JP3009734U

JP3009734U - ハイウエストショーツ

Info

Publication number: JP3009734U
Application number: JP1994012145U
Authority: JP
Inventors: 謙二藤浪
Original assignee: 藤浪メリヤス株式会社; 堀口軍治
Priority date: 1994-09-30
Filing date: 1994-09-30
Publication date: 1995-04-11
Anticipated expiration: 2000-09-30

Abstract

(57)【要約】【目的】ハイウエストショーツを提供すること【構成】腹巻３とショーツ大腿部１，１′とから成
り、腹巻となるウエスト部Ｗとショーツ大腿部との境界
縫合わせラインＷ′の中央から、正面でおよび背面で見
てショーツ大腿部に向かう方向で幾分先細りの形状のマ
チ２が、その縫製ライン２，２′の両下端縁４′がショ
ーツ大腿部の縫合わせ線５と合致するように、縫合わせ
されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ハイウエストショーツに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ショーツの多くはマチ部分の裁断が急峻な角度の切込みで、しかも股間部分においてのみ行われているので、着用した際股間部分に食い込みが生じ、不快感すら感じることがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記のような公知のショーツの不快感をなくし、しかも体にフイットし、ボディーラインに影響しないハイウエストショーツを提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案によるハイウエストショーツは、腹巻とショーツ大腿部とから成り、腹巻となるウエスト部とショーツ大腿部との境界縫合わせラインの中央から、正面でおよび背面で見てショーツ大腿部に向かう方向で幾分先細りの形状のマチが、その裁断線の両下端縁がショーツ大腿部の縫合わせ線と合致するように、縫合わされている。

【０００５】上記の、ハイウエストショーツのマチは二重構造であり、展開図で中央がくびれており、両端が幾分末広がりの形に裁断されている。以下に添付した図面に図示した実施例につき本考案を詳細に説明する。

【０００６】

【実施例】

図１には従来のハイウエストショーツを示した。この図から明瞭であるように、マチ部分は大腿部の縫製線の延長部において鋭角に裁断されており、しかもショーツの大腿部の縫製ラインがウエストラインにまで続いているので大腿部の形状へのフイットネスに欠けている。また、こう言った構造では股間にゆとりがなく、股間への食い込みが行われる。

【０００７】図２は、本考案によるショーツを三分長の形で示した正面図であるが、この図面から明瞭であるように、ウエスト部Ｗは、ゴム編みから成る伸縮自在な、腰部を保温する腹巻３と成る部分である。しかし、編成が通常のニット編みで行われているので、いわゆる通常の腹巻のような厚みにより美的外観が損なわれることはなく、むしろ腰部にフイットし、ボデイラインを美しくする。このウエスト部Ｗとショーツの大腿部１，１′とは縫合わせラインＷ′で接合されており、この縫合わせラインＷ′も伸縮自在な編み構造を有している。この縫合わせラインＷ ′の中央において、ショーツの前面と後面から見て、ショーツ大腿部１，１′に向かう方向でほぼ先細りの形状のマチ２が縫製されている。その際、このマチ２の大腿部１，１′方向に延在している縫製ライン２′，２″の両下端縁４′は、図３に示した展開図から明瞭であるようにくびれ部を形成しており、このくびれ部は鎖線で示したラインに相当する。このくびれ部の縫製された状態における下縁部４′４′はショーツの大腿部の縫製線５の股間方向の延長部に連なっている。

【０００８】図４から明瞭であるように、マチ２は二重構造になっており、着用時に柔軟な感じが得られる。また上記のように、中央部がくびれており、これにより着用者の股間への適合が確実に行われる。このくびれの両端は幾分末広がりの形に裁断されている。

【０００９】このマチ２の縫付けはつつ二本針で行われている。マチ以外のショーツ部分は通常の編成組織で伸縮自在に形成されており、従って臀部へのフイットが確実であり、そのラインを崩すようなことはない。しかも、腰部に優しいガードルの作用も行う。

【００１０】また本考案によるハイウエストショーツのマチ部分の裁断形状を三分長で説明したが、マチ部分の上記のような裁断形状は五部長にでも、八部長にでも採用可能である。

【００１１】

【考案の効果】

本考案によるハイウエストショーツは着用した際股間部分に食い込みが行われることがなく、ボディーラインに影響を与えることがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は公知のハイウエストショーツの正面図で
ある。

【図２】図２は本考案によるハイウエストショーツの正
面図である。

【図３】本考案によるハイウエストショーツのマチの展
開図である。

【図４】図２の断面図である。

【符号の説明】

１，１′ ハイウエストショーツ大腿部２マチ２，２′ マチ縫製線３腹巻４′ マチ下端縁部５大腿部縫製線

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】腹巻（３）とショーツ大腿部（１，
１′）とから成り、腹巻（３）となるウエスト部（Ｗ）
とショーツ大腿部（１，１′）との境界縫合わせライン
（Ｗ′）の中央から、正面でおよび背面で見てショーツ
大腿部（１，１′）に向かう方向で幾分先細りの形状の
マチ（２）が、その縫製ライン（２，２′）の両下端縁
（４′）がショーツ大腿部（１，１′）の縫合わせ線
（５）と合致するように、縫合わせされているハイウエ
ストショーツ。
【請求項２】マチ（２）が二重構造であり、展開図で
中央がくびれており、両端が幾分末広がりの形に裁断さ
れているハイウエストショーツ。