JP3006797U - 果実袋 - Google Patents
果実袋Info
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- JP3006797U JP3006797U JP1994008568U JP856894U JP3006797U JP 3006797 U JP3006797 U JP 3006797U JP 1994008568 U JP1994008568 U JP 1994008568U JP 856894 U JP856894 U JP 856894U JP 3006797 U JP3006797 U JP 3006797U
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- Japan
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- bag
- fruit
- tear
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- fruit bag
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単に上下に引き裂くことができる果実袋を
提供する。 【構成】 袋本体1の略横方向に一周する切裂き線6,
7を複数段交互に設ける。間隔Hを2cm以下にする。 【効果】 切裂き線6,7間に亀裂Cが生じ、簡単に下
部1Bを摘んで剥ぎ取ることができる。
提供する。 【構成】 袋本体1の略横方向に一周する切裂き線6,
7を複数段交互に設ける。間隔Hを2cm以下にする。 【効果】 切裂き線6,7間に亀裂Cが生じ、簡単に下
部1Bを摘んで剥ぎ取ることができる。
Description
【0001】
本考案は、桃、葡萄、梨等の果実に使用する果実袋に関する。
【0002】
従来、この種のものとして実公昭43−15265号公報の第1図には成熟し た果実を収納できる程度の大きさを有する袋本体の略中央に、該袋の横方向に一 周するミシン孔を設けた果実袋が開示されている。また実公昭63−32623 号公報の第1図には、外袋の上方部に該外袋を横方向に一周する切裂き線を設け た果実袋が開示されている。
【0003】
従来技術においては、袋の横方向に一周する切裂き線を設けたものであるが、 袋の下部を摘んで引き裂く際に簡単に引き裂くことができない。特に果実の周囲 に枝が位置するような場合では、袋を下向きにではなく、横向きに引き裂く必要 があり、簡単に引き裂くことができない。
【0004】 そこで、本考案は袋の横方向にも、袋の縦方向にも力を入れて簡単に切り裂き 線から引き裂くことができる果実袋を提供することを目的とする。
【0005】
請求項1記載の果実袋は、成熟した果実を収納できる程度の果実袋において、 袋のほぼ横方向に切裂き線を交互に複数段設けたものである。
【0006】 請求項2記載の果実袋は、前記複数段に設けた切裂き線の上下方向の間隔が、 2cm以下に形成されているものである。
【0007】 請求項3記載の果実袋は、前記上段の切裂き線の端部が、下段の切裂き線の端 部より切裂き線方向に突設しているものである。
【0008】
前記請求項1記載の果実袋では、袋の下部を摘んで引き裂く際、切裂き線間に 亀裂が生じ、簡単に剥ぎ取ることができる。
【0009】 前記請求項2記載の果実袋では、袋の下部を摘んだ際、亀裂もほぼ2cm以下 となってなって剥ぎ取ることができる。
【0010】 前記請求項3記載の果実袋では、下部を摘んだ際、最も力が集中しやすい端部 の間に確実に亀裂が生じることができる。
【0011】
以下、本考案の一実施例を図1乃至図3を参照して説明する。袋本体1にはそ の正面側及び背面側の開口上縁2の中央部に略V字形の切欠き部3が夫々設けて ある。この切欠き部3は、図3に示すように果実Aの袋掛けの際、果樹の枝B等 を挿入するためのものである。また、袋本体1の貼代4の上端部には結縛用止金 5が封止されている。尚、袋本体1は耐水、撥水処理を施した紙により形成して おり、袋本体1の用途により適度の透光性、遮光性を有している。また前記袋本 体1は抄紙時における抄紙の流れ方向Yが上下の方向となるように使用されてい る。すなわち、袋本体1における紙繊維の流れ方向が概ね上下方向となるように 果実袋として使用される。
【0012】 さらに、袋本体1には、該袋本体1の横方向に一周する切裂き線6,7が設け られている。この切裂き線6,7はミシン目、ルーレットによる圧線又は切込み 等で上下2段に形成されている。前記切裂き線6,7の長さLは夫々2cm以下 の間隔で形成されている。また切裂き線6,7相互の間隔Hも2cm以下に形成 されている。さらに上段の切裂き線6と下段の切裂き線7は交互に配設されてお り、前記切裂き線6の端部8は、下段の切裂き線7の端部9より切裂き方向Zに 突設している。すなわち、切裂き線6の端部8からの一点鎖線で示した仮想垂線 10が、前記切裂き線7と交差するようになっている。そして、前記切裂き線6, 7により袋本体1が上部1Aと下部1Bに区画されるものである。
【0013】 次に前記構成についてその作用を説明する。図3に示すように、果実Aを袋本 体1内部に収納した後、前記切欠き部3に枝Bを挿入し、次いで該枝B上で袋本 体1の開口上縁2を集束すると共に、該集束部を前記結縛用止金5で結縛すれば 、袋掛け作業が終了する。
【0014】 次に一定期間を経過すると、果実袋内の果実Aは生育し、肥大した後、袋体1 の下部1Bを剥ぎ取る。この際は、下部1Bを摘んで下方に引くことにより剥ぎ 取るものであるが、前記引く力により切裂き線6の端部8と切裂き線7の端部9 との間に、二点鎖線で示した亀裂Cが抄紙の流れ方向Yに沿って形成され、この 亀裂Cにより下部1Bが剥ぎ取られる。これにより果実Aを直接日射に浴せしめ て白地の果実Aに着色等を促すこと等ができる。一方、果実Aには上部1Aが傘 のように残っているために、雨水を避けることができる。そして、収穫を向かえ るものである。
【0015】 以上のように、本考案の実施例では請求項1に対応して袋本体1の略横方向に 一周する複数段の切裂き線6,7を交互に設けたことにより、袋本体1の下部1 Bを摘んで剥ぎ取る際、前記切裂き線6,7間に亀裂Cが生じ、簡単に下部1B を剥ぎ取ることができる。
【0016】 さらに、本考案の実施例では請求項2に対応して、切裂き線6,7間の間隔H が2cm以下に形成されているので、下部1Bを摘んで引き裂く際亀裂Cもほぼ 2cm以下となるので、該亀裂Cの形成に伴う力が少なくて済むと共に、前記亀 裂Cも正確に切裂き線6,7間に形成される。尚、前記間隔Hを2cmより大き くした場合には大きな力が必要であるばかりか、亀裂の方向も乱れ正確に下部1 Bを剥ぎ取ることができない。
【0017】 また、本考案の実施例では請求項3に対応して、上段の切裂き線6の端部8が 、下段の切裂き線7の端部9より切裂き線方向に突設していることにより、下部 1Bを摘んだ際、最も力が集中しやすい前記端部8,9の間に確実に亀裂Cが生 じやすく、この結果確実に切裂き線6,7に沿って下部1Bを剥ぎ取ることがで きる。
【0018】 さらに、本考案の実施例では、切裂き線6,7は上下2段に形成されているの で、最小数の切裂き線6,7により簡単に下部1Bを摘んで剥ぎ取ることができ ると共に、安価に製造することができる。
【0019】 図3は本考案の第2実施例を示したものであり、前記第1実施例と同一部分に は同一符号を付しその詳細な説明を省略する。
【0020】 尚、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、例えば図4に示すように 袋掛けの際果樹の枝等を挿入するための切込み3Aを袋本体1の正面側及び背面 側の開口上縁2の中央部に形成してもよい等種々の変形が可能である。
【0021】
請求項1記載の果実袋では、成熟した果実を収納できる程度の果実袋において 、袋のほぼ横方向に切裂き線を交互に複数段設けたことにより、袋の下部を摘ん で剥ぎ取る際、前記切裂き線間に亀裂が生じ、簡単に袋の下部を剥ぎ取ることが できる。
【0022】 請求項2記載の果実袋では、前記複数段に設けた切裂き線の上下方向の間隔が 、2cm以下に形成されていることにより、亀裂の形成に伴う力が少なくて済む と共に、前記亀裂も正確に形成される。
【0023】 請求項3記載の果実袋では、前記上段の切裂き線の端部が、下段の切裂き線の 端部より切裂き線方向に突設していることにより、端部の間に確実に亀裂が生じ 、確実に引き剥ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す正面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す断面図である
【図3】本考案の一実施例を示す使用状態を示す斜視図
である。
である。
【図4】本考案の他の実施例を示す正面図である。
1 袋本体 6 7 切裂き線 8 9 端部 H 間隔
Claims (3)
- 【請求項1】 成熟した果実を収納できる程度の果実袋
において、袋のほぼ横方向に切裂き線を交互に複数段設
けたことを特徴とする果実袋。 - 【請求項2】 前記複数段に設けた切裂き線の上下方向
の間隔が、2cm以下に形成されていることを特徴とす
る請求項1記載の果実袋。 - 【請求項3】 前記上段の切裂き線の端部が、下段の切
裂き線の端部より切裂き線方向に突設していることを特
徴とする請求項2記載の果実袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994008568U JP3006797U (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 果実袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994008568U JP3006797U (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 果実袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3006797U true JP3006797U (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=43142654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994008568U Expired - Lifetime JP3006797U (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 果実袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3006797U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016049023A (ja) * | 2014-08-28 | 2016-04-11 | みかど化工株式会社 | 農業用マルチ資材及び根菜類の栽培方法 |
-
1994
- 1994-07-15 JP JP1994008568U patent/JP3006797U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016049023A (ja) * | 2014-08-28 | 2016-04-11 | みかど化工株式会社 | 農業用マルチ資材及び根菜類の栽培方法 |
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