JP3008894U - 正方形水平区切り式高圧変圧器コイルコアー - Google Patents

正方形水平区切り式高圧変圧器コイルコアー

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シャン−チン,チウ
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 正方形筒をコアーとし、垂直鰭片の区切りで
複数のワイヤグルーブとし、且つ鰭片上に一ワイヤガイ
ド口を切り開いて、エナメル線の区切り移動の動作をガ
イドし、自動区切り移動巻線を達成して、区切り絶縁を
得る。 【効果】 V型切口先端部位より巻線軸の底部にまで切
開くことによって、各グルーブの巻線が必ず最低部より
巻き始め、コイルの重畳ターン数が一定となり、その絶
縁を破壊しないことを確保できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は一種の正方形水平区切り式高圧変圧器コイルコアー、特に一種のエナ メル線を自動的に区切りを移動して複数区切りの等間隔コイルグルーブ内に巻き つける高圧変圧器コイルコアーにかかわるものであり、伝統的な高圧変圧器コイ ルコアーの大量生産がむずかしく、品質・性能が不安定である欠点を解決できる ものである。
【0002】
【従来の技術】
慣用されている高圧変圧器コイルの製造と特徴は、先ず円型の造型のものにつ いていれば、TV、モニター等のフライバック変圧器に使用されているものが多 く、それに使用される磁性ユニットは通常成形された鉄粉芯(図5(C)参照) であり、横断面の形状は円形又は円に近い多辺形となっており(図5(A),( B)参照)、以ってその円形のコイルコアーと配合し、又慣用のその鰭片のグル ーブ口は巻線軸平面の中央部と巻線軸平行垂直の切り口となっており(図6参照 )、そのコイルは第1層より巻き始めて巻線を巻きつめ、それから同様に次の層 の巻線に移り、挟み層の厚さが高すぎる結果を生み、挟み層の空間も又大きくし て絶縁の要求を満たす必要があるので、全体の体積が大きくなり、且つ鰭片の切 り口が中央にあるので、隣り段のコイルの組合せが重なる(図6(C)参照)。
【0003】 又、図7に示されているような四角形の巻き線コアーの区切り鰭片の切り口は 、鰭片自身の厚さを利用して中央より一鰭片壁両面に平行なスリットを切開いて ワイヤグルーブとする設計構造となっており、このような慣用の高圧変圧器コイ ルコアーは、以上の各方式を総合して以下の四つの欠点を有している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
第一に、毎層のコイルの円周と軸心との距離が大きくなればなる程、抵抗が増 大し、コイルの温度が上昇し、毎層に絶縁紙が包覆されて、散熱をむずかしくし ている。変圧器は、長時間使用すると、通常高温状態となって、供電の安定性に 影響を及ぼすのみならず、且つ容易に焼きこわれて、使用寿命が短縮される。そ の二は、単軸の重ね巻線方式であるので、エナメル線の消耗量を増加させるのみ ならず、且つ耐高温の高価な特殊エナメル線を使用する必要があり、その上半手 加工方式で一層ずつ絶縁紙をかぶせる速度がおそく、工作・時間を浪費し、生産 コストを大巾に高める。その三は、巻線を完成してシリコン・スチール片をさし こむ時に、全コイルセットをワニス液内に投入して真空浸潤させる必要がある。 この時、その絶縁紙の材質の不均一や被覆不全により、絶縁不良の情況をひきお こして変圧器の品質に影響を及ぼし、使用時に容易に故障を発生させる。その四 は、コイルを巻くときに、その絶縁紙を逐層かぶせていくのでコイルの体積が大 きくなり、その為に使用するシリコンスチール片も大きくしなければならず、製 品の重量・体積及び材料を増加させる、言葉をかえていえば、コストが増加する 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
水平区切り分散的な設計理念で、一正方形筒をコアーとし、垂直鰭片の区切り で複数のワイヤグルーブとし、且つ鰭片上に一ワイヤガイド口を切り開いて、エ ナメル線の区切り移動の動作をガイドすることを開発して、自動区切り移動巻線 を達成して、区切り絶縁をその特徴とする高効率・高性能のコイルコアーを提供 する。
【0006】
【実施例】
ここに、図面によって本考案の設計構造を詳しく次に説明をする。 図1の(A)及び(B)は、本考案の斜視図で、主体が一射出成形の正方形筒 で、筒の外側は、周囲に垂直の鰭片,,,,,,,,があり 、鰭片は等間隔で平行に並べられて、ワイヤグルーブABCDEFGHを構成す る(図2の(B)参照)。尾片の外は、その他の鰭片はその一側辺端に、V形 ワイヤガイド口V1,V2,V3,V4,V5,V6、V7,V8があり、奇数 の鰭片と偶数の鰭片のワイヤガイド口はお互いに対角の位置又は一直線配列にな っている(図1の(A))(図1の(B))。このような構成によって、自動的 にエナメル線をガイドして区切りを移動して均一に巻線をする功能を有するコイ ルコアーをその特徴とする。
【0007】 図2は、本考案の側面図で、図2の(B)より本考案の区切りワイヤグルーブ 及びワイヤの区切り移動をガイドする功能をする垂直鰭片は、そのa側辺端に ワイヤガイド口を切開いており、V型底部は軸心Xのコーナ01に到るまで切り 開かれ、切り開き線V1,01と軸心の対角線V2,02は90°をなして垂直 となり、以って軸心Xが時計まわり方向に巻線するときに、エナメル線Lが巻線 機の下より導かれて、01点より内移してV1,01に沿って鰭片を滑りすぎて ワイヤグルーブAのグルーブ底A’に落ちて、再に継続して巻線をして設定され たターンにまで至る。
【0008】 又、自動巻線機のガイドを経て02点より内移して次の区切りに入りワイヤグ ルーブBのグルーブ底B’に到り、・・・・・ワイヤグルーブHにまで至る。こ のような等間隔の鰭片により、再に正確なワイヤガイド口の位置及び切口角度の 設計により、且つ重畳しない巻線(図3,図4参照)によって、従来の単軸重畳 巻線及び逐層の絶縁紙被覆のコイルコアー設計を突破して、自動区切り移動ガイ ド、区切り均一巻線絶縁紙の使用を必要としない高効率、高功能の高圧変圧器コ イルコアーを構成することをその特徴とする。
【0009】
【考案の効果】
上述の説明を総合して、本考案は次の長所を有することがわかる: 1.本考案は、V型切口先端部位より巻線軸の底部にまで切開くことによって 、各グルーブの巻線が必ず最低部より巻き始め、コイルの重畳パターン数が一定 となり、その絶縁を破壊しないことを確保できる。
【0010】 2.本考案は鰭片の壁の厚さを一適宜な値として、充分な傾斜率を保持して相 隣る両グルーブにコイルを巻きみたすことを維持し(図3参照)、且つ相隣る両 組のコイルの間隙を維持し(図4参照)、以って全セットのコイルの絶縁がスパ ーク又は絶縁破壊によって製品が破壊されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A),(B)は、本考案の立体外観図であ
る。
【図2】(A)は本考案のエナメル線動作図、(B)は
その側面図である。
【図3】本考案の巻線側面図である。
【図4】本考案の巻線横断面図である。
【図5】(A),(B)は慣用の円形コイルコアー、
(B)は鉄粉芯を示す図である。
【図6】(A),(B)は慣用の中央切り口コイルコア
ー、(B)は中央切り口コイルコアーの巻線を示す図で
ある。
【図7】慣用の四角形巻線コアーの分離鰭片の切り口を
示す図である。
【符号の説明】
1,2,3,4,5,6,7,8,9 鰭片 V1,V2,V3,V4,V5,V6,V7,V8,V
9 V形ワイヤガイド口
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】(A),(B)は慣用の円形コイルコアー、
)は鉄粉芯を示す図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】(A),(B)は慣用の中央切り口コイルコア
ー、()は中央切り口コイルコアーの巻線を示す図で
ある。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱・高絶縁プラスチック材料で射出成
    形された複数の鰭片の正方形筒状コアーよりなり、その
    鰭片は、尾片以外は、各片ともその一側辺端に、V形ガ
    イド口を切り開き、そして奇数鰭片を偶数鰭片のワイヤ
    ガイド口両者の位置は、対角又は一直線に配列し、鰭片
    は平行等間隔に配列され、且つワイヤガイド口のない尾
    片を末端として、一水平区切りワイヤグルーブ及び自動
    区切り移動ワイヤガイド口の構成を有する水平区切り式
    高圧変圧器コイルコアー。
  2. 【請求項2】 ワイヤガイド口の位置が、相隣なる両鰭
    片上でお互に対角となっており、且つそのV形底部が軸
    心の転角末端点まで切開かれており、同時に切開き線
    (即ちV形左翼)が軸心の対角線と90°垂直となり、
    以って正確にエナメル線をガイドして、確実にワイヤグ
    ルーブ底面にまきつけるようにし、よって、又自動巻線
    機を利用して、自動区切り移動均一巻線の自動を達成す
    ることをその特徴とする請求項1記載の水平区切り式高
    圧変圧器コイルコアー。
JP1994008848U 1994-07-21 1994-07-21 正方形水平区切り式高圧変圧器コイルコアー Expired - Lifetime JP3008894U (ja)

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