JP3009245U - 金型のガイドピン未定位時の安全制動装置 - Google Patents

金型のガイドピン未定位時の安全制動装置

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JP3009245U
JP3009245U JP1994013175U JP1317594U JP3009245U JP 3009245 U JP3009245 U JP 3009245U JP 1994013175 U JP1994013175 U JP 1994013175U JP 1317594 U JP1317594 U JP 1317594U JP 3009245 U JP3009245 U JP 3009245U
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JP1994013175U
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炳文 頼
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炳文 頼
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(57)【要約】 【目的】 製造コストが安く、取り付けが簡単な金型の
ガイドピン未定位時の安全制動装置を提供すること。 【構成】 型座に一つの垂直の貫通穴を設け、並びにこ
の貫通穴に緊密に絶縁外筒を嵌め込み、該外筒内部に一
つの昇降エレメントを設け、この昇降エレメントの底端
がガイドピンの頂端と相対することができるように設け
る。上述の外筒の上端には一つの端蓋を設け該端蓋には
ねじの嵌め合いにより外筒内部に伸入することができる
接触エレメントを連接でき、この接触エレメントはリー
ド線と外接でき、昇降エレメントがガイドピンの未定位
時に上に押し上げられる時、電源と通じて機械を停止す
ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一種の金型のガイドピン未定位時の安全制動装置に関し、特に型座 の垂直な貫通穴中に取り付けてガイドピンが未だ正確に位置決めしていない時に 、電源と通じてプレスヘッド板の継続的な加圧を制止するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
プレス成形では、通常材料を上下の往復動作を行うプレスヘッド板と雌型ダイ プレートの間に挿入し、加圧成形加工を行う。高速連続自動プレスでは、材料を 送入する時、まず、ガイドピンで材料を位置決めし、正確に製品を製造する。一 般には位置決めできてない材料を加圧するのを防止するために、金型中に安全装 置を設け、多数のガイドピンが位置決めされてない時にはプレスヘッド板の加圧 継続動作を制止する。
【0003】 この金型のガイドピン未定位時の安全制動装置については、図1を参照して以 下説明を行う: 金型は通常上ダイヘッド(10)の下方に一つの上ダイプレート(11)が設 けられ、その下方に、順に、耐磨パッキン(12)及び固定したプレスヘッド板 (13)が、プレスヘッド板(13)の下方にある距離を置いて脱料板(14) が設けられている。プレスヘッド(15)はプレスヘッド板(13)に保持され 、その前端が脱料板(14)へ伸入させられ、並びに下方の雌型ダイプレート( 図には未表示)方向への伸入に供される。これにより、加圧時には脱料板(14 )と雌型板間の材料を加工する。
【0004】 プレス加工を正確に行うために、上のダイのほとんどのものには複数のガイド ピン(16)(通常3本程度であり多数の固定ガイドピンと図に示すような浮動 ガイドピンを含む)が取り付けられている。ガイドピン(16)が未だ定点に進 入していない時に上ダイが下に加圧する時、もろもろな不利な影響が発生する。 例えば上下のプレス穴の位置が正確に合っていないので、金型内で材料を局部に 積み集めてしまい金型が強圧により損傷し、特に高速自動プレスのベッド上にこ のような状況が発生すると、短時間で金型に大量の屑が積み上げられ、継続的に プレスが行われるために、ベッドが全体的に損壊し、作業に対しては長時間の中 断を余儀なくされるという影響が発生することが想像できる。
【0005】 このため、高圧プレスの金型には通常は安全ピン(17)が設けられている。 この安全ピン(17)のヘッドを予め浮動ガイドピン(16)のシャンクに設け た溝(160)に押しつけ、もう一端を外部のマイクロスイッチ(18)の押し ボタン(19)方向へと伸ばす。
【0006】 上述の浮動ガイドピン(16)は正常な状態の時には一つのばね(161)の 圧迫を受ける。ただし浮動ガイドピン(16)が未だ位置決め穴の位置に合って いない時には、浮動ガイドピン(16)の底端(162)は材料の上表面を圧し 、全体の浮動ガイドピン(16)は上に押し上げられる。このとき、安全ピン( 17)の一端(171)即ち左側端は溝(160)を離脱し、右側にむけて水平 移動を行う。そのもう一端(172)は押しボタン(19)へと圧されてマイク ロスイッチ(18)を開け、加圧継続動作を停止する。これにより積み重なった 屑が金型及びベッドに対して損壊を形成することを防止する。
【0007】 このような従来の安全ピンはガイドピンが未だ位置決めしていないときの制動 効果を得ることができるとはいえ、まず固定されたプレスヘッド板(13)を精 密加工して一つの横向きの長距離にわたる貫通穴(100)をあける必要があり 、その後にさらに安全ピン(17)を取り付ける。且つ外部には必ずマイクロス イッチ(18)を設ける必要がある。このような従来の安全ピン装置は購入者に とって、自分で取り付けることができないほか、余分な精密加工が必要となり、 且つマイクロスイッチ等のエレメントが必要となりまたその取り付けにコストが かかった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、一種の金型のガイドピン未定位時の安全制動装置であって、特に型 座の垂直な貫通穴中に取り付けられてガイドピンが未だ正確に位置決めしていな い時に、電源と通じてプレスヘッド板の継続的な加圧を制止するものであり、コ ストが低く、簡単に自分で取り付けられる安全ガイドピン制動装置を提供するこ とを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の金型のガイドピン未定位時の安全制動装置は、金型の浮動ガイドピン の上方の型座に一つの相対する垂直の貫通穴を予め設け、該貫通穴中に一つの絶 縁外筒を取り付け、 一つの昇降エレメントに一つのばねを取り付け、可動式に該絶縁外筒内部に組 合せ、並びにその底端を上述の浮動ガイドピンの上端に向け、 一つの端蓋を上記絶縁外筒の頂端に組合せ、並びに一つのボルトに一つのリー ド線の接触端子を連接し、該ボルトを並びに上記絶縁外筒内部に伸入させ、一つ の上記昇降エレメント頂面に設けてもう一つのばねに押し上げられる端子と適当 な間隔を保持させ、 上述の昇降エレメントは浮動ガイドピンの押し上げにより上に移動でき、昇降 エレメントの頂面の端子と上記ボルトの接触により通電し継続する加圧動作を制 止する。
【0010】 上記昇降エレメントの底部に近い部分には一つの環状突起を設けて絶縁外筒に 予め設けた一つの底部の内側階段面の圧迫に供し、その頂面の端子を押し上げる ばねは一つの底部の連接ブロックと端子の底面との間に設ける。
【0011】 上記昇降エレメントが押し上げるばねは、端蓋底面と昇降エレメントの底部に 近い部分に設けた環状突起の上表面との間に設ける。
【0012】
【作用】 本考案の提供する一種の金型のガイドピン未定位時の安全制動装置は、型座に 一つの垂直の貫通穴を設け、並びにこの貫通穴に緊密に絶縁外筒を嵌め込み、該 外筒内部に一つの昇降エレメントを設け、この昇降エレメントの底端がガイドピ ンの頂端と相対することができるように設ける。上述の外筒の上端には一つの端 蓋を設け該端蓋にはねじの嵌め合いにより外筒内部に伸入することができる接触 エレメントを連接でき、この接触エレメントはリード線と外接でき、昇降エレメ ントがガイドピンの未定位時に上に押し上げられる時、電源と通じて機械を停止 することができる。
【0013】
【実施例】
図2、3に示すように、本考案は金型中の浮動ガイドピン(90)の上端の上 方の型座(20)に予め一つの適当な大きさの垂直の貫通穴(200)を設け、 全体の安全制動装置を該貫通穴(200)中に設ける。
【0014】 同時に図4も参照するが、上記貫通穴(200)中には緊密に組み合わせる方 式で絶縁材料で製造するのがよい外筒(30)を組み合わせる。該外筒(30) には一つの底広端(31)を設け、貫通穴(200)内周壁と緊密に組み合わせ ることができるようにする。好ましい実施例では、外筒(30)の外周に予め多 数の棒状の突起(32)を設ける(図4参照)。そして外筒(30)の内部には 一つの適当な大きさの貫通穴(33)を設ける。貫通穴(33)の上端には小径 の中央ねじ穴(34)を設け、貫通穴(33)の底端には小径の中心穴(35) を設け、並びに一つの内側階段面(36)を形成する(図3参照)。
【0015】 そして一つの昇降エレメント(40)を上述の外筒(30)の貫通穴(33) 中に置き入れることができる。該昇降エレメント(40)は底部に近い部分に一 つの環状突起(41)を設け、これを上述の外筒(30)の内側階段面(36) を圧迫するのに供する。昇降エレメント(40)の底端の穴には一つのねじを切 った連接ブロック(42)をねじの嵌め合いにより組み合わせることができる。 昇降エレメント(40)の上端の中央穴(43)には一つの端子(44)を置き 入れ、該端子(44)と上述の連接ブロック(42)の間には一つのばね(45 )を置き入れることができる。
【0016】 一つの端蓋(50)は外筒(30)の頂端の中央ねじ穴(34)にねじこんで 連接する、且つ端蓋(50)の底端面と昇降エレメント(40)の環状突起(4 1)表面の間にもう一つのばね(60)を設ける。この端蓋(50)の中央ねじ 穴(51)にはボルト(70)の底端(71)をねじこんで外筒(30)内部へ と伸入させることができ、並びに底端(71)と端子(44)にはある間隔を保 持させる。そしてボルト(70)はリード線(80)に連接する端子(81)の 保持に供する。
【0017】 図3に示すように、ガイドピン(90)が未だ定位に達しておらず材料表面に 接触する時、ガイドピン(90)の末端は未だ位置決め穴に進入していないため 、上に押し上げられる。この上昇したガイドピン(90)の上端(900)が昇 降エレメント(40)の底部を押し上げて全体の昇降エレメント(40)がばね (60)を圧縮し、同時に上に移動する。これによりその端子(44)が上昇し てボルト(70)の底端(71)に接触し、電源と通じ、機械を止め継続の加圧 を停止させる。
【0018】 未定位状態が除かれると、昇降エレメント(40)及び端子(44)はそれぞ れ圧縮されたばね(60)、(45)がもとに戻る力により元の位置に戻され、 次の安全制動機能の進行に備える。
【0019】
【考案の効果】
本考案の外筒(30)、昇降エレメント(40)、端蓋(50)等は部品方式 で製造でき、現場で取り付ける時には、ただガイドピン(90)の上方の型座( 20)と相対する位置に一つの垂直の貫通穴(200)をあけて取り付けを進行 することができる。これにより製造工場にて取り付けられるばかりでなく、プレ ス加工業者が自分でプレスのベッドに取り付けて使用することができる。また余 分の検出装置、例えばマイクロスイッチや光検出スイッチなどを必要とせず、全 体装置のコストが大幅に減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の安全ピン制動装置の局部構造の断面図で
ある。
【図2】本考案を金型に取り付けた断面図である。
【図3】上記図2の部分拡大図である。
【図4】本考案の実施例のエレメントの分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
90・・・浮動ガイドピン 20・・・型座 200・
・・貫通穴 30・・・外筒 31・・・底広端 32・・・棒状
33・・・貫通穴 34・・・中央ねじ穴 35・・・中心穴 36・・・
内側階段面 40・・・昇降エレメント 41・・・環状突起 42
・・・連接ブロック 43・・・中央穴 44・・・端子 45・・・ばね 50・・・端蓋 60・・・ばね 51・・・中央ねじ
穴 70・・・ボルト 71・・・底端 80・・・リード
線81・・・端子 90・・・ガイドピン 900・・・上端

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型の浮動ガイドピンの上方の型座に一
    つの相対する垂直の貫通穴を予め設け、該貫通穴中に一
    つの絶縁外筒を取り付け、 一つの昇降エレメントに一つのばねを取り付け、可動式
    に該絶縁外筒内部に組合せ、並びにその底端を上述の浮
    動ガイドピンの上端に向け、 一つの端蓋を上記絶縁外筒の頂端に組合せ、並びに一つ
    のボルトに一つのリード線の接触端子を連接し、該ボル
    トを並びに上記絶縁外筒内部に伸入させ、一つの上記昇
    降エレメント頂面に設けてもう一つのばねに押し上げら
    れる端子と適当な間隔を保持させ、 上述の昇降エレメントは浮動ガイドピンの押し上げによ
    り上に移動でき、昇降エレメントの頂面の端子と上記ボ
    ルトの接触により通電し継続する加圧動作を制止する、 金型のガイドピン未定位時の安全制動装置。
  2. 【請求項2】 昇降エレメントの底部に近い部分には一
    つの環状突起を設けて絶縁外筒に予め設けた一つの底部
    の内側階段面の圧迫に供し、その頂面の端子を押し上げ
    るばねは一つの底部の連接ブロックと端子の底面との間
    に設ける、 請求項1に記載の金型のガイドピン未定位時の安全制動
    装置。
  3. 【請求項3】 昇降エレメントが押し上げるばねは、端
    蓋底面と昇降エレメントの底部に近い部分に設けた環状
    突起の上表面との間に設ける、 請求項1に記載の金型のガイドピン未定位時の安全制動
    装置。
JP1994013175U 1994-09-20 1994-09-20 金型のガイドピン未定位時の安全制動装置 Expired - Lifetime JP3009245U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019010659A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 日清紡メカトロニクス株式会社 角パイプの穴開加工装置。

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