JP3006860B2 - ステンレス鋼加工用潤滑油組成物とその使用方法 - Google Patents

ステンレス鋼加工用潤滑油組成物とその使用方法

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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、ステンレス鋼に引抜き加工、ヘッダー加
工、冷間鍛造などの塑性加工を施すにあたって、ステン
レス鋼に皮膜を形成して潤滑性を付与するステンレス鋼
加工用潤滑油組成物とその使用方法に関する。
<従来の技術> 一般に、冷間加工などを行う場合には、被加工物と工
具とが直接接触するのを防ぎ、焼付を防止するために、
被加工物の表面に潤滑処理がなされている。すなわち、
炭素鋼や低合金鋼の場合には、リン酸塩処理により表面
にリン酸塩皮膜を形成し、ついで石けんや固体潤滑剤で
処理していた。
しかしながら、ステンレス鋼の場合には、リン酸塩皮
膜が形成できないため、上記潤滑処理が適用できなかっ
た。
そこで、上記のようなリン酸塩皮膜に代わって、シュ
ウ酸塩皮膜を形成し、ついで潤滑処理する方法が多く採
用されている。例えば特開昭62−170484号公報、同61−
199514号公報にはシュウ酸塩皮膜を形成後、鉱油処理を
施すことが記載され、特開昭64−78641号公報にはシュ
ウ酸塩皮膜を形成後、銅メッキにより銅皮膜を形成する
ことが記載されている。さらに、特開昭58−179295号公
報にはシュウ酸塩皮膜を形成後、ワックス類と鉱油と脂
肪族アミンを含む潤滑剤で処理することが記載されてい
る。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、これらの方法は、シュウ酸が水溶性で
あるために、まずシュウ酸水溶液中でステンレス鋼の表
面に下地皮膜(シュウ酸塩皮膜)を形成し、ついで潤滑
剤で処理するという2工程を必要とし、作業性が悪いと
いう問題があった。
本発明は、一工程で簡単にステンレス鋼の潤滑処理を
行うことができるステンレス鋼加工用潤滑油組成物とそ
の使用方法を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段および作用> 本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ね
た結果、シュウ酸と、ポリアルキレンオキサイド化合物
より選ばれた少なくとも1種と、ベースオイルとを含有
するステンレス鋼加工用潤滑油組成物が上記課題を解決
することができるという新たな事実を見出し、本発明を
完成するに到った。
すなわち、本発明は、ポリアルキレンオキサイド化合
物により、シュウ酸をベースオイルに溶解させ、このベ
ースオイル中でステンレス鋼の表面にシュウ酸塩皮膜を
形成すると共に、ベースオイルにて潤滑処理も同時に行
えるようにしたものである。
また、本発明では、良好な潤滑皮膜を得るために、上
記組成物に水を添加するのが好ましい。
本発明におけるシュウ酸の配合割合は、良好なシュウ
酸塩皮膜を形成する上で、組成物総量に対して0.5〜60
%(重量%、以下同じ)であればよいが、組成物に取扱
いが容易な流動性を付与する上で0.5〜25%であるのが
より好ましい。シュウ酸の配合割合が0.5%より少ない
ときはシュウ酸塩皮膜の形成が充分でないため、高い潤
滑性能を発揮できず、逆に60%を越えるときは皮膜形成
を行う温度(30〜100℃)において組成物がグリース状
となり、好ましくない。
本発明におけるシュウ酸は、シュウ酸(無水)C2H2O4
のほか、結晶水を含むシュウ酸をも含む概念である。
本発明におけるポリアルキレンオキサイド化合物は、
水溶性のシュウ酸をベースオイルに溶解させる機能を有
するものである。かかるポリアルキレンオキサイドとし
ては、ポリアルキレングリコールとアルコールとのエー
テル化合物、ポリアルキレングリコールの脂肪酸エステ
ル化合物、(ポリ)アルキレングリコールとアルキルア
ミンとの化合物またはポリアルキレングリコールとアル
コールとから得られるエーテル化合物のリン酸エステル
があげられ、これらは単独または2種以上を混合して使
用することができる。
ポリアルキレングリコールとアルコールとのエーテル
化合物としては、例えば一般式(1): R1OR2OnH (1) (式中、R1は炭素数が4以上のアルキル基、炭素数が4
以上のアルケニル基、置換基としてアルキル基を有して
いてもよいアリール基またはアラルキル基であり、アラ
ルキル基中のアリール基は置換基としてアルキル基を有
していてもよい。R2は炭素数が2〜4のアルキレン基、
nは1以上の整数である。)があげられる。
ポリアルキレングリコールの脂肪酸エステル化合物と
しては、例えば一般式(2): (式中、R2およびnは前記と同じ、R3は炭素数が3以上
のアルキル基である。)が上げられる。
ポリアルキレングリコールとアルキルアミンとの化合
物としては、例えば一般式(3): (式中、R1,R2およびnは前記と同じ、xおよびzは1
または2、yは0または1であり、x+y+z=3の関
係がある。)があげられる。
ポリアルキレングリコールとアルコールとを反応させ
て得られるエーテル化合物のリン酸エステルとしては、
例えば一般式(4): (式中、R1,R2およびnは前記と同じ、は1〜3の整
数、mは0〜2の整数であり、+m=3の関係があ
る。)があげられる。
前記一般式(1)〜(4)におけるnは4〜18であ
る。また、アルキル基およびアルケニル基の炭素数は4
以上、とくに4〜18であるのが好ましい。
より具体的に説明すると、一般式(1)で表されるエ
ーテル化合物としては、ポリオキシエチレンブチルエー
テル、ポリオキシエチレンヘキシルエーテル、ポリオキ
シエチレンオクチルエーテル、ポリオキシエチレン−2
−エチルヘキシルエーテル、ポリオキシエチレンラウリ
ルエーテル、ポリオキシエチレントリデシルエーテル、
ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチ
レンフェノールエーテル、ポリオキシエチレンオクチル
フェノールエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェノ
ールエーテル、ポリオキシプロピレンブチルエーテル、
ポリオキシプロピレンヘキシルエーテル、ポリオキシプ
ロピレン−2−エチルヘキシルエーテル、ポリオキシプ
ロピレンラウリルエーテルなどがあげられる。
また、一般式(2)で表されるエステル化合物として
は、ポリオキシエチレンオクチレート、ポリオキシエチ
レン−2−エチルヘキシレート、ポリオキシエチレンラ
ウレート、ポリオキシエチレンノニルベンゾエートなど
があげられる。
一般式(3)で表されるポリアルキレングリコールと
アルキルアミンとの化合物としては、以下の一般式(3
−a)、(3−b)および(3−c)のものを含んでい
る。
(R1 2NR2OnH (3−a) R1−NR2OnH〕 (3−c) (各式中、R1、R2およびnは前記と同じである。) 一般式(3−a)で表されるポリアルキレングリコー
ルとアルキルアミンとの化合物の具体例としては、N,N
−ジヘキシル−ポリオキシエチレンアミン、N,N−ジオ
クチル−ポリオキシエチレンアミン、N,N−ジトリデシ
ル−ポリオキシエチレンアミン、N,N−ジオクチル−ポ
リオキシエチレンフェニルアミンなどがあげられる。
一般式(3−b)で表されるポリアルキレングリコー
ルとアルキルアミンとの化合物の具体例としては、N−
ヘキシル−ポリオキシエチレンアミン、N−オクチル−
ポリオキシエチレンアミン、N−トリデシル−ポリオキ
シエチレンアミン、N−ジオクチルフェニル−ポリオキ
シエチレンアミンなどがあげられる。
一般式(3−c)で表されるポリアルキレングリコー
ルとアルキルアミンとの化合物の具体例としては、N,N
−ビスポリオキシエチレン−ブチルアミン、N,N−ビス
ポリオキシエチレン−2−エチルヘキシルアミンなどが
あげられる。
一般式(4)で表されるリン酸エステルとしては、例
えば=3のとき、トリス(トリデシルオキシエチル)
ホスフェート、トリス(2−エチルヘキシル−ポリオキ
シエチレン)ホスフェート;=2のとき、ジ(2−エ
チルヘキシルオキシエチル)ホスフェート、ジ(2−エ
チルヘキシル−ポリオキシエチレン)ホスフェート、ジ
(2−エチルヘキシル−ポリオキシプロピレン)ホスフ
ェート、ジ(ラウリル−ポリオキシエチレン)ホスフェ
ート;=1のとき、(トリデシルオキシエチル)ホス
フェート、(ポリオキシエチレン−2−エチルヘキシ
ル)ホスフェートなどがあげられる。
ポリアルキレンオキサイド化合物の配合割合は、組成
物総量に対して6〜65%、好ましくは20〜55%である。
ポリアルキレンオキサイドの配合量が6%より少ないと
きはシュウ酸をベースオイル中に均一に溶解させるのが
困難であり、一方、65%を越えるときは、組成物に水を
加えた場合に流動性がわるくなり、好ましくない。
本発明におけるベースオイルは潤滑剤として使用され
るオイルであれば、いずれも使用可能であり、例えば鉱
油(マシン油等)、合成油、さらにこれらの混合油など
が使用可能である。ここで、鉱油としては、40℃での動
粘度が8cSt以上のものがあげられる。
ベースオイルの配合割合は、組成物総量の20〜90%、
好ましくは25〜78%であるのが適当である。ベースオイ
ルの配合割合が、20%より少ないときは充分な潤滑効果
が得られず、一方、90%を越えるときはシュウ酸の溶解
度が低くなり、好ましくない。
なお、使用するベースオイルやポリアルキレンオキサ
イド化合物の配合割合は、それらの種類により適宜変わ
るものである。
本発明の前記組成物は水が存在しなくても所望の皮膜
を形成することができるが、組成物中に水が存在する
と、より一層良好な皮膜を形成し、高い潤滑性能が得ら
れる。水の配合量は0.5〜30%程度であるのが好まし
く、水の配合量が30%を越えると、組成物の液が2層に
分離するおそれがあるため、好ましくない。
また、ステンレス鋼表面の皮膜を強化するために、他
の添加剤を使用してもよい。このような添加剤として
は、例えば水溶性高分子(ポリビニルアルコールな
ど);ステアリン酸、ステアリン酸金属塩;オレイン
酸、オレイン酸金属塩;硫酸ヒドロキシルアンモニウ
ム;チオ硫酸ナトリウム(所謂ハイポ)などがあげられ
る。
本発明の組成物は前記した各成分を混合し、室温下〜
80℃程度の温度に加温して溶解させることにより製造す
ることができる。
得られた組成物を用いて、ステンレス鋼を潤滑処理す
るにあたっては、組成物中に、ステンレス鋼を30〜100
℃の温度で浸漬させる。これにより、ステンレス鋼の表
面に潤滑皮膜をむらなく均一に形成することができる。
ここで、浸漬温度が30℃より低いときは、充分な膜厚
の皮膜が得られない。一方、浸漬温度が100℃を越える
ときは経済性のうえで不利である。また、浸漬時間は60
分間以下であるのが、作業性、経済性のうえで好まし
い。
かくして潤滑処理されたステンレス鋼は、管や線の引
抜き加工、ヘッダー加工、冷間鍛造などの塑性加工にお
いて、工具の摩擦の軽減、焼付の防止などのすぐれた潤
滑効果を発揮する。
本発明が適用可能なステンレス鋼としては、通常のマ
ルテンサイト系、フェライト系、オーステナイト系を問
わず、通常のステンレス鋼からNi,Crをそれぞれ20%以
上含有する高耐食性ステンレス鋼まであげることができ
る。さらに、Duplex鋼や高Ni合金鋼のような高合金鋼に
も適用可能である。
<実施例> 次に、実施例をあげて本発明の潤滑油組成物とその使
用方法を詳細に説明する。
実施例1 ポリアルキレンオキサイド化合物として、下記に示す
3種類のポリオキシエチレンラウリルエーテルの各所定
量とシュウ酸(無水)3.6gとを温度計、冷却管を備えた
四ツ口フラスコに仕込み、70℃で30分間攪拌して、シュ
ウ酸を溶解させた。
(a)C12H25O(C2H4O)5H 6.6g (b)C12H25O(C2H4O)7H 11.4g (c)C12H25O(C2H4O)8H 11.4g ついで、水9.0gを加えた後、さらにベースオイルとし
て40℃での動粘度が8.7cStである鉱油(シェル石油
(株)製のマシン油♯10)18.0gを加え、60℃で30分間
攪拌し、均一な透明液体の潤滑油組成物60.0gを得た。
実施例2〜6 各成分を第1表に示す配合割合で用いたほかは実施例
1と同様にして潤滑油組成物を得た。
比較例1 ポリアルキレンオキサイド化合物およびベースオイル
を使用せずに、シュウ酸と水のみで組成物を調製した。
配合割合を第1表に示す。
比較例2 各成分を第1表に示す配合割合で用いたほかは実施例
1と同様にして潤滑油組成物を得た。
各実施例および比較例で得られた組成物の外観および
これを用いて得られた皮膜の状態および皮膜量を第1表
に併せて示した。
ここで、組成物外観は、60℃に加熱した状態におい
て、組成物の色、透明性、流動性、液の均一性を評価し
たものである。
得られた各組成物を用いて、ステンレス鋼SUS304(寸
法5.0cm×2.0cm×0.30cm,表面積24.2cm2)のテストピー
スの表面に潤滑皮膜を形成させた。
上記テストピースは、あらかじめ♯600サンドペーパ
ーで表面を研磨し、ついで石油ベンジンで脱脂したもの
を使用した。
皮膜の形成および皮膜量の測定は以下のようにして行
った。
すなわち、組成物60.0gをビーカーにとり、その中に
上記テストピースを浸漬して、60℃の恒温槽に入れ、液
温が60℃になってから30分後にテストピースを取り出し
た。ついて、石油ベンジンでテストピース表面の付着物
を取り除き、風乾した。風乾後、テストピースを秤量
し、皮膜量を測定した。
また、皮膜状態は目視により以下の基準にて評価し
た。
○: 良好な皮膜が形成されている △: 皮膜形成するが、膜厚が薄い ×: 皮膜がほとんど確認できない 第1表から明らかなように、実施例はいずれも、シュ
ウ酸と水だけの従来法(比較例1)と比較して、ほぼ同
等か、あるいはそれよりもすぐれた皮膜が得られてい
た。
また、比較例1で得た皮膜はこれをベースオイル等に
浸漬して潤滑処理する必要があるのに対して、各実施例
で得られた皮膜はそれ自体で比較例1のそれとほぼ同程
度か、あるいはそれよりも小さい摩擦係数を有してい
た。このことから、各実施例の組成物にステンレス鋼を
浸漬して形成した皮膜はすぐれた潤滑性能を発揮するも
のであることがわかる。
一方、比較例2では皮膜量が少ないために、皮膜状態
も劣っていた。
<発明の効果> 本発明の潤滑油組成物は、シュウ酸と、ポリアルキレ
ンオキサイド化合物と、ベースオイルとを含有するもの
であるため、ステンレス鋼の表面にシュウ酸塩皮膜を形
成すると同時に、ベースオイルにより潤滑処理を施すこ
とができるので、シュウ酸塩皮膜の形成と潤滑処理との
2工程を1工程に削減することができ、さらに作業性も
向上するので、ステンレス鋼の加工に要するコストの低
減が図れる。
また、本発明の潤滑油組成物の使用方法によれば、潤
滑性能にすぐれた皮膜を簡単に形成することができると
いう効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C10M 133/08 C10M 133/08 137/04 137/04 // C10N 40:24 (56)参考文献 特開 昭54−5847(JP,A) 特開 昭62−170484(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C10M 129/34,129/16,129/74 C10M 133/08,137/04 C10M 145/26 C10N 40:24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】組成物総量に対して、 (a)シュウ酸を0.5〜25重量%、 (b)一般式(1): R1OR2OnH (1) (式中、R1は、炭素数が4以上のアルキル基、炭素数が
    4以上のアルケニル基、置換基としてアルキル基を有し
    ていてもよいアリール基またはアラルキル基であり、ア
    ラルキル基中のアリール基は置換基としてアルキル基を
    有していてもよい。R2は炭素数が2〜4のアルキレン、
    nは4〜18の整数である。)で表されるポリアルキレン
    グリコールとアルコールとのエーテル化合物、 一般式(2): (式中、R2およびnは前記と同じ、R3は炭素数が3以上
    のアルキル基である。)で表されるポリアルキレングリ
    コールの脂肪酸エステル化合物、 一般式(3): (式中、R1,R2およびnは前記と同じ、xおよびzは1
    または2、yは0または1であり、x+y+z=3の関
    係がある。)で表されるポリアルキレングリコールとア
    ルキルアミンとの化合物、および 一般式(4): (式中、R1,R2およびnは前記と同じ、は1〜3の整
    数、mは0〜2の整数であり、+m=3の関係があ
    る。)で表されるポリアルキレングリコールとアルコー
    ルとを反応させて得られるエーテル化合物のリン酸エス
    テルより構成される群から選ばれた少なくとも1種のポ
    リアルキレンオキサイド化合物を20〜55重量%、 (c)ベースオイルを25〜78重量%、および (d)水を0.5〜30重量%、 とを含有するステンレス鋼加工用潤滑油組成物。
  2. 【請求項2】請求項1記載の組成物中に、ステンレス鋼
    を30〜100℃の温度で浸漬させて、ステンレス鋼の表面
    に潤滑皮膜を形成することを特徴とするステンレス鋼加
    工用潤滑油組成物の使用方法。
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