JP3005975B2 - 発泡性ウレタン分散体組成物 - Google Patents
発泡性ウレタン分散体組成物Info
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- JP3005975B2 JP3005975B2 JP3355643A JP35564391A JP3005975B2 JP 3005975 B2 JP3005975 B2 JP 3005975B2 JP 3355643 A JP3355643 A JP 3355643A JP 35564391 A JP35564391 A JP 35564391A JP 3005975 B2 JP3005975 B2 JP 3005975B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、均一なセルを有するウ
レタン樹脂発泡体、特に熱可塑性ウレタン樹脂発泡体を
得るための発泡性ウレタン分散体組成物に関する。
レタン樹脂発泡体、特に熱可塑性ウレタン樹脂発泡体を
得るための発泡性ウレタン分散体組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱分解型発泡剤(以下、発泡剤と
いう)を用いて熱可塑性ポリウレタン樹脂(以下、TP
Uと略す)発泡体を得るには、1)発泡剤とTPUのド
ライブレンドによるか、2)TPU製造時発泡剤をブレ
ンドするかの方法で発泡剤入りTPUを得て、これを成
形時加熱して発泡させる方法が知られていた。
いう)を用いて熱可塑性ポリウレタン樹脂(以下、TP
Uと略す)発泡体を得るには、1)発泡剤とTPUのド
ライブレンドによるか、2)TPU製造時発泡剤をブレ
ンドするかの方法で発泡剤入りTPUを得て、これを成
形時加熱して発泡させる方法が知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法のドライブレンド法は、本質的に発泡剤が均一に混
ざらないため、均一な発泡体が得られないこと、発泡効
率が悪いなどの欠点があった。また、TPU製造時に発
泡剤をブレンドする方法として、通常の製造方法である
ニーダー法や単軸または2軸押出機による方法は、ウレ
タン化反応による発熱などで系内の温度が160〜20
0℃になる。従って、発泡剤はTPU製造中に熱分解を
起こしてしまうという欠点があった。本発明は、発泡剤
を熱分解なしに均一にTPUに分散する方法を提供する
ことを目的とする。
方法のドライブレンド法は、本質的に発泡剤が均一に混
ざらないため、均一な発泡体が得られないこと、発泡効
率が悪いなどの欠点があった。また、TPU製造時に発
泡剤をブレンドする方法として、通常の製造方法である
ニーダー法や単軸または2軸押出機による方法は、ウレ
タン化反応による発熱などで系内の温度が160〜20
0℃になる。従って、発泡剤はTPU製造中に熱分解を
起こしてしまうという欠点があった。本発明は、発泡剤
を熱分解なしに均一にTPUに分散する方法を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは,このよう
な従来の問題点を解決するため鋭意検討した結果,予め
発泡剤を分散させたポリオールを用いて非水エマルジョ
ン重合法でTPUを製造すれば,発泡剤が均一にTPU
に分散し,成型後は均一なセルを有する発泡体が得られ
ることを見出し本発明を完成するに至った。すなわち本
発明は,予め発泡剤をポリオールに分散させた後、生成
する熱可塑性ポリウレタン樹脂を溶解しない有機媒体中
で前記ポリオールと鎖延長剤,分散安定剤及びポリイソ
シアネートを反応させて得られることを特徴とする粒子
状の発泡性ウレタン分散体組成物である。
な従来の問題点を解決するため鋭意検討した結果,予め
発泡剤を分散させたポリオールを用いて非水エマルジョ
ン重合法でTPUを製造すれば,発泡剤が均一にTPU
に分散し,成型後は均一なセルを有する発泡体が得られ
ることを見出し本発明を完成するに至った。すなわち本
発明は,予め発泡剤をポリオールに分散させた後、生成
する熱可塑性ポリウレタン樹脂を溶解しない有機媒体中
で前記ポリオールと鎖延長剤,分散安定剤及びポリイソ
シアネートを反応させて得られることを特徴とする粒子
状の発泡性ウレタン分散体組成物である。
【0005】本発明で用いる発泡剤としては、アゾジカ
ルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリルなどのよう
なアゾ化合物、N,N′−ジニトロソペンタメチレンテ
トラミンのようなニトロソ化合物、p−トルエンスルホ
ニルヒドラジドのようなスルホニルヒドラジト化合物な
どが挙げられる。また、三塩基性硫酸鉛、ステアリン酸
カルシウム、尿素、トリメリット酸などの発泡助剤ある
いは添加剤を併用することができる。
ルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリルなどのよう
なアゾ化合物、N,N′−ジニトロソペンタメチレンテ
トラミンのようなニトロソ化合物、p−トルエンスルホ
ニルヒドラジドのようなスルホニルヒドラジト化合物な
どが挙げられる。また、三塩基性硫酸鉛、ステアリン酸
カルシウム、尿素、トリメリット酸などの発泡助剤ある
いは添加剤を併用することができる。
【0006】本発明で用いるポリオールは、通常TPU
の製造に用いる全てのポリオールを挙げることができ
る。例えば、分子量400〜5000のポリエチレンア
ジペートジオール、ポリブチレンアジペートジオール、
ポリカプロラクトンポリオールなどのようなポリエステ
ルポリオール、ポリアルキレンエーテルポリオール、ポ
リカーボネートポリオールなどが挙げられる。
の製造に用いる全てのポリオールを挙げることができ
る。例えば、分子量400〜5000のポリエチレンア
ジペートジオール、ポリブチレンアジペートジオール、
ポリカプロラクトンポリオールなどのようなポリエステ
ルポリオール、ポリアルキレンエーテルポリオール、ポ
リカーボネートポリオールなどが挙げられる。
【0007】発泡剤をポリオールに分散する方法は、ロ
ールミル、ニーダーミキサー、プラネタリーミキサーな
どの通常の混練り型攪拌機を用いて行うことができる。
発泡剤の添加量は、TPUに対して0.1〜10重量%
程度で、これに相当する量の発泡剤をポリオール等に予
め分散する。場合によっては発泡剤を多量にポリオール
に分散したものをマスターバッチの形で使用し、ポリオ
ールは別に必要分添加することもできる。発泡剤は、ポ
リオールのほか1,4−ブタンジオールのような鎖延長
剤あるいはポリオールと鎖延長剤の混合物あるいはポリ
イソシアネートと予め分散して使用することもできる。
また、発泡剤はポリオール、鎖延長剤およびポリイソシ
アネートの予備重合体に予め分散して使用することもで
きる。分散に際して、ジオクチルフタレートのような可
塑剤、分散助剤、粘度低下剤などの添加剤を加えること
もできる。
ールミル、ニーダーミキサー、プラネタリーミキサーな
どの通常の混練り型攪拌機を用いて行うことができる。
発泡剤の添加量は、TPUに対して0.1〜10重量%
程度で、これに相当する量の発泡剤をポリオール等に予
め分散する。場合によっては発泡剤を多量にポリオール
に分散したものをマスターバッチの形で使用し、ポリオ
ールは別に必要分添加することもできる。発泡剤は、ポ
リオールのほか1,4−ブタンジオールのような鎖延長
剤あるいはポリオールと鎖延長剤の混合物あるいはポリ
イソシアネートと予め分散して使用することもできる。
また、発泡剤はポリオール、鎖延長剤およびポリイソシ
アネートの予備重合体に予め分散して使用することもで
きる。分散に際して、ジオクチルフタレートのような可
塑剤、分散助剤、粘度低下剤などの添加剤を加えること
もできる。
【0008】本発明で用いる鎖延長剤は、エチレングリ
コール、1,4−ブタンジオール、プロピレングリコー
ル、ヘキサングリコールのようなポリオール類、エチレ
ンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ヒドラジン、ジ
アミノジフェニールメタン、イソホロンジアミンなどの
アミン類および通常鎖延長剤として使用されている活性
水素基含有化合物が挙げられる。本発明で用いる分散安
定剤は、分子量が2000以上で、分子内にエステル結
合、アミド結合などの極性基とアルキル基などの非極性
基を有している化合物である。好ましい分散安定剤とし
ては、分子内に不飽和結合を有するポリオールに炭素数
6以上の炭化水素基からなる側鎖を有するエチレン性不
飽和単量体を反応して得られる化合物が挙げられる。
コール、1,4−ブタンジオール、プロピレングリコー
ル、ヘキサングリコールのようなポリオール類、エチレ
ンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ヒドラジン、ジ
アミノジフェニールメタン、イソホロンジアミンなどの
アミン類および通常鎖延長剤として使用されている活性
水素基含有化合物が挙げられる。本発明で用いる分散安
定剤は、分子量が2000以上で、分子内にエステル結
合、アミド結合などの極性基とアルキル基などの非極性
基を有している化合物である。好ましい分散安定剤とし
ては、分子内に不飽和結合を有するポリオールに炭素数
6以上の炭化水素基からなる側鎖を有するエチレン性不
飽和単量体を反応して得られる化合物が挙げられる。
【0009】ここで分子内に不飽和結合を有するポリオ
ールとしては、例えば、ポリエステルポリオールの場
合、原料のグリコール類、二塩基酸類などの一部に不飽
和基含有グリコールあるいは不飽和基含有ジカルボン酸
を使用して製造することができる。また、ポリエーテル
ポリオールなどの場合、分子内に二重結合をもったもの
を使用することができる。さらに、分子量3000以下
の水酸基末端ポリエステル、ポリエーテル、ポリカーボ
ネートなどと不飽和基含有ジカルボン酸とのエステル化
によってえられるポリオールなども挙げられる。ここで
述べた不飽和基含有ジカルボン酸の例としては、マレイ
ン酸、フマール酸、イタコン酸などが挙げられる。
ールとしては、例えば、ポリエステルポリオールの場
合、原料のグリコール類、二塩基酸類などの一部に不飽
和基含有グリコールあるいは不飽和基含有ジカルボン酸
を使用して製造することができる。また、ポリエーテル
ポリオールなどの場合、分子内に二重結合をもったもの
を使用することができる。さらに、分子量3000以下
の水酸基末端ポリエステル、ポリエーテル、ポリカーボ
ネートなどと不飽和基含有ジカルボン酸とのエステル化
によってえられるポリオールなども挙げられる。ここで
述べた不飽和基含有ジカルボン酸の例としては、マレイ
ン酸、フマール酸、イタコン酸などが挙げられる。
【0010】また、炭素数6以上の炭化水素基からなる
側鎖を有するエチレン性不飽和単量体としては、例え
ば、1−オクテン、1−又は2−ノネン、1−又は2−
ヘプタデセン、2−メチル−1−ノネン、2−メチル−
1−デセン、2−メチル−1−ドデセン、2−メチル−
1−ヘキサデセン、2−メチル−1−ヘプタデセンなど
のビニル、プロペニル又はイソプロペニル基含有不飽和
炭化水素、アクリル酸又はメタクリル酸とヘキシルアル
コール、2−エチルヘキシルアルコールなどの炭素数6
以上の脂肪族アルコール、又はシクロヘキサノール、ノ
ルボルナノール、アダマンタノールなどの炭素数6以上
の脂環族アルコールとのエステル化物などが挙げられ
る。
側鎖を有するエチレン性不飽和単量体としては、例え
ば、1−オクテン、1−又は2−ノネン、1−又は2−
ヘプタデセン、2−メチル−1−ノネン、2−メチル−
1−デセン、2−メチル−1−ドデセン、2−メチル−
1−ヘキサデセン、2−メチル−1−ヘプタデセンなど
のビニル、プロペニル又はイソプロペニル基含有不飽和
炭化水素、アクリル酸又はメタクリル酸とヘキシルアル
コール、2−エチルヘキシルアルコールなどの炭素数6
以上の脂肪族アルコール、又はシクロヘキサノール、ノ
ルボルナノール、アダマンタノールなどの炭素数6以上
の脂環族アルコールとのエステル化物などが挙げられ
る。
【0011】本発明に用いられる好ましい分散安定剤
は、不飽和結合を有するポリオールとエチレン性不飽和
単量体との反応により得られる。これらの反応は特に制
限はなく、触媒としてラジカル触媒などを用いる通常の
エチレン性単量体の重合法が利用できる。
は、不飽和結合を有するポリオールとエチレン性不飽和
単量体との反応により得られる。これらの反応は特に制
限はなく、触媒としてラジカル触媒などを用いる通常の
エチレン性単量体の重合法が利用できる。
【0012】この反応に際しては必要に応じて溶媒を用
いることができる。溶媒としては、例えば、酢酸ブチ
ル、シクロヘキサン、n−ヘプタンなど通常のエチレン
性単量体の重合に用いる溶媒は全て用いることができ
る。不飽和結合を有するポリオールと本発明のエチレン
性不飽和単量体の重量比は100/20〜100/40
0が望ましい。
いることができる。溶媒としては、例えば、酢酸ブチ
ル、シクロヘキサン、n−ヘプタンなど通常のエチレン
性単量体の重合に用いる溶媒は全て用いることができ
る。不飽和結合を有するポリオールと本発明のエチレン
性不飽和単量体の重量比は100/20〜100/40
0が望ましい。
【0013】本発明で用いるポリイソシアネートとして
は、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシア
ネート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキ
シリレンジイソシアネート、ナフチレンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネートなど及びこれら
の異性体からなる芳香族系ジイソシアネート、1,6−
ヘキサメチレンジイソシアネート、1,12−ドデカン
ジイソシアネートなどの脂肪族ジイソシアネート、シク
ロヘキサンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン
ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートなどの
脂環式ジイソシアネートなどを挙げることができる。ま
た、これらの化合物の反応、例えばカルボジイミド化反
応、イソシアヌレート化反応などによるイソシアネート
変性体、アニリンとホルムアルデヒドとの縮合物をホス
ゲン化して得られるポリイソシアネートなども一部併用
することができる。また、メタノール、n−ブタノー
ル、ベンジルアルコール、アセト酢酸エチル、ε−カプ
ロラクタム、メチルエチルケトンオキシム、フェノー
ル、クレゾールなどの活性水素を分子内に1個有するブ
ロック剤で一部又は全部を安定化したポリイソシアネー
トなども挙げることができる。
は、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシア
ネート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキ
シリレンジイソシアネート、ナフチレンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネートなど及びこれら
の異性体からなる芳香族系ジイソシアネート、1,6−
ヘキサメチレンジイソシアネート、1,12−ドデカン
ジイソシアネートなどの脂肪族ジイソシアネート、シク
ロヘキサンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン
ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートなどの
脂環式ジイソシアネートなどを挙げることができる。ま
た、これらの化合物の反応、例えばカルボジイミド化反
応、イソシアヌレート化反応などによるイソシアネート
変性体、アニリンとホルムアルデヒドとの縮合物をホス
ゲン化して得られるポリイソシアネートなども一部併用
することができる。また、メタノール、n−ブタノー
ル、ベンジルアルコール、アセト酢酸エチル、ε−カプ
ロラクタム、メチルエチルケトンオキシム、フェノー
ル、クレゾールなどの活性水素を分子内に1個有するブ
ロック剤で一部又は全部を安定化したポリイソシアネー
トなども挙げることができる。
【0014】本発明における有機媒体は、生成するTP
Uに対して不溶性で、重合反応を阻害しない不活性な性
質を有するものを用いることができる。これらは例え
ば、n−ヘキサン、オクタン、ドデカン、流動パラフィ
ンなどの脂肪族炭化水素類、シクロヘキサンのような脂
環族炭化水素類、ジオクチルフタレートなどの芳香族類
などが挙げられる。これら溶媒は、反応温度を考慮する
と沸点が60℃以上のものが好ましい。これらは単独又
は2種以上の混合物で用いることができる。また、必要
に応じて極性溶媒を一部併用することができる。極性溶
媒としては、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルエチルケ
トン、イソブチルメチルケトン、テトラヒドロフラン、
ジブチルフタレートなどが好ましい。
Uに対して不溶性で、重合反応を阻害しない不活性な性
質を有するものを用いることができる。これらは例え
ば、n−ヘキサン、オクタン、ドデカン、流動パラフィ
ンなどの脂肪族炭化水素類、シクロヘキサンのような脂
環族炭化水素類、ジオクチルフタレートなどの芳香族類
などが挙げられる。これら溶媒は、反応温度を考慮する
と沸点が60℃以上のものが好ましい。これらは単独又
は2種以上の混合物で用いることができる。また、必要
に応じて極性溶媒を一部併用することができる。極性溶
媒としては、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルエチルケ
トン、イソブチルメチルケトン、テトラヒドロフラン、
ジブチルフタレートなどが好ましい。
【0015】本発明の発泡剤入りTPU分散体の製造方
法は、非水エマルジョン重合法により製造する。発泡剤
入りポリオール、鎖延長剤、分散安定剤及びポリイソシ
アネートを有機媒体に分散させ、加熱等により重合反応
をさせ、1〜1000ミクロンの径の粒子としてTPU
を得る。TPUを製造するためのポリオール、鎖延長
剤、ポリイソシアネートおよび分散安定剤の配合内容
は、求めるTPUの性能により異なるので限定はできな
いが、ポリイソシアネートと鎖延長剤/ポリオールにお
けるイソシアネート基と活性水素基のモル比は、通常
1.2から0.9の範囲であることが好ましい。
法は、非水エマルジョン重合法により製造する。発泡剤
入りポリオール、鎖延長剤、分散安定剤及びポリイソシ
アネートを有機媒体に分散させ、加熱等により重合反応
をさせ、1〜1000ミクロンの径の粒子としてTPU
を得る。TPUを製造するためのポリオール、鎖延長
剤、ポリイソシアネートおよび分散安定剤の配合内容
は、求めるTPUの性能により異なるので限定はできな
いが、ポリイソシアネートと鎖延長剤/ポリオールにお
けるイソシアネート基と活性水素基のモル比は、通常
1.2から0.9の範囲であることが好ましい。
【0016】また、分散安定剤は、ポリイソシアネート
と鎖延長剤/ポリオールの合計に対して1〜30重量%
が好ましい。本発明のTPUの製造時、連続相となる有
機媒体と、分散相となるTPUとの量比は総量に対して
TPUが10〜80重量%となる範囲が好ましい。生産
効率、コスト上から40重量%以上が特に好ましい。
と鎖延長剤/ポリオールの合計に対して1〜30重量%
が好ましい。本発明のTPUの製造時、連続相となる有
機媒体と、分散相となるTPUとの量比は総量に対して
TPUが10〜80重量%となる範囲が好ましい。生産
効率、コスト上から40重量%以上が特に好ましい。
【0017】本発明におけるTPU分散体の製造装置は
公知のあるゆる形式の装置を使用できる。仕込み方法は
一度に全量を仕込んでもよく、段階的に仕込んでもよ
い。反応条件は通常のウレタン化反応条件と同じであ
る。反応の終了は反応体のイソシアネート含有率がほぼ
0になった時点を目安とする。
公知のあるゆる形式の装置を使用できる。仕込み方法は
一度に全量を仕込んでもよく、段階的に仕込んでもよ
い。反応条件は通常のウレタン化反応条件と同じであ
る。反応の終了は反応体のイソシアネート含有率がほぼ
0になった時点を目安とする。
【0018】TPUの製造において、反応速度を速めか
つ反応を完全にするために触媒を使用することができ
る。触媒の例としては、ジブチルスズジラウレート、第
一スズオクトエート、N−メチルモルフォリンおよびト
リエチルアミンのような第三級アミン、ナフテン酸鉛、
鉛オクトエートなどである。これら触媒は、触媒作用を
与えるのに必要な量を用いるが、その量は反応体に対し
て通常0.01〜1重量%程度が好ましい。触媒の仕込
みはどの時点でもよいが、全量の仕込みが終ってから仕
込むのが好ましい。
つ反応を完全にするために触媒を使用することができ
る。触媒の例としては、ジブチルスズジラウレート、第
一スズオクトエート、N−メチルモルフォリンおよびト
リエチルアミンのような第三級アミン、ナフテン酸鉛、
鉛オクトエートなどである。これら触媒は、触媒作用を
与えるのに必要な量を用いるが、その量は反応体に対し
て通常0.01〜1重量%程度が好ましい。触媒の仕込
みはどの時点でもよいが、全量の仕込みが終ってから仕
込むのが好ましい。
【0019】このようにして得られるTPU分散体は、
濾過またはデカンテーションにより有機媒体を除去し、
次いで常圧又は減圧下で乾燥することにより粉末状のT
PUを得ることができる。また、有機媒体を含んだまま
のTPUが必要な場合はこのような乾燥工程を省略す
る。TPU分散体は、必要に応じ硬化剤を添加すること
ができる。硬化剤としては、ポリイソシアネート類、エ
ポキシ化合物類、ホルマリン縮合物などが挙げられる。
濾過またはデカンテーションにより有機媒体を除去し、
次いで常圧又は減圧下で乾燥することにより粉末状のT
PUを得ることができる。また、有機媒体を含んだまま
のTPUが必要な場合はこのような乾燥工程を省略す
る。TPU分散体は、必要に応じ硬化剤を添加すること
ができる。硬化剤としては、ポリイソシアネート類、エ
ポキシ化合物類、ホルマリン縮合物などが挙げられる。
【0020】得られたTPUの平均粒子径はほぼ1〜1
000ミクロンである。この粒子状TPUを顕微鏡で観
察すると、TPUの中に発泡剤の粒が封じ込められてい
るのが見られた。
000ミクロンである。この粒子状TPUを顕微鏡で観
察すると、TPUの中に発泡剤の粒が封じ込められてい
るのが見られた。
【0021】本発明で得られた発泡剤入りTPU分散体
は、押出成型、射出成型、粉末スラッシュ成型、静電塗
装などの通常の成型方法で成型することができる。有機
媒体を含んだままの発泡剤入りTPUの場合は、スプレ
ー、ローラー、ディッピングなどの塗装方法で施工した
後、加熱して発泡体を得ることができる。本発明の発泡
剤入りTPUは、発泡剤の量を多くしたTPUを製造
し、別のTPUと混合して使用するマスターバッチ方式
を用いて成型することができる。
は、押出成型、射出成型、粉末スラッシュ成型、静電塗
装などの通常の成型方法で成型することができる。有機
媒体を含んだままの発泡剤入りTPUの場合は、スプレ
ー、ローラー、ディッピングなどの塗装方法で施工した
後、加熱して発泡体を得ることができる。本発明の発泡
剤入りTPUは、発泡剤の量を多くしたTPUを製造
し、別のTPUと混合して使用するマスターバッチ方式
を用いて成型することができる。
【0022】本発明によって得られるTPU分散体は、
必要に応じて他の物質、例えばポリエステル、ポリアミ
ド、ポリアセタールなどの熱可塑樹脂を混合することが
できる。また、二液性のポリウレタン、エポキシ、シリ
コンなども混合して使用することができる。さらに、例
えばポリイソシアネート化合物のような各種硬化剤、酸
化防止剤、紫外線吸収剤、耐熱性向上剤、着色剤、無機
および有機充填剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤、補強材
などを成膜時に添加することができる。
必要に応じて他の物質、例えばポリエステル、ポリアミ
ド、ポリアセタールなどの熱可塑樹脂を混合することが
できる。また、二液性のポリウレタン、エポキシ、シリ
コンなども混合して使用することができる。さらに、例
えばポリイソシアネート化合物のような各種硬化剤、酸
化防止剤、紫外線吸収剤、耐熱性向上剤、着色剤、無機
および有機充填剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤、補強材
などを成膜時に添加することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明により得られる発泡剤入りTPU
分散体による成型物は、均一なセルの発泡体が得られる
ので通常のTPU成型物の軽量化に役立つことができ
る。通常のTPU成型物として例えば、ホース、ベル
ト、各種ケース、ロール、各種表皮材、サイドモールな
どの車部材などである。
分散体による成型物は、均一なセルの発泡体が得られる
ので通常のTPU成型物の軽量化に役立つことができ
る。通常のTPU成型物として例えば、ホース、ベル
ト、各種ケース、ロール、各種表皮材、サイドモールな
どの車部材などである。
【0024】
【実施例】本発明について、実施例および比較例により
さらに詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限
定されるものではない。実施例及び比較例において、
「部」は全て重量部を意味し、「%」は全て「重量%」
を意味する。
さらに詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限
定されるものではない。実施例及び比較例において、
「部」は全て重量部を意味し、「%」は全て「重量%」
を意味する。
【0025】実施例1 「発泡剤の分散」80℃のニッポラン4009(日本ポ
リウレタン工業製、分子量1000のポリエステルポリ
オール)27部とユニフォームAZM 0.5(大塚化
学製、アゾジカルボンアミド型発泡剤)3部を磁製乳鉢
に入れ混合分散した。
リウレタン工業製、分子量1000のポリエステルポリ
オール)27部とユニフォームAZM 0.5(大塚化
学製、アゾジカルボンアミド型発泡剤)3部を磁製乳鉢
に入れ混合分散した。
【0026】「分散安定剤の合成」500mlの4つ口フ
ラスコに温度計、滴下ロート、冷却器をつけ、分子量1
000のポリブチレンアジペートジオール2モルと無水
マレイン酸1モルによるエステル化物44部および酢酸
ブチル99部を計りとる。N2 ガスを滴下ロートの上部
から系内に流しながら加熱混合する。110℃で、滴下
ロートから2−エチルヘキシルメタアクリレート51
部,ラウリルメタアクリレート51部およびベンゾイル
パーオキサイド2部の溶解混合物を滴下し、1時間で滴
下終了した。130℃で2時間反応させて終了した。
ラスコに温度計、滴下ロート、冷却器をつけ、分子量1
000のポリブチレンアジペートジオール2モルと無水
マレイン酸1モルによるエステル化物44部および酢酸
ブチル99部を計りとる。N2 ガスを滴下ロートの上部
から系内に流しながら加熱混合する。110℃で、滴下
ロートから2−エチルヘキシルメタアクリレート51
部,ラウリルメタアクリレート51部およびベンゾイル
パーオキサイド2部の溶解混合物を滴下し、1時間で滴
下終了した。130℃で2時間反応させて終了した。
【0027】「発泡剤入り粉末TPUの合成」500ml
の4つ口フラスコに温度計、冷却器、N2 導入口をつ
け、ニッポラン4009 55.0部、ヘキサメチレン
ジイソシアネート16.5部、上記合成の分散安定剤
9.9部、上記調製の発泡剤ポリオール混合物6.3
部、アイソパーG(エクソン化学製、イソパラフィン系
溶剤)50.0部を仕込み、混合し80℃に加熱する。
2時間後アイソパーG 71.0部および1,4−ブタ
ンジオール16.5部を添加し1時間、50℃に保持し
た。ジブチルチンジラウレート0.06部を添加し、8
0℃で7時間反応させて、イソシアネート濃度が0.1
%以下になったことを確認して終了した。粒子径を測定
した結果、平均400ミクロンであった。200メッシ
ュの金網で濾過し、0.07ミクロンの炭酸カルシウム
を1%添加し、30℃、16時間乾燥した。得られた発
泡剤入り粉末TPUを顕微鏡で観察すると、TPU粒子
の中に結晶状の発泡剤が分散しているのがみられた。こ
の粉末TPUを180℃の鉄板上で1分間溶融成型し
た。厚さ1mmの均一なセルを有した発泡シートが得られ
た。
の4つ口フラスコに温度計、冷却器、N2 導入口をつ
け、ニッポラン4009 55.0部、ヘキサメチレン
ジイソシアネート16.5部、上記合成の分散安定剤
9.9部、上記調製の発泡剤ポリオール混合物6.3
部、アイソパーG(エクソン化学製、イソパラフィン系
溶剤)50.0部を仕込み、混合し80℃に加熱する。
2時間後アイソパーG 71.0部および1,4−ブタ
ンジオール16.5部を添加し1時間、50℃に保持し
た。ジブチルチンジラウレート0.06部を添加し、8
0℃で7時間反応させて、イソシアネート濃度が0.1
%以下になったことを確認して終了した。粒子径を測定
した結果、平均400ミクロンであった。200メッシ
ュの金網で濾過し、0.07ミクロンの炭酸カルシウム
を1%添加し、30℃、16時間乾燥した。得られた発
泡剤入り粉末TPUを顕微鏡で観察すると、TPU粒子
の中に結晶状の発泡剤が分散しているのがみられた。こ
の粉末TPUを180℃の鉄板上で1分間溶融成型し
た。厚さ1mmの均一なセルを有した発泡シートが得られ
た。
【0028】実施例2 「発泡剤の分散」80℃のニッポラン4009 225
部とユニフォームAZH25(大塚化学製、アルゾジカ
ルボンアミド型発泡剤)25部を磁製乳鉢に入れ混合分
散した。
部とユニフォームAZH25(大塚化学製、アルゾジカ
ルボンアミド型発泡剤)25部を磁製乳鉢に入れ混合分
散した。
【0029】「分散安定剤の合成」500mlの4つ口フ
ラスコに温度計、滴下ロート、冷却器をつけ、分子量1
000のポリエチレンアジペートジオール2モルと無水
マレイン酸1モルによるエステル化物44部および酢酸
ブチル99部を計りとる。N2 ガスを滴下ロートの上部
から系内に流しながら加熱混合する。110℃で、滴下
ロートから2−エチルヘキシルメタアクリレート102
部およびベンゾイルパーオキサイド2部の溶解混合物を
滴下し、1時間で滴下終了した。130℃で2時間反応
させて終了した。
ラスコに温度計、滴下ロート、冷却器をつけ、分子量1
000のポリエチレンアジペートジオール2モルと無水
マレイン酸1モルによるエステル化物44部および酢酸
ブチル99部を計りとる。N2 ガスを滴下ロートの上部
から系内に流しながら加熱混合する。110℃で、滴下
ロートから2−エチルヘキシルメタアクリレート102
部およびベンゾイルパーオキサイド2部の溶解混合物を
滴下し、1時間で滴下終了した。130℃で2時間反応
させて終了した。
【0030】「発泡剤入り粉末TPUの合成」3l の4
つ口フラスコに温度計、冷却器、N2 導入口をつけ、ニ
ッポラン4009 209.6部、ジフェニルメタンジ
イソシアネート213.4部、上記合成の分散安定剤1
13.1部、上記調製の発泡剤ポリオール混合物22
4.1部、アイソパーG 201.4部を仕込み、混合
し40℃に加熱する。1時間後アイソパーG 500部
仕込み、1時間混合した。1,4−ブタンジオール3
8.4部を添加し1時間、40℃に保持した。80℃で
5時間反応させて、イソシアネート含有率が0.1%以
下になったことを確認して終了した。粒子径を測定した
結果、平均350ミクロンであった。200メッシュの
金網で濾過し、0.07ミクロンの炭酸カルシウムを1
%添加し、30℃で16時間乾燥した。得られた発泡剤
入り粉末TPUを顕微鏡で観察すると、TPU粒子の中
に結晶状の発泡剤が分散しているのがみられた。この粉
末TPUを600部および市販のTPUペレット(日本
ミラクトラン製、ミラクトラン26M)600部をドラ
イブレンドし、射出成型機(山城精機製作所製、SAV
−100B型)により、180〜200℃、回転数40
rpmの条件でシートを成型した。セルサイズ平均10
0ミクロンの均一なセルの発泡シートが得られた。
つ口フラスコに温度計、冷却器、N2 導入口をつけ、ニ
ッポラン4009 209.6部、ジフェニルメタンジ
イソシアネート213.4部、上記合成の分散安定剤1
13.1部、上記調製の発泡剤ポリオール混合物22
4.1部、アイソパーG 201.4部を仕込み、混合
し40℃に加熱する。1時間後アイソパーG 500部
仕込み、1時間混合した。1,4−ブタンジオール3
8.4部を添加し1時間、40℃に保持した。80℃で
5時間反応させて、イソシアネート含有率が0.1%以
下になったことを確認して終了した。粒子径を測定した
結果、平均350ミクロンであった。200メッシュの
金網で濾過し、0.07ミクロンの炭酸カルシウムを1
%添加し、30℃で16時間乾燥した。得られた発泡剤
入り粉末TPUを顕微鏡で観察すると、TPU粒子の中
に結晶状の発泡剤が分散しているのがみられた。この粉
末TPUを600部および市販のTPUペレット(日本
ミラクトラン製、ミラクトラン26M)600部をドラ
イブレンドし、射出成型機(山城精機製作所製、SAV
−100B型)により、180〜200℃、回転数40
rpmの条件でシートを成型した。セルサイズ平均10
0ミクロンの均一なセルの発泡シートが得られた。
【0031】実施例3 「発泡剤入りTPU分散体の合成」500mlの4つ口フ
ラスコに温度計、冷却器、N2 導入口をつけ、ニッポラ
ン4010(日本ポリウレタン工業製、分子量2000
のポリエステルポリオール) 60.7部,実施例1で
調整した発泡剤入りポリオール11部、実施例2で用い
た分散安定剤18.9部、メチルエチルケトン35.0
部を仕込み、混合攪拌する。次いて、イソホロンジイソ
シアネート33.0部、アイソパーG 81.8部を仕
込んで80℃で1時間混合後、1,4−ブタンジオール
9.6部添加し、40℃で1時間反応させた。ジブチル
チンジラウレート0.06部を添加して1時間後、90
℃、7時間反応させて、イソシアネート含有率が0.1
%以下になったことを確認して終了した。粒子径を測定
した結果、平均40ミクロンであった。得られた発泡剤
入りTPU分散体を顕微鏡で観察すると、TPU粒子の
中に結晶状の発泡剤が分散しているのがみられた。この
TPU分散液100部にニッポラン5138(日本ポリ
ウレタン工業製、ウレタン樹脂、25%樹脂分)200
部およびコロネートHX(日本ポリウレタン工業製、ポ
リイソシアネート硬化剤)10部の混合物を離型紙上に
塗布し、16時間風乾した後、180℃で2分加熱し
た。厚さ0.8mmの均一なセルを有した発泡フィルムが
得られた。
ラスコに温度計、冷却器、N2 導入口をつけ、ニッポラ
ン4010(日本ポリウレタン工業製、分子量2000
のポリエステルポリオール) 60.7部,実施例1で
調整した発泡剤入りポリオール11部、実施例2で用い
た分散安定剤18.9部、メチルエチルケトン35.0
部を仕込み、混合攪拌する。次いて、イソホロンジイソ
シアネート33.0部、アイソパーG 81.8部を仕
込んで80℃で1時間混合後、1,4−ブタンジオール
9.6部添加し、40℃で1時間反応させた。ジブチル
チンジラウレート0.06部を添加して1時間後、90
℃、7時間反応させて、イソシアネート含有率が0.1
%以下になったことを確認して終了した。粒子径を測定
した結果、平均40ミクロンであった。得られた発泡剤
入りTPU分散体を顕微鏡で観察すると、TPU粒子の
中に結晶状の発泡剤が分散しているのがみられた。この
TPU分散液100部にニッポラン5138(日本ポリ
ウレタン工業製、ウレタン樹脂、25%樹脂分)200
部およびコロネートHX(日本ポリウレタン工業製、ポ
リイソシアネート硬化剤)10部の混合物を離型紙上に
塗布し、16時間風乾した後、180℃で2分加熱し
た。厚さ0.8mmの均一なセルを有した発泡フィルムが
得られた。
【0032】比較例1 市販のTPUのミラクトラン22M(日本ミラクトラン
製)に2%の実施例2で用いた発泡剤ユニフォームAZ
Hをドライブレンドし、単軸押出機(40mm径、L/D
=25)で溶融混合した。170〜190℃、回転数2
0〜60rpmの温度条件で押出した結果、不均一に発
泡したTPUペレットが得られた。
製)に2%の実施例2で用いた発泡剤ユニフォームAZ
Hをドライブレンドし、単軸押出機(40mm径、L/D
=25)で溶融混合した。170〜190℃、回転数2
0〜60rpmの温度条件で押出した結果、不均一に発
泡したTPUペレットが得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08G 101:00) C08L 75:04
Claims (1)
- 【請求項1】予め熱分解型発泡剤をポリオールに分散さ
せた後、生成する熱可塑性ポリウレタン樹脂を溶解しな
い有機媒体中で前記ポリオールと鎖延長剤,分散安定剤
及びポリイソシアネートを反応させて得られることを特
徴とする粒子状の発泡性ウレタン分散体組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3355643A JP3005975B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 発泡性ウレタン分散体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3355643A JP3005975B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 発泡性ウレタン分散体組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05170964A JPH05170964A (ja) | 1993-07-09 |
JP3005975B2 true JP3005975B2 (ja) | 2000-02-07 |
Family
ID=18445027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3355643A Expired - Fee Related JP3005975B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 発泡性ウレタン分散体組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3005975B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002060727A (ja) * | 2000-08-21 | 2002-02-26 | Nippon Polyurethane Ind Co Ltd | 天蓋パッキン用組成物及び該組成物を用いた天蓋パッキンの製造方法 |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP3355643A patent/JP3005975B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05170964A (ja) | 1993-07-09 |
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