JP3010143U - 浮遊物除去装置 - Google Patents

浮遊物除去装置

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JP3010143U
JP3010143U JP1994001401U JP140194U JP3010143U JP 3010143 U JP3010143 U JP 3010143U JP 1994001401 U JP1994001401 U JP 1994001401U JP 140194 U JP140194 U JP 140194U JP 3010143 U JP3010143 U JP 3010143U
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充弘 藤原
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充弘 藤原
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 浮遊物を確実に回収することのできる浮遊物
除去装置を提供すること。 【構成】 池水面上のあおこ等の浮遊物を除去するため
の浮遊物除去装置であって、水面上に浮上姿勢を保持す
るように構成された装置本体1は、水面の浮遊物を水と
ともに取り入れる取入口2と、圧縮エアー供給手段20
に接続され同供給手段からのエアーを噴出するエアー噴
出部19と、このエアー噴出部を囲繞する噴出ガイド筒
16とを備え、圧縮エアー供給手段20からのエアーが
エアー噴出部19から噴出されるとともにその噴出力に
同調して前記流入した浮遊物と水とを前記噴出ガイド筒
内に吸引し次の排除管の方向に誘導して排除し得るよう
に構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、池水面上に浮遊するあおこ等を除去するための浮遊物除去装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、池や沼、さらに湖などには、あおこが多量に発生して浮遊しており 、これが水質汚濁の原因になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このあおこは、多量であるため、これを除去処理する有効な対策は なかったのが実情である。 例えば、水面に浮上するように装置を設置し、その装置に水中ポンプを備えて 装置に取り入れたあおこをポンプおよび管を通じて俳除するようにも考えたが、 このように水中ポンプを備えると、ポンプを駆動した際に浮上している装置が反 応で沈み、水面レベルとの関係を設計通りに保てないため、あおこを確実に回収 できない。 この考案は前記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところ は、浮遊物を確実に回収することのできる浮遊物除去装置を提供することを目的 としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1記載の考案は、池水面上のあおこ等の浮遊 物を除去するための浮遊物除去装置であって、水面上に浮上姿勢を保持するよう に構成された装置本体は、水面の浮遊物を水とともに取り入れる取入口と、圧縮 エアー供給手段に接続され同供給手段からのエアーを噴出するエアー噴出部と、 このエアー噴出部を囲繞する噴出ガイド筒とを備え、圧縮エアー供給手段からの エアーがエアー噴出部から噴出されるとともにその噴出力に同調して前記流入し た浮遊物と水とを前記噴出ガイド筒内に吸引し次の排除管の方向に誘導して排除 し得るように構成されている。 請求項2記載の考案は、請求項1において、装置本体の内部には、流入する水 により浮力を得るフロートが設けられ、同フロートの中央を通るようにして誘導 管が立てられて同管下端開口から浮遊物と水とを吸引して上方に導く管とされて いるとともに、前記誘導管の上端に、噴出ガイド筒およびエアー噴出部とが設け られ、同噴出ガイド筒の次に排除管が接続されている。 請求項3記載の考案は、請求項1において、装置本体には、取入口から流入す る浮遊物と水を旋回させて噴出ガイド筒内に導くスクリュウが設けられている。 請求項4記載の考案は、請求項1において、噴出ガイド筒は、装置本体の下部 に設けられ、同筒内にエアー噴出部が下向きにエアーを噴出するように設けられ るとともに、前記排除管が、噴出ガイド筒に連続して装置下部を介して導かれて いる。 請求項5記載の考案は、請求項2において、装置本体は、逆円錐形の殻形状と され、その内部のフロートも逆円錐形で、これらの間に取入口からの流入通路が 形成されている。
【0005】
【作用】
この考案は、圧縮エアーを噴出してこの噴出力に伴って浮遊物および水を吸引 して排除するようにしているので、装置駆動により装置が沈んだりすることがな く、常に確実に浮遊物を回収・除去することが可能になる。
【0006】
【実施例】
以下、図示した実施例を参照してこの考案を詳細に説明する。 図1および図2は、この考案の第1実施例を示している。この実施例において 1は、装置本体で、直径が1350mm程度の逆円錐の独楽形をした殻部をもち 、同本体1の円錐面には、複数個所に取入口2が開口し、同取入口2は、図1の 矢印のように開口度を調整するための調整板3を円錐面に移動可能に備える。4 はその止めボルトである。 同装置本体1の底部中央には、円筒状で有底形をし たボトム5が一体に形成されている。
【0007】 このボトム5の底部からは、バランサを兼ねたウエイト6がリンクチェーン7 により垂れ下げられている。装置本体1の内部には、上部の吊り部材8により吊 持状に発泡スチロール製のフロート9が設けられている。このフロート9も逆円 錐形をしており、装置本体1の内面との間に逆円錐空間である流入通路10を形 成しボトム5に連通するようにして設けられている。同フロート9はフロート保 持体11の中に設けられている。尚、補助フロート12を図1の仮想線のように 装置本体1の内周コーナーに沿って設けてもよい。同フロート12は、装置本体 1の外面近傍に備えてもよい。
【0008】 装置本体1からは、フロート9の中央を通るようにして誘導管13が立設され ており、その下端には吸引口14がスリット状に複数形成されているとともに、 誘導管13の上端には、導入筒15が設けられるとともにその一側に連通して噴 出ガイド筒16が形成されている。このガイド筒16は、誘導管13に直角をな す。
【0009】 前記導入筒15の上端には、吊り下げて池内に搬入する際に使用されるアイボ ルト17が設けられているとともに、その一側の壁を通じて噴出パイプ18が水 平に挿入されている。同パイプ18の外端部には、圧縮エアー供給手段20が接 続され、図示しないエアーコンプレッサからの圧縮エアーを噴出パイプ18内に 供給できるようになっている。
【0010】 噴出パイプ18の他方の端部は、エアー噴出部19とされ、その端部開口部が 噴出ガイド筒16内に同心状に位置している。噴出ガイド筒16はテーパー管と されて絞り状に形成され、その端部に排除管21が連通状に接続されている。こ の排除管21は池外部に導かれて回収装置に接続されている。
【0011】 あおこ23…は、図2に示すように浮遊物しており、この水面レベルに取入口 2が対応しているとともに、流入通路10の内部にも浮遊物および水が入ってい る。ここで、圧縮エアー供給手段20が駆動されて圧縮エアーが噴出パイプ18 を通じてエアー噴出部19から噴出されると、これに伴う負圧吸引作用で、吸引 口14を通じて誘導管13内に浮遊物および水が取り入れられ、さらに噴出ガイ ド筒16を通じてエアーとともに排除管21に導かれる。そして、回収される。
【0012】 このように、水中ポンプによるのでなく圧縮エアーを供給することで浮遊物を 吸引除去するようにしてあるので、取入口2のレベルが運転に伴って変動するお それがなく、従って、浮遊物を常に確実に取り入れ、従来のように水だけが取り 入れられるミスがなくなる。
【0013】 尚、取入口2は、前記実施例では、一定のレベルになっているが、調整板3自 体に取入口を開口して装置本体1側には大きな穴を開口しておき、調整板3を上 下させることでレベルを調整するように構成してもよい。また、後述する実施例 でも同様であるが、装置本体1は円錐形状に限らず、四角等の多角形にしてもよ い。また、図4に示すように球形にしてもよい。
【0014】 図3はボトム5内の構造例を示したもので、ボトム5の内周部には下向きにラ セン流を形成できるスクリュウ25が設けられて浮遊物を細かく破壊しながら噴 出ガイド部16内に導くとともに同ガイド筒16内においてエアージェットでさ らに細かくされるようになっている。スクリュウ25の表面には突起を備えても よい。また、切溝や孔など、破壊可能なものを設けてもよい。
【0015】 尚、図4に示すように、装置本体1は、半球形にしたり、仮想線のように全球 形にしてもよい。
【0016】 図5は第2実施例を示している。 同実施例において、装置本体1の中央を立て向きに通るように噴出パイプ30 が設けられ、同噴出パイプ30の上端に圧縮エアー供給手段31が接続される一 方、噴出パイプ30の下端のエアー噴出部33は、ボトム32内に臨んでいる。 ボトム32には、エルボ34が接続されるとともに、同エルボ34に、水中型 の排除管35が接続されている。エルボ34の外部には、リンクチェーン36を 介してバランサ37が取り付けられている。
【0017】 尚、排除管35の一部は可撓管38になっているとともに、同排除管35が水 中で安定にあるように抱き込み式の補助フロート39,39が取り付けられてい る。補助フロート40は水面に浮かぶようなものでもよいし、これらの組み合わ せでもよい。
【0018】 圧縮エアー供給手段31からエアー噴出部33を通じてエアージェットが噴出 され、これに伴って取入口2から浮遊物および水が取り入れられて、エルボ34 を通じて排除管35内に導かれて排除される。
【0019】 図6は付加的な提案例を示している。この例は、ポンプ場42についてのもの で、同ポンプ場42には、汚水43が流れ込み、その水面上に多量のスカムが溜 まることになる。この水面は幅Hのように変動するが、そのままポンプで引き抜 くだけであると、上層には次第にスカムが層状に蓄積してくる。 そこで、図7に示すように、上基盤44に4個の孔45…を形成し、これらの 孔45…を介して仮想線Lのように上基盤44を切除してゆくのである。こうし て形成されたのが、図6の開口47であり、同開口47を通じてスカム除去装置 50を構成したのである。同装置50は、開口47を通じて下方に吊り下げ固定 された6面立体型の支持枠51と、同支持枠51の底枠部上に固定して設けられ たトラフ52と、同トラフ52の底面に連通して接続されたスカム俳除管53と を備える。
【0020】 そして、トラフ52の周位には、平面が長方形枠型になっている堰フロート5 4も備える。同堰フロート54は、水面55より少し下側にその上端がくるよう にされるとともに、同フロート54に形成された切欠56…が水面55よりさら に少し下がったレベルになるように構成されている。同フロート54は水位に追 従する形式になっている。尚、57は、開口47から下向きに伸びる梯子である 。
【0021】 このように開口47を形成してスカム除去装置50を構成することで、水面上 のスカムは堰フロート54の上を通じてトラフ52内に流入し、水面レベルの変 動があっても堰フロート54が水位追従型になっているので、常に確実にスカム を誘引することが可能になる。これが前記方式により、簡易で安価な装置として 提供することができる。尚、図6の仮想線矢印Xは、スカム破壊ジェット流を示 している。
【0022】
【考案の効果】
この考案は以上のような浮遊物除去装置であるので、浮遊物を確実に回収する ことのできる浮遊物除去装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例を示す浮遊物除去装置の
縦断面図である。
【図2】同装置の斜視図である。
【図3】同実施例の変形例であるスクリュウ部分を示す
断面図である。
【図4】球形の装置本体を示す正面図である。
【図5】第2実施例を示す縦断面図である。
【図6】付加的な提案例を示す斜視断面図である。
【図7】同提案例の施工要領を示す斜視断面図である。
【符号の説明】
1…装置本体、2…取入口、9…フロート、10…流入
通路、13…誘導管、16…噴出ガイド筒、19,33
…エアー噴出部、20,31…圧縮エアー供給手段、2
1,35…排除管、23…あおこ、25…スクリュウ。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 池水面上のあおこ等の浮遊物を除去する
    ための浮遊物除去装置であって、水面上に浮上姿勢を保
    持するように構成された装置本体は、水面の浮遊物を水
    とともに取り入れる取入口と、圧縮エアー供給手段に接
    続され同供給手段からのエアーを噴出するエアー噴出部
    と、このエアー噴出部を囲繞する噴出ガイド筒とを備
    え、圧縮エアー供給手段からのエアーがエアー噴出部か
    ら噴出されるとともにその噴出力に同調して前記流入し
    た浮遊物と水とを前記噴出ガイド筒内に吸引し次の排除
    管の方向に誘導して排除し得るように構成されている浮
    遊物除去装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、装置本体の内部に
    は、流入する水により浮力を得るフロートが設けられ、
    同フロートの中央を通るようにして誘導管が立てられて
    同管下端開口から浮遊物と水とを吸引して上方に導く管
    とされているとともに、前記誘導管の上端に、噴出ガイ
    ド筒およびエアー噴出部とが設けられ、同噴出ガイド筒
    の次に排除管が接続されている浮遊物除去装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、装置本体には、取入
    口から流入する浮遊物と水を旋回させて噴出ガイド筒内
    に導くスクリュウが設けられている浮遊物除去装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、噴出ガイド筒は、装
    置本体の下部に設けられ、同筒内にエアー噴出部が下向
    きにエアーを噴出するように設けられるとともに、前記
    排除管が、噴出ガイド筒に連続して装置下部を介して導
    かれている浮遊物除去装置。
  5. 【請求項5】 請求項2において、装置本体は、逆円錐
    形の殻形状とされ、その内部のフロートも逆円錐形で、
    これらの間に取入口からの流入通路が形成されている浮
    遊物除去装置。
JP1994001401U 1994-01-18 1994-01-18 浮遊物除去装置 Expired - Lifetime JP3010143U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018017064A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 株式会社琳聡堂 水面の浮遊ごみ捕集装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018017064A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 株式会社琳聡堂 水面の浮遊ごみ捕集装置

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