JP3006749B2 - 空間光変調素子 - Google Patents

空間光変調素子

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JP3006749B2 JP7036886A JP3688695A JP3006749B2 JP 3006749 B2 JP3006749 B2 JP 3006749B2 JP 7036886 A JP7036886 A JP 7036886A JP 3688695 A JP3688695 A JP 3688695A JP 3006749 B2 JP3006749 B2 JP 3006749B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フラットパネルディス
プレイ、光演算素子、ビデオプロジェクタ等に組み込ま
れる空間光変調素子(SLM)に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスプレイやプロジェクタ等に組み込
まれる空間光変調素子は、アモルファスシリコン等から
なる光導電体層に書き込み光を入射せしめ、光導電体層
の導電性を書き込み光の強度に応じて変化せしめ、この
変化によって生じた導電性の分布が電源からの電圧によ
って光変調体(液晶)に印加される。一方、光変調体に
読み出し光を入射すると、光変調体には書き込み光の強
度分布に応じた電界が影響しているので入射光は光変調
され、誘電体ミラー層にて反射されて出力される構造に
なっている。
【0003】ところで、読み出し光は書き込み光に比べ
て大幅に強度が強く、誘電体ミラー層だけでは読み出し
光が光導電体層まで到達するのを完全に防ぐことができ
ず、読み出し光が光導電体層まで到達して電荷の乱れを
生じる不利がある。そこで、公表特許平2−50133
4号公報に開示されるように、誘電体ミラー層の内側
(光導電体層側)にCdTe遮光層を設けることが知られ
ている。その他、遮光層材料としてSiO2中に多量のニ
ッケル(Ni )や亜鉛(Zn )を含ませたサーメットが
用いられてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CdTe
遮光層を設けることで読み出し光の光導電体層への到達
を防止できるが、CdTe遮光層の抵抗率は106〜108
Ω・cmであり、十分な抵抗率と言えず、製造条件によ
っては102 Ω・cmとなる場合もある。このため、C
dTe遮光層と接合層との界面に電荷が発生してその電荷
が広がり、即ち光導電体層の導電率変化を損失なく液晶
に伝えることができず、その結果液晶(光変調体)の配
向領域が広がり、画像の解像度が低下する。また、前記
サーメットは抵抗率が低く、遮光特性(読み出し光の光
導電体層への到達を防止する能力)も不十分であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明の空間光変調素子は、光書き込み手段によって光導
電体層に情報を書き込み、この書き込んだ情報に応じて
光変調体を変調させ、この光変調体に入射した読み出し
光を誘電体ミラー層によって反射せしめるようにした空
間光変調素子において、前記光導電体層と誘電体ミラー
層との間にCdTe(テルル化カドミウム)にI族元素
(H,Li,Na,K,Cu,Rb,Ag,Cs,Au,Fr)
を不純物として添加した遮光層を設けた。ここで、I族
元素の添加量は1〜1,000ppm、好ましくは30
0〜400ppmとする。
【0006】また、前記光導電体層をアモルファスシリ
コン層とし、この光導電体層と遮光層との間に、順にS
iO2層、CdTeにI族元素が添加されたO2 リッチな層
及びCdTeにI族元素が添加された層を積層してなる接
合層を設け、或いは前記誘電体ミラー層をTiO2とSi
2とを交互に積層して構成し、この誘電体ミラー層と
前記遮光層との間に、SiO2層、CdTeにI族元素が添
加されたO2 リッチな層及びCdTeにI族元素が添加さ
れた層を積層してなる接合層を設けることで、光導電体
層と遮光層との接合強度及び遮光層と誘電体ミラー層と
の接合強度を高めるようにしてもよい。
【0007】また、本発明の空間光変調素子は、光書き
込み手段によって光導電体層に情報を書き込み、この書
き込んだ情報に応じて光変調体を変調させ、この光変調
体に入射した読み出し光を誘電体ミラー層によって反射
せしめるようにした空間光変調素子において、前記光導
電体層と誘電体ミラー層との間にCdTe(テルル化カド
ミウム)にV族元素(N,P,As,Sb,Bi )を不純
物として添加した遮光層を設けた。
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】スパッタリングによって形成されるCdTe膜
(遮光層)の元素の比は、各元素の蒸気圧の違い及び下
地膜(接合層)に対する付着確率の違いにより、化学量
論的組成(1:1)にはならず格子欠陥を有する。この
ため、ドナーやアクセプタの比率が変動し、どちらか多
い方の伝導型になり、自由なキャリヤ濃度も変動するの
で抵抗率にバラツキが生じる。そこで、CdTe(II−VI
族)半導体に対してアクセプタとなるI族元素またはV
族元素を注入してキャリヤをバンドギャップ内の深い位
置に捕獲し、キャリヤを伝導帯に励起させないようにす
ることで、抵抗率を高いレベルで安定させることが可能
になった。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明に係る空間光変調素子
を組み込んだプロジェクタの全体構成図であり、LED
を直線状に配列した発光素子アレイ1から放射された書
き込み光F1はレンズ2で平行光とされ、反射角調整可
能な偏向ミラー3及びレンズ4を介して本発明に係る空
間光変調素子10の光導電層に結像し、空間光変調素子
10内の光変調体である液晶を書き込み情報に応じて配
向させる。
【0012】また、読み出し光F2は球面反射鏡5、偏
光ビームスプリッタ6を介して空間光変調素子10に入
射して変調され、空間光変調素子10の誘電体ミラー層
で反射し、反射光F3がレンズ8を介してスクリーン9
に投影される。
【0013】空間光変調素子10は全体斜視図である図
2に示すように、ガラス基板11の一面にITO(イン
ジウム・スズ・オキサイド)からなる透明電極12を形
成し、この透明電極12上にアモルファスシリコンから
なる光導電体層13を形成し、この光導電体層13の上
に接合層14を介してCdTe(テルル化カドミウム)に
I族元素(H,Li,Na,K,Cu,Rb,Ag,Cs,A
u,Fr)を不純物として添加した遮光層15を形成し、
この遮光層15の上に接合層16を介して誘電体ミラー
層17を形成している。
【0014】そして、誘電体ミラー層17と他のガラス
基板21の一面に形成した透明電極22との間に液晶
(光変調体)23を介設し、更に透明電極12,22間
に電源24を接続することで空間光変調素子10が完成
する。
【0015】前記接合層14は要部の拡大断面図である
図3に示すように、光導電体層13から遮光層15に向
かって順にSiO2層14a、CdTeにCu が添加された
2リッチなCdTe+Cu層14b及びCdTeにCu が添
加されたCdTe+Cu層14cを積層して構成される。こ
こで、CdTe+Cu層14b及びCdTe+Cu層14cにお
けるCu の添加量は遮光層15と同様に1〜1,000
ppm、好ましくは300〜400ppmとする。
【0016】また、接合層16は前記接合層14とは順
序を逆にし、遮光層15から誘電体ミラー層17に向か
って順にCdTeにCu が添加されたCdTe+Cu層16
a、CdTeにCu が添加されたO2 リッチなCdTe+Cu
層16b及びSiO2層16cを積層して構成される。
尚、誘電体ミラー層17と液晶23との間には配向層2
5aを形成している。
【0017】次に、サンプル1〜5について具体的な製
造方法を述べる。 (サンプル1)一面側にアモルファスシリコン層をすで
に形成したガラス基板(コーニング社7059)を高周
波マグネトロンスパッタ装置内に設置する。この高周波
マグネトロンスパッタ装置内の適当な箇所には、6N
(6ナイン)以上の純度のCdTeターゲットと3N以上
の純度のCu ターゲットがセットされ、更に13.56
MHz の高周波が印加される。先ず、基板温度を150
℃に保持したまま真空度を2×10-6Torr以下とし、バ
リアブルコンダクタンスバルブを全開状態でAr ガスを
3mTorr (ミリトール)導入し、SiO2を300W(ワッ
ト)で7分間成長せしめる。次いで、Ar ガスを維持し
たまま、6N以上の純度のO2 ガスを3mTorr 加え、バ
リアブルコンダクタンスバルブを絞って全ガス圧力が、
例えば9mTorr となるようにしてO2 リッチなCdTe+
Cu層を5分間成長せしめる。更に、バリアブルコンダ
クタンスバルブを開けながら、全ガス圧力を9mTorrに
維持してO2 の導入量を少しずつ減らして止め、CdTe
+Cu層を5分間成長せしめる。この後、バリアブルコン
ダクタンスバルブを全開しAr ガスを3mTorr として、
2時間以上かけてCdTe+Cu遮光層を1.5μm成長せ
しめた。このようにして得られたものをサンプル1とす
る。
【0018】(サンプル2)上記のサンプル1を作るま
での工程は同じであるが、更に引続いて、バリアブルコ
ンダクタンスバルブを絞り、Ar ガス圧力を9mTorr と
してCdTe+Cu層を成長せしめる。次いで、O2 の導入
量を少しづつ増加するとともに全ガス圧力を9mTorr に
維持するためバリアブルコンダクタンスバルブを同時に
少しづつ開く。そして、O2 の流量がサンプル1で形成
したO2 リッチなCdTe+Cu層を形成した時と同じにな
ったらこの操作を止め、CdTe+Cu層を5分間成長せし
める。このようにして得られたものをサンプル2とす
る。
【0019】(サンプル3)サンプル2を作製した後、
真空を破らずに、基板温度を150℃に維持したまま全
てのスパッタリングを止め、そのままチャンバー内に
1.5時間放置(アニール)してから取り出す。このよ
うにして得られたものをサンプル3とする。
【0020】(サンプル4)接合層としてのSiO2層、
2 リッチなCdTe+Cu層及びCdTe+Cu層を形成しな
いで、アモルファスシリコン層上に直接遮光層(CdTe
+Cu)を形成し、これをサンプル4とする。
【0021】(サンプル5)公表特許平2−50133
4号公報に開示されたもの、つまり接合層(Cu の添加
なし)はあるが、遮光層をCdTe(Cu の添加なし)と
したものをサンプル5とする。
【0022】以上のサンプル1〜5の明暗抵抗率を以下
の(表1)に示す。尚、各サンプルの抵抗率を計るため
に必要な電極についてはAl 電極を形成した。またサン
プル1〜3についての光学濃度(Optical Density:O.
D.)の値は700nmの波長で2であり、従来と変り
はなかった。なお、光学濃度とは透過率の逆数の自然対
数値である。
【0023】
【表1】
【0024】上記の(表1)から以下のことが言える。 サンプル2からCu が添加されてもアニール処理がな
されないものは、抵抗率が低い。サンプル1にあっては
遮光層を形成する際に、基板温度を150℃としつつ2
時間以上としたことによってアニール処理したと同様の
効果が得られ、抵抗率が向上したものと考えられる。 サンプル4と5の比較から、Cu を添加することによ
って抵抗率は向上する。 Cu が添加され且つ接合層を設け更にアニールが施さ
れたサンプル1,3は従来の素子に比べて、大幅に抵抗
率が向上し、更に明・暗抵抗率の差がなくなる。
【0025】Cu 以外の他のI族金属であるAg,Auに
ついてもサンプルを作製したが、同様の結果が得られ
た。
【0026】H2 については、Ar 中に10〜50%と
なるようにH2 を混入し、Cu 等の金属ターゲットをセ
ットせず、全ガス圧が6.0×10-3Torrとなるように
導入し、上記と同一の条件でスパッタリングを行い、1
8 Ω・cm台の抵抗値が得られた。
【0027】次に、本発明の別実施例を図4に基づいて
説明する。図4は本発明に係る別の空間光変調素子の斜
視図であり、空間光変調素子30は、透明基板31の一
面にITOからなる透明電極32を形成し、この透明電
極32上にアモルファス水素化シリコンからなる光導電
体層33を形成し、この光導電体層33の上にCdTe
(テルル化カドミウム)にV族元素(N,P,As,S
b,Bi )を不純物として添加した遮光層34を形成
し、この遮光層34の上に誘電体ミラー層35を形成し
ている。
【0028】そして、誘電体ミラー層35と他の透明基
板36の一面に形成した透明電極37との間に液晶(光
変調体)38を介設し、更に透明電極32,37間に電
源41を接続することで空間光変調素子30が完成す
る。
【0029】以下に具体的な製造方法を述べる。一方の
透明基板31上にITOからなる透明電極32をスパッ
タリング法により形成する。この透明電極32上に、a
-Si:H(アモルファス水素化シリコン)からなる膜厚
が20μmの光導電体層33をCVD法により積層す
る。
【0030】そして、光導電体層33上に、遮光層34
を積層する。この遮光層34は窒素(N)を添加された
CdTeを、高周波マグネトロンスパッタリング法(高周
波スパッタ法の一種である。)により2.3μm積層し
たものである。スパッタリングガスにはアルゴン(Ar
)を用い、このアルゴンに対して窒素ガス(N2 )濃
度を2.2%として、成膜圧力(放電ガス圧)10mTor
r 、高周波電力0.6W/cm2 、基板温度を室温として
スパッタリングを行う。このようにして得られた遮光層
34の抵抗率は4×108Ω・cmであり、剥がれやひび割
れは認められなかった。
【0031】このように、前記遮光層は基板温度を10
0℃より低い室温とし、放電ガス圧を10mTorr とし
て、高周波スパッタ法により形成したので、遮光層34
の抵抗率が108Ω・cm以上となり、光導電体層33の導
電率変化を損失なく液晶38に伝えることができる。
【0032】また、得られた遮光層34の光学濃度を図
5に示す。図5によれば、波長400〜800nmで光
学濃度の値は2.5〜7.5であり、十分な遮光性を有
することが確認できる。このように、遮光層34が抵抗
率が高く、遮光性も十分であるので、空間光変調素子の
画像品質を良好にすることができる。
【0033】さらに、遮光層34上に誘電体ミラー層3
5を積層する。この誘電体ミラー層35はSiO2とTi
2とをSi 及びTi をターゲットとして直流スパッタ
法を用いて交互に積層することにより形成する。誘電体
ミラー層35にも遮光層34と同様に剥がれやひび割れ
は認められなかった。
【0034】さて、もう一方の透明基板36上にITO
からなる透明電極37をスパッタリング法により形成す
る。誘電体ミラー層35及び透明電極37の上にSiO2
からなる配向層39a及び39bをスパッタリング法に
よりそれぞれ形成する。この配向層39a及び39bは
液晶分子を配向させるためにある。
【0035】配向層39a及び39bが形成された透明
基板31及び36を、図示していないスペーサー及びシ
ール材を介して貼り合わせ、両基板31,36の間に液
晶38(光変調体)を挟持する。
【0036】このように、本空間光変調素子は強い読み
出し光に対応して遮光特性の十分な遮光層を有してお
り、この遮光層により画像品質が極めて良好である。
【0037】N以外の他のV族元素であるP,As,S
b,Bi についてもサンプルを作製したが、同様の結果
が得られた。
【0038】
【発明の効果】本発明は上記構成により、次の効果を発
揮する。請求項1の空間光変調素子は、空間光変調素子
の光導電体層と誘電体ミラー層との間に設ける遮光層と
して、CdTe(テルル化カドミウム)にCu 等のI族元
素を不純物として添加したので、高抵抗で且つ抵抗値に
バラツキがなく、更に明・暗抵抗率の差が小さい遮光層
が得られる。
【0039】請求項2の空間光変調素子は、アモルファ
スシリコン層からなる光導電体層と遮光層との間に、S
iO2層、CdTeにI族元素が添加されたO2 リッチな層
及びCdTeにI族元素が添加された層を積層してなる接
合層を設けることで、光導電体層と遮光層との剥離を防
止することができる。
【0040】請求項3の空間光変調素子は、TiO2とS
iO2とを交互に積層した誘電体ミラー層と遮光層との間
に、SiO2層、CdTeにI族元素が添加されたO2 リッ
チな層及びCdTeにI族元素が添加された層を積層して
なる接合層を設けることで、光導電体層と遮光層との剥
離を防止することができる。
【0041】請求項4の空間光変調素子は、空間光変調
素子の光導電体層と誘電体ミラー層との間に設ける遮光
層として、CdTe(テルル化カドミウム)にN等のV族
元素を不純物として添加したので、十分な遮光特性を有
し、しかも抵抗率が高い遮光層が得られる。したがっ
て、画像品質が良好な空間光変調素子を提供することが
できる。
【0042】また、前記遮光層として、CdTeにN等の
V族元素を不純物として添加した場合には、前述のよう
に抵抗率を高くすることができるとともに、他の材料と
の密着性が良好になるので、光導電体層と遮光層との間
に及び遮光層と誘電体ミラー層との間にそれぞれ接合層
を設けなくてもよい。
【0043】
【0044】
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空間光変調素子を組み込んだプロ
ジェクタの全体構成図
【図2】本発明に係る空間光変調素子の斜視図
【図3】本発明に係る空間光変調素子の要部の拡大断面
【図4】本発明に係る別の空間光変調素子の斜視図
【図5】別の空間光変調素子の遮光層の光学濃度を示す
【符号の説明】
10,30…空間光変調素子、11,21…ガラス基
板、31,36…透明基板、12,22,32,37…
透明電極、13,33…光導電体層、14,16…接合
層、14a,16c…SiO2層、14b,16b…O2
リッチなCdTe+Cu層、14c,16a…CdTe+Cu
層、15,34…遮光層、17,35…誘電体ミラー
層、23,38…液晶(光変調体)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−323368(JP,A) 特開 平5−72523(JP,A) 特開 平3−38644(JP,A) 特開 昭51−93195(JP,A) 特開 昭54−89759(JP,A) 特開 平6−102525(JP,A) 特開 平6−51341(JP,A) 特開 平6−51340(JP,A) 実表 平2−501334(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/135

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光書き込み手段によって光導電体層に情
    報を書き込み、この書き込んだ情報に応じて光変調体を
    変調させ、この光変調体に入射した読み出し光を誘電体
    ミラー層によって反射せしめるようにした空間光変調素
    子において、前記光導電体層と誘電体ミラー層との間に
    CdTe(テルル化カドミウム)にI族元素(H,Li,
    Na,K,Cu,Rb,Ag,Cs,Au,Fr)を不純物と
    して添加した遮光層を設けたことを特徴とする空間光変
    調素子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の空間光変調素子におい
    て、前記光導電体層はアモルファスシリコン層からな
    り、この光導電体層と遮光層との間には接合層が設けら
    れ、この接合層は光導電体層から遮光層に向かって順に
    SiO2層、CdTeにI族元素が添加されたO2 リッチな
    層及びCdTeにI族元素が添加された層を積層して構成
    されることを特徴とする空間光変調素子。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の空間光変
    調素子において、前記誘電体ミラー層はTiO2とSiO2
    とを交互に積層してなり、前記遮光層と誘電体ミラー層
    との間には接合層が設けられ、この接合層は遮光層から
    誘電体ミラー層に向かって順にCdTeにI族元素が添加
    された層、CdTeにI族元素が添加されたO2 リッチな
    層及びSiO2層を積層して構成されることを特徴とする
    空間光変調素子。
  4. 【請求項4】 光書き込み手段によって光導電体層に情
    報を書き込み、この書き込んだ情報に応じて光変調体を
    変調させ、この光変調体に入射した読み出し光を誘電体
    ミラー層によって反射せしめるようにした空間光変調素
    子において、前記光導電体層と誘電体ミラー層との間に
    CdTe(テルル化カドミウム)にV族元素(N,P,A
    s,Sb,Bi )を不純物として添加した遮光層を設けた
    ことを特徴とする空間光変調素子。
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