JP3005217B1 - 電気防食管理情報の通信システム - Google Patents

電気防食管理情報の通信システム

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JP3005217B1
JP3005217B1 JP10369580A JP36958098A JP3005217B1 JP 3005217 B1 JP3005217 B1 JP 3005217B1 JP 10369580 A JP10369580 A JP 10369580A JP 36958098 A JP36958098 A JP 36958098A JP 3005217 B1 JP3005217 B1 JP 3005217B1
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新太郎 池田
修二 千葉
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日本鋼管工事株式会社
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Abstract

【要約】 【課題】 交通障害や危険を伴うことなく、しかも確実
に地中に埋設した金属管の防食情報を得ることができる
ものを提供することにある。 【解決手段】 車道側Rの地中に埋設した金属管1の近
傍に一対の送信電極13Aを、また歩道側Sには受信端
末部14の一対の受信電極15Aを離間して地中にそれ
ぞれ設置するとゝもに、前記金属管の防食情報を変調し
て前記送信電極から地中を介して送信し、この防食情報
を前記受信電極で受信して復調するようにした電気防食
管理情報の通信システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気防食管理情報
の通信システム、さらに詳しくは、車道側の地中に埋設
した金属管の防食情報を歩道側において受信するように
した電気防食管理情報の通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】地中に埋設されている金属管から電流が
流出すると、金属管の材料が金属イオンとなって流出し
腐食が発生する。このような腐食を防止するため、埋設
金属管から離間した位置に低電位金属の流電陽極を埋設
するとゝもに、両者を電気的に接続し、前記埋設金属管
との間の電位差を利用してこの埋設金属管に所定以上の
直流を流入させ、その分極作用によって埋設金属管の腐
食を防止するようにしたいわゆる陰極防食が施されてい
る。
【0003】そして、埋設金属管にこのような陰極防食
法が施されているものにあっては、埋設金属管に適当な
防食がなされているかどうかを点検管理する必要があ
る。そのため、ガス管のように車道側の地中に埋設され
ている金属管の場合には、車道側に点検用のターミナル
ボックスが形成されており、このターミナルボックス内
に電気防食管理装置が設置されている。
【0004】そして、前記電気防食管理装置から得られ
た防食情報は、通常は無線によって親局へ送信すること
により管理するが、車道側には送信用のアンテナを設置
することができない。そのため従来は、点検作業者が前
記ターミナルボックスの蓋を開け直接データを得るか、
ターミナルボックス内の前記電気防食管理装置と歩道側
の受信装置とを地中に埋設した通信ケーブルで繋ぎ、歩
道側に設置したアンテナから防食情報を親局へ送信する
方法しかない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記ターミナ
ルボックスの蓋を開け直接データを得る方法は、その作
業時において交通を一時遮断して行なうことになるので
交通の妨げとなるとゝもに、交通事故等の危険も伴う。
また通信ケーブルで繋ぐ方法にあっては、ケーブルの敷
設に費用がかかるという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
従来の諸問題点を解決するために成されたもので、車道
側に設置されている電気防食管理装置と歩道側に設置し
た送・受信装置とを地中(土壌)を介して送信すること
により、交通障害や危険を伴うことがなく、しかも確実
に防食情報を得ることができるものを提供することを目
的としたものであり、その要旨は、車道側に埋設した金
属管の防食情報を送信する互いに離間して設けた一対の
送信電極と、該送信電極と対峙して互いに離間して設け
た一対の受信電極とを夫々前記車道側の地中に設置する
とゝもに、前記金属管の防食情報を車道側に設置した電
気防食管理装置で変調して前記送信電極から地中を介し
て送信し、この防食情報を前記受信電極で受信して歩道
側に設置した受信端末部で復調するようにしたことを特
徴とする電気防食管理情報の通信システムにある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1乃至5に示す
実施例に基づいて詳細に説明すると、図において、1は
車道側Rに沿ってその地中に埋設された金属管で、2は
流電陽極方式による防食のために前記金属管1に離間し
て地中に埋設されたマグネシュウム体からなる犠牲陽極
であり、前記金属管1と犠牲陽極2との両者は絶縁体で
被覆された導電線Lにより接続されている。したがっ
て、前記金属管1と犠牲陽極2間の電位差により金属管
1に電流が流れ、該金属管1は防食される。
【0008】3は前記金属管1の電気防食管理装置で、
前記金属管1からなる管路に沿って所定間隔毎に設置さ
れているものであり、この電気防食計測装置3は、予め
指定した情報(測定項目,時間,回数等)を蓄積するデ
ータローガ4,送信部5,前記データローガ4及び送信
部5の各回路を駆動する電源部6等から構成されてお
り、道路側Rに設けたターミナルボックスM内に設置さ
れている。
【0009】7は前記金属管1の防食状態データ〔電位
データ(アナログデータ)〕を得るためのセンサーで、
8は前記センサー7で得られたアナログデータをデジタ
ルデータに変換するAD変換回路、9はこのAD変換回
路8の出力信号の演算,制御等を行うマイコン等で構成
された制御回路であり、10は前記制御回路9のデジタ
ルデータを一時記憶蓄積するメモリーである。
【0010】前記送信部5は、前記制御回路9の出力デ
ータを変調する変調回路11と、前記変調信号で一対の
送信電極13A,13Aをドライブするドライバー回路
12とから構成されている。なお、前記変調回路11の
変調方式には、周波数変調方式(FSK,MSK)、位
相変調方式(PSK)などの使用が可能であるが、特に
スペクトラム拡散変調変調方式を用いるのが望ましい。
その理由は、地中には各種のノイズ電流が流れており、
しかもノイズ周波数も時々刻々変化しているので、この
ような環境での通信に効果を発揮するからである。
【0011】また前記電源部6は、前記金属管1と流電
陽極(Mg)2との間の微小な電圧0.5V乃至1Vを
矩形波に変換して昇圧トランスの一次側に供給し、前記
昇圧トランスの2次側に5 ボルト程度に昇圧された脈流
電圧を整流し、その直流で畜電池を充電するように構成
したものである。
【0012】14は前記ターミナルボックスM近傍の歩
道側Sに設置された受信端末部で、前記送信部5の変調
信号を一対の受信電極15A,15Aで受信するレシー
バ回路16、前記変調信号を復調する復調回路17、復
調された防食データの記憶,演算,制御等を行う制御回
路18、該制御回路18のデータを一時記憶蓄積するメ
モリー19、前記データを衛星通信等により遠隔地の監
視局に送信する送信機20等で構成されている。
【0013】次に、通信システムについて説明すると、
前述のように、電気防食管理装置3は道路側Rに設けた
ターミナルボックスM内に設置されている。そして、一
対の送信電極13A,13Aは接地抵抗が小さく地中に
電位差を与えるものであり、他方の一対の受信電極15
A,15Aは接地抵抗が小さく地中の電位差を検出する
ものである。そして、この送信電極13A及び受信電極
15Aを地中に埋設する場合には、図2及び図3に示す
ような水平方式と、図4及び図5に示すような垂直方式
とがある。
【0014】まず、図2及び図3に示す水平方式では、
一対の送信電極13A,13Aは前記ターミナルボック
スMから所定間隔Dだけ水平方向に離間して地中に打込
まれている。また、一対の受信電極15B,15Bは前
記送信電極13A,13Aと平行に所定間隔Dだけ水平
方向に離間して地中に打込まれている。この水平方式は
垂直方向に障害物がある場合に有効である。
【0015】また図4及び図5に示す垂直方式では、一
対の送信電極13A,13Aは前記ターミナルボックス
Mから所定間隔Dだけ垂直方向に離間して地中に打込ま
れている。また、一対の受信電極15A,15Aも所定
間隔Dだけ垂直方向に離間して地中に打込まれている。
この垂直方式は水平方向に障害物がある場合に有効であ
る。
【0016】そして、前記データローガ4で計測された
防食データは、定期的に送信電極13A,13A、受信
電極15A,15Aを介して受信端末部14に送信され
る。なお、前記水平方式は垂直方式いずれの方式でも、
電極の離間間隔Dと通信距離とは比例関係にあるので、
その間隔はできるだけ広くすることが望ましい。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る電気防食管理情報の通信シ
ステムは、上記のように、車道側に埋設した金属管の防
食情報を送信する互いに離間して設けた一対の送信電極
と、該送信電極と対峙して互いに離間して設けた一対の
受信電極とを夫々前記車道側の地中に設置するとゝも
に、前記金属管の防食情報を車道側に設置した電気防食
管理装置で変調して前記送信電極から地中を介して送信
し、この防食情報を前記受信電極で受信して歩道側に設
置した受信端末部で復調するようにしたので、交通障害
や危険を伴うことがなく、しかも確実に車道側に埋設し
た金属管の防食情報を得ることができるとゝもに、送信
電極と受信電極ともこれを地中に打込むだけの簡単な作
業で設置すればよいので低コストで済む、といった諸効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通信システムを示すブロック図で
ある。
【図2】通信システムの具体例を示す平面図である。
【図3】同通信システムの縦断面図である。
【図4】他実施例の通信システムの具体例を示す平面図
である。
【図5】同通信システムの縦断面図である。
【符号の説明】
1 金属管 2 流電陽極 3 電気防食管理装置 13A 送信電極 14 受信端末部 15A 受信電極 R 車道側 S 歩道側 M ターミナルボックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23F 13/00 - 13/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車道側に埋設した金属管の防食情報を送
    信する互いに離間して設けた一対の送信電極と、該送信
    電極と対峙して互いに離間して設けた一対の受信電極と
    を夫々前記車道側の地中に設置するとゝもに、前記金属
    管の防食情報を車道側に設置した電気防食管理装置で変
    調して前記送信電極から地中を介して送信し、この防食
    情報を前記受信電極で受信して歩道側に設置した受信端
    末部で復調するようにしたことを特徴とする電気防食管
    理情報の通信システム。
  2. 【請求項2】 前記受信電極で受信した防食情報を、歩
    道側に設けたアンテナにより遠隔地の監視局に送信する
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の電気防食管
    理情報の通信システム。
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