JP3008534B2 - 燃焼用噴霧ノズル - Google Patents

燃焼用噴霧ノズル

Info

Publication number
JP3008534B2
JP3008534B2 JP3086074A JP8607491A JP3008534B2 JP 3008534 B2 JP3008534 B2 JP 3008534B2 JP 3086074 A JP3086074 A JP 3086074A JP 8607491 A JP8607491 A JP 8607491A JP 3008534 B2 JP3008534 B2 JP 3008534B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
spray
return
spray nozzle
distributor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3086074A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04295505A (ja
Inventor
紀弘 堀
和温 林田
裕幸 小山
康雄 鍛治
昌彦 倉谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP3086074A priority Critical patent/JP3008534B2/ja
Publication of JPH04295505A publication Critical patent/JPH04295505A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3008534B2 publication Critical patent/JP3008534B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pressure-Spray And Ultrasonic-Wave- Spray Burners (AREA)
  • Nozzles For Spraying Of Liquid Fuel (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃焼用噴霧ノズルに関
し、詳しくはノズルに送られてきた燃料液の一部をリタ
ーン孔を通してタンク側に戻すことが出来る燃焼用噴霧
ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】リターン孔を備えた燃焼用噴霧ノズル
は、図4示すように、タンク1からポンプ2で燃焼用噴
霧ノズル3に送られた液体燃料が、該ノズル3から噴出
され、またその一部はノズル3のリターン細を通ってリ
ターン路4からタンク1に戻される。5はタンク1への
戻し量を調整する調整弁である。前記従来の燃焼用噴霧
ノズルは、図5に示すように、噴霧ノズル本体10と、
その内孔11に装嵌される分配器20とを有している。
噴霧ノズル本体10にはその先端部中央に噴霧孔12が
備えられている。また分配器20には、その中心を貫通
するリターン孔21と、前記ノズル本体10の内孔11
に接する肩部22に形成される複数の配給用スリット溝
23が備えられている。ポンプ1から送られた液体燃料
は噴霧ノズル本体10の内孔11から前記配給用スリッ
ト溝23を通って噴霧待機室30に入り、さらに噴霧孔
12から噴出される。また一部は噴霧待機室30からリ
ターン孔21を通ってタンク1に戻される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来の燃
焼用噴霧ノズルにおいては、分配器20のリターン孔2
1の位置と噴霧ノズル本体10の噴霧孔12の位置が一
致し、また前記スリット溝23を通って噴霧待機室30
に入った液体燃料が形成する旋回渦の中心がリターン細
孔21に一致することから、リターン流量が増して噴霧
量が減少した場合等には、前記旋回渦の中心を通って外
部から空気がリターン孔21内に燃料液と一緒に混入す
るという問題があった。混入があると例えばリターン流
量の制御等が難しくなる。
【0004】そこで、本発明は上記従来技術の欠点を解
消し、噴霧流量を少なく、リターン流量を多くしても、
空気がリターン孔に巻き込まれ、リターン燃料液に混入
することのない燃焼用噴霧ノズルの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の燃焼用噴霧ノズルは、噴霧ノズル本体と、
該噴霧ノズル本体の内孔に装嵌される分配器とを有し、
前記噴霧ノズル本体にはその先端部中央に噴霧孔を設
け、前記分配器には、該分配器の中央にリターン孔を貫
通して設けると共に分配器の肩部外側部に前記噴霧ノズ
ル本体の内孔内を送られてきた燃料液を分配器前方の噴
霧待機室へ配給する複数の配給用スリット溝を設け、燃
料液を前記噴霧待機室から前記噴霧孔を通して噴出する
と共に、一部の燃料液を前記噴霧待機室から前記リター
ン孔を通して燃料タンク側に戻すようにした燃焼用噴霧
ノズルであって、前記分配器のリターン孔における先端
開口部から一定の深さまでを大径孔に形成することでリ
ターン孔の先端開口部に収容段部を構成し、該収容段部
にリターン燃料液の旋回弱化構造片を収容配置したこと
を特徴としている。
【0006】
【作用】分配器のリターン孔の先端開口部から一定の深
さまでが大径孔にされ、これによってリターン孔の先端
開口部付近に収容段部が構成される。そしてその収容段
部にリターン燃料液の旋回を弱化させるための旋回弱化
構造片が収容配置される。噴霧待機室からリターン孔へ
リターンしてくる燃料液は、リターン孔の先端付近の前
記収容段部に収容配置された旋回弱化構造片により、旋
回力が弱められる。よって噴霧量を減少し、リターン量
を増加する等しても、リターン燃料液の旋回渦中心を通
って空気がリターン孔内に深く浸入してリターン燃料液
に混入されるのが確実に防止される。
【0007】
【実施例】図1と図2に本発明の第1実施例を示す。図
1は燃焼用噴霧ノズルの要部の断面構成図、図2は分配
器の平面図である。
【0008】燃焼用噴霧ノズルは、噴霧ノズル本体40
と、その内孔41に装嵌される分配器50とを有してい
る。噴霧ノズル本体40にはその先端部中央に噴霧孔4
2が設けられている。また分配器50には、その中央を
貫通するリターン孔51と、前記ノズル本体40の内孔
41に接する肩部52に形成される複数の配給用スリッ
ト溝53が設けられている。以上の点は従来と同じであ
る。
【0009】本実施例では、前記分配器50の前記リタ
ーン孔51が開口する先端開口部から適当な一定の深さ
までを大径孔51aとして形成し、これによってリター
ン孔の先端開口部付近に収容段部を構成し、この収容段
部内にスプライン軸状の孔を中心に貫通させたディスク
55を、リターン燃料液に対する旋回弱化構造片として
収容配置している。配給用スリット溝53から噴霧待機
室60に入った燃料液はそこで旋回流を構成し、それに
よって旋回流の中心に渦流空気Aが噴霧孔42を通って
形成される。前記噴霧待機室60の燃料液の一部は噴霧
孔42から外部に噴霧され、一部は大径孔51aからリ
ターン孔51を通って燃料タンクに戻される。このリタ
ーン燃料液はその流れに旋回を生じる傾向にあるが、
記大径孔51aによってリターン孔の先端開口部付近に
構成された収容段部に収容配置されたディスク55の存
在により、リターン燃料液の旋回力が弱められる。もし
旋回力が強ければ、噴霧孔42から噴霧待機室60内に
浸入してくる渦流空気Aがさらにリターン孔51内へ浸
入して、リターン燃料液に空気を混入する。本例ではデ
ィスク55により渦流空気Aのリターン孔51への浸入
が阻止され、空気の巻き込みが防止される。
【0010】図3は本発明の第2の実施例を示す燃焼用
噴霧ノズルの要部の断面構成図である。本実施例では、
分配器50のリターン孔51の先端開口部付近に大径孔
51aによって構成された収容段部に対して、メッシュ
状等のフィルター56を、リターン燃料液に対にする旋
回弱化構造片として嵌合することで、収容配置してい
る。他の構成は上記第1実施例と同じである。リターン
燃料液の旋回が前記フィルター56で弱められるため、
渦流空気Aがリターン孔51側に浸入するのが阻止され
る。即ち空気の混入が防止される。なお、フィルター5
6を設けることにより、燃料液内の塵がリターン燃料液
から除去される効果が付加される。
【0011】
【発明の効果】本発明は以上の構成、作用よりなり、請
求項1に記載の燃焼用噴霧ノズルによれば、分配器のリ
ターン孔における先端開口部から一定の深さまでを大径
孔に形成することでリターン孔の先端開口部に収容段部
を構成し、該収容段部にリターン燃料液の旋回弱化構造
片を収容配置したので、 リターン孔の先端開口部付近に
構成された大径孔からなる収容段部に収容された旋回弱
化構造片により、リターン燃料液の旋回力を確実に弱め
ることができる。よって例え噴霧量を減少し且つリター
ン量を増加する等しても、渦流空気がリターン孔内まで
浸入することが出来ず、空気がリターン燃料液に混入さ
れるのが確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る燃焼用噴霧ノズルの
要部の断面面構成図である。
【図2】第1実施例における分配器の平面図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す燃焼用噴霧ノズル
の要部の断面構成図である。
【図4】燃焼用噴霧ノズルを備えた燃焼器の例を示す構
成図である。
【図5】従来の燃焼用噴霧ノズルの例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
40 噴霧ノズル本体 42 噴霧孔 50 分配器 51 リターン孔 51a 大径孔 53 配給用スリット溝 55 ディスク 56 フィルター 60 噴霧待機室 A 渦流空気
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鍛治 康雄 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社ノーリツ内 (72)発明者 倉谷 昌彦 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社ノーリツ内 (56)参考文献 特開 平2−217705(JP,A) 特開 昭57−117713(JP,A) 特開 平4−240306(JP,A) 特開 平1−102205(JP,A) 特開 平2−217707(JP,A) 特公 昭56−47441(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23D 11/38 F23D 11/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴霧ノズル本体と、該噴霧ノズル本体の
    内孔に装嵌される分配器とを有し、前記噴霧ノズル本体
    にはその先端部中央に噴霧孔を設け、前記分配器には、
    該分配器の中央にリターン孔を貫通して設けると共に分
    配器の肩部外側部に前記噴霧ノズル本体の内孔内を送ら
    れてきた燃料液を分配器前方の噴霧待機室へ配給する複
    数の配給用スリット溝を設け、燃料液を前記噴霧待機室
    から前記噴霧孔を通して噴出すると共に、一部の燃料液
    を前記噴霧待機室から前記リターン孔を通して燃料タン
    ク側に戻すようにした燃焼用噴霧ノズルであって、前記
    分配器のリターン孔における先端開口部から一定の深さ
    までを大径孔に形成することでリターン孔の先端開口部
    に収容段部を構成し、該収容段部にリターン燃料液の旋
    回弱化構造片を収容配置したことを特徴とする燃焼用噴
    霧ノズル。
JP3086074A 1991-03-25 1991-03-25 燃焼用噴霧ノズル Expired - Fee Related JP3008534B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3086074A JP3008534B2 (ja) 1991-03-25 1991-03-25 燃焼用噴霧ノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3086074A JP3008534B2 (ja) 1991-03-25 1991-03-25 燃焼用噴霧ノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04295505A JPH04295505A (ja) 1992-10-20
JP3008534B2 true JP3008534B2 (ja) 2000-02-14

Family

ID=13876559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3086074A Expired - Fee Related JP3008534B2 (ja) 1991-03-25 1991-03-25 燃焼用噴霧ノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3008534B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0809069A4 (en) * 1995-12-08 1999-02-10 Matake Sangyo Co Ltd RETURN SPRAY NOZZLE
KR100863227B1 (ko) * 2004-11-10 2008-10-15 주식회사 나래나노텍 평탄부 및 리세스부를 구비한 노즐 단부 구조를 갖는 노즐디스펜서 및 그 제조 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04295505A (ja) 1992-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5152463A (en) Aspirating simplex spray nozzle
EP0152891B1 (en) Jet nozzle
JP3801967B2 (ja) ノズルおよび該ノズルによる導管内周面への流体噴射方法
KR900701408A (ko) 트리거 스프레이어에 사용되는 배럴스크린 인서트를 구비한 거품노즐조립체
JP3008534B2 (ja) 燃焼用噴霧ノズル
KR100471686B1 (ko) 2종류유체노즐
KR102286416B1 (ko) 초미립자 분사노즐
US2668084A (en) Atomizing device
EP3431730B1 (en) Fluid spray injectors
JPH0641856U (ja) 噴霧ノズルを用いた燃焼機具
JP2003047892A (ja) 壁面衝突式液体微粒化ノズル
JP2002306991A (ja) フルコーンノズル
JP5283068B2 (ja) 噴射釦
JP3008535B2 (ja) 燃焼用噴霧ノズル
JP2003220354A (ja) 噴霧ノズル
JPH06147418A (ja) 燃料噴射弁
JP3132283B2 (ja) 液体噴射弁
JPH039809Y2 (ja)
JPH0730935Y2 (ja) フューエルインジェクタ
JP3453074B2 (ja) 電子制御燃料噴射弁
JP2961934B2 (ja) 燃焼用噴霧ノズル
JP2503551Y2 (ja) 内燃機関の燃料噴射装置
JPS599141Y2 (ja) 液体燃料燃焼用バ−ナ−
JPS5987061A (ja) 内部混合式霧化器
JPH1034024A (ja) スプレーノズル

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees