JP3009129B2 - 内 膜 - Google Patents

内 膜

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JP3009129B2
JP3009129B2 JP7240061A JP24006195A JP3009129B2 JP 3009129 B2 JP3009129 B2 JP 3009129B2 JP 7240061 A JP7240061 A JP 7240061A JP 24006195 A JP24006195 A JP 24006195A JP 3009129 B2 JP3009129 B2 JP 3009129B2
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inner membrane
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hook
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直広 山本
力 安藤
光暢 伊藤
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Taiyo Kogyo Co Ltd
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Taiyo Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば体育館や室
内競技場等の天井面の近傍位置に多数配されて、装飾効
果や音響効果の向上を図ったり、空調の便の供する等の
ために使用される内膜の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種内膜としては、例えば図7
に示すように矩形状の膜体23aの外周縁部に所定間隔を
有して多数の鳩目30を取付けたものが存在するが、これ
を張設する場合には次のようにして行われている。
【0003】即ち、交点クランプ29aを介して複数のケ
ーブル28aを交差状に張架すると共に、各ケーブル28a
の両側に一対のラッキングワイヤ31を交差させて張架
し、ロープ32を前記内膜27aの鳩目30に挿通しつつラッ
キングワイヤ31に巻回して張設される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものは内膜27aをラッキングワイヤ31間に配すべく該ラ
ッキングワイヤ31にロープ32を介して直接張設するもの
であるために、ラッキングワイヤ31の張架具合は内膜27
aの張設状態に大きな影響を及ぼすこととなる。
【0005】しかしながら、ラッキングワイヤ31を正確
に張架することは極めて困難な作業であるため、ラッキ
ングワイヤ31同士の交点Oに位置ずれが生じたり、各ラ
ッキングワイヤ31にかかる張力が不均一になることが多
く、その結果膜体23aに皺がよったり、捩じれた状態で
張設されてしまって、建造物の内部空間の美観を損ねる
等、この種内膜に要求される機能を十分に発揮し得ない
という大なる問題点を有していたのである。
【0006】しかも、内膜27aの張設後に於いて、ラッ
キングワイヤ31の張架位置や張力を管理して適宜調整す
ることも非常に煩雑である。
【0007】また、ケーブル28aとは別にラッキングワ
イヤ31を張架したり、該ラッキングワイヤ31へロープ32
を巻回したりする作業は大変厄介なものであるため、作
業性に欠けると共に、高所での安全な作業を確保できな
いという不都合もあった。
【0008】それ故に、本発明は上記従来の問題点を解
決するためになされたものであり、ケーブルの張架状態
に影響を受けずに内膜を簡易に配設でき、且つ長期に亘
って良好な配設状態を維持し得るようにすることを課題
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、上記課題を解決す
るために本発明が採った手段は、建造物の内部空間に張
架されたケーブル28に取着される内膜であって、枠組形
成されてケーブル28に吊下手段を介して吊下されるフレ
ーム1と、該フレーム1内の空間部24に張設される膜体
23とからなる点にある。
【0010】而して、上記構成を特徴とする内膜にあっ
ては、フレーム1の空間部24に膜体23を張設した状態で
現場に搬入されて、その吊下手段を介して建造物の内部
空間に張架したケーブル28に吊下して取着される。
【0011】この場合、膜体23はフレーム1の空間部24
に張設されてなるため、吊下手段を適宜調整して内膜を
ケーブル28に取着することにより、該ケーブル28の張架
状態に影響を受けることなく良好に内膜を配設すること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面に従って説明する。
【0013】図1に於いて、1はアルミニウム製の角パ
イプを矩形状に連結して枠組形成されたフレームを示
し、その外周面には同図(ロ) の如く全周に亘って凹溝2
が形成されると共に、固定板3がボルト4により着脱自
在に取付けられている。
【0014】5はフレーム1の対向する一対の角パイプ
の上面に夫々所定間隔を有して固定したフックで、次の
ような2種類のものがある。
【0015】即ち、一方のフック5aは図2のように、溝
形鋼を略L字状に彎曲形成した本体6の基端部に取付板
7を固着したものであり、該取付板7を介して止具8に
よりフレーム1の上面に固定され、このフック5aは3個
使用される。また、他方のフック5bは図3のように、一
端に貫通孔9を有する固定板10が垂下された溝形鋼11
と、先端側のウェブ12に長孔13が上下方向に穿設された
他の溝形鋼14と、該長孔13及び前記貫通孔9に挿通した
ボルト15及び該ボルト15に螺合されるナット16とからな
る本体17と、他の溝形鋼14の基端部に固着した取付板18
とで構成されたものであり、該取付板18を介して止具8
によりフレーム1の上面に固定され、このフック5bは1
個使用される。
【0016】尚、各フック5の他端側には長手方向に沿
って一対の長孔19が直線上に穿設されており、該長孔19
に夫々挿入したUボルト20は長孔19に沿って移動自在で
あり、該Uボルト20のネジ部21にはナット22が螺合され
ている。また、各フック5は先端が外を向くようにフレ
ーム1に固定される。
【0017】23はフレーム1内の空間部24に張設された
膜体を示し、その外周縁に設けられて芯材25が挿着され
た袋状部26はフレーム1の凹溝2内に収納されて固定板
3にり固定されている。
【0018】本実施形態は以上のような構成からなる
が、かかる内膜27は建造物の天井面の近傍位置に交差さ
せて張架したケーブル28に次のようにして取着される。
尚、ケーブル28が交差する部位には交点クランプ29が配
されて両ケーブル28が接続されている。
【0019】先ず、図4のように内膜27をケーブル28の
下方位置にまで吊上げた後、各フック5のUボルト20に
ケーブル28を装着した状態で、該Uボルト20をフック5
の長孔19に挿通してナット22を締着すれば、図5の如く
フック5を介して内膜27がケーブル28に取着されること
になる。
【0020】この場合、他方のフック5bの溝形鋼11は他
の溝形鋼14に対して昇降自在であるため、適宜溝形鋼11
の位置調整を行ってフック5bをケーブル28に吊下するこ
とができる。
【0021】このように、Uボルト20及び他方のフック
5bを適宜移動調整することにより、ケーブル28の張架状
態に応じて内膜27を取着することができ、且つ膜体23は
フレーム1の空間部24内に張設されてユニット化されて
なるため、多少ケーブル28が位置ずれして張架されてい
ても、その影響を受けることなく内膜27は外観体裁良く
配設することが可能になると共に、かかる配設状態を長
期に亘って維持できることとなる。
【0022】そして、同様にケーブル28に内膜27を順次
取着していけば、図6のように建造物の内部空間に多数
の内膜27が配されて、その美観の向上に寄与し得ること
になる。
【0023】また、かかる内膜27は工場等で全て組立て
た状態で現場に搬入されるので、現場に於ける施工作業
が簡略化されて工期の短縮が図れる利点もある。
【0024】尚、上記実施形態に於いては、吊下手段と
して2種類のフック5a,5b を使用したが、かかる吊下手
段の具体的な構成は決してこれに限定されるものではな
い。
【0025】その他、フレーム1や膜体23の形状やこの
両者の取付手段等も本発明の意図する範囲内に於いて任
意に設計変更自在である。
【0026】
【発明の効果】叙上の様に、本発明は膜体を張設したフ
レームに吊下手段を設けてなるため、即ち内膜をユニッ
ト化してなるために、前記吊下手段を適宜調整すること
により、ケーブルの張架状態に応じて内膜を取着するこ
とが可能となり、多少ケーブルが位置ずれして張架され
ていても、その影響を受けることなく長期に亘って内膜
を良好な状態で配設できるという格別の効果を得るに至
った。従って、建造物の内部空間の美観を損なうことも
なくなり、この種内膜が要求される機能を十分に発揮し
得る結果となる。
【0027】また、内膜は吊下手段により直接ケーブル
に吊下されるため、従来のようなラッキングワイヤは不
要になると共に、ケーブルの取着作業も簡略化が図れる
こととなり、これに内膜のユニット化が相俟って、現場
に於ける一連の作業が効率的に且つ安全に行えるという
効果も奏する。
【0028】さらに、上述したように本発明に係る内膜
は極めて簡易な構成からなるため、その製作も容易で且
つ安価に行えるという実用的な効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態を示し、(イ) は内膜の
平面図、(ロ) は(イ) のA−A線断面図。
【図2】同フックの一実施形態を示し、(イ) は平面図、
(ロ) は正面図。
【図3】同他のフックの一実施形態を示し、(イ) は平面
図、(ロ) は正面図。
【図4】内膜の設置状態を示す斜視図。
【図5】使用状態を示す斜視図。
【図6】使用状態を示す全体平面図。
【図7】従来例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…フレーム 5…フック 23…膜体 24…空間部 28…ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 5/52

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物の内部空間に張架されたケーブル
    (28)に取着される内膜であって、枠組形成されてケーブ
    ル(28)に吊下手段を介して吊下されるフレーム(1) と、
    該フレーム(1) 内の空間部(24)に張設される膜体(23)と
    からなることを特徴とする内膜。
  2. 【請求項2】 前記吊下手段が、ケーブル(28)に対して
    接離移動可能に構成されてなる請求項1記載の内膜。
  3. 【請求項3】 前記吊下手段が、フレーム(1) に設けら
    れた複数のフック(5)である請求項1又は2記載の内
    膜。
  4. 【請求項4】 前記フック(5) のうち少なくとも1個が
    昇降自在に構成されてなる請求項3記載の内膜。
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