JP3008900U - スライド可能な座板を有する椅子 - Google Patents

スライド可能な座板を有する椅子

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JP3008900U
JP3008900U JP1994009912U JP991294U JP3008900U JP 3008900 U JP3008900 U JP 3008900U JP 1994009912 U JP1994009912 U JP 1994009912U JP 991294 U JP991294 U JP 991294U JP 3008900 U JP3008900 U JP 3008900U
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Inventor
勝 鍛冶
由 桜井
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チトセ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着席状態において机等との距離調整を簡単に
行えて、机上作業等を快適に行えるスライド可能な座板
を有する椅子を提供する。 【構成】 一端側が座板40の下面前端に配置されるよ
うにして他端側が座板40の下面側に回転自在に取り付
けられ、ばね72の付勢力により支持脚体10側へ押圧
付勢された操作レバー70が備えられてなり、操作レバ
ー70をばね72の付勢力に抗して回転させることによ
り、座板40のスライド動作が許容される一方、操作レ
バー70をばね72の付勢力に従わせて初期状態に復帰
させることにより、座板40のスライド動作が規制され
て座板40が所望のスライド位置に固定されるよう構成
されてなることを特徴とするスライド可能な座板を有す
る椅子。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、主として低学年用の木製学習椅子等として好適に使用されるスラ イド可能な座板を有する椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
低学年の学童児らが机に向かって学習椅子に着席した場合、体格が小さくて足 が床面に届かないので、そのままでは椅子を容易に移動させることができず、机 との距離を調整することが非常に困難である。このため、机との距離を適切に調 整しないまま、机上作業を行ってしまい、疲れ易くあるいは姿勢が悪くなってし まうという不具合が生じる恐れがある。
【0003】 一方近年において、座板が前後方向にスライド可能に設けられた学習椅子が開 発されている。
【0004】 このタイプの学習椅子は、例えば、座板を支持する支持脚体に、操作ハンドル が取り付けられており、そのハンドルを緩めるように回転させることにより、座 板のスライド動作が許容されるとともに、ハンドルを締め付けるように回転させ ることにより、座板のスライド動作が規制されるよう構成したものがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記座板スライドタイプの学習椅子は、座板スライド操作を行 うのに、面倒なハンドル回転操作が必要である上、操作ハンドルが座板の下面中 央位置に配置されるため、着席状態ではハンドルに手が届き難く、しかも操作ハ ンドルが支持脚体側に取り付けられるため、座板のスライド位置によって座板に 対するハンドル位置が相対的に変化し、座板上の着席者にとって、ハンドル位置 を正確に把握するのが困難であった。このように着席状態での座板スライド操作 が非常に困難であり、着席状態で机との距離調整を簡単に行うことはできないと いう問題があった。
【0006】 上記説明した椅子は、ほんの一例にしか過ぎないが、従来の座板スライドタイ プの椅子は、いずれも座板スライド操作が非常に困難なものであり、結局、椅子 から降りてスライド操作を行うこととなり、着席状態での机との距離調整を簡単 に行えるものは存在しなかった。
【0007】 この考案は、上記従来技術の問題を解消し、着席状態において机等との距離調 整を簡単に行えて、机上作業等を快適に行えるスライド可能な座板を有する椅子 を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願第1の考案は、支持脚体に座板が前後方向に沿 ってスライド可能に支持された椅子において、一端側が前記座板の下面前端に配 置されるようにして他端側が前記座板の下面側に回転自在に取り付けられ、かつ 付勢手段の付勢力により所定の回転方向に付勢された状態で所定の回転位置に保 持される操作レバーが備えられてなり、前記操作レバーを前記付勢手段の付勢力 に抗して回転させることにより、前記座板のスライド動作が許容される一方、前 記操作レバーを前記付勢手段の付勢力に従わせて所定の回転位置に復帰させるこ とにより、前記座板のスライド動作が規制されて座板が所望のスライド位置に固 定されるよう構成されてなることを要旨とするものである。
【0009】 さらに上記目的を達成するため、本願第2の考案は、支持脚体に座板が前後方 向に沿ってスライド可能に支持された椅子において、前記支持脚体の座板前部中 央に対応する位置に形成された位置止め用係合部と、前記位置止め用係合部を係 脱自在な位置止め用被係合部が長手方向に沿って所定間隔おきに複数個形成され 、一端側が前記座板の下面側前端に配置されるようにして他端側が前記座板の下 面側中央に回転自在に取り付けられた操作レバーと、前記操作レバーを支持脚体 側に押圧付勢して、通常状態では前記操作レバーのいずれかの位置止め用被係合 部と位置止め用係合部との係合を図る付勢手段と、が備えられてなり、前記操作 レバーを前記付勢手段の付勢力に抗して座板側へ回転させることにより、前記位 置止め用係合部と位置止め用被係合部との係合が解除されて、前記座板のスライ ド動作が許容される一方、前記操作レバーを前記付勢手段の付勢力に従わせて支 持脚体側へ押圧することにより、前記位置止め用係合部と位置止め用被係合部と の係合が図られて、前記座板のスライド動作が規制され座板が所望のスライド位 置に固定されるよう構成されてなることを要旨とするものである。
【0010】 また上記目的を達成するため、本願第3の考案は、木製の支持脚体に木製の座 板が前後方向に沿ってスライド可能に支持された椅子において、前記支持脚体の 上端に設けられた前後方向のガイド棒にスライド自在に嵌合した状態で、前記座 板の下面側中央に固定されるスライド体と、前記支持脚体前部上端の前桟に形成 された正面視U字形のレバー挿通用切欠部内に嵌着され、底面に位置止め用係合 部を有するU字形のレバー受け具と、前記位置止め用係合部を係脱自在な位置止 め用被係合部が長手方向に沿って所定間隔おきに複数個形成され、中間領域が前 記レバー受け具のU字溝内にスライド自在に挿通されるとともに、一端側が前記 座板の下面側前端に配置されるようにして、他端側が前記スライド体に回転自在 に取り付けられた操作レバーと、前記操作レバーを前記レバー受け具の底面に押 圧付勢して、通常状態では前記操作レバーのいずれかの位置止め用被係合部と位 置止め用係合部との係合を図る付勢手段と、が備えられてなり、前記操作レバー を前記付勢手段の付勢力に抗してレバー受け具の底面から離脱するように回転さ せることにより、前記位置止め用係合部と位置止め用被係合部との係合が解除さ れて、前記座板のスライド動作が許容される一方、前記操作レバーを前記付勢手 段の付勢力に従わせてレバー受け具の底面へ押圧することにより、前記位置止め 用係合部と位置止め用被係合部との係合が図られて、前記座板のスライド動作が 規制され座板が所望のスライド位置に固定されるよう構成されてなることを要旨 とするものである。
【0011】
【作用】 第1または第2の考案のスライド可能な座板を有する椅子においては、座板の 下面前部に設けられた操作レバーを付勢手段の付勢力に抗して回転させることに より、座板のスライド動作が許容されるとともに、操作レバーを付勢手段の付勢 力に従わせて所定の回転位置に復帰させることにより、前記座板のスライド動作 が規制され座板が所望のスライド位置に固定されるよう構成されてなるため、簡 単なレバー操作で座板スライド操作を行えて、たとえ低学年の体格の小さい学童 児らが使用した場合でも、着席したままの状態で簡単に机等との距離を調整する ことができる。
【0012】 また、操作レバーは座板の下面前部に配置されるため、着席状態で容易に操作 レバーに手が届き、しかも操作レバーは座板側に固定されるため、操作レバーは 座板のスライド位置にかかわらず座板に対する相対位置は変化せず、つまり座板 に着席している者にとって常に同じ位置に操作レバーが配置されることとなり、 操作レバーの位置を正確に把握できる。
【0013】 第3の発明のスライド可能な座板を有する椅子によれば、支持脚体のガイド棒 に沿ってスライド自在なスライド体を座板の下面に固定しているため、上記と同 様な作用を果たした上でさらに、スライド体がガイド棒に沿って移動することに より、座板が正確なスライド方向に移動するものとなる。
【0014】
【実施例】
図1はこの考案の一実施例である木製の学習椅子を示す図、図2はその椅子の 座板周辺部を分解して示す斜視図である。両図に示すように、この学習椅子は、 木製の支持脚体(10)、木製の座板(40)、および木製の背もたれ板(50 )等を有している。
【0015】 支持脚体(10)は、支持脚本体(20)と、その本体(20)上に設けられ た継ぎ脚体(30)とで構成されている。
【0016】 支持脚本体(20)は、2本の前脚(21)(21)と、それより長い2本の 後脚(22)(22)とを有しており、対応する前後脚(21)(22)の下端 間にスキー脚(23)(23)が架け渡されるとともに、前脚(21)の上端位 置において対応する前後脚(21)(22)間に水平な横桟(24)が架け渡さ れている。さらに2本の前脚(21)(21)の下端間および2本の後脚(22 )(22)の下端間には、前桟(25)および後桟(図示省略)が架け渡される とともに、前脚(21)(21)間には所定の高さ位置に補強板(26)が架け 渡されている。
【0017】 また、背もたれ板(50)は2本の後脚(22)(22)の上部間に架け渡さ れている。
【0018】 なお、図1において、符号(11)は、支持脚本体(20)の下端内部に着脱 自在に取り付けられた小物収納カゴ、符号(12)はスキー脚(23)(23) の前後にそれぞれ回転自在に取り付けられたキャスターを示す。
【0019】 支持脚本体(20)上に設けられる継ぎ脚体(30)は、上記2本の前脚(2 1)(21)の上端に後上方に突出するように取り付けられた前継ぎ脚(31) (31)を有している。前継ぎ脚(31)(31)の上端と上記後脚(22)( 22)との間には、座受け横桟(32)(32)が水平方向に沿って架け渡され るととともに、座受け横桟(32)(32)の前後両端間には、座受け前桟(3 3)および座受け後桟(34)が水平方向に沿って架け渡されている。座受け前 後桟(33)(34)間の中央には、前後方向に沿ってガイド棒(35)が架け 渡されるとともに、座受け前桟(33)のガイド棒固定位置側方には、レバー挿 通用切欠部(36)が形成されている。
【0020】 レバー挿通用切欠部(36)には、ポリアセテート等の樹脂成形品からなる正 面視U字形のレバー受け具(75)が嵌着されている。さらにこのレバー受け具 (75)の底面には位置止め用係合突起(76)が形成されている。
【0021】 座受け横桟(32)(32)の上面には、滑走材(37)(37)が設けられ るとともに、座板(40)の下面における座受け横桟(32)(32)に対応す る領域には、滑走材(41)(41)が設けられている。
【0022】 そして、両滑走材(37)(41)が互いに当接するようにして、座板(40 )が座受け横桟(32)(32)上に搭載され、これにより座板(40)が滑走 材(37)(41)の長手方向、すなわち前後方向に沿ってスライド自在に構成 される。
【0023】 なお、滑走材(41)としては、摩擦係数を低減し得るものであればどのよう なものでも使用できる。
【0024】 一方図2ないし図5に示すように、座板(40)の下面には、ポリアセテート 等の樹脂成形品からなるスライド体(61)と、同じくポリアセテート等の樹脂 成形品からなる操作レバー(70)とからなるスライドロック装置(60)が設 けられる。
【0025】 スライドロック装置(60)のスライド体(61)には、その両側に前後ほう こうに沿ってそれぞれ延びる両側取付フランジ片(63)(63)が設けられる とともに、両側フランジ片(63)(63)間に、上記継ぎ脚体(30)のガイ ド棒(35)をスライド自在に収容可能な正断面U字形のガイド棒収容部(62 )が前後に2個形成されている。
【0026】 またスライドロック装置(60)の操作レバー(70)には、その下面側に長 手方向に沿って所定間隔おきに複数個(3個)の位置止め用係合凹部(71)が 形成されており、この操作レバー(70)の基端(他端)が、上記スライド体( 61)の前部におけるガイド棒収容部(62)の側方に、回転自在に取り付けら れている。さらに操作レバー(70)のレバー回転軸には、ねじりコイルばね( 72)が装着されており、このばね(72)により、操作レバー(70)が図5 (a)の紙面に向かって反時計方向に付勢されている。
【0027】 このよな構成のスライドロック装置(60)は、そのガイド棒収容部(62) 内にガイド棒(35)をスライド自在に収納するとともに、操作レバー(70) をレバー受け具(75)内にスライド自在に挿入してレバー先端(一端)を座板 (40)の下面側前端に配置した状態で、取付フランジ片(63)(63)に貫 通した複数個のねじ(64)が座板(40)下面側に螺着されることによって、 座板(40)下面に固定されている。
【0028】 この状態(通常状態)においては、図3(a)に示すように、操作レバー(7 0)がばね(72)によりレバー受け具(75)側へ押圧付勢されることにより 、レバー受け具(75)の位置止め用係合突起(76)が操作レバー(70)の 位置止め用係合凹部(71)内に嵌まり込んで係合し、操作レバー(70)、ひ いては座板(40)のスライド動作が規制される。さらにその状態から、図3( b)に示すように、座板(40)の下面前端に配置された操作レバー(70)を その先端を上方へ持ち上げるように回転すると、位置止め用係合突起(76)お よび位置止め用係合凹部(71)間の係合が解除されて、上記座板(40)のス ライド動作の規制が解除され、座板(40)をスライドできるように構成さてい る。また、座板(40)がスライドしている際、スライド体(61)がガイド棒 (35)に沿って移動することにより、座板(40)が前後方向に沿って正確に スライドされるよう構成されている。
【0029】 以上の構成の学習椅子において、低学年の学童児が、例えば図3(a)に示す 状態の座板(40)に着席した後、机との距離調整を行う場合には、図3(b) に示すように、操作レバー(70)をその先端を指でつまんで、ばね(72)の 付勢力に抗して上方へ引き上げ、位置止め用係合突起(76)および位置止め用 係合凹部(71)間の係合を解除し、その状態で臀部を前後の所望方向、例えば 前方に移動させるようにして座板(40)を前方へ移動させれば良い。これによ り、座板(40)が操作レバー(70)とともに前方へスライドしていき、図5 (c)に示すように、座板(40)が所定量(位置止め用係合凹部の1ピッチ分 )前方へ移動したところで、すなわち2番目の位置止め用係合凹部(71)がレ バー受け具(75)の位置止め用係合突起(76)に到達したところで、ばね( 72)の付勢力により凹部(71)内に突起(76)が自動的に嵌まり込み、上 記したように座板(40)のスライド動作が規制される。
【0030】 なお、図3(c)に示す状態から、座板(40)の前後位置を調整する場合で も、上記と同様に、操作レバー(70)を引き上げて、座板(40)を前方また は後方にスライドさせると、座板(40)が所定量前方または後方にスライドし て、位置決め突起(76)が1番目または3番目の位置決め凹部(71)に自動 的に係合し、その位置で座板(40)が位置固定されることとなる。
【0031】 以上のようにこの学習椅子によれば、座板(40)の下面前端に設けられた操 作レバー(70)を引き上げて、臀部を移動させるように座板(40)を前後に スライドさせれば、座板(40)が前後に所定量スライドした後、その位置で固 定される。このように着席したままの状態で簡単に、机との距離を調整すること ができ、快適な机上作業を行うことができる。
【0032】 また、操作レバー(70)は座板(40)の下面前端に配置されるため、低学 年の体格の小さい学童児らであっても、着席状態で容易に操作レバー(70)に 手(指)が届き、しかも操作レバー(70)は座板(40)側に固定されるため 、操作レバー(70)は座板(40)のスライド位置にかかわらず座板(40) との相対的な位置は変化せず、つまり座板(40)に着席している者にとって常 に同じ位置に操作レバー(70)が配置されることとなり、操作レバー(70) の位置を正確に把握することができる。したがって座板(40)の位置調整操作 を、より一層簡単に行える。
【0033】 また、本実施例の学習椅子においては、操作レバー(70)やレバー受け体( 75)等からなる部品点数の少ないスライドロック装置(60)を採用している ため、例えばベアリング等の複雑なものを採用する必要がないので、構造の簡素 化およびコストの削減を図り得る。
【0034】 さらに操作レバー(70)は座板(40)の下面に配置されて、外方から隠蔽 されるので、良好な美観を確保することができる。
【0035】 また、スライド体(61)に操作レバー(70)を取り付けたものをスライド ロック装置(60)としてユニット化を図っているため、周知の座板スライドタ イプの椅子に、スライドロック装置(60)を取り付けるだけで、簡単に本発明 の構成を実現することができ、製作が非常に容易である。
【0036】 なお、上記実施例においては、座板(40)のスライド方向をガイドするため のガイド手段として、ガイド棒(35)と、スライド体(61)とからなるもの を採用しているが、本発明においては、他のガイド手段も採用することができる 。例えば、座板(40)の下面両側のうち少なくともいずれか一方に、前後方向 に延びるガイド溝を形成するとともに、支持脚体(10)の座受け横桟(32) (32)に、上記ガイド溝にスライド自在に収納される凸部ないしは凸条部を形 成したものにより構成したガイド手段等を採用することができ、また座受け横桟 (32)側にガイド溝を、座板(40)側に凸部等を形成したガイド手段等も、 もちろん採用することができる。
【0037】 また本発明においては、操作レバーに形成される位置止め用係合凹部(71) の形成個数は3個に限られるものではなく、2個または4個以上であってもよい 。この位置止め用係合凹部(71)の形成個数を、多く形成して、凹部間隔(ピ ッチ)を小さくすると、座板の位置調整において微調整を図ることができ、より 快適に机上作業を行うことができる。
【0038】 また本考案は、学習椅子だけに限られず、他の椅子にも適用することができる 。
【0039】
【考案の効果】
以上のように、第1または第2の考案のスライド可能な座板を有する椅子によ れば、座板の下面前部に設けられた操作レバーを付勢手段の付勢力に抗して回転 させることにより、座板のスライド動作が許容されるとともに、操作レバーを付 勢手段の付勢力によって所定の回転位置に復帰させることにより、前記座板のス ライド動作が規制され座板が所望のスライド位置に固定されるよう構成されてな るため、簡単なレバー操作で座板スライド操作を行えて、たとえ低学年の体格の 小さい学童児らが使用した場合でも、着席したままの状態で、簡単に机等との距 離を調整することができ、机上作業等を快適に行える。
【0040】 また、操作レバーは座板の下面前端に配置されるため、着席状態で容易に操作 レバーに手が届き、しかも操作レバーは座板側に固定されるため、操作レバーは 座板のスライド位置にかかわらず座板に対する相対位置は変化しないので、つま り座板に着席している者にとって常に同じ位置に操作レバーが配置されるので、 操作レバーの位置を正確に把握でき、座板の位置調整操作を、より一層簡単に行 える。
【0041】 第3の考案のスライド可能な座板を有する椅子によれば、支持脚体のガイド棒 に沿ってスライド自在なスライド体を座板の下面に固定しているため、上記の効 果に加えてさらに、スライド体がガイド棒に沿って移動することにより、座板が 正確なスライド方向に移動するものとなり、座板のスライド操作を、一層容易に 行えるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例である学習椅子を示す図で
あって、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図、同
図(c)は平面図である。
【図2】実施例の学習椅子における座板周辺部を分解し
て示す斜視図である。
【図3】実施例の学習椅子における座板前部をその要部
を切り欠いて示す側面図であって、同図(a)は後方位
置で座板が固定されている状態を示す側面図、同図
(b)は座板のスライド規制が解除されている状態を示
す側面図、同図(c)は中間位置で座板が固定されてい
る状態を示す側面図である。
【図4】実施例の学習椅子に適用された操作レバーの先
端周辺部を分解して示す斜視図である。
【図5】実施例の学習椅子に適用されたスライドロック
装置を示す図であって、同図(a)は側面図、同図
(b)は底面図である。
【符号の説明】
10…支持脚体 35…ガイド棒 40…座板 61…スライド体 70…操作レバー 71…位置止め用係合凹部(被係合部) 72…ばね(付勢手段) 75…レバー受け具 76…位置止め用係合突起(係合部)
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持脚体に座板が前後方向に沿ってスラ
    イド可能に支持された椅子において、 一端側が前記座板の下面前端に配置されるようにして他
    端側が前記座板の下面側に回転自在に取り付けられ、か
    つ付勢手段の付勢力により所定の回転方向に付勢された
    状態で所定の回転位置に保持される操作レバーが備えら
    れてなり、 前記操作レバーを前記付勢手段の付勢力に抗して回転さ
    せることにより、前記座板のスライド動作が許容される
    一方、前記操作レバーを前記付勢手段の付勢力に従わせ
    て所定の回転位置に復帰させることにより、前記座板の
    スライド動作が規制されて座板が所望のスライド位置に
    固定されるよう構成されてなることを特徴とするスライ
    ド可能な座板を有する椅子。
  2. 【請求項2】 支持脚体に座板が前後方向に沿ってスラ
    イド可能に支持された椅子において、 前記支持脚体の座板前部中央に対応する位置に形成され
    た位置止め用係合部と、 前記位置止め用係合部を係脱自在な位置止め用被係合部
    が長手方向に沿って所定間隔おきに複数個形成され、一
    端側が前記座板の下面側前端に配置されるようにして他
    端側が前記座板の下面側中央に回転自在に取り付けられ
    た操作レバーと、 前記操作レバーを支持脚体側に押圧付勢して、通常状態
    では前記操作レバーのいずれかの位置止め用被係合部と
    位置止め用係合部との係合を図る付勢手段と、が備えら
    れてなり、 前記操作レバーを前記付勢手段の付勢力に抗して座板側
    へ回転させることにより、前記位置止め用係合部と位置
    止め用被係合部との係合が解除されて、前記座板のスラ
    イド動作が許容される一方、前記操作レバーを前記付勢
    手段の付勢力に従わせて支持脚体側へ押圧することによ
    り、前記位置止め用係合部と位置止め用被係合部との係
    合が図られて、前記座板のスライド動作が規制され座板
    が所望のスライド位置に固定されるよう構成されてなる
    ことを特徴とするスライド可能な座板を有する椅子。
  3. 【請求項3】 木製の支持脚体に木製の座板が前後方向
    に沿ってスライド可能に支持された椅子において、 前記支持脚体の上端に設けられた前後方向のガイド棒に
    スライド自在に嵌合した状態で、前記座板の下面側中央
    に固定されるスライド体と、 前記支持脚体前部上端の前桟に形成された正面視U字形
    のレバー挿通用切欠部内に嵌着され、底面に位置止め用
    係合部を有するU字形のレバー受け具と、 前記位置止め用係合部を係脱自在な位置止め用被係合部
    が長手方向に沿って所定間隔おきに複数個形成され、中
    間領域が前記レバー受け具のU字溝内にスライド自在に
    挿通されるとともに、一端側が前記座板の下面側前端に
    配置されるようにして、他端側が前記スライド体に回転
    自在に取り付けられた操作レバーと、 前記操作レバーを前記レバー受け具の底面に押圧付勢し
    て、通常状態では前記操作レバーのいずれかの位置止め
    用被係合部と位置止め用係合部との係合を図る付勢手段
    と、が備えられてなり、 前記操作レバーを前記付勢手段の付勢力に抗してレバー
    受け具の底面から離脱するように回転させることによ
    り、前記位置止め用係合部と位置止め用被係合部との係
    合が解除されて、前記座板のスライド動作が許容される
    一方、前記操作レバーを前記付勢手段の付勢力に従わせ
    てレバー受け具の底面へ押圧することにより、前記位置
    止め用係合部と位置止め用被係合部との係合が図られ
    て、前記座板のスライド動作が規制され座板が所望のス
    ライド位置に固定されるよう構成されてなることを特徴
    とするスライド可能な座板を有する椅子。
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JP1994009912U Expired - Lifetime JP3008900U (ja) 1994-08-11 1994-08-11 スライド可能な座板を有する椅子

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JP (1) JP3008900U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010099489A (ja) * 2009-12-24 2010-05-06 Kokuyo Co Ltd 椅子

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JP2010099489A (ja) * 2009-12-24 2010-05-06 Kokuyo Co Ltd 椅子

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