12を冠着して前記したような尾端部操作 部体5に対する押圧操作に適するように成っており、把持筒1の頂部側外側には クリップ8が取付けられてポケットなどに挿着係止した携行に適するようにされ ている。
【0022】 更に本考案においては前述した芯挿入押出操作軸2が外径2.5〜3mm程度とさ れたものであるのに対し、上述した把持筒1の内径を11〜15mm程度として芯 挿入押出操作軸2外径の3〜6倍程度となし、このような把持筒1と操作軸2と の間に香気発散性切削片などによる粗粒状物質9を装入充填し、尾端部操作部体 5や軸筒6部分から香気を放散するように成っており、該把持筒1を透明質など の透視性部体で形成し、上記したように装入充填された粗粒状物質9の装入充填 状態を透視観察し得るようにされている。
【0023】 即ち上記のように芯挿入押出操作軸2の外径と把持筒1の内径との関係が選ば れることにより、それら両部体1、2の間隙に前記粗粒状物質9を適切に充填装 入することができ、このようにして切削片9の適量が適切な空隙を保持して装入 充填された粗粒状物質9は相当の長期に亘って放香を発散せしめ、使用者ないし 周辺に快感を与え、疲労恢復などの効果を得しめることは明かである。
【0024】 前記したような両部体1、2間の間隙に対しては前記したような切削片9のみ ならず、小型貝片や小石などを粗粒状物質9aとして装入することができ、それ によって夫々の装入物による美観性を形成することができる。また場合によって はそれらの粗粒状物質9または9aと共に微粒物質13を図4に示すように装入 することができ、しかも間隙12内において一部空隙部10が残るように装入充 填することができる。
【0025】 即ち、粗粒状物質9または9aと微小粒物質13とを混合して密実状に挿入す ることにより地相断面のような形態を形成してその趣味性を向上することができ る。また別に図5のように粗粒状物質9または9aと微粒物質13とを混合し、 しかも該充填層の上部に空間を残せしめて装入することによって本案品を転倒し 、あるいは横転することによって上記物質9または9aと13との関係位置が相 互に変化せしめられた充填関係を形成することができる。なおこの図5のように 粗粒状物質9として微小貝片などを採用することによって海浜の感覚を形成せし め、しかもそれが前記のように変化されることによって趣味性の大幅な向上を得 しめる。
【0026】 粗粒状物質9または9aとして木質または草花または葉片のような植物性材料 を用いることにより着色料や香気性液状成分などを的確に含浸させることができ 、好ましい色彩ないし香気感覚の何れか一方または双方を得しめることができる 。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したような本考案によるときは、シャープペンシルの筆記操作に当っ て好ましい美観ないし趣味性を得しめ、また芳香を発散せしめて快的な勉学ない し事務処理雰囲気を形成して疲労感やいらいら感あるいはストレスを有効に解消 し、気分をリフレッシュさせて能率的な勉学や事務を遂行せしめ得るなどの効果 を有しており、実用上その効果の大きい考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるものの組立状態を示した外観側面
図である。
【図2】その各部品分解状態を示した斜面図である。
【図3】その把持筒部分についての拡大断面図である。
【図4】本考案による別の構成を示した外観側面図であ
る。
【図5】本考案による更に別の構成を示した外観側面図
である。
【符号の説明】
1 把持筒 2 芯挿入押出操作軸 3 端部体 4 先端部体 5 尾端部操作部体 6 軸筒 7 消字材 8 クリップ 9 香気発散性切削片などによる粗粒状物質 9a 小型貝片や小石などによる粗粒状物質 10 空隙部 11 雌螺条 12 キャップ 13 微小粒物質

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把持筒の先端部に取付けた端部体に中心
    部に芯を挿入する内孔をもった芯挿入押出操作軸をスラ
    イダブルに設けると共に前記端部体に該芯挿入押出操作
    軸から送出される芯を保持するようにした軸筒を有する
    先端部体を取付け、上記把持筒の尾端部分に位置した前
    記芯挿入押出操作軸に対し上述した把持筒の基端側に摺
    動自在とされた尾端部操作部体を設けたものにおいて、
    前記把持筒の内径を上記した芯挿入押出操作軸外径の3
    〜6倍とし、該把持筒と前記芯挿入押出操作軸との間に
    粗粒状物質を装入したことを特徴としたシャープペンシ
    ル。
  2. 【請求項2】 把持筒を透視性材で形成し、該把持筒と
    芯挿入押出操作軸との間に装入された粗粒状物質の装入
    充填状態を透視せしめるようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載のシャープペンシル。
  3. 【請求項3】 把持筒を透視性材で形成し、該把持筒と
    芯挿入押出操作軸との間に粗粒状物質と微細粉粒との混
    合物を装入充填せしめたことを特徴とする請求項1に記
    載のシャープペンシル。
  4. 【請求項4】 把持筒を透視性部材で形成し、該把持筒
    と芯挿入押出操作軸との間に粗粒状物質または粗粒状物
    質と微細粉粒との混合物を常態において一部空隙が残る
    ように装入充填したことを特徴とする請求項1〜3の何
    れか1つに記載のシャープペンシル。
  5. 【請求項5】 粗粒状物質が香気性成分発散部材である
    ことを特徴とした請求項1〜4の何れか1つに記載のシ
    ャープペンシル。
JP1994014173U 1994-10-24 1994-10-24 シャープペンシル Expired - Lifetime JP3010527U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010120360A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Keiichi Akashi 芳香機能付筆記用具

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