JP3005217U - 望遠鏡または双眼鏡のアタッチメントの切換え装置 - Google Patents

望遠鏡または双眼鏡のアタッチメントの切換え装置

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JP3005217U JP1994006912U JP691294U JP3005217U JP 3005217 U JP3005217 U JP 3005217U JP 1994006912 U JP1994006912 U JP 1994006912U JP 691294 U JP691294 U JP 691294U JP 3005217 U JP3005217 U JP 3005217U
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益也 石川
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 望遠鏡または双眼鏡を直視から変角視に装
置、器具を着脱することなく、切換えが簡単にでき、ま
たは拡大鏡に切換えが容易にできる。 【構成】 アタッチメントユニットは、鏡筒に取付けた
本体筒部4の先端部にアタッチメント環体11を取付け
る。鏡筒の対物レンズの光軸と交差する前方位置または
この対物レンズの光軸と平行する退避位置に選択的に位
置するアタッチメントホルダー12をアタッチメント環体
11に回動自在に取付ける。本体筒部4に回動可能に嵌合
した回転筒20とアタッチメントホルダー12とに板ばね片
22の両端部を係合する。本体筒部4の外周に円周方向に
沿って回動可能に取付けた操作環体30と回転筒22とを本
体筒部4に円周方向に形成した長孔に挿通したピン33に
て連動する。アタッチメントホルダー12は鏡体15を設
け、本体筒部4に周視用開口窓16を形成する。また、ア
タッチメントホルダー12に補助レンズを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は望遠鏡または双眼鏡のアタッチメントの切換え装置に係り、望遠鏡ま たは双眼鏡の光軸に対して略90°方向の周視ができるように、または拡大鏡とし て利用できるように望遠鏡または双眼鏡の利用範囲を高めることができるアタッ チメントの切換え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、望遠鏡または双眼鏡において、望遠鏡または双眼鏡の光軸に対して略90 °方向の周視ができるように、プリズムまたは鏡体を用いた変角装置、器具は知 られている。そして、この変角装置、器具は望遠鏡または双眼鏡本体に着脱可能 に取付け、周視するときに変角装置、器具を取付ける構造が採られていた。
【0003】 また、望遠鏡または双眼鏡を拡大鏡として利用できるように、望遠鏡または双 眼鏡本体に着脱可能に取付ける補助レンズのアタッチメントが知られている。
【0004】 なお、従来の変角装置は、例えば、実開昭59−173037号公報に記載さ れているように望遠鏡または双眼鏡の鏡筒の接眼側に設けられていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の望遠鏡または双眼鏡本体に着脱可能に取付ける変角装置、器具は、 形状、重量が大きく、価格も高く、一般に大型の望遠鏡または双眼鏡にのみ取付 けが可能であり、また、構造上、直視と変角視との切換えは、変角装置、器具を 望遠鏡または双眼鏡本体に着脱する面倒な操作が必要となり、特に、携帯性を重 視する手持ちの望遠鏡または双眼鏡においては利用できない問題があった。
【0006】 また、望遠鏡または双眼鏡を拡大鏡として利用できるように、望遠鏡または双 眼鏡本体に着脱可能に取付ける補助レンズのアタッチメントも、拡大鏡として利 用するときには、その都度アタッチメントを取付けなくてはならず、操作性が悪 い問題があった。
【0007】 さらに、実開昭59−173037号公報に記載されているような装置では、 被視体に対物レンズが対向し、動物観察に適さない問題があった。
【0008】 本考案は上記問題点に鑑みなされたもので、望遠鏡または双眼鏡を直視から変 角視に装置、器具を着脱することなく、切換えが簡単にでき、或いは通常の望遠 鏡または双眼鏡の使用から拡大鏡に切換えが容易にでき、また、望遠鏡または双 眼鏡に簡単にかつ体裁良く組込むことができ、構造も簡単で安価に得られ、特に 手持ちの望遠鏡または双眼鏡にも容易に組込むことができる望遠鏡または双眼鏡 のアタッチメントの切換え装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案の望遠鏡または双眼鏡のアタッチメントの切換え装置は、 望遠鏡または双眼鏡本体の対物レンズの前側に位置して取付けられるアタッチメ ントユニットを備え、前記アタッチメントユニットは、前記望遠鏡または双眼鏡 本体の鏡筒に取付けられる本体筒部と、この本体筒部の先端部に取付けられるア タッチメント環体と、前記鏡筒の対物レンズの光軸と交差する前方位置またはこ の対物レンズの光軸と平行する退避位置に選択的に位置されるように前記アタッ チメント環体に回動自在に取付けられたアタッチメントホルダーと、前記本体筒 部に回動可能に嵌合された回転筒と、この回転筒と前記アタッチメントホルダー とに両端部を係合した板ばね片と、前記本体筒部の外周に円周方向に沿って回動 可能に取付けられた操作環体と、前記本体筒部に円周方向に形成した長孔に挿通 され前記操作環体と回転筒とを連動させるピンとからなるものである。
【0010】 請求項2記載の考案の望遠鏡または双眼鏡のアタッチメントの切換え装置は、 請求項1記載の望遠鏡または双眼鏡のアタッチメントの切換え装置において、ア タッチメントホルダーは、鏡筒の対物レンズの光軸と略45°の角度で交差する前 方位置またはこの対物レンズの光軸と平行する退避位置に選択的に位置され、か つこのアタッチメントホルダーにはこのアタッチメントホルダーが対物レンズの 光軸と交差する前方位置に位置された状態でこの対物レンズと対向する鏡体を設 け、本体筒部には、前記アタッチメントホルダーが鏡筒の対物レンズの光軸と略 45°の角度で交差するように傾斜した状態において、対物レンズの光軸の中心と 略45°の角度で交差する光軸上の位置に周視用開口窓を形成したものである。
【0011】 請求項3記載の望遠鏡または双眼鏡のアタッチメントの切換え装置は、請求項 1記載の望遠鏡または双眼鏡のアタッチメントの切換え装置において、アタッチ メントホルダーは、鏡筒の対物レンズの光軸と略90°の角度で交差する前方位置 またはこの対物レンズの光軸と平行する退避位置に選択的に位置され、かつこの アタッチメントホルダーにはこのアタッチメントホルダーが対物レンズの光軸と 交差する前方位置に位置された状態でこの対物レンズと対向する補助レンズを設 けたものである。
【0012】
【作用】
請求項1記載の考案の望遠鏡または双眼鏡のアタッチメントの切換え装置は、 アタッチメントを利用する場合には、アタッチメントユニットの操作環体を回動 操作すると、この操作環体にピンにて回転筒が本体筒部の内周に沿って回動され 、この回転筒に板ばね片にて連結されたアタッチメントホルダーが回動され、ア タッチメントホルダーは鏡筒の対物レンズの光軸と交差する前方位置に位置され 、アタッチメントを使用する状態となる。
【0013】 また、直視する場合には、望遠鏡または双眼鏡本体の鏡筒に本体筒部を取付け られたアタッチメントユニットの操作環体を先と反対方向に回動操作すると、こ の操作環体にピンにて回転筒が本体筒部の内周に沿って回動され、この回転筒に 板ばね片にて連結されたアタッチメントホルダーが回動され、アタッチメントホ ルダーは鏡筒の対物レンズの光軸と平行する退避位置に位置される。
【0014】 請求項2記載の考案の望遠鏡または双眼鏡のアタッチメントの切換え装置は、 アタッチメントを使用する場合には、操作環体の回動操作で、アタッチメントホ ルダーは鏡筒の対物レンズの光軸と略45°の角度で交差する光軸上の位置に位置 され、このアタッチメントホルダーに設けた鏡体の鏡面は対物レンズの光軸と略 45°の角度で交差し、対物レンズの光軸の中心と略45°の角度で交差する位置に 形成した周視用開口窓から側視できる状態となり、特に、通常使用では疲れる視 角の観察、動物と互いに視線が合わないようにすることが重要な動物自然態観察 に有効に利用できる。
【0015】 請求項3記載の望遠鏡または双眼鏡のアタッチメントの切換え装置は、操作環 体の回動操作で、アタッチメントホルダーは鏡筒の対物レンズの光軸と略90°の 角度で交差する位置に位置され、このアタッチメントホルダーに設けた補助レン ズは対物レンズの光軸と略90°の角度で交差し、拡大鏡または顕微鏡として利用 できる状態となる。
【0016】
【実施例】
次に本考案の一実施例の構成を図面について説明する。
【0017】 図1はアタッチメントユニットで、このアタッチメントユニット1は図2に示 すように、望遠鏡または双眼鏡本体2の対物レンズを装着した鏡筒3(図示左側 )の前側に位置して取付けられる。
【0018】 前記アタッチメントユニット1は、前記望遠鏡または双眼鏡本体2の鏡筒3に 着脱可能にかつ回転可能に取付けられる両端を開口した不透光性の本体筒部4を 有し、この本体筒部4の基端側嵌合部5の開口部6から鏡筒3に嵌合されるよう になっており、この基端側嵌合部5の内周に形成した複数の環状溝7には鏡筒3 への嵌着時の緩衝と鏡筒3の保護を図りかつ本体筒部4の回動時の適度の摩擦を 付与するOリング8が嵌着され、このOリング8は本体筒部4の嵌着状態で鏡筒 3の外周面に圧接されている。
【0019】 また、この本体筒部4の先端部には不透光性のアタッチメント環体11が嵌合固 着されている。このアタッチメント環体11の内周位置側には不透光性のアタッチ メントホルダー12が軸ピン13にて回動自在に取付けられ、このアタッチメントホ ルダー12は軸ピン13を中心とした回動で前記鏡筒3の対物レンズの光軸と略45° の角度をもって交差する前方位置またはこの対物レンズの光軸と平行して本体筒 部4の内周面に添接した退避位置に選択的に位置されるようになっている。そし て、このアタッチメントホルダー12は対物レンズの前方位置にこの対物レンズの 光軸と略45°の角度をもって傾斜状態に保持されるように前記アタッチメント環 体11には本体筒部4の内方に向って突出する位置規制部14が形成されている。
【0020】 また、前記アタッチメントホルダー12にはこのアタッチメントホルダー12が対 物レンズの光軸と略45°の角度で交差する前方位置に位置された状態でこの対物 レンズと対向する面に鏡体15が設けられている。
【0021】 さらに、前記本体筒部4には、前記アタッチメントホルダー12が鏡筒3の対物 レンズの光軸と略45°の角度で交差するように傾斜した状態において、対物レン ズの光軸の中心と略45°の角度で交差する光軸位置に周視用開口窓16が形成され ている。
【0022】 また、前記本体筒部4の内周に沿って回転可能な回転筒20が嵌合されている。 そして、図5および図7に示す前記回転筒20に形成した係合孔21に図8に示す板 ばね片22の一端部に折り曲げ形成した係合片部23に外周側から係合し、この板ば ね片22は回転筒20の外周側から回転筒20に形成した挿通孔24に挿通してこの回転 筒20の内側に位置する前記アタッチメントホルダー12の一側部に形成した係合孔 21に板ばね片22の他端部に突設したピン状の係合部26をこの係合部26を中心に回 動可能に挿通係合する。そして、前記回転筒20に前記本体筒部4の周視用開口窓 16に対向する窓孔27が開口されている。
【0023】 さらに、前記本体筒部4の外周に円周方向に沿って形成した案内溝部28に操作 環体30が回動可能に嵌合され、この操作環体30に前記本体筒部4に円周方向に形 成した長孔31に挿通されるねじなどにて形成されるピン33が外周側から螺合され 、このピン33は前記回転筒20の挿通孔34に挿通されてナット35に螺合され、この ピン33により回転筒20と操作環体30とが連動され、また、前記本体筒部4の長孔 31とピン33とにより回転筒20と操作環体30との回転範囲が規制される。
【0024】 次に、この実施例の作用を説明する。
【0025】 アタッチメントを使用して変角側視する場合、すなわち、被視体に望遠鏡また は双眼鏡および使用者が対向しない状態で使用するときには、望遠鏡または双眼 鏡本体2の対物レンズを装着した鏡筒3(図示左側)の前側に位置してアタッチ メントユニット1を取付け、操作環体30を回動操作すると、この操作環体30にピ ンにて回転筒20が本体筒部4の内周に沿って回動され、この回転筒20に板ばね片 22にて連結されたアタッチメントホルダー12が回動される。このアタッチメント ホルダー12の一側部に形成した係合孔21に板ばね片22の他端部に突設したピン状 の係合部26をこの係合部26を中心に回動可能に挿通係合したため、アタッチメン トホルダー12は円滑に回動される。そして、図4に示すように、アタッチメント 環体11に形成した本体筒部4の内方に向って突出する位置規制部14によってアタ ッチメントホルダー12は対物レンズの光軸と略45°の角度をもって傾斜する前方 位置に傾斜状態に保持される。また、本体筒部4の長孔31とピン33とにより回転 筒20と操作環体30との回転範囲が規制され、過動することがなく、板ばね片22は 操作環体30とアタッチメントホルダー12との係合が外れることがない。また、回 転筒20の回転でその窓孔27が本体筒部4の周視用開口窓16に対向される。この状 態で、本体筒部4のアタッチメントホルダー12にて覆われていた周視用開口窓16 が開口され、入射光は周視用開口窓16から本体筒部4内に入り、アタッチメント ホルダー12の鏡体15の鏡面で反射されて対物レンズに入射され、対物レンズの光 軸と90°変角した側視ができ、特に、通常使用では疲れる視角の観察、動物と互 いに視線が合わないようにすることが重要な動物自然態観察に適する。このよう に望遠鏡または双眼鏡の対物レンズを被視体に対向させることなく側視観察がで きる。
【0026】 さらに、本体筒部4を円周方向に回動させると対物レンズの光軸と90°変角し た周視ができる。このとき、本体筒部4の嵌着状態で鏡筒3の外周面にOリング 8は圧接されているため、本体筒部4の円周方向の回動位置が保持される。
【0027】 また、直視する場合には、望遠鏡または双眼鏡本体2の鏡筒3に本体筒部4を 取付けられたアタッチメントユニット1の操作環体30を先と反対方向に回動操作 すると、この操作環体30にピン33にて回転筒20が本体筒部4の内周に沿って回動 され、この回転筒20に板ばね片22にて連結されたアタッチメントホルダー12が回 動され、図3に示すように、アタッチメントホルダー12は鏡筒3の対物レンズの 光軸と平行する退避位置に位置される。また、回転筒20の回転でその窓孔27が本 体筒部4の周視用開口窓16の位置からずれ、対向対物レンズの光軸と平行状態の アタッチメントホルダー12にて窓孔27と周視用開口窓16が覆われ、入射光はアタ ッチメント環体11の開口部から本体筒部4内に入り、対物レンズに入射されて直 視できる。
【0028】 このときも、本体筒部4の長孔31とピン33とにより回転筒20と操作環体30との 回転範囲が規制され、過動することがなく、板ばね片22は操作環体30とアタッチ メントホルダー12との係合が外れることがない。
【0029】 次に、他の実施例の構成を図9について説明する。なお、前記実施例の構成と 同一構成部分は同一符号で示して説明を省略する。
【0030】 アタッチメントホルダー12は、鏡筒3の対物レンズの光軸と略90°の角度で交 差する前方位置またはこの対物レンズの光軸と平行する退避位置に選択的に位置 されるもので、このアタッチメントホルダー12は対物レンズの前方位置にこの対 物レンズの光軸と略90°の角度をもって保持されるようにアタッチメント環体11 には本体筒部4の内方に向って突出する位置規制部14a が形成されている。
【0031】 さらに、このアタッチメントホルダー12は貫通孔40が形成され、この貫通孔40 にはこのアタッチメントホルダー12が対物レンズの光軸と交差する前方位置に位 置された状態でこの対物レンズと対向する補助レンズ41が嵌合保持されている。 そして、本体筒部4と回転筒20とには周視用開口窓16と窓孔27が形成されていな い。
【0032】 次に、この実施例の作用を説明する。
【0033】 この実施例でも、前記実施例と同様に、望遠鏡または双眼鏡本体2の対物レン ズを装着した鏡筒3(図示右側)の前側に位置してアタッチメントユニット1を 取付け、操作環体30の回動操作で、アタッチメントホルダー12は回動され、鏡筒 3の対物レンズの光軸と略90°の角度で交差する位置に位置される。そして、こ のアタッチメント環体11に形成した本体筒部4の内方に向って突出する位置規制 部14a によってアタッチメントホルダー12は対物レンズの光軸と略90°の角度を もって前方位置に保持される。また、本体筒部4の長孔31とピン33とにより回転 筒20と操作環体30との回転範囲が規制され、過動することがなく、板ばね片22は 操作環体30とアタッチメントホルダー12との係合が外れることがない。
【0034】 この状態で、アタッチメントホルダー12に設けた補助レンズ41は対物レンズの 光軸と略90°の角度で交差し、拡大鏡または顕微鏡として利用できる。
【0035】 なお、前記各実施例では、望遠鏡または双眼鏡本体2の対物レンズを装着した 鏡筒3(図示右側)の前側に位置してアタッチメントユニット1を着脱自在に取 付けた構造について説明したが、鏡筒3とアタッチメントユニット1の本体筒部 4とを一体的に構成することもできる。
【0036】 また、前記各実施例では、本体筒部4とアタッチメント環体11とを別体にて構 成したが、本体筒部4とアタッチメント環体11とを一体に構成することもできる 。
【0037】
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、アタッチメントユニットの操作環体を回動操作 することにより、この操作環体にピンにて本体筒部の内周に沿って回動される回 転筒に板ばね片にて連結されたアタッチメントホルダーが回動され、アタッチメ ントホルダーは鏡筒の対物レンズの光軸と交差する前方位置に位置され、アタッ チメントを使用する状態となり、また、本体筒部を取付けられたアタッチメント ユニットの操作環体を先と反対方向に回動操作すると、この操作環体にピンにて 本体筒部の内周に沿って回動される回転筒に板ばね片にて連結されたアタッチメ ントホルダーが回動され、アタッチメントホルダーは鏡筒の対物レンズの光軸と 平行する退避位置に位置され望遠鏡または双眼鏡を直視から変角視に装置、器具 を着脱することなく、切換えが簡単にでき、或いは通常の望遠鏡または双眼鏡の 使用から拡大鏡に切換えが容易にでき、また、望遠鏡または双眼鏡に簡単にかつ 体裁良く組込むことができ、構造も簡単で安価に得られ、特に手持ちの望遠鏡ま たは双眼鏡にも容易に組込むことができる。
【0038】 請求項2記載の考案によれば、操作環体の回動操作で、アタッチメントホルダ ーは望遠鏡または双眼鏡の鏡筒の対物レンズの光軸と略45°の角度で交差する光 軸上の位置に位置させることにより、対物レンズの光軸の中心と略45°の角度で 交差する位置に形成した周視用開口窓から側視できる状態となり、鏡筒の対物レ ンズが被視体に対向しない状態で観察ができ、特に、通常使用では疲れる視角の 観察、動物と互いに視線が合わないようにすることが重要な動物自然態観察に有 効に利用できる。
【0039】 請求項3記載の考案によれば、操作環体の回動操作で、アタッチメントホルダ ーは鏡筒の対物レンズの光軸と略90°の角度で交差する位置に位置され、このア タッチメントホルダーに設けた補助レンズは対物レンズの光軸と略90°の角度で 交差し、拡大鏡または顕微鏡として利用できる状態となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す望遠鏡または双眼鏡の
アタッチメントの切換え装置の一部を切り欠いた平面図
である。
【図2】同上アタッチメントを望遠鏡または双眼鏡に取
付けた状態を示す一部を切り欠いた平面図である。
【図3】同上アタッチメントのアタッチメントホルダー
を対物レンズの光軸と平行状態にした状態を示す縦断正
面図である。
【図4】同上アタッチメントのアタッチメントホルダー
を対物レンズの光軸と交差状態にした状態を示す縦断正
面図である。
【図5】同上アタッチメントの回転筒と操作環体とを連
結する板ばね片を示す拡大縦断面図である。
【図6】同上アタッチメントの板ばね片の側面図であ
る。
【図7】同上アタッチメントの回転筒の斜視図である。
【図8】同上アタッチメントの本体筒部と操作環体との
連結部を示す一部を切り欠いた平面図である。
【図9】本考案の他の実施例を示す望遠鏡または双眼鏡
のアタッチメントの切換え装置の一部の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 アタッチメントユニット 2 望遠鏡または双眼鏡本体 3 鏡筒 4 本体筒部 11 アタッチメント環体 12 アタッチメントホルダー 15 鏡体 16 周視用開口窓 20 回転筒 22 板ばね片 30 操作環体 31 長孔 33 ピン 41 補助レンズ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 望遠鏡または双眼鏡本体の対物レンズの
    前側に位置して取付けられるアタッチメントユニットを
    備え、 前記アタッチメントユニットは、 前記望遠鏡または双眼鏡本体の鏡筒に取付けられる本体
    筒部と、 この本体筒部の先端部に取付けられるアタッチメント環
    体と、 前記鏡筒の対物レンズの光軸と交差する前方位置または
    この対物レンズの光軸と平行する退避位置に選択的に位
    置されるように前記アタッチメント環体に回動自在に取
    付けられたアタッチメントホルダーと、 前記本体筒部に回動可能に嵌合された回転筒と、 この回転筒と前記アタッチメントホルダーとに両端部を
    係合した板ばね片と、 前記本体筒部の外周に円周方向に沿って回動可能に取付
    けられた操作環体と、 前記本体筒部に円周方向に形成した長孔に挿通され前記
    操作環体と回転筒とを連動させるピンとからなることを
    特徴とする望遠鏡または双眼鏡のアタッチメントの切換
    え装置。
  2. 【請求項2】 アタッチメントホルダーは、鏡筒の対物
    レンズの光軸と略45°の角度で交差する前方位置または
    この対物レンズの光軸と平行する退避位置に選択的に位
    置され、かつこのアタッチメントホルダーにはこのアタ
    ッチメントホルダーが対物レンズの光軸と交差する前方
    位置に位置された状態でこの対物レンズと対向する鏡体
    を設け、 本体筒部には、前記アタッチメントホルダーが鏡筒の対
    物レンズの光軸と略45°の角度で交差するように傾斜し
    た状態において、対物レンズの光軸の中心と略45°の角
    度で交差する光軸上の位置に周視用開口窓を形成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の望遠鏡または双眼鏡のア
    タッチメントの切換え装置。
  3. 【請求項3】 アタッチメントホルダーは、鏡筒の対物
    レンズの光軸と略90°の角度で交差する前方位置または
    この対物レンズの光軸と平行する退避位置に選択的に位
    置され、かつこのアタッチメントホルダーにはこのアタ
    ッチメントホルダーが対物レンズの光軸と交差する前方
    位置に位置された状態でこの対物レンズと対向する補助
    レンズを設けたことを特徴とする請求項1記載の望遠鏡
    または双眼鏡のアタッチメントの切換え装置。
JP1994006912U 1994-06-14 1994-06-14 望遠鏡または双眼鏡のアタッチメントの切換え装置 Expired - Lifetime JP3005217U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011017812A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Nikon Vision Co Ltd 双眼鏡

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JP2011017812A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Nikon Vision Co Ltd 双眼鏡

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