JP3007471U - 運搬車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的幅の狭い台盤に、幅の広い棚板を使用
できる運搬車を提供する。 【構成】 走行車輪４を具えた台盤１の長手方向端部に
門型ハンドル２を装着した運搬車において、前記門型ハ
ンドルにおける相対する一双の垂直側片２の前記台盤１
に対する下端取付部を、前記台盤の内央部側に指向して
狭窄した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はスーパーマーケット等、その他における商品の移動用運搬車に係るも のである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の運搬車は、走行車輪を具えた台盤の長手方向一端部に、同台盤 に対して垂直に延びる互いに平行な垂直両側片の頂部を水平部片で連結して構成 した門型ハンドルを装着して構成されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記従来の運搬車においては、同運搬車台盤の門型ハンドルの両垂直側片間の 間隔が上下に亘って一定になるように構成されているので、両垂直側片間に架設 される棚板の幅が前記門型ハンドルの両側垂直片間の幅によって制約されるとい う問題点があった。

【０００４】 本考案は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案されたもので、その目的と するところは、台盤の幅が少々狭くても、幅の広い棚板を使用できる運搬車を提 供する点にある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

前記の目的を達成するため、本考案に係る運搬車は、走行車輪を具えた台盤の 長手方向端部に門型ハンドルを装着した運搬車において、前記門型ハンドルにお ける相対する一双の垂直側片の前記台盤に対する下端取付部を、前記台盤の内央 部側に指向して狭窄して構成されている。

【０００６】

【作用】

本考案に係る運搬車は前記したように、台盤の一端部に装架される門型ハンド ルの両側片が台盤に対して同側片の全長に亘って垂直に形成されることなく、台 盤に対する下端装着部が狭窄部に形成されていることによって、台盤の幅が少々 狭くても前記両垂直側片上部の間隔を広くとることができ、幅の広い大きな棚板 を使用することができる。

【０００７】

【実施例】

以下本考案を図示の実施例について説明する。 １は矩形上の台盤で、同台盤１の長手方向端部に門型ハンドル２が装架されて いる。同門型ハンドル２の相対する一双の垂直側片２ａ，２ａの前記台盤１に装 着される下端取付部２ｂ，２ｂが同台盤１の内央部に指向して狭窄されている。 図中、３は前記垂直側片２ａ，２ａ間に配設された棚受部材、４は台盤１に装架 された転輪、５は台盤１に装着されたゴム、合成樹脂等よりなる滑り止め片であ る。

【０００８】 図示の実施例は前記したように、台盤１の長手方向端部に装着された門型ハン ドル２における相対する一双の垂直側片２ａが全長に亘って垂直に形成されるこ となく、台盤１に対する下端取付部２ｂが同台盤１の内央部に指向して狭窄され ているので、台盤１の幅が少々狭くても幅の広い棚板を使用することができる。 なお必要に応じて前記垂直側片２の下部に内管を挿入して二重管を形成し、同 内管とともに垂直側片２ａの下部を曲成して門型ハンドル２の台盤に対する取付 部を補強するようにしてもよい。

【０００９】 図中６は棚板、７は支持枠である。

【００１０】

【考案の効果】

本考案に係る運搬車は前記したように、台車の長手方向端部に装着した一双の 垂直側片と同両垂直側片の頂部を連結する水平部片とより構成された門型ハンド ルにおける相対する一双の垂直側片の前記台盤に対する下端取付部を、前記台盤 の内央側に指向して狭窄したことによって、台盤の幅が少々狭くても、幅の広い 大きな棚板を使用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る運搬車の側面図である。

【図２】図１の正面図である。

【図３】図１の平断面図である。

【符号の説明】

１ 台盤 ２ 門型ハンドル ２ａ 垂直側片 ２ｂ 下端取付部 ３ 棚受部材 ４ 転輪 ５ 滑り止め片

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 走行車輪を具えた台盤の長手方向端部に
   門型ハンドルを装着した運搬車において、前記門型ハン
   ドルにおける相対する一双の垂直側片の前記台盤に対す
   る下端取付部を、前記台盤の内央部側に指向して狭窄し
   てなることを特徴とする運搬車。