JP3005686U - 工事用養生布粘着テープ - Google Patents

工事用養生布粘着テープ

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JP3005686U
JP3005686U JP1994007508U JP750894U JP3005686U JP 3005686 U JP3005686 U JP 3005686U JP 1994007508 U JP1994007508 U JP 1994007508U JP 750894 U JP750894 U JP 750894U JP 3005686 U JP3005686 U JP 3005686U
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JP
Japan
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yarn
adhesive tape
warp
woven fabric
polyester
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JP1994007508U
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Inventor
博樹 福田
勲 河本
孝 岩丸
Original Assignee
株式会社スリオンテック
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Abstract

(57)【要約】 【目的】長期間の工期を要する用途に使用することの可
能な、耐水性、耐候性に優れ、かつ、粗面に対して順応
性が良く、手切れ性の良い工事用養生布粘着テープを提
供すること。 【構成】上記目的は、織布を基材とする粘着テープにお
いて、上記織布を構成する緯糸、経糸ともにスパン糸を
用い、経糸として1本当たりの強度が200〜350gfのポリ
エステル・レーヨン糸またはポリエステル糸、緯糸とし
て1本当たりの強度が上記経糸以上の値を有するポリエ
ステル糸を使用し、織布の厚さが0.17mm以上であって、
かつ、粘着テープの長手方向(経糸方向)の引張り強さが
25mm幅当たり20kgf以上であり、かつ、上記織布の背面
に紫外線の透過を遮断する黒色フィルムをラミネートし
た構成からなることを特徴とする工事用養生布粘着テー
プとすることによって達成することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は塗装時のマスキングに使用する養生布粘着テープに係り、特に、橋梁 工事、造船など長期間の工期を要する用途に使用可能な工事用養生布粘着テープ に関する。
【0002】
【従来の技術】
養生用布粘着テープは、一般に、スフ布または綿布にポリエチレンをラミネー トした加工布を基材としてこれに天然ゴム系粘着剤を塗工してなるものであり、 粗面に対して順応性が良く、また、手で簡単に切れることを特徴として、広く用 いられている。養生用布粘着テープは屋外使用の場合が多く、風雨、太陽光線、 気温変化等過酷な条件下で使用される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の養生用布粘着テープは、板金塗装や建築塗装のように比 較的工期の短い工事に用いられ、1〜2カ月間の施工期間での使用にも拘らず、 雨水による基材の収縮、紫外線による粘着剤の劣化及びこれに起因する被着体へ の糊残り等が見られていて、橋梁工事や造船などのように3〜6カ月の長期間に わたる工期を要する用途には、到底耐え得るものではなかった。
【0004】 本考案の目的は、上記従来技術の有していた課題を解決して、橋梁工事や造船 などのように長期間の工期を要する用途に使用することの可能な、耐水性、耐候 性に優れ、かつ、粗面に対して順応性が良く、手切れ性の良い工事用養生布粘着 テープを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、織布を基材とする粘着テープにおいて、上記織布を構成する緯糸 、経糸ともにスパン糸を用い、経糸として1本当たりの強度が200〜350gfのポリ エステル・レーヨン糸またはポリエステル糸、緯糸として1本当たりの強度が上 記経糸以上の値を有するポリエステル糸を使用し、織布の厚さが0.17mm以上であ って、かつ、粘着テープの長手方向(経糸方向)の引張り強さが25mm幅当たり20kg f以上であり、かつ、上記織布の背面に紫外線の透過を遮断する黒色フィルムを ラミネートし、さらに、その上層に該黒色フィルムを隠蔽する着色フィルムをラ ミネートした構成からなることを特徴とする工事用養生布粘着テープとすること によって達成することができる。
【0006】
【作用】
基材の織布を構成する緯糸、経糸ともにスパン糸を用い、経糸に1本当たりの 強度が200〜350gfの糸、緯糸に1本当たりの強度が経糸以上の糸を用い、織布の 厚さを0.17mm以上、粘着テープの長手方向の引張り強さが25mm幅当たり20kgf以 上である化学合成繊維の織布を基材とすることによって、粗面に対する順応性が 良く、かつ、手切れ性に優れ、工事用養生布粘着テープとして十分な強度を保持 することができる。また、経糸としてポリエステル・レーヨン糸またはポリエス テル糸、緯糸としてポリエステル糸を用いることによって、十分な耐水性、耐候 性を得ることができる。
【0007】 さらに、ポリエステル・レーヨン糸(または、ポリエステル糸)とポリエステル 糸とからなる織布の表面に紫外線の透過を遮断する着色フィルムをラミネートす ることによって、織布に塗工してある天然ゴム系粘着剤の紫外線劣化を防止する ことができる。上記着色フィルムの色彩としては黒色が最も望ましいが、黒色は 工事現場で夜間見にくいために貼り残しを起こすなどの問題もあり、余り好まれ ない。この問題については、黒色フィルムの上に黒色を隠蔽する他の着色フィル ムをラミネートすることによって、黒色以外の色彩にすることも可能である。例 えば、白色を重ね塗りすることによって灰色にすることも可能である。なお、フ ィルムとしては、通常、ポリエチレンを使用する。
【0008】 以上の構成とすることによって、貼り付け時には手切れ性が良く、屋外での長 期間使用後には基材収縮や被着体への糊残しを生じることのない粘着テープを得 ることができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の工事用養生布粘着テープについて、実施例及び比較例によって 具体的に説明する。
【0010】
【実施例1】 織布を構成する経糸、緯糸ともスパン糸を用い、経糸としてポリエステル・レ ーヨン糸40番手(強度 350gf/本)、打込み本数44本/25.4mm、緯糸としてポリエス テル糸30番手(強度 700gf/本)、打込み本数34本/25.4mmを用いた、厚さ0.19mmの 織布の背面に黒色着色剤入りのポリエチレンを厚さ0.045mmラミネートし、さら に、その上層に白色着色剤入りのポリエチレンを厚さ0.020mmラミネートした灰 色の基材に天然ゴム系粘着剤を厚さ0.075mm塗工して粘着テープを作製した。
【0011】
【実施例2】 織布を構成する経糸、緯糸ともスパン糸を用い、経糸としてポリエステル・レ ーヨン糸55番手(強度 200gf/本)、打込み本数44本/25.4mm、緯糸としてポリエス テル糸30番手(強度 700gf/本)、打込み本数34本/25.4mmを用いた、厚さ0.19mmの 織布の背面に黒色着色剤入りのポリエチレンを厚さ0.045mmラミネートし、さら に、その上層に白色着色剤入りのポリエチレンを厚さ0.020mmラミネートした灰 色の基材に天然ゴム系粘着剤を厚さ0.075mm塗工して粘着テープを作製した。
【0012】
【比較例1】 織布を構成する経糸、緯糸ともスパン糸を用い、経糸としてポリエステル・レ ーヨン糸40番手(強度 350gf/本)、打込み本数44本/25.4mm、緯糸としてポリエス テル糸30番手(強度 700gf/本)、打込み本数34本/25.4mmを用いた、厚さ0.19mmの 織布の背面に黒色着色剤入りのポリエチレンと白色着色剤入りのポリエチレンと を混合した物を厚さ0.065mmラミネートした灰色の基材に天然ゴム系粘着剤を厚 さ0.075mm塗工して粘着テープを作製した。
【0013】
【比較例2】 織布を構成する経糸、緯糸ともスパン糸を用い、経糸としてポリエステル・レ ーヨン糸40番手(強度 350gf/本)、打込み本数44本/25.4mm、緯糸としてポリエス テル糸30番手(強度 700gf/本)、打込み本数34本/25.4mmを用いた、厚さ0.19mmの 織布の背面に灰色着色剤入りのポリエチレンを厚さ0.065mmラミネートした灰色 の基材に天然ゴム系粘着剤を厚さ0.075mm塗工して粘着テープを作製した。
【0014】 上記4種の試料について、手切れ性と、6カ月間屋外暴露試験後の基材収縮、 剥がれ及び粘着剤の糊残りについて評価を行った結果をまとめて表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】 表の結果から、手切れ性は何れも良好、比較例1と比較例2は糊残りが発生し ているのに対して、実施例1、2は手切れ性、基材収縮、剥がれ、糊残りともに 良好な結果を示していることがわかる。
【0017】 なお、本考案工事用養生粘着テープの概略構造を図1の断面図に示す。
【0018】
【考案の効果】
以上述べてきたように、工事用養生粘着テープを本考案構成の粘着テープとす ることによって、従来技術が有していた課題を解決して、橋梁工事や造船などの ように長期間の工期を要する用途に使用することの可能な、耐水性、耐候性に優 れ、かつ、粗面に対して順応性が良く、手切れ性の良い工事用養生布粘着テープ を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の工事用養生粘着テープの概略構造を示
す断面図。
【符号の説明】
1…着色ポリエチレン、2…経糸、3…緯糸、4…粘着
剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JHR JHW JJA

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】織布を基材とする粘着テープにおいて、上
    記織布を構成する緯糸、経糸ともにスパン糸を用い、経
    糸として1本当たりの強度が200〜350gfのポリエステル
    ・レーヨン糸またはポリエステル糸、緯糸として1本当
    たりの強度が上記経糸以上の値を有するポリエステル糸
    を使用し、織布の厚さが0.17mm以上であって、かつ、粘
    着テープの長手方向(経糸方向)の引張り強さが25mm幅当
    たり20kgf以上であり、かつ、上記織布の背面に紫外線
    の透過を遮断する黒色フィルムをラミネートし、さら
    に、その上層に該黒色フィルムを隠蔽する着色フィルム
    をラミネートした構成からなることを特徴とする工事用
    養生布粘着テープ。
JP1994007508U 1994-06-27 1994-06-27 工事用養生布粘着テープ Expired - Lifetime JP3005686U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010043487A (ja) * 2008-08-14 2010-02-25 Funabashi Kenchiku Sekkei Jimusho:Kk コーナ部のベタ基礎型枠
JP2011032375A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Tajima Oyo Kako Kk 防水材

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