JP3007422U - 御守札等の収納部付きバックル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 御守札等の小物貴重品を常時身に付けておく
ために、御守札等を収納するための空間部を設けてある
ので、バンドが厚くならず容易にバンド通し環に通すこ
とが出来、また盛り上がる部分が無いのでバンドが体に
密着し見苦しくなく、また収納部がバンドから容易に分
離しないことを目的とするバックル。 【構成】 バンドの一端部を取り付ける連結部１と、バ
ンドを締める固定部２との間に、連結部１から連続する
ように箱形の空間部３を設けてあり、その空間部３はバ
ンドを締めたとき体に接する面が開口面４になり、その
開口面４の向かい合う二辺の両縁部に御守札等を押さえ
るような突出片５を設けてある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は御守札等の小物貴重品を常時身に付けておくために、御守札等を収納 するための空間部を設けてあるバックルである。

【０００２】

【従来の技術】

御守札等の小物貴重品は常時身に付けておきたいものであるが、通常はそれら をポケットやバッグ等に入れておく手段が一般的である。その他に、実公昭６２ −１９３５号公報に開示したものが知られており、その公報のものは、御守札等 をバンドと同幅或いはそれ以下の幅で底部に帯片が連設してある袋体に入れ、バ ンド押さえ環の裏側に通した帯片の先端部を、袋体の開口部と共に、バックルの 連結部に裏面からバンドの一端部と共に止着する形式のものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

御守札等をポケットやバッグ等に入れて持ち運ぶ場合、常に紛失や盗難等の恐 れがある。またバンドの裏面に袋体収納部を取り付ける手段は、バンドに独立し た別個の袋体を取り付け更にその中に御守札等を入れるので、袋体収納部を取り 付けた部分がバンドの厚さより厚くなり、ズボンのバンド通し環に通しにくくな ること、またバンドを締めたとき袋体収納部のある部分が盛り上がること、そし て袋体はプラスチックシート製なので千切れ易いこと等の欠点があった。

【０００４】 本考案は以上の問題から、御守札等を収納する空間部をバックルに設けること により、バンドが厚くならず容易にズボンのバンド通し環に通せること、また盛 り上がる部分が無くバンドが体に密着すること、また収納部がバンドから容易に 分離しないことを目的として開発したものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案による手段は、バンドの一端部を取り付ける連結部と、バンドを締める 固定部との間に、御守札等の小物貴重品を収納するための空間部を設けてあるこ とを特徴とする。

【０００６】

【作用】

本考案によれば、御守札等の小物貴重品を収納するための空間部をバックルに 設けてあるので、御守札等の紛失や盗難の恐れがなく、また収納部に御守札等を 収めてもバンドが厚くならないので、バンドをズボンのバンド通し環に容易に通 すことが出来、またバンドを締めた時盛り上がる部分もない。また収納部がバッ クルの連結部に連接して設けられているので、収納部が分離することもなく、御 守札等を常に肌身離さず持ち歩くことが出来る。

【０００７】

【実施例】

本考案を図面に基いて説明する。従来のバックルは、帯状のバンドの一端部を 挾み込み鋸歯状の食い込み歯６で固定する連結部１と、バンドを締める際にバン ドが緩まないように内部に組み込んだ楔７でバンドを固定する固定部２とから成 っている。本考案のバックルは、図１のように従来と同構造の連結部１と固定部 ２との間に、連結部１から連続するような箱形の空間部３を設けてある。その空 間部３は、バンドを締めたとき体に接する面が開口面４になっており、そして開 口面４の向かい合う二辺の両縁部には、御守札等を押さえる働きをする突出片５ が設けられている。また空間部３は、体型に合わせてカーブを描くように彎曲し てあることが好ましい。

【０００８】 前記開口面４に突出片を設けることなく、図２のように全面を開放して、その 空間部３に開閉自在な蓋８を設けても良い。

【０００９】 バックルの固定部２は、図１の締め金具がある形式のものだけでなく、図３の 枠状に形成したバックル内に突起棒９を設けた形式のものでも御守札等の収納部 を設けることが出来る。その際連結部１と空間部３、固定部２と空間部３がそれ ぞれ接している部分は、固定した形態でも可動する形態でも良い。

【００１０】

【考案の効果】

本考案によれば、御守札等の小物貴重品類の収納部をバックルに設けてあるの で、バンドを身に付けている限り、付け忘れたり置き忘れたりする心配がない。 またバックルに設けた空間部に御守札等を収納する形なので、収納部に御守札等 を収めてもバンドが厚くならずバンドをズボンのバンド通し環に容易に通すこと が出来、またバンドを締めた時盛り上がる部分も無くバンドが体に密着する。ま た収納部がバックルの連結部に連接して設けられているので、収納部が分離する こともなく、御守札等を常時持ち歩くことが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案によるバックルの構造を示す斜視図であ
る。

【図２】本考案によるバックルの他の構造を示す斜視図
である。

【図３】本考案の類型的な例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 連結部 ２ 固定部 ３ 空間部 ４ 開口面 ５ 突出片 ６ 食い込み歯 ７ 楔 ８ 蓋 ９ 突起棒

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 バンドの一端部を取り付ける連結部
   （１）と、バンドを締める固定部（２）との間に、御守
   札等の小物貴重品を収納するための空間部（３）を設け
   てある御守札等の収納部付きバックル。