JP3007439U - 蓋開け器 - Google Patents

蓋開け器

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JP3007439U
JP3007439U JP1994009483U JP948394U JP3007439U JP 3007439 U JP3007439 U JP 3007439U JP 1994009483 U JP1994009483 U JP 1994009483U JP 948394 U JP948394 U JP 948394U JP 3007439 U JP3007439 U JP 3007439U
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opening
lid
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JP1994009483U
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Inventor
正志 林
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セナー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開口の周囲に設けたネジ部によって螺着され
ている瓶詰などの容器の蓋を開けるための蓋開け器に関
し、蓋開け器のベルト3の一端を固定する固定部の構造
を改良して、この固定部の破壊を防止するとともに、ベ
ルトが切れた場合でも容易に修理して蓋開け器を再使用
し得るようにすることを目的とする。 【構成】蓋開け器の本体1の内部でベルト3の一端を固
定する固定部を、このベルト3が挿通される凹溝15の一
方の側面に設けられて狭幅の開口部16を介してこの凹溝
15に連通する膨出凹部17と、この膨出凹部17の開口部16
の幅より径が大きいストッパ2とによって構成し、ベル
ト3の端部付近をこのストッパ2の周囲に掛け巡らせた
状態で上記の膨出凹部17に収容するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
開口の周囲に設けたネジ部によって螺着されている瓶詰などの容器の蓋(以下 、キャップ、という)を開けるための蓋開け器に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の蓋開け器としては図5(a) に外観を、同図(b) に内部の構造を示した ような蓋開け器が知られている。なお、この(a) 図と(b) 図とでは、図示の便宜 上、蓋開け器が上下逆に示されている。
【0003】 この蓋開け器を使用する際には、一端が本体A内部でネジ止めや接着などの固 定部Fによって一端が固定されているベルトBのループ部Lを開けるべきキャッ プCに引っ掛けた後、このベルトBの把持部Hから引出されているベルトBの延 長部B’を引っ張りながら把持部Hを反時計方向に回転させる。
【0004】 これによって、開けるべきキャップCは、このベルトBによる摩擦と本体の圧 接面Mとによって抑えられながら把持部Hの回転に伴って回転するので、このキ ャップが容器に固く締付けられていても、軽い力で、しかも蓋に傷を付けずにこ の蓋を開けることができる。
【0005】 なお、Wはカバーであって、ネジ止めによって本体に固着されてベルトBが挿 通されている溝から外れないように抑えるためのものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このベルトBには可成り大きな力がかかるために、上記のよう に本体Aの内部でこのベルトの一端を固定している固定部Fが破壊したり、ベル トBがこの固定部付近で切れたりしてベルトの一端が本体に止まらなくなってし まい、蓋開け器として使用できなくなることが多い。
【0007】 そこで、本考案は、蓋開け器のベルトの一端を固定する固定部の構造を改良し て、この固定部の破壊を防止するとともに、ベルトが切れた場合でも容易に修理 して蓋開け器を再使用し得るようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
図1(a),(b) の原理図に示したように、蓋開け器の本体1の内部でベルト3の 一端を固定する固定部を、このベルト3が挿通される凹溝15の一方の側面に設け られて狭幅の開口部16を介してこの凹溝15に連通する膨出凹部17と、この膨出凹 部17の開口部16の幅より径が大きいストッパ2とによって構成し、ベルト3の端 部付近をこのストッパ2の周囲に掛け巡らせた状態で上記の膨出凹部17に収容す るようにした。
【0009】 なお、上記のストッパ2としては、柱状のものであればその断面形状は適宜の ものでよいが、図1(a) にはストッパとして円柱状のものを使用した例を、図1 (b) にはストッパとして三角柱状のものを用いた例をそれぞれ示してある。
【0010】 ストッパ2として角柱を用いる場合には、各角が鋭角からなる三角柱、あるい は、各角が面取りされた鋭角からなる三角柱を用いることができ、この場合、上 記の膨出凹部17の形状は、上記ストッパ2の形状と実質上相似な形状とすること が好ましい。
【0011】 伸長性が少ない可撓性ベルト3は、伸張性の少ない芯材とその両面に接着され た摩擦係数の大きい材料の表面材とから構成することができ、その具体的な例と しては、ナイロン製の芯の両面にニトリル系ゴム製の表面材が接着されたものを 用いることができる。
【0012】 さらに、ベルト3を挿通する凹溝15内の膨出凹部17と対向する位置に壁41を設 けてもよく、また、この壁41は図示していない本体カバーから突出するように設 けることができる。
【0013】
【作用】
図1(a),(b) は本考案によるベルト3の膨出凹部17による固定部の構成を断面 図によって示したもので、ベルト3の一端32は凹溝15の膨出凹部17より把持部12 寄りに延びた位置で固定されていない遊端となっており、ベルト3の他端につい ては簡略に図示してあるが、この一端32から開口部16を経て膨出凹部17内部に入 り、ストッパ2の周囲を巡ってから再び開口部16を経て凹溝15に戻り、この凹溝 15から本体1の圧接面側の開口(図2の実施例の13) から外部に出てループ31を 形成した後、再びこの開口13から凹溝15に戻り、本体1の把持部側の開口(図2 の実施例の14) から外部に引出されるものである。
【0014】 このストッパ2としては、膨出凹部17の開口部16を通過できない太さの柱状の ものであればその断面形状は適宜のものでよいが、図1(a) 図にはストッパとし て円柱状のものを使用した例、図1(b) 図にはストッパとして三角柱状のものを 用いた例をそれぞれ示してある。
【0015】 なお、膨出凹部17の平面形状は、ストッパ2とこのストッパを巡っているベル ト3とを収容できる空間が確保されていればよいため、これらの図1(a),(b) で は本考案によってベルト3を押えるのに関連する膨出凹部17の壁面Ta,Tbだ けを示してある。
【0016】 この蓋開け器を使用する際には、ベルト3のループ31を開けるべきキャップに 引っかけ、上記の把持部12の開口14から引出されているベルト3の端部を引張っ りながらこの把持部12を回動させることによって、蓋を開けることは前述のとお りである。
【0017】 このとき、図1(a) の円柱状の断面を有するストッパ2は、ベルト3が伸長性 が少ないためにこの図の下方に引かれ、このストッパ2と膨出凹部17の壁面Tと の間にベルト2を挟みつけるので、このベルト2はこの挟まれた部分で本体1に 固定される。
【0018】 しかしながら、図1(a) の円柱状の断面を有するストッパ2などのように膨出 凹部17の壁面Taの接触面積が小さいストッパを用いる場合、ベルトがこの固定 部から滑って抜けてしまったり、逆に、ストッパ2と膨出凹部17の壁面Taとで 挟まれる部分のベルト3にかかる力が大きくなりすぎてベルトが破損したりする ことがある。
【0019】 そこで、上記の円柱状のストッパに代えて角柱状のストッパを用いると、図1 (b) に示すように、角柱の背面(凹溝15の反対側) の角によってベルト3とスト ッパ2との間の摩擦が大きくなるので、ベルトが抜け難くなる。正三角柱を用い たこの図に示すように、この背面の角が鋭角であればこの角にベルト3の摩擦面 が係合するので、この固定部からベルトが抜けてしまうことがなくなる。
【0020】 しかしながら、この角の角度があまり鋭いとこの角でベルトが極端に曲げられ てしまうことからベルトがこの角の部分で切断される虞れが生じるので、このよ うな場合には、ストッパ2の角を面取りすることによってこの虞れを回避するこ とができる。
【0021】 さらに、図1(b) に示したように、角柱状のストッパ2を用いるとともに膨出 凹部17の壁面Tb,Tbによって形成される角度をこのストッパ2の角部の角度 と等しくしておくと、ベルト3はストッパ2の面とこれらの壁面Tbとの間の比 較的広い面積で挟まれて固定され、ベルト3の狭い部分に強い力が加わることが ないので、ベルトの破損を防止することができる。
【0022】 凹溝15内に点線で示した壁41は、凹溝15内を往復しているベルト3同志がこの 部分で擦れ合うのを防いでループ31の大きさを開けるべきキャップの大きさに合 わせて調節するのを容易にするために設けたものである。なお、膨出凹部17に連 通する開口部16と対向する位置まで延長するように設けておくことによって、こ の凹溝15から膨出凹部17に入り込むベルトおよびこの膨出凹部17から凹溝15に戻 るベルト3が膨らんで反対側のベルト3に比較的強い力で擦れ合うのを防ぐこと ができる。
【0023】 この壁41は、本体1の凹溝15内に設けてもよいし、あるいは、少なくともこの 本体1の凹溝15、膨出凹部17およびこれらの間の開口部16を覆うカバー(図示し ない)から突設してもよい。
【0024】
【実施例】
図2は本考案の実施例をカバーを取り外した状態で示すもので、本体1は、前 端面に開けるべき容器のキャップに圧接する圧接面11と、この圧接面11と交差す る角度で設けられた把持部12と、上記圧接面11の端部寄りの開口13から上記把持 部12を通過してこの把持部の他端に開口14する凹溝15と、この凹溝15の一方の側 面に設けられた狭幅の開口部16を介して上記凹溝15に連通する膨出凹部17とを備 えている。
【0025】 ストッパ2は、図3に斜視図として示したように、上記膨出凹部17の開口部16 の幅より太い、面取りされた正三角柱として形成されている。
【0026】 そして、膨出凹部17の凹溝15と連通する狭幅の開口部16の両側面に隣接するそ れぞれの面によって形成される角度はストッパ2の角の角度と等しい60°として ある。なお、このストッパ2の具体的な大きさは、高さが10mmで、一辺が6mmの 正三角柱のそれぞれの角を半径1mmの円筒面で面取りしたものであり、膨出凹部 17の壁面との間には約1.6 mmの間隔を有している。
【0027】 伸長性が少ない可撓性ベルト3は、凹溝15から膨出凹部17に入って上記ストッ パ2の周囲を巡った後、この凹溝15から本体1の圧接面11の端部寄りの開口13を 経てループ31を形成してから再び上記開口13から上記凹溝15を経て把持部12の開 口14から下部本体1外に延びている。なお、本体1の全長は約16cmであるが、大 きなキャップを開けることを考慮してベルトの全長は約70cmとしてある。
【0028】 この伸長性が少ない可撓性ベルト3の断面を図4に示してあり、伸張性の少な い芯材37はナイロン製とし、その両面に設けた摩擦係数の大きい材料38としては はニトリル系のゴムを用いた。なお、この積層されたベルトの厚さは1.4 mm、幅 は8.5mm であり、表面の摩擦係数は約0.6 である。
【0029】 また、凹溝15内に示した壁41は、凹溝15内を往復しているベルト3同志がこの 部分で擦れ合うのを防いでループ31の大きさを開けるべきキャップの大きさに合 わせて調節するのを容易にするために設けたものであり、特に、この凹溝15から 膨出凹部17に入り込むベルト3が膨らんで反対側のベルト3に比較的強い力で擦 れ合うのも防いでいる。
【0030】 また、孔19は、図示しないカバーをネジ止めするためのものであって、このカ バーは凹溝15からベルト3が外れるのを抑えるものであり、上記した凹溝15内の 壁41はこのカバーに設けてもよい。
【0031】
【考案の効果】
本考案によれば、ベルトの一端を固定する固定部でベルトを抑える面積が大き いために、大きな力がかかってもこのベルトや固定部自体が破損する虞れが少な く、また、ベルトが破損した場合にもストッパの周囲にベルトを巡らせた状態で 膨出凹部に押し込むだけで容易に修理ができるという格別の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の原理を説明するための原理図である。
【図2】本考案の実施例を示す図である。
【図3】本考案の実施例で用いたストッパの実施例を示
す斜視図である。
【図4】本考案の実施例で用いたベルトの実施例を示す
断面図である。
【図5】従来の蓋開け器を示す図である。
【符号の説明】
1……本体、11……圧接面、12……把持部、13……圧接
面11の端部寄りの開口、14……把持部の他端の開口、15
……凹溝、16……開口部、17……膨出凹部、19……ネジ
孔、2……ストッパ、3……ベルト、31……ループ、32
……端部、41……壁、Ta,Tb……膨出凹部17の壁面

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端面に開けるべき容器の蓋に圧接する
    圧接面(11)と、この圧接面と交差する角度で設けられた
    把持部(12)と、上記圧接面(11)の端部寄りの開口(13)か
    ら上記把持部(12)を通過してこの把持部の他端に開口(1
    4)する凹溝(15)と、この凹溝(15)の一方の側面に設けら
    れた狭幅の開口部(16)を介して上記凹溝(15)に連通する
    膨出凹部(17)とを備える本体(1) と、 上記膨出凹部(17)の開口部(16)の幅より径が大きいスト
    ッパ(2) と、 上記凹溝(15)から膨出凹部(17)に入って上記ストッパ
    (2) の周囲を巡った後、この凹溝(15)から上記圧接面の
    端部寄りの開口(13)を経てループ(31)を形成してから再
    び上記開口(13)から上記凹溝(15)を経て把持部(12)の開
    口(14)から下部本体(1) 外に延びる伸長性が少ない可撓
    性ベルト(3) と、 上記下部本体(1) 内の凹溝(15)と膨出凹部(17)とを覆っ
    て固定される本体カバーとからなることを特徴とする蓋
    開け器。
  2. 【請求項2】 上記ストッパ(2) が角柱であることを特
    徴とする請求項1記載の蓋開け器。
  3. 【請求項3】 上記のストッパ(2) は、各角が鋭角から
    なる三角柱であることを特徴とする請求項2記載の蓋開
    け器。
  4. 【請求項4】 上記のストッパ(2) は、各角が面取りさ
    れた鋭角からなる三角柱であることを特徴とする請求項
    1記載の蓋開け器。
  5. 【請求項5】 上記の凹溝(15)の一方の側面に設けられ
    た狭幅の開口部(16)の両側面にそれぞれ隣接する膨出凹
    部(17)の壁面によって形成される角が、上記ストッパ
    (2) の角と等しい角度とされていることを特徴とする請
    求項1ないし請求項4記載の蓋開け器。
  6. 【請求項6】 上記の伸長性が少ない可撓性ベルト(3)
    は、伸張性の少ない芯材と、その両面に設けられた摩擦
    係数の大きい材料の表面材とからなることを特徴とする
    請求項1ないし請求項5記載の蓋開け器。
  7. 【請求項7】 上記の伸張性の少ない芯材はナイロン製
    であり、その両面に設けられた表面材はニトリル系ゴム
    製であることを特徴とする請求項6記載の蓋開け器。
  8. 【請求項8】 上記の本体(1) の上記凹溝(15)内の膨出
    凹部(17)と対向する位置に壁(41)を設けたことを特徴と
    する請求項1ないし請求項7記載の蓋開け器。
  9. 【請求項9】 上記凹溝(15)内の膨出凹部(17)と対向す
    る位置に位置する壁(41)は、本体カバーに突設されてい
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項7記載の蓋開
    け器。
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