JP3006702U - 金切り鋏等の握り柄付き金属製工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の金切り鋏等の金属製工具は、冬の屋外
作業において使用する場合などに、握り柄が冷たくなっ
て手が凍えてしまい、思い通りに作業できないという欠
点がある。また、雨などで濡れると握り柄が滑りやすく
なって、足の上などに落下させる虞があり危険であっ
た。本考案は、かかる問題を解決する金切り鋏等の握り
柄付き金属製工具の提供を目的とする。 【構成】 握り柄１の外周部をコルク材２で被覆したこ
とを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、金切り鋏や、板金用のつかみ箸等の、握り柄を有する金属製工具に 関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の一般的な金切り鋏などの金属製工具の握り柄は、金属の素地が裸で露呈 している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記のごとき従来の金切り鋏等の金属製工具は、冬の屋外作業において使用す る場合などに、握り柄が冷たくなって手が凍えてしまい、思い通りに作業できな いという欠点がある。また、雨などで濡れると握り柄が滑りやすくなって、足の 上などに落下させる虞があり危険であった。本考案は、かかる問題を解決する金 切り鋏等の握り柄付き金属製工具の提供を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案における金切り鋏等の握り柄付き金属製工 具は、握り柄１の外周部をコルク材２で被覆したことを特徴とする構成としたも のである。

【０００５】

【作用】

コルク材２は熱の不良導体で断熱性を有するので、金属製の握り柄１が低温に なっても、コルク材２を握っている手が冷えることはない。また、コルク材２は 雨などで濡れても滑りやすくなることはない。

【０００６】

【実施例】

図は本考案の実施例である金切り鋏３を示したものである。この金切り鋏３は 握り柄１を含む全体が金属製であるが、その握り柄１は外周部をコルク材２で被 覆されている。握り柄１をコルク材２で被覆するには、例えばコルク材２を筒状 に成形して、その中に握り柄１を挿入すればよい。尚、そのときコルク材２が抜 け落ちないように接着剤でコルク材２を握り柄１に接着するのが望ましい。

【０００７】

【考案の効果】

本考案の金切り鋏等の握り柄付き金属製工具は、上記の通り、握り柄１の外周 部をコルク材２で被覆するので、例えば冬の寒い屋外での作業において、金属製 の握り柄１が極めて冷たくなっても、コルク材２の断熱作用によって手が冷える ことを防止できるものである。従って、手が凍えて作業が困難になる不都合を回 避することができる。また、雨などで濡れても、コルク材２による滑り止め効果 によって足の上などに落下する事故を防止することができて安全性が向上するも のである。

【図面の簡単な説明】

【図１】握り柄を被覆したコルク材の一部を切截した金
切り鋏の正面図である。

【符号の説明】

１ 握り柄 ２ コルク材 ３ 金切り鋏

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 握り柄１の外周部をコルク材２で被覆し
   たことを特徴とする金切り鋏等の握り柄付き金属製工
   具。