JP3006711U - 耕耘爪軸の爪座装置 - Google Patents

耕耘爪軸の爪座装置

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JP3006711U
JP3006711U JP1994004572U JP457294U JP3006711U JP 3006711 U JP3006711 U JP 3006711U JP 1994004572 U JP1994004572 U JP 1994004572U JP 457294 U JP457294 U JP 457294U JP 3006711 U JP3006711 U JP 3006711U
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bolt
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screwed
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Application number
JP1994004572U
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English (en)
Inventor
邦男 高橋
Original Assignee
有限会社スナミ製作所
協同精工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボルトの僅かな締結又は弛緩操作のみで耕耘
爪軸の耕耘爪を脱着することを可能として、作業効率を
向上させる。 【構成】 耕耘爪5Aの挿入される角孔kを具備した筒
体部2Aを爪軸に固定すると共にこの筒体部の側部周壁
に突出部2Bを設け、この突出部には外方から角孔内に
通じた螺子孔6を設けると共にこの螺子孔に鍔付螺子部
材7を螺着し、さらにこの螺子部材にその外端面から内
端面に達するように形成された螺子孔7aにはボルト3
Aを螺合させると共にこのボルトを固定するためのロッ
クナット8をボルト螺子部3aに螺合させ、このさいボ
ルトは先端面に耕耘爪よりも硬質となされた先鋭状突起
sを形成されたものとなし、先鋭状突起は角孔内に挿入
された耕耘爪の表面に押し当てられるものとなる耕耘爪
軸の爪座装置である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ロータリなどに使用される耕耘爪軸の爪座装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
耕耘爪軸は図5に示すように爪軸1に爪座2を固着し、この爪座2にボルト3 及びナット4などを介して耕耘爪5を固定したものとなされている。
【0003】 このさい、爪座2は角筒形に形成すると共に一方の側部周壁2aに六角形の透 孔mを、そして他方の側部周壁2bに丸形の透孔nを形成したものとなされてい る。
【0004】 そして、この爪座2に耕耘爪を固定するには角孔kに耕耘爪5の基部を挿入し 、次いで六角形の透孔m、耕耘爪5の図示しない透孔、及び丸形の透孔nにボル ト3を挿通した後、ボルト螺子部3aにナット4を螺合してこれを締結するよう になすのであり、この締結状態ではボルト頭部3bが六角形の透孔m内に嵌合し た状態となる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ロータリは畝立て耕、畝崩し耕或いは平面耕など種々の作業に使用されるが、 その作業の形態に応じた爪配列となすことが必要となるのであり、このため現在 では作業形態の変更の度に多数の耕耘爪5を適当な配列となすべく、その一本づ つを手作業で脱着することが行われている。このほかにも耕耘爪5が摩耗したよ うな場合にもこれを交換すべく、その一本づつを脱着することが行われる。
【0006】 このような耕耘爪5の脱着作業において、上記した爪固定構造は耕耘爪5ごと にナット4を締結若しくは弛緩してボルト5を抜き出し或いは挿し入れるように しなければならず、多大な手間を要するものとなっているのであり、さらにはト ラクタの出力増大化による爪数の増加がこのことに拍車をかけている。
【0007】 本考案は、斯かる問題点に対処し得るものとした耕耘爪軸の爪座装置を提供す ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及びその作用】
上記目的を達成するため第一の考案では、耕耘爪5Aの挿入される角孔kを具 備した筒体部2Aを爪軸に固定すると共にこの筒体部の側部周壁に突出部2Bを 設け、この突出部には外方から角孔内に通じた螺子孔6を設けると共にこの螺子 孔に鍔付螺子部材を螺着し、さらにこの螺子部材にその外端面から内端面に達す るように形成された螺子孔7aにはボルト3Aを螺合させると共にこのボルトを 固定するためのロックナットをボルト螺子部に螺合させ、このさいボルトは先端 面に耕耘爪よりも硬質となされた先鋭状突起を形成されたものとなし、先鋭状突 起は角孔k内に挿入された耕耘爪の表面に押し当てられるものとなす。このさい 、鍔付螺子部材はボルト3A及び突出部2Bよりも軟らかい材料で形成するのが よい。
【0009】 これによれば、ボルトが締結又は弛緩操作されることより、その先端面は筒体 部2Aの角孔内に挿入された耕耘爪を押圧し或いは解放するものとなるのであり 、ボルトの締結された状態では先鋭状突起が耕耘爪に食い込んで耕耘爪を筒体部 内に強固に固定し、一方ボルトの弛緩された状態では耕耘爪が筒体部2Aから引 き抜き可能な状態となされる。また鍔付螺子部材はボルトに作用する荷重などに よりその螺子孔が摩耗損傷するが、このときは新しいものと交換されるのであり 、このため突出部2Bの螺子孔に直接ボルトを螺合する場合に較べて筒体部2A は長く使用できるものとなる。
【0010】 そして第二の考案では、既存の爪座2に外嵌される角孔k1を具備した筒体部 2A1を形成すると共にこの筒体部の側部周壁に突出部2B1を設け、この突出 部の特定位置には外方から前記角孔内に通じた螺子孔6Aを設け、この螺子孔に ボルト3Aを螺合させると共にボルト螺子部にロックナットを螺合させ、このさ いボルトは先端面に耕耘爪よりも硬質となされた先鋭状突起を形成されたものと なし、先鋭状突起は爪座2の透孔mを通じることにより爪座2に挿入された耕耘 爪5Aの表面に押し当てられるものとなす。
【0011】 これによれば、先の考案と同様にボルトが締結又は弛緩操作されることにより 耕耘爪が固定され或いは解放されるものとなるのであり、ボルトが弛緩された状 態でも爪座の透孔mから抜け出た状態とはなされないため、筒体部2A1及び突 出部2B1が爪座2から抜け出ることはない。また突出部2B1の螺子孔6Aが 摩耗損傷などしたときは筒体部2A1と共に取り替えられる。
【0012】
【実験例】
先ず本考案の第一実施例を、図1、図2及び図3を参照しつつ説明する。 このさい、図1は本考案の使用例を示し、図2は第一実施例の断面を示し、図 3は同実施例の一部を示す。
【0013】 図において、2Aは耕耘爪5の挿入される角孔kを具備した筒体部で爪軸1に 溶接で固定されている。2Bはこの筒体部2Aの側部周壁に設けた突出部で、外 方から前記角孔k内に通じた螺子孔6が設けてある。
【0014】 7は前記螺子孔6に螺着した鍔付螺子部材で後述のボルト3Aや前記突出部2 Bよりも軟らかい材料で形成してある。この螺子部材7にはその外端面から内端 面に達した螺子孔7aが形成されている。
【0015】 この螺子孔7aにはボルト3Aが螺合されるのであって、このボルト3Aは先 端面に例えば図3に示すような、耕耘爪5よりも硬質となされた輪状の先鋭状突 起sが形成されたものとなす共にこの先鋭状突起sが前記角孔k内に挿入された 耕耘爪5の表面に押し当てられるものとなす。
【0016】 8はボルト螺子部3aに螺合されたロックナットである。
【0017】 本実施例においてボルト頭部3bやロックナット8の対辺寸法はボルト螺子部 3aの寸法に比して出来るだけ小さいものとなすのであり、これによりボルト頭 部3bやロックナット8に対する耕土の干渉が少ないものとなる。
【0018】 また耕耘爪5は従来品と同様な形態のものであるが基部にボルト3(図5参照 )の挿通される透孔の存在しないものとなす。
【0019】 本実施例において、耕耘爪5を固定する場合は先ずボルト3Aを弛緩操作し筒 体部2Aの角孔k内に耕耘爪5の基部を挿入する。次いでボルト3Aを締結操作 し、その先端を耕耘爪5の基部表面に押し当てる。これにより先鋭状突起sが耕 耘爪5に食い込み、耕耘爪5は角孔k内に強固に固定される。この後、ロックナ ット8を締結操作してこれの片面を突出部2Bの上端面に押し付けるようにする 。
【0020】 一方、耕耘爪5を抜き取る場合はロックナット8を弛緩操作した後、ボルト3 Aを弛緩操作する。これにより先鋭状突起sは耕耘爪5の表面から離れるのであ り、この後、耕耘爪5を角孔kから引き抜くようにする。
【0021】 耕耘爪軸の使用中、鍔付螺子部材7の材料が軟らかいためその螺子孔7aが摩 耗或いは損傷することがあるが、この場合はこの螺子部材7のみを交換すること で足りるのであり、これにより筒体部2Aや突出部2Bはボルト3Aを突出部2 Bの螺子孔6に螺合する場合に較べ長期に使用できるものとなる。
【0022】 次に本考案の第二実施例を、図1、図3及び図4を参照しつつ説明する。この さい、図4は第二実施例の断面を示す。なお先の実施例のものと実質的に同一な 部位は同一符号を引用するものとする。
【0023】 図において、2A1は既存の爪座2に外嵌される角孔k1を具備した筒体部で 、その側部周壁に突出部2B1が設けてある。この突出部2B1の特定位置には 外方から前記角孔k内に通じた螺子孔6Aが設けてある。
【0024】 この螺子孔6Aに螺合されたボルト3A、ロックナット8及び耕耘爪5Aは先 の実施例と同様なものとなされている。
【0025】 本実施例の使用のさいは筒体部2A1を既存の爪座2に外嵌させるのであり、 このさい筒体部2A1は突出部2B1の螺子孔6Aが爪座2の六角形の透孔mと 一線状に連続した状態となるように配置する。
【0026】 しかして耕耘爪5Aを固定或いは抜き取る場合は先の実施例に準じてボルト3 Aを締結弛緩操作するのであり、このさいボルト3Aの先鋭状突起sが耕耘爪5 Aの表面から少し離れる程度に操作する。これによりボルト3Aの先端部が爪座 2の六角形の透孔mから抜け出ることは生じないのであり、このため筒体部2A 1及び突出部2B1は爪座2から抜け出ることがないと共に耕耘爪5Aはボルト 3Aの抜き取りを要することなく脱着されるものとなる。
【0027】 耕耘爪軸の使用中、突出部2B1の螺子孔6Aが摩耗或いは損傷することがあ るが、この場合は筒体部2A1及び突出部2B1の全体を交換する。
【0028】 上記した実施例において、耕耘爪5Aの基部で先鋭状突起sの当たる部分を凹 み状となせば、ボルト3Aがたとえ弛んでも耕耘爪5Aの脱落が阻止されるもの となり、使用時の安全性が向上する。
【0029】
【考案の効果】
上記の如く構成した本考案によれば、ボルトの僅かな締結又は弛緩操作のみで 耕耘爪を脱着することができ、作業効率を著しく向上させるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の使用例を示す図である。
【図2】本考案の第一実施例を示す断面図である。
【図3】本考案のボルトの先端部分を示す図である。
【図4】本考案の第二実施例を示す断面図である。
【図5】従来の耕耘爪軸の爪固定構造を示す図である。
【符号の説明】
1 爪軸 2 爪座 2A 筒体部 2B 突出部 2A1 筒体部 2B1 突出部 3A ボルト 3a ボルト螺子部 5A 耕耘爪 6 螺子孔 6A 螺子孔 7 鍔付螺子部材 7a 螺子孔 8 ロックナット k 角孔 k1 角孔 m 爪座2の透孔 s 先鋭状突起

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耕耘爪の挿入される角孔(k)を具備し
    た筒体部(2A)を爪軸に固定すると共にこの筒体部の
    側部周壁に突出部(2B)を設け、この突出部には外方
    から角孔内に通じた螺子孔(6)を設けると共にこの螺
    子孔に鍔付螺子部材を螺着し、さらにこの螺子部材にそ
    の外端面から内端面に達するように形成された螺子孔
    (7a)にはボルト(3A)を螺合させると共にこのボ
    ルトを固定するためのロックナットをボルト螺子部に螺
    合させ、このさいボルトは先端面に耕耘爪よりも硬質と
    なされた先鋭状突起を形成されたものとなし、先鋭状突
    起は前記角孔内に挿入された耕耘爪の表面に押し当てら
    れることを特徴とする耕耘爪軸の爪座装置。
  2. 【請求項2】 鍔付螺子部材はボルト(3A)及び突出
    部(2B)よりも軟らかい材料で形成したことを特徴と
    する請求項1記載の耕耘爪軸の爪座装置。
  3. 【請求項3】 既存の爪座(2)に外嵌される角孔(k
    1)を具備した筒体部(2A1)を形成すると共にこの
    筒体部の側部周壁に突出部(2B1)を設け、この突出
    部の特定位置には外方から角孔内に通じた螺子孔(6
    A)を設け、この螺子孔にボルト(3A)を螺合させる
    と共にボルト螺子部にロックナットを螺合させ、このさ
    いボルトは先端面に耕耘爪よりも硬質となされた先鋭状
    突起を形成されたものとなし、先鋭状突起は爪座(2)
    の透孔(m)を通じることにより爪座(2)に挿入され
    た耕耘爪の表面に押し当てられることを特徴とする耕耘
    爪軸の爪座装置。
JP1994004572U 1994-03-22 1994-03-22 耕耘爪軸の爪座装置 Expired - Lifetime JP3006711U (ja)

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