JP3009334U - 携帯用洗浄装置 - Google Patents

携帯用洗浄装置

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JP3009334U
JP3009334U JP1994009520U JP952094U JP3009334U JP 3009334 U JP3009334 U JP 3009334U JP 1994009520 U JP1994009520 U JP 1994009520U JP 952094 U JP952094 U JP 952094U JP 3009334 U JP3009334 U JP 3009334U
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加二夫 熊田
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加二夫 熊田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】高圧ポンプと高速回転噴射ノズル及びブースタ
ーカバーを組み合わせて、洗浄面に付着した泥などの周
囲への拡散・飛散を防止して効率的に洗浄作業をする。 【構成】ブースターカバー12の内側上部に、上下に移
動できる高速回転ノズル9を設ける。カバー12の外側
側面に、高圧パイプ角度調整つまみ6を固定し、さら
に、高圧注入開閉バルブ2と、高圧ホース接続部5を有
する高圧パイプ4と、ハンドル1とを固定部分3に設け
る。そして、カバー12の外側上部に、高圧ホース接続
部5と、ノズル上下調整つまみ8とを固定し、高圧ホー
ス7を接続する。また、カバー12の下部に、ブラシ1
1を固定したブラシ固定部10を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、屋根などの屋外塗装作業をするとき、その前処理の洗浄工程 において、洗浄面に付着した泥などが周囲に拡散したり、飛散したりすることを 防止するためのものであり、加えて、その作業時間や洗浄効果を飛躍的に改善す るためのものである。また、本考案は、調理場の床などの屋内の洗浄作業におい ても、油垢や油泥の周囲への拡散・飛散を防止して効率的に洗浄作業をするため のものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の携帯用洗浄装置としては、 (イ)飛散防止カバーを有せず、圧力ポンプと直進ノズルを利用して、洗浄箇 所に、直線的に圧力水を噴射して洗浄する装置。 (ロ)飛散防止カバーを取り付け、圧力ポンプと直進ノズルを利用して、洗浄 箇所に、直線的に圧力水を噴射して洗浄する装置。 以上の携帯用洗浄装置が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の携帯用洗浄装置で述べたもののうち、前者(イ)においては、洗浄効果 は高いが、洗浄面に直接的、かつ、直進的に高圧水を噴射しなければならないの で、付着の頑固な汚物になればなる程、より高い圧力が必要となり、その結果、 汚れを帯びた噴霧が、周りに飛散する度合が増えることになる。また、このこと により、この洗浄作業は屋外の作業に適しているが、汚れを帯びた噴霧が、周辺 及び近隣に迷惑を及ぼすような洗浄作業のときは、現場の周りに、飛散防止のた めの防水シートなど造作しなければならないという、煩雑さが伴う問題点がある 。 また、従来の携帯用洗浄装置で述べたもののうち、後者(ロ)の飛散防止カバ ーを取り付けた洗浄装置は、飛散防止の効果はありますが、噴射ノズルの形状が 直進ノズルのため、高圧噴射水の方向が直線的となり、そのため、その飛散防止 カバーの直近内側の部分の洗浄が不能である。例えば、洗浄する箇所が塀状であ るときは、その塀の端角の部分の洗浄効果が不十分となる欠点を有している。及 び、後者(ロ)の飛散防止カバーを取り付けた洗浄装置の移動操作において、ス ムーズな移動は前後2方向のみであって、360度全方向にスムーズに移動でき ない欠点も有している。 本考案は、従来の携帯用洗浄装置の有する、このような問題点を鑑みてなされ たものであり、その目的とするところは、高圧ポンプと高速回転噴射ノズルを組 み合わせることにより、洗浄作業において、 (イ)汚れを帯びた噴霧の拡散・飛散を完全に防止をする携帯用洗浄装置。 (ロ)作業時間や洗浄性能の洗浄効果において、飛躍的に改善を施した携帯用 洗浄装置。 (ハ)屋内、屋外を問わず、また、洗浄現場や洗浄対象物の形態を問わない携 帯用洗浄装置。 (ニ)360度全方向に対して、スムーズに移動操作できる携帯用洗浄装置 である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における、携帯用洗浄装置の基本的な構造 を、図面1〜図面3を参照して説明すると、 (イ)高圧ポンプからの高圧水は、高圧水注入開閉バルブ(2)を通り、順に 、高圧パイプ(4)、高圧パイプ接続部(5)、高圧ホース(7)、高圧パイプ 接続部(5)、そして、高速回転噴射ノズル(9)まで達する。 (ロ)高速回転噴射ノズル(9)から発射された回転ジェット噴射水(13) は、直進的に叩きつけるだけの従来の直進ノズルから発射された噴射水に比べて 、洗浄能力が極めて高い。これは、高速回転噴射ノズル(9)の性能が、1分間 で4400余回転、500mm先噴射打力が約159〜165kg/cmの能 力を有しているためである。 (ハ)さらに、この強力に発射された回転ジェット噴射水(13)が、洗浄表 面全体を、高圧かつ均一に放射するため、頑固に付着している汚物を、極めて効 果的に除去する。 (ニ)この時、洗浄面に放射された回転ジェット噴射水(13)圧力の反作用や 、ブースターカバー(12)内部の圧力飽和状態によって、ブースターカバー( 12)に、ホバリング効果を生じてさせ、ブースターカバー(12)を数ミリ程 、空中に浮かべる状態を作り出す。 (ホ)しかも、ブースターカバー(12)の下部に濃密な状態で固定されたブラ シ(10、11)は、ブースターカバー(12)内部の圧力飽和状態を適度に緩 和する。いわゆる、適度な「ガス抜き」効果を生じさせる。 (ヘ)この結果、ブースターカバー(12)は、適度に調和の取れたホバリング 状態を維持し、洗浄面に多少の凹凸があっても、360度全方向に対して、スム ーズに移動操作できる。 (ト)洗浄作業の操作がしやすいように、高圧パイプ(4)にハンドル(1)を 固定する(3)。 (チ)洗浄面が斜面の状態であっても、常に一定した高い洗浄効果を保つため、 ブースターカバー(12)が、洗浄面に対して垂直角度を得るために、高圧パイ プ角度調整つまみ(6)を設け、高圧パイプ角度調整つまみ(6)部分を基点に 、高圧パイプ(4)を上下に移動調整できる工夫をした。 (リ)洗浄面の汚物付着の度合に拘わらず、常に一定した高い洗浄効果を保つた め、高速回転噴射ノズル(9)を上下に移動調整するためのノズル上下調整つま み(8)を設ける。例えば、強力に頑固な付着汚物の洗浄のときは、高速回転噴 射ノズル(9)を下方へ移動することにより、より強力な回転ジェット噴射水( 13)を放射し、効果的な洗浄作業をするためのものである。
【0005】
【作用】
図面1〜図面3を参照して説明すると、 (イ)高圧ポンプから注入された高圧水は、高圧水注入開閉バルブ(2)を通 り、次に、高圧パイプ(4)、高圧パイプ接続部(5)、高圧ホース(7)、高 圧パイプ接続部(5)、さらに、高速回転噴射ノズル(9)まで達し、高速回転 噴射ノズル(9)から強力な回転ジェット噴射水(13)が洗浄面に放射され、 洗浄表面に付着している汚物を除去する。 (ロ)さらに、直進的に叩きつけるだけの従来の、直進ノズルから発射された 噴射水に比較して、この高速回転噴射ノズル(9)から発射された回転ジェット 噴射水(13)は、1分間で4400余回転、500mm先の噴射打力が約15 9〜165kg/cmの能力を持つ高速回転噴射ノズル(9)の性能により、 極めて強力な回転ジェット噴射水(13)を洗浄表面全体に、高圧かつ均一に放 射して、頑固に付着している汚物を効果的に除去できる。 (ハ)この時、洗浄面に放射された回転ジェット噴射水(13)の圧力の反作 用の効果や、ブースターカバー(12)内部の圧力飽和作用の効果によって、ブ ースターカバー(12)に、ホバリング状態を生じてさせ、ブースターカバー( 12)を数ミリ程、空中に浮かび上がらせる、いわゆる、ホバリング状態を作り 出す。 また同時に、ブースターカバー(12)の下部に、濃密な状態で固定された ブラシ(10、11)は、ブースターカバー(12)内部の圧力飽和状態を適度 に緩和する、いわゆる、適度な「ガス抜き」効果を生じさせる。 この結果、ブースターカバー(12)は、適度に調和の取れたホバリング状 態を維持し、洗浄面に、多少の凹凸があっても、360度全方向に対して、簡単 スムーズに移動操作できる。 (ニ)さらに、洗浄面が斜面の状態であっても、常に一定した高い洗浄効果を 保持するため、ブースターカバー(12)が、洗浄面に対して垂直角度を得るた め、高圧パイプ角度調整つまみ(6)部分を基点に、高圧パイプ(4)を上下に 移動調整させる、高圧パイプ角度調整つまみ(6)を設けた。 (ホ)また、洗浄面の汚物付着の度合に拘わらず、常に一定した高い洗浄効果 を保持するため、高速回転噴射ノズル(9)を上下に移動調整するためのノズル 上下調整つまみ(8)を設けた。これは例えば、強力に頑固な付着汚物の洗浄を するとき、高速回転噴射ノズル(9)を下方へ移動させることにより、より強力 な回転ジェット噴射水(13)を洗浄面に放射して、より効果的な洗浄能力を得 るためのものである。 (ヘ)さらにまた、ハンドル・高圧パイプ固定部(3)を設け、ホバリング状 態のブースターカバー(12)を手で移動操作のしやすいように、ハンドル(1 )を設けた。 以上が、本考案である携帯用洗浄装置の作用の説明である。
【0006】
【実施例】
なお、本考案の実施例について、図面1〜図面3を参照して説明すると、 (イ)本考案の携帯用洗浄装置の構造を基本として、大型の洗浄装置を考案す る場合は、高圧水注入開閉バルブ(2)、高圧パイプ(4)、高圧パイプ接続部 (5)、高圧ホース(7)、高圧パイプ接続部(5)、ノズル上下調整つまみ( 8)、高速回転噴射ノズル(9)で成り立つ一体的な構成部分を複数装着する必 要から、ブースターカバー(12)外側上部の形状を、より広いスペースで設計 すること、あるいは、ブースターカバー(12)のそのものの新たな形状が考え られるが、この場合、洗浄効果は同等以上である。 (ロ)ノズルによるジェット噴射水(13)の圧力の反作用の効果及びブース ターカバー(12)内部の圧力飽和作用の効果によって、ブースターカバー(1 2)に、ホバリング状態を作り出すことの性能を有する他のノズルを使用しても 、ホバリング効果は同じである。 (ロ)ブースターカバー(12)の下部に、材質が固めで、かつ、濃密な状態 で、固定されたブラシ(10、11)であれば、ブースターカバー(12)内部 の圧力飽和状態を適度に緩和する、いわゆる、適度な「ガス抜き」効果の作用は 同じである。
【0007】
【考案の効果】
本考案は、上述のとおり構成されているので、記載する効果を奏する。従来の 携帯用洗浄装置は、洗浄作業において、洗浄機能的に、汚れを帯びた噴霧を周り に拡散・飛散したり、また、拡散・飛散の防止カバーを取り付けた洗浄装置であ っても、噴射ノズルの形状が直進ノズルのため、高圧噴射水の方向が直線的とな り、そのため、その飛散防止カバーの直近内側の部分の洗浄が不能である。例え ば、洗浄する箇所が塀状であるときは、その塀の端角の部分の洗浄効果が不十分 となる欠点を有している。あるいは、また、飛散防止カバーを取り付けた洗浄装 置の移動操作において、スムーズな移動は前後2方向のみであって、360度全 方向にスムーズに移動できない欠点も有している。 本考案の効果は、従来の携帯用洗浄装置の有する、このような問題点を鑑み、 これらの欠点を解消するために、高圧ポンプと高速回転噴射ノズル及びブースタ ーカバーを組み合わせて、洗浄作業における、 (イ)汚れを帯びた噴霧の拡散・飛散を完全に防止をする携帯用洗浄装置 。 (ロ)作業時間や洗浄性能の洗浄効果において、飛躍的に改善を施した携 帯用洗浄装置。 (ハ)屋内、屋外を問わず、また、洗浄現場や洗浄対象物の形態を問わな い携帯用洗浄装置。 (ニ)360度全方向に対して、スムーズに移動操作できる携帯用洗浄装 置 であることを目的に開発したものである。 よって、本考案の携帯用洗浄装置は、 (イ)屋根などの屋外塗装作業をするとき、その前処理の洗浄工程におい て、洗浄面に付着した泥などが周囲に拡散したり、飛散したりすることを防止す るためのものであり、さらに、屋外のレンガ敷路面、アスファルト・コンクリー ト路面などの洗浄作業に適した洗浄装置である。加えて、その作業時間や洗浄効 果を飛躍的に改善するためのものである。 (ロ)また、調理場の床面の洗浄や、自動車修理工場などの屋内の洗浄作 業においても、油垢や油泥の周囲への拡散・飛散を防止して、効率的に洗浄作業 をするためのものである。 しかるに、本考案は、洗浄作業全般に渡って、衛生上、洗浄効率上、ある いは、利便性の上で、社会に開発提供しようとするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の斜視図である。
【図2】 本考案の主要構成部分の断面図である。
【図3】 本考案の主要構成部分の実施断面図であ
る。
【符号の説明】
1 …………… ハンドル 2 …………… 高圧水注入開閉バルブ 3 …………… ハンドル・高圧パイプ固定部 4 …………… 高圧パイプ 5 …………… 高圧ホース接続部 6 …………… 高圧パイプ角度調整つまみ 7 …………… 高圧ホース 8 …………… ノズル上下調整つまみ 9 …………… 高速回転噴射ノズル 10 …………… ブラシ固定部 11 …………… ブラシ 12 …………… ブースターカバー 13 …………… 回転ジェット噴射水

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)ブースターカバー(12)の内側上
    部に、上下に移動できる高速回転噴射ノズル(9)設け
    る。 (ロ)ブースターカバー(12)の外側側面に、高圧パ
    イプ角度調整つまみ(6)を固定し、さらに、高圧水注
    入開閉バルブ(2)と高圧ホース接続部(5)を有した
    高圧パイプ(4)を、高圧パイプ角度調整つまみ(6)
    に固定する。 (ハ)高圧パイプ(4)とハンドル(1)を固定した部
    分(3)を設ける。 (ニ)ブースターカバー(12)の外側上部に、高圧ホ
    ース接続部(5)とノズル上下調整つまみ(8)を固定
    し、高圧ホース接続部(5)に高圧ホース(7)を接続
    する。 (ホ)ブースターカバー(12)の下部に、ブラシ(1
    1)を固定したブラシ固定部(10)を設ける。 以上の如く構成された、携帯用洗浄装置。
JP1994009520U 1994-06-29 1994-06-29 携帯用洗浄装置 Expired - Lifetime JP3009334U (ja)

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