JP3008532U - 袋入り緩衝材 - Google Patents

袋入り緩衝材

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JP3008532U
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corrugated cardboard
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JP1994012064U
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Inventor
義明 服部
Original Assignee
株式会社ダイコー
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Abstract

(57)【要約】 【構成】段ボール製素材を平面的に波状に裁断して素片
1とし、この素片1を袋2の中に多数封入する。 【効果】上記素片1は段ボール製であるから、袋入り緩
衝材Aをきわめて安価に提供することができる。特に、
段ボール製の廃材を利用して上記素片1を作製すると、
これを一層安価なものとすることができ、袋入り緩衝材
Aをより一層安価なものとすることができる。また、袋
2の中に封入されているバラ状物は段ボール製のもので
あるから、この緩衝材を廃棄処分するに当たっても公害
に結び付くことはなく、ごく普通に廃棄し得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、精密機器、ガラス板等のガラス製品その他各種の物品を包装した場 合においてそれらが破損しないようケースとその中の物品との隙間に挿入せしめ られる緩衝材、なかでも、袋に入れられた形態の緩衝材の改良に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
各種物品を包装した場合においてそれらが破損しないようケースとその中の物 品との隙間に挿入せしめられる緩衝材として、各種のものが用いられている。そ の中には、発泡プラスチック製のバラ状物やこのバラ状物を袋の中に多数封入し たものが存在する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
発泡プラスチック製のバラ状物は散らばりやすく、また、それ自体が比較的高 価であるため、緩衝材として結果的にコスト高となる欠点がある。このバラ状物 を袋の中に多数封入した場合には散らばることはないが、コスト高となる欠点を 有していることに変わりはない。このような緩衝材は包装されている物品を開封 した後捨ててしまう場合が多いから、できるだけ安い方が良いことはいうまでも ない。 一方、発泡プラスチック製のバラ状物は燃やすと多量の煙が発生するから、こ れを廃棄処分する際公害問題を引き起こす。 本考案は、袋入り緩衝材をできるだけ安価に提供するとともに、これを廃棄処 分するに当たっても公害に結び付くことがないよう工夫したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案では、発泡プラスチック製のバラ状物に代 えて段ボール製のバラ状物を用い、これを袋の中に多数封入したものである。す なわち、本考案においては、段ボール製素材を平面的に波状に切断して素片1と し、この素片1を袋2の中に多数封入する。
【0005】
【作用】
このようにすると、袋入り緩衝材をきわめて安価なものとすることができる。 なぜならば、袋の中に封入されている段ボール製の素片1をきわめて安価に提供 することができるからである。段ボール製の素片1は新しい段ボール製素材を裁 断することにより作製してもよいが、段ボール製の廃材を利用して本考案にいう 素片1を作製すると、これを一層安価なものとすることができ、袋入り緩衝材を より一層安価なものとすることができる。 また、袋の中に封入されているバラ状物は段ボール製のものであるから、この 緩衝材を廃棄処分するに当たっても公害に結び付くことはない。
【0006】 なお、段ボール製の素片1を多数袋2の中に封入すると、それらが互いに絡み 合って嵩高となり、きわめて良好な緩衝機能を発揮する。 また、素片1が多数封入されている袋2の中には適量の空気が混入し、袋2は 適度に膨らむから、緩衝機能がさらに向上する。
【0007】
【実施例】
本考案の実施例を添付の図面に基づいて詳細に説明する。 図1に、段ボール製の素片1を平面的に見た状態を、図2に、この素片1を袋 2の中に多数封入した状態を示す。 段ボール製の素片1は図1に示すように、段ボール製素材を平面的に波状に裁 断することによって形成する。図1ではその一部のみを図示してあるが、その長 さは袋入り緩衝材Aの大きさに応じて適宜変更することができる。 そして、段ボール製のこの素片1を図2に示すように、袋2の中に多数封入す る。すると、一つの袋入り緩衝材Aが得られる。
【0008】 上記段ボール製の素片1は新しい段ボール製素材を裁断することにより作製し てもよいが、段ボール製の廃材を利用して作製することができる。 このように、素片1を段ボール製の廃材を利用して作製すると、これを一層安 価なものとすることができ、結果的に、袋入り緩衝材Aをより一層安価なものと することができる。 また、袋の中に封入されているバラ状物は段ボール製のものであるから、この 緩衝材を廃棄処分するに当たっても公害に結び付くことはなく、エコロジー的に 見てもきわめて優れたものである。
【0009】 そして、段ボール製の素片1を多数袋2の中に封入すると、それらが互いに絡 み合って嵩高となり、きわめて良好な緩衝機能を発揮する。 また、素片1が多数封入されている袋2の中には適量の空気が混入し、袋2は 適度に膨らむから、緩衝機能がさらに向上する。
【0010】
【考案の効果】
本考案によれば、袋の中に封入されている素片1が段ボール製であるから、袋 入り緩衝材をきわめて安価なものとすることができる効果がある。特に、段ボー ル製の廃材を利用して本考案にいう素片1を作製すると、これを一層安価なもの とすることができ、袋入り緩衝材をより一層安価なものとすることができる。 また、袋の中に封入されているバラ状物は段ボール製のものであるから、この 緩衝材を廃棄処分するに当たっても公害に結び付くことはなく、ごく普通に廃棄 し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】段ボール製の素片1を平面的に見た状態を示す
平面図である。
【図2】この素片1を袋2の中に多数封入した状態を示
す斜視図で、袋の一部を切り欠いて示す。
【符号の説明】
1─素片、2─袋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】段ボール製素材を平面的に波状に裁断して
    素片1とし、この素片1を袋2の中に多数封入したこと
    を特徴とする袋入り緩衝材。
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