JP3006983U - バンドの止め金具 - Google Patents

バンドの止め金具

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JP3006983U
JP3006983U JP1994009981U JP998194U JP3006983U JP 3006983 U JP3006983 U JP 3006983U JP 1994009981 U JP1994009981 U JP 1994009981U JP 998194 U JP998194 U JP 998194U JP 3006983 U JP3006983 U JP 3006983U
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band
stopper
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pin
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JP1994009981U
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Inventor
邦夫 時田
Original Assignee
株式会社ジホー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易に長さ調整でき、しかも、少ない構成部
品にて生産を容易にした低廉なバンドの止め金具を提供
する。 【構成】 止め金具本体20と、この止め金具本体20
と共働してバンド10を挾持すべく止め金具本体20に
枢着される押え板30とで主要部を構成する。止め金具
本体20と押え板30とのうちの少なくとも一方に、バ
ンド10に設けられる孔11と係合する係合ピン24を
設ける。止め金具本体20と押え板30に、互いに合致
する貫通孔25,33を設けると共に、この貫通孔2
5,33内に係止ピン40を係脱可能に嵌挿する。これ
により、バンド10の孔11を係合ピン24に係合さ
せ、押え板30を回転させてバンド10の係合部を押え
た状態で、止め金具本体20の貫通孔25と押え板30
の貫通孔33に係止ピン40を嵌挿して止め金具とバン
ド10とを固定することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はバンドの止め金具に関するもので、更に詳細には、例えば腕時計や ブレスレットなどに使用されるバンドの止め金具の改良に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、時計用バンドやブレスレット等の装飾性を高めるために鎖やボールチ ェーン等のバンドが使用されている。この種のバンドを腕に装着する場合、使用 する者の腕の太さに合せてバンドの長さを調整する必要があるため、長さ調整で きるバンドの止め金具が使用されている(実公平4−21448号公報参照)。 この実公平4−21448号公報に記載の技術は、止め金具本体に取付けられる 上板の下面に、導入溝と受け孔とを連ねて設け、一方、下板の上面に、同様に導 入溝と皿孔を連ねて設け、そして、上板と下板の導入溝と受け孔及び皿孔にボー ルチェーンにて形成されるバンドを挿入して、上板と下板をネジで固定すること により、所定の長さのバンドに止め金具を取付ける構造である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこの種のバンドの止め金具においては、上板と下板とを ネジで固定するため、ネジとネジ孔との位置合せが面倒な上、ネジの取付け作業 が面倒であるという問題があった。また、薄い板にネジ孔をタップ切することは 難しく、タップ切りにコストが嵩むという問題があった。更には、構成部品が多 いため、メンテナンスが面倒な上、コストが嵩むという問題があった。
【0004】 この考案は上記事情に鑑みなされたもので、容易に長さ調整でき、しかも、少 ない構成部品にて生産を容易にした低廉なバンドの止め金具を提供することを目 的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、この考案のバンドの止め金具は、止め金具本体と 、この止め金具本体と共働してバンドを挾持すべく止め金具本体に枢着される押 え板とからなり、上記止め金具本体と押え板とのうちの少なくとも一方に、上記 バンドに設けられる孔又は膨隆部と係合する係合部を設け、上記止め金具本体と 押え板に、互いに合致する貫通孔を設けると共に、この貫通孔内に係止ピンを係 脱可能に嵌挿することを特徴とするものである(請求項1)。
【0006】 この考案において、上記係止ピンは、止め金具本体と押え板に設けられた貫通 孔内に着脱可能に嵌挿されるものであれば任意のものでよいが、好ましくは、係 止ピンに、貫通孔内に密接係合する弾性膨隆部を設ける方がよい(請求項2)。
【0007】
【作用】
上記のように構成されるこの考案のバンドの止め金具によれば、係止ピンを貫 通孔から抜くことにより、押え板を止め金具本体から離れる方向に回転させるこ とができるので、この状態において、バンドを係合部に係合させて押え板を止め 金具本体側に回転させ、止め金具本体と押え板の合致する貫通孔内に係止ピンを 嵌挿することで、押え板の回転を阻止して、止め金具本体と押え板とでバンドを 固定することができる。したがって、押え板を止め金具から外すことなく、長さ 調整されたバンドを容易に止め金具本体に固定することができる。
【0008】
【実施例】
以下にこの考案の実施例を図面に基いて詳細に説明する。
【0009】 ◎第一実施例 図1はこの考案のバンドの止め金具の第一実施例のバンドの取付け状態の断面 図、図2はその分解断面図、図3はバンドの取付け状態の平面図である。
【0010】 この考案の第一実施例のバンドの止め金具は、偏平状のチェーンにて形成され る2本のバンド10を取付けるようにした場合で、止め金具は、止め金具本体2 0と、この止め金具本体20と共働してバンド10を挾持すべく止め金具本体2 0に枢着される押え板30と、押え板30を止め金具本体20に固定する係止ピ ン40とで構成されている。
【0011】 上記止め金具本体20は、対向する一対の側片21の中間部から一端側に向っ て頂片22を設けてなり、側片21の中間部に枢支ピン23をもって押え板30 を回転可能に枢着し、一端側の頂片22の内側面に、バンド10に設けられた孔 11と係合する2本の係合ピン24を平行に突設してなる。また、頂片22のほ ぼ中間の両側片21には係止ピン40を嵌挿する貫通孔25が設けられている。 なお、止め金具本体20の他端側の両側片21間には、例えば時計50等を取付 けるための取付ピン26が横設されている(図1参照)。
【0012】 上記押え板30は先端側に薄肉部31が形成されており、基端側の厚肉部32 には、止め金具本体20の側片21に設けられた貫通孔25と合致する貫通孔3 3が設けられている。
【0013】 したがって、止め金具本体20に設けられた係合ピン24にバンド10の孔1 1を係合させ、押え板30を回転させて押え板30の薄肉部31でバンド10を 押えた状態で、互いに合致する止め金具本体20の貫通孔25と押え板30の貫 通孔33内に係止ピン40を嵌挿することにより、止め金具とバンド10とを取 付けることができる。
【0014】 この場合、上記係止ピン40は貫通孔25,33内に着脱可能に嵌挿されるも のであれば、中実のピンであってもよいが、好ましくは図4に示すように、貫通 孔25,33内に密接係合する弾性膨隆部41を有する割りピンにて形成する方 がよい。
【0015】 なお、上記実施例では止め金具本体20の頂片22に係合ピン24を突設して いるが、必ずしも係合ピン24は止め金具本体20の頂片22に突設する必要は なく、頂片22と対向する押え板30の薄肉部31の面に突設してもよく、ある いは、頂片22と薄肉部31の双方に突設してもよい。また、上記実施例では、 バンド10が2本の場合について説明したが、バンド10は1本あるいは3本以 上の複数本であってもよい。
【0016】 上記のように構成されるこの考案の止め金具にバンド10を取付けるには、ま ず、係止ピン40を貫通孔25,33から抜いて、押え板30を止め金具本体2 0から離れる方向に回転させた状態にしておく。このとき、押え板30は枢支ピ ン23によって止め金具本体20に支えられているので、止め金具本体20から 外れて紛失するようなことはない。この状態で、予め所定の長さに切断されたバ ンド10の先端の孔11を係合ピン24に係合させた後、押え板30を回転させ て薄肉部31でバンド10の係合部を押さえ、互いに合致する止め金具本体20 の貫通孔25と押え板30の貫通孔33内に係止ピン40を嵌挿して押え板30 の回転を阻止させて、止め金具とバンド10を取付ける。
【0017】 また、バンド10の長さを変えたい場合には、貫通孔25,33から係止ピン 40を抜取って、押え板30を止め金具本体20から離れた方向に回転させて、 バンド10を係合ピン24から取外して所定の長さに切断した後、上述と同様の 動作で再び止め金具にバンド10を取付ければよい。
【0018】 ◎第二実施例 図5はこの考案のバンドの止め金具の第二実施例のバンドの取付け状態の断面 図、図6はその分解断面図、図7はバンドの取付け状態の平面図である。
【0019】 第二実施例はボールチェーンにて形成されるバンド12を取付けるようにした 場合である。すなわち、適宜間隔をおいて配列される多数のボール12aの隣接 する同士を線材12bを介して連結してなる3列のボール列12cを結束してバ ンド12を形成し、所定長さに設定されたこのバンド12を止め金具の止め金具 本体20と押え板30とで挾持して取付けるようにした場合である。
【0020】 この場合、止め金具本体20は、上記第一実施例と同様、対向する一対の側片 21の中間部から一端側に向って頂片22を設け、側片21の中間部に枢支ピン 23をもって押え板30を回転可能に枢着し、頂片22のほぼ中間の両側片21 に係止ピン40を嵌挿するための貫通孔25を設けた構造となっている。このよ うに構成される止め金具本体20の一端側の頂片22には、バンド12のボール 12a(膨隆部)と係合する皿孔27が設けられている。
【0021】 一方、押え板30は、基端側に止め金具本体20に設けられた貫通孔25と合 致する貫通孔33が設けられ、先端側にバンド12のボール12aと係合するフ ック部34が設けられている。
【0022】 上記実施例では、バンド12が3列のボール列12cを結束したものである場 合について説明したが、バンド12は必ずしも3列のボール列12cである必要 はなく、1列あるいは3列以外の複数列のボール列12cであってもよい。なお 、第二実施例において、その他の部分は上記第一実施例と同じであるので、同一 部分には同一符号を付して、その説明は省略する。
【0023】 上記のように構成される第二実施例の止め金具とバンド12を取付けるには、 上記第一実施例と同様、まず、係止ピン40を貫通孔25,33から抜いて、押 え板30を止め金具本体20から離れる方向に回転させた状態にしておく。そし て、予め所定の長さに切断されたバンド12の先端のボール12aを皿孔27に 係合させた後、押え板30を回転させてフック部34でバンド12のボール12 aを押さえ、互いに合致する止め金具本体20の貫通孔25と押え板30の貫通 孔33内に係止ピン40を嵌挿して押え板30の回転を阻止させて、止め金具と バンド12を取付ける。この場合、係止ピン40に、上述したような貫通孔25 ,33内に密接係合する弾性膨隆部41を有する割りピンを使用することにより 、係止ピン40が不用意に貫通孔25,33から抜け出ることなく確実に止め金 具とバンド12とを固定することができる。
【0024】 ◎その他の実施例 上記実施例ではバンドがチェーンあるいはボールチェーンである場合について 説明したが、必ずしもバンドはこれらチェーンである必要はなく、止め金具本体 20と押え板30の少なくとも一方に設けられた係合部に係合する孔あるいは膨 隆部を有するものであれば、例えば紐あるいは帯状体のようなものであってもよ い。
【0025】 また、上記実施例では取付ピン26に時計50等を取付ける場合について説明 したが、時計50等を係合ピン24あるいは皿孔27に係合させて押え板30に て押え、係止ピン40の貫通孔25,33内への嵌挿により固定することもでき る。
【0026】
【考案の効果】
以上に説明したように、この考案のバンドの止め金具によれば、バンドを係合 部に係合させて、止め金具本体と押え板の合致する貫通孔内に係止ピンを嵌挿す ることで、押え板の回転を阻止して、止め金具本体と押え板とでバンドを固定す ることができるので、長さ調整されたバンドを容易に止め金具本体に固定するこ とができる。また、構成部品を少なくすることができると共に、ネジのタッピン グ等の加工が不要となるため、生産性の向上及びコストの低廉化を図ることがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のバンドの止め金具の第一実施例のバ
ンドの取付け状態の断面図である。
【図2】第一実施例の分解断面図である。
【図3】第一実施例のバンドの取付け状態の平面図であ
る。
【図4】この考案における別の係止ピンの取付け状態を
示す断面図である。
【図5】この考案の止め金具の第二実施例のバンドの取
付け状態の断面図である。
【図6】第二実施例の分解断面図である。
【図7】第二実施例のバンドの取付け状態の平面図であ
る。
【符号の説明】
10 バンド(チェーン) 11 孔 12 バンド(ボールチェーン) 12a ボール 20 止め金具本体 23 枢支ピン 24 係合ピン(係合部) 25 貫通孔 27 皿孔(係合部) 30 押え板 33 貫通孔 34 フック部 40 係止ピン 41 弾性膨隆部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 止め金具本体と、この止め金具本体と共
    働してバンドを挾持すべく止め金具本体に枢着される押
    え板とからなり、 上記止め金具本体と押え板とのうちの少なくとも一方
    に、上記バンドに設けられる孔又は膨隆部と係合する係
    合部を設け、 上記止め金具本体と押え板に、互いに合致する貫通孔を
    設けると共に、この貫通孔内に係止ピンを係脱可能に嵌
    挿することを特徴とするバンドの止め金具。
  2. 【請求項2】 係止ピンに、貫通孔内に密接係合する弾
    性膨隆部を設けたことを特徴とする請求項1記載のバン
    ドの止め金具。
JP1994009981U 1994-07-21 1994-07-21 バンドの止め金具 Expired - Lifetime JP3006983U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110051089A (zh) * 2019-04-22 2019-07-26 上海市第一中学 表带

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110051089A (zh) * 2019-04-22 2019-07-26 上海市第一中学 表带

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