JP3008374U - さく孔装置の差し角検出機構 - Google Patents

さく孔装置の差し角検出機構

Info

Publication number
JP3008374U
JP3008374U JP1994010771U JP1077194U JP3008374U JP 3008374 U JP3008374 U JP 3008374U JP 1994010771 U JP1994010771 U JP 1994010771U JP 1077194 U JP1077194 U JP 1077194U JP 3008374 U JP3008374 U JP 3008374U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
tilt angle
stroke length
microcomputer
guide shell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1994010771U
Other languages
English (en)
Inventor
和行 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Co Ltd filed Critical Furukawa Co Ltd
Priority to JP1994010771U priority Critical patent/JP3008374U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3008374U publication Critical patent/JP3008374U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Earth Drilling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 差し角をさく孔装置の台車側で検出可能とす
ることにより、検出器の破損を防止して常に確実に差し
角を設定できるようにする。 【構成】 台車19上に支持されたさく孔ブーム23の
先端部でさく岩機を搭載したガイドシェルを枢支し、ガ
イドシェルを傾動させ差し角を設定するダンプシリンダ
10を設けたさく孔装置において、ダンプシリンダ10
の作動管路2にストローク長検出用シリンダ3を介設
し、このストローク長検出用シリンダ3と、ストローク
長検出用シリンダの検出信号に基づいて差し角値を算出
するマイクロコンピュータ7と、マイクロコンピュータ
で算出した差し角値を表示する表示部8とを、台車19
上に配置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トンネル掘削工事等でさく孔作業に用いられるトンネルジャンボ等 のさく孔装置において、差し角を検出するための差し角検出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、トンネル等の掘削工事において、切羽断面の周縁にさく孔する場合に は、さく孔装置のガイドシェルに差し角を設定してさく孔を行っている。さく孔 時に差し角が正確に制御されないと、余掘りが増大して掘削能率が低下し工事費 用が嵩むため、トンネルジャンボ等のさく孔装置では、差し角を設定するガイド ダンプの関節部に回転角度を検出するロータリエンコーダやポテンシヨメータ等 の検出器を設置し、その検出信号に基づいて差し角の制御を行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、さく孔作業時に切羽面に近接するガイドダンプの関節部に検出器を設 置すると、落石や切羽周壁への衝突等により検出器や信号用の配線が破損し易く 、適正な差し角設定ができなくなる場合がある。 本考案は、さく孔装置の差し角検出におけるかかる問題を解決するものであっ て、差し角をさく孔装置の台車側で検出可能とすることにより、検出器の破損を 防止して耐久性を向上させ、常に確実に差し角を設定できるさく孔装置の差し角 検出機構を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、台車上にさく孔ブームを枢支し、このさく孔ブームの先端部でさく 岩機を搭載したガイドシェルを枢支し、ガイドシェルを傾動させ差し角を設定す るダンプシリンダを設けたさく孔装置において、ダンプシリンダの作動管路にス トローク長検出用シリンダを介設し、このストローク長検出用シリンダと、スト ローク長検出用シリンダの検出信号に基づいて差し角値を算出するマイクロコン ピュータと、マイクロコンピュータで算出した差し角値を表示する表示部とを、 台車上に配置することによりさく孔装置の差し角検出機構を構成し上記課題を解 決している。
【0005】
【作用】
さく孔作業を行う場合には、さく孔装置の台車を切羽付近に設置し、ガイドシ ェルが所定のさく孔位置で掘進方向と平行になるようにさく孔ブームを制御して 位置決めし、さく岩機を駆動してさく孔する。 切羽断面の周縁にさく孔する場合等、ガイドシェルに差し角を設定するときに は、オペレータは上記の掘進方向と平行な状態からダンプシリンダを伸縮してガ イドシェルを傾動させる。このとき、ストローク長検出用シリンダは、ダンプシ リンダの作動管路に介設されているので、ダンプシリンダの伸縮に伴ってピスト ンが移動し、ストローク長を検出する。マイクロコンピュータはこのストローク 長検出用シリンダの検出信号に基づいて差し角値を算出し、この差し角値を表示 部に送出し表示する。
【0006】 オペレータはこの差し角値の表示により容易に適正な差し角を設定することが できる。
【0007】
【実施例】
図1は本考案の一実施例である差し角検出機構の構成を示すブロック図、図2 はさく孔装置のさく孔ブームの側面図、図3はさく孔ブームの平面図、図4はス トローク長検出用シリンダの説明図である。 本実施例では、さく孔装置の台車19上の基台20にブーム台21を旋回軸2 2によって枢着し、このブーム台21に伸縮可能なブーム23の下端を俯仰軸2 4によって枢着している。基台20とブーム台21との間に旋回用油圧シリンダ 25、ブーム台21とブーム23との間には俯仰用油圧シリンダ26が設けられ ておりブーム23は旋回、俯仰可能になっている。ブーム23の先端には、チル トアーム27がチルトアーム軸28によって枢着され、ブーム23との間にチル ト用油圧シリンダ29が設けられてチルト可能になっている。チルトアーム27 には、スイングアーム30がスイングアーム軸31によって枢着され、チルトア ーム27との間にスイング用油圧シリンダ32が設けられてスイング可能になっ ている。スイングアーム30にはガイドロータリ33が設けられており、ロータ リ軸34を中心としてローテーション可能になっている。
【0008】 ガイドロータリ33には、マウント軸35でガイドマウンチング36が枢着さ れ、ガイドロータリ33とガイドマウンチング36の間にはダンプシリンダ10 が設けられて傾動可能になっている。このガイドマウンチング36にはガイドシ ェル37が摺動可能に支承されている。ガイドシェル37にはさく岩機38を搭 載しフィードシリンダ(図示略)で前後方向に移動可能としている。さく岩機3 8にはビット39付のロッド40を装着し、打撃と回転を与えて切羽の岩石にさ く孔する。
【0009】 ダンプシリンダ10のロッド側油室11とヘッド側油室12とには、油圧源1 3のポンプポートPとタンクポートTから操作用切換弁14を介して作動管路1 、2が接続されており、ダンプシリンダ10のヘッド側油室12と操作用切換弁 14とを接続している作動管路2の途中には、ストローク長検出用シリンダ3が 設けられている。
【0010】 ストローク長検出用シリンダ3は、ピストン4のロッド5に磁気信号Mが記録 され、シリンダキャップ9には磁気検出器6が取付けられており、ダンプシリン ダ10の伸縮に伴ってピストン4が移動すると、ロッド5の磁気信号Mを磁気検 出器6が検出してストローク長に比例する数のパルス信号を発生する。 このパルス信号は、磁気検出器6に接続されているマイクロコンピュータ7に 送られ、マイクロコンピュータ7が検出されたパルス信号を計数し、この検出信 号に基づいて、ストローク長検出用シリンダ3のストローク長に対応するダンプ シリンダ10のストローク長とそのストローク長により生ずる差し角値を算出す る。マイクロコンピュータで算出した差し角値は表示部8に送られ表示部8には 差し角値がデシタルで表示される。ストローク長検出用シリンダ3と、マイクロ コンピュータ7と、表示部8とは、何れも台車19上に配置されている。
【0011】 さく孔作業を行う場合には、さく孔装置の台車19を切羽付近に設置し、ガイ ドシェル37が所定のさく孔位置で掘進方向と平行になるように、さく孔ブーム 23の旋回、俯仰、チルト、スイング、ロータリの機能を制御して位置決めし、 さく岩機38を駆動してさく孔する。 切羽断面の周縁にさく孔する場合等、ガイドシェル37に差し角を設定すると きには、オペレータは上記の掘進方向と平行な状態からダンプシリンダ10を伸 縮してガイドシェル37を傾動させる。このとき、上述の如く、差し角値は表示 表示部8に表示されるので、オペレータはこの差し角値の表示を見ながら操作用 切換弁14を操作することにより容易に適正な差し角を設定することができる。
【0012】 なお、マイクロコンピュータで算出した差し角値を表示するだけでなく、この 差し角値に基づいて、マイクロコンピュータから制御信号を送出し、操作用切換 弁14を自動制御するように構成することもできる。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のさく孔装置の差し角検出機構は、差し角をさく 孔装置の台車側で検出可能とすることにより、検出器の破損を防止して耐久性を 向上させ、常に確実に差し角を設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である差し角検出機構の構成
を示すブロック図である。
【図2】さく孔装置のさく孔ブームの側面図である。
【図3】さく孔ブームの平面図である。
【図4】ストローク長検出用シリンダの説明図である。
【符号の説明】
1 作動管路 2 作動管路 3 ストローク長検出用シリンダ 4 ピストン 5 ロッド 6 磁気検出器 7 マイクロコンピュータ 8 表示部 10 ダンプシリンダ 14 操作用切換弁 19 台車 23 さく孔ブーム 37 ガイドシェル 38 さく岩機

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車上にさく孔ブームを枢支し、該さく
    孔ブームの先端部でさく岩機を搭載したガイドシェルを
    枢支し、ガイドシェルを傾動させ差し角を設定するダン
    プシリンダを設けたさく孔装置において、ダンプシリン
    ダの作動管路にストローク長検出用シリンダを介設し、
    該ストローク長検出用シリンダと、ストローク長検出用
    シリンダの検出信号に基づいて差し角値を算出するマイ
    クロコンピュータと、マイクロコンピュータで算出した
    差し角値を表示する表示部とを、台車上に配置したこと
    を特徴とするさく孔装置の差し角検出機構。
JP1994010771U 1994-08-30 1994-08-30 さく孔装置の差し角検出機構 Expired - Lifetime JP3008374U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994010771U JP3008374U (ja) 1994-08-30 1994-08-30 さく孔装置の差し角検出機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994010771U JP3008374U (ja) 1994-08-30 1994-08-30 さく孔装置の差し角検出機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3008374U true JP3008374U (ja) 1995-03-14

Family

ID=43144200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994010771U Expired - Lifetime JP3008374U (ja) 1994-08-30 1994-08-30 さく孔装置の差し角検出機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3008374U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1604323B1 (en) Improvements in drilling apparatus
EP2725183B1 (en) Mining vehicle and method of moving boom
CN101910522B (zh) 装载机和装载机机具控制系统
KR19980702017A (ko) 채광 또는 터널굴착기용 연속제어시스템
JP2010216183A (ja) 削孔機
CN109630013B (zh) 一种液压凿岩台车
EP0223575A2 (en) Drilling apparatus
CN118167382A (zh) 掘锚机全断面支护装置
JP3008374U (ja) さく孔装置の差し角検出機構
US20200149383A1 (en) Down-the-hole drilling control system for mobile drilling machines
KR102247222B1 (ko) 오거크레인의 수직조절장치
US20210180405A1 (en) Automatic force adjustment control system for mobile drilling machines
JP2020183681A (ja) 立坑構築装置及び立坑構築方法
US11885222B2 (en) Inclination-based levelling system
US20210017848A1 (en) Collar control system for mobile drilling machines
JP2918431B2 (ja) 法面の削孔装置
JP2922102B2 (ja) 法面の削孔装置
JP2989350B2 (ja) 立坑掘削機
JP3775527B2 (ja) ブームの作動量検出機構
JP4111690B2 (ja) ブーム作業車
JP3009405U (ja) ファンカットドリル
JP2003328388A (ja) 溝掘削機および溝掘削支援方法
JPH0613900Y2 (ja) さく孔方向表示装置
JP2601885Y2 (ja) ガイドシェルの傾斜角設定装置
JP2002147162A (ja) 深礎掘削機