JP3010006B2 - 保護シート - Google Patents
保護シートInfo
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Description
した1ケ箱を輸送中や取扱い中の振動及び落下等による
衝撃から保護するために用いられる保護シートに関す
る。
は、その流通の取引単位から、複数個の1ケ箱を集積し
て段ボール等からなる打箱で外包装した状態で輸送、取
扱いされていた。従って、1ケ箱自体や1ケ箱に収納さ
れている商品は、打箱によって輸送中や取扱い中の振動
及び落下の衝撃から保護されることにより、汚損される
ことなく消費者に提供されていた。
の取引単位が1ケ単位となり、商品を収納した1ケ箱を
保護するためには、1ケ箱ひと箱ごとに外包装を施すこ
とが必要となっている。そこで、段ボール等によって1
ケ箱用の打箱を別途用意して1ケ箱を収納することが行
われてきたが、1ケ箱の形態も多種多様であり、それぞ
れに合う打箱を用意するのにコストが高くつき、また1
ケ箱を打箱に収納する工数もかかって極めて非効率的で
あった。しかして、振動や衝撃に対し優れた緩衝効果を
奏して1ケ箱を保護することができ、且つ低コストで得
ることができる1ケ箱の外包装形態の開発が望まれてい
た。
たものであって、商品流通の変化に対応し、輸送中の振
動や落下による衝撃に対して優れた緩衝効果を奏すると
ともに、低コストで得ることができ、且つ1ケ箱の包装
作業を容易に行うことのできる保護シートの提供を目的
とする。
めに、本発明の保護シートは次のような構成をとる。す
なわち、商品を収納した1ケ箱を包装した状態で1ケ箱
に固定される保護シートであって、1ケ箱の被保護面か
ら保護シートの周縁部分がはみ出した状態で被保護面を
覆う形状に形成された2つの保護面部と、これら2つの
保護面部を連結する連結面部とからなり、上記2つの保
護面部それぞれと連結面部との境界に折り罫線が設けら
れるとともに、この折り罫線を折り曲げることにより連
結面部から切り離され外側に起立して突起片を形成する
切断線が折り罫線に沿って設けられ、且つ上記保護面部
の外周縁において少なくとも折り罫線と直交する辺に沿
って1〜複数個の緩衝凸部が設けられていることを特徴
とするものである。
された1ケ箱を輸送中の振動や落下の衝撃から確実に保
護することができるものである。すなわち、1ケ箱の被
保護面を覆う形状に形成された2つの保護面部が1ケ箱
の被保護面を確実に保護し、その状態で外側に起立して
いる突起片が外からの衝撃を受けて変形することにより
1ケ箱への衝撃を吸収し、更に保護面部の外周に沿って
設けられた緩衝凸部もまわりからの衝撃を吸収する作用
を奏するため、1ケ箱や内部の商品を輸送中の振動や落
下の衝撃から確実に保護することが可能となるのであ
る。
基づき説明する。
例を示している。この実施例の保護シート(1)は、薄
型直方体形状の1ケ箱を包装するために用いられるもの
であって、E段ボールの原紙を打ち抜いてなる略長方形
状の一枚もののシートとなっている。この保護シート
(1)は、長方形状に形成された同形状の2つの保護面
部(2)、(2)と、これら2つの保護面部(2)、
(2)を連結する連結面部(3)とから構成されてい
る。
保護する対象となる1ケ箱においてこれら保護面部
(2)、(2)に対応する被保護面を完全に覆う形状、
すなわち1ケ箱における被保護面から保護シート(1)
の周縁部分がはみ出す大きさ、形状に形成されている。
そして、保護面部(2)、(2)それぞれと上記連結面
部(3)との境界には、後述する切断線を略中央部に設
けた状態で2本の折り罫線(4)、(4)が形成されて
いる。
は、その略中央部に切断線(5)、(5)が形成されて
いる。この切断線(5)は、折り罫線(4)上の2点を
起点として、連結面部(3)の内側に向かうように切り
歯にてコの字状に形成されている。
縁において折り罫線(4)と直交する辺(同図における
横辺)には、凹凸を波状に形成することにより多数個の
緩衝凸部(6)が形成されている。
沿って保護シート(1)を折り曲げた状態を示してい
る。同図に示すように、この保護シート(1)において
は、2本の折り罫線(4)、(4)を同じ方向に折り曲
げることにより、上記コの字状の切断線(5)が連結面
部(3)から切り離され、この切断線(5)で囲まれた
部分が外側に起立して突起片(7)を形成するようにな
っている。
ト(1)で1ケ箱(8)を包装する態様の一例を示して
いる。すなわち、1ケ箱(8)を一方の保護面部(2)
の上にセットし、折り罫線(4)、(4)を折り曲げて
図中矢印で示すように他方の保護面部(2)を1ケ箱
(8)の上に折り重ねることにより、2つの保護面部
(2)、(2)が1ケ箱(8)の2つの被保護面を被覆
するようにする。このとき、保護面部(2)の幅寸法A
が1ケ箱(8)の幅寸法aよりも長く、また保護面部
(2)の長さ寸法Bが1ケ箱(8)の長さ寸法bよりも
長く形成されているため、保護シート(1)で1ケ箱
(8)を包装した状態において保護面部(2)の周縁部
分が1ケ箱(8)よりはみ出した状態となり、1ケ箱
(8)の外面、角部等が確実に被覆されることとなる。
しかして、保護シート(1)の保護面部(2)、(2)
の一部にホットメルト剤(9)(一方のホットメルト剤
は隠れて見えない)を溶融滴下し、上記のように保護面
部(2)、(2)により1ケ箱(8)を被覆した状態に
して上記ホットメルト剤(9)の滴下部分を押圧冷却す
ることにより、1ケ箱(8)の被保護面と保護シート
(1)の保護面(2)、(2)とを固定して輸送、取扱
い形態に仕上げるのである。
いては、1ケ箱(8)を包装した際に保護シート(1)
の周縁部が1ケ箱(8)の被保護面からはみ出した状態
となって被保護面を完全に被覆することができるように
なっている。そして、落下等により衝撃が与えられたと
きには、保護面部(2)の外周に沿って設けられた緩衝
凸部(6)及び折り罫線(4)の外側に起立する突起片
(7)が衝撃力を受けて変形することにより、1ケ箱
(8)への衝撃を吸収して1ケ箱(8)及び内部の商品
を衝撃から保護するのである。
例を示している。この保護シート(11)は、保護面部
(12)、(12)と連結面部(13)との境界線に沿
って略中央部に折り罫線(14)、(14)を設けると
ともに、折り罫線(14)、(14)の両端部に連結し
て延びる切断線(15)、(15)を設け、更に緩衝凸
部(16)を保護面部(12)、(12)の全周にわた
って連続的に設けた例である。すなわち、この保護シー
ト(11)を折り罫線(14)に沿って折り曲げること
により、図5に示すように折り罫線(14)の両側に設
けられた切断線(15)が連結面部(13)から切り離
されて連結面部(13)の四隅に起立し、4つの突起片
(17)が形成されるのである。
においても、上記第1の実施例のものと同様、落下等に
よる衝撃が与えられた場合には、上記緩衝凸部(16)
と突起片(17)とが衝撃力を受けて変形し、1ケ箱や
内部の商品を衝撃から保護する作用が奏されるのであ
る。
の実施例を示している。この実施例の保護シート(2
1)は、折り罫線(24)及び切断線(25)について
は上記第1の実施例と同様の構成をとり、緩衝凸部(2
6)を保護面部(22)、(22)それぞれの四隅に1
つずつ形成した例である。しかして、この保護シート
(21)においても、折り罫線(24)を折り曲げるこ
とにより形成される突起片と上記四隅に形成された緩衝
凸部(26)とが外からの衝撃力を吸収し、1ケ箱と内
部の商品とを衝撃から確実に保護する作用が奏されるの
である。
断線の形状については、方形状、半楕円形状、半円形状
等の中から適宜選択することができる。そして、この切
断線により形成される突起片の起立高さは、1ケ箱の重
量等により設定することができ、例えば化粧品を収納し
た1ケ箱を保護対象とする場合には、突起片の起立高さ
が1〜5mm程度になるように設定することが好適であ
る。また、保護面部の外周に沿って形成される緩衝凸部
の態様についても、同じく1ケ箱の重量等によって適宜
設定することができるが、幅が0.5〜10mm程度で
高さが1〜5mm程度の方形状、半円形状、鋸歯形状の
凸部を複数個設けることが好ましい。要は、保護面部で
1ケ箱の被保護面を被覆するように折り罫線を折り曲げ
ることにより切断線で囲まれた部分が外側に起立して緩
衝作用を奏する突起片が形成され、且つ外からの衝撃を
受けて変形することにより衝撃を吸収しうる緩衝凸部が
保護面部の外周に沿って設けられていれば、本発明の作
用効果が奏されることとなるのである。
は、上記実施例に挙げた段ボールに限定されることな
く、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン等の合成樹
脂、厚紙及びそれらを複合したものを使用することがで
きるが、特に材質自体が優れた緩衝作用を奏するAフル
ート、Bフルート、Eフルート等からなる両面段ボール
を用いることが好適である。
ケ箱とを固定するために、低温度で溶けて冷却固形時に
は低接着力のあるホットメルト樹脂を保護シートの保護
面部の一部に滴下して押圧冷却することにより両者を接
着する方法がとられているが、この他にも、保護シート
の上からポリエチレン、ポリ塩化ビニール等のフィルム
でシュリンク包装する方法等を採用することができる。
これらの方法は、いずれも、使用時にはホットメルト接
着を剥離したりシュリンクフィルムを破ったりすること
により、1ケ箱と保護シートとの固定を解除して1ケ箱
を簡単に取り出すことができるものである。
は、1ケ箱及び1ケ箱内部の商品を輸送中の振動や落下
の衝撃から確実に保護することができるものである。そ
して、優れた保護効果を奏するのみならず、低コストに
て提供することができ、1ケ箱単位の配送等に広く使用
することのできる極めて汎用性の高いものである。
ある。
説明図である。
を示す説明図である。
図である。
を示す説明図である。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 商品を収納した1ケ箱(8)を包装した
状態で1ケ箱(8)に固定される保護シートであって、
1ケ箱(8)の被保護面から保護シートの周縁部分がは
み出した状態で被保護面を覆う形状に形成された2つの
保護面部(2)と、これら2つの保護面部(2)を連結
する連結面部(3)とからなり、上記2つの保護面部
(2)それぞれと連結面部(3)との境界に折り罫線
(4)が設けられるとともに、この折り罫線(4)を折
り曲げることにより連結面部(3)から切り離され外側
に起立して突起片(7)を形成する切断線(5)が折り
罫線(4)に沿って設けられ、且つ上記保護面部(2)
の外周縁において少なくとも折り罫線(4)と直交する
辺に沿って1〜複数個の緩衝凸部(6)が設けられてい
ることを特徴とする保護シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7097929A JP3010006B2 (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 保護シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7097929A JP3010006B2 (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 保護シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08268474A JPH08268474A (ja) | 1996-10-15 |
JP3010006B2 true JP3010006B2 (ja) | 2000-02-14 |
Family
ID=14205374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7097929A Expired - Fee Related JP3010006B2 (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 保護シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3010006B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5085154B2 (ja) * | 2007-02-21 | 2012-11-28 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 板状体の梱包材及びそれを用いた梱包体 |
-
1995
- 1995-03-29 JP JP7097929A patent/JP3010006B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08268474A (ja) | 1996-10-15 |
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