JP3005174U - ビデオテープケース - Google Patents

ビデオテープケース

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JP3005174U
JP3005174U JP1994006006U JP600694U JP3005174U JP 3005174 U JP3005174 U JP 3005174U JP 1994006006 U JP1994006006 U JP 1994006006U JP 600694 U JP600694 U JP 600694U JP 3005174 U JP3005174 U JP 3005174U
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video tape
case
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lid
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JP1994006006U
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Inventor
和久 赤尾
Original Assignee
有限会社サンエイ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビデオテープが収容されたビデオテープケー
スを落とした場合でも、内部のビデオテープに致命的な
損傷が発生しにくいビデオテープケースを提供するこ
と。 【構成】 小さな摩擦係合によって閉蓋状態が維持され
る弾性合成樹脂製の収容部主体10と蓋部11とを有
し、前記収容部主体10に、これの直立片部とビデオテ
ープBTの側面部との間に空間Kが形成されるべくビデ
オテープBTを保持する手段が設けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ビデオテープを収容するためのケース(この明細書では、ビデオ テープケースという)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、映画等の内容が収録されたビデオテープ(この明細書では収録済ビデオ テープという)を短期貸出する所謂レンタルビデオショップが町のあちこちで見 受けられるようになってきている。
【0003】 上記レンタルショップでは、室内に多数配列された陳列棚に空ケースを配列し てあり、前記空ケースはビデオテープの収録内容及び収録済ビデオテープの番号 と同一の番号が表示されたものとしてある。
【0004】 したがって、客は空ケースの収録内容表示により希望のビデオテープを捜し出 すことができ、また、従業員は客が持ち運んできた空ケースに表示された番号に より客が希望する収録済ビデオテープを収納棚から捜し出せる。
【0005】 しかしながら、貸出時には収納棚から取り出した収録済ビデオテープを貸出用 ケースに入れる作業が必要となり、また、貸出後には上記した空ケースにレンタ ル中であることを示す「札」を取付けると共に空ケースを元の陳列棚に戻す作業 が必要となってしまい、非常に面倒であった。
【0006】 そこで、上記した面倒な作業を回避する一手段として、収録内容表示された空 ケースと、収録済ビデオテープが収納された貸出用テープを別々に配列・収納す ることなく、陳列棚に並置し、客に貸出用ケースをカウンターに持参させるよう にしたショップも出現してきている。
【0007】 しかしながら、客が貸出用ケースをカウンターに持参するときに誤って前記貸 出用ケースを落としてしまい、貸出用ケースと共にその中に収容された収録済ビ デオテープが破損してしまうという事態が発生する可能性がある。特に、ビデオ デッキのヘッドと対応する部分、即ち、ヘッド対応部のヒンジに衝撃力が加わっ た場合にはビデオテープが破損する可能性が高い。このような場合、客・ショッ プ相互間における責任の所在等さまざまな問題が生じる。
【0008】 近年、このような場合にかかわらず、上記態様でビデオテープのケースが破損 した場合でもその内部に収容されているビデオテープに致命的損傷(特に、上記 ヘッド対応部のヒンジが破壊されるような損傷)が発生しにくいビデオテープケ ースの開発が望まれている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、この考案では、ビデオテープが収容されたビデオテープケースを落と した場合でも、内部のビデオテープに致命的な損傷が発生しにくいビデオテープ ケースを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この考案のビデオテープケースは、小さな摩擦係合によって閉蓋状態が維持さ れる弾性合成樹脂製の収容部主体10と蓋部11とを有し、前記収容部主体10 に、これの直立片部とビデオテープBTの側面部との間に空間Kが形成されるべ くビデオテープBTを保持する手段が設けてある。
【0011】 尚、上記ビデオテープケースとしては、収容部主体10の直立片部のうちの一 つが揺動自在であり、この揺動自在な直立片部の自由端部に蓋部11が取付けら れていることが好ましい。
【0012】
【作用】
この考案は次の作用を有する。
【0013】 ビデオテープケースに作用する衝撃力が比較的小さい場合、収容部主体10の 直立片部とビデオテープBTの側面部との間に空間Kが形成されているから、内 部のビデオテープケースに作用する衝撃力はほとんどビデオテープBTに伝わら ない。
【0014】 また、ビデオテープケースに作用する衝撃力が比較的大きい場合には、収容部 主体10の直立片部とビデオテープBTの側面部との間に空間Kが形成されてい るから、このような衝撃力が加わったときにはケース自体が大きく弾性変形する 。このケースは収容部主体10と蓋部11は小さな摩擦係合によって閉蓋状態が 維持されるものとしてあるから、前記ケースの弾性変形に伴い蓋部11が収容部 主体10に対して開蓋状態となる。したがって、ケース内に収容されていたビデ オテープBTはケース外に排出されることになり、前記ビデオテープBTには落 下による大きな衝撃力が直接的に作用するようなことはなくなる。即ち、ケース と共にその中に収容されたビデオテープBTが一体的に破損してしまうという事 態は発生しにくい。
【0015】
【実施例】
以下、この考案の構成を実施例として示した図面に従って説明する。
【0016】 この実施例ではこの発明に係るビデオテープケースを二重ケースを有したレン タルショップ用ビデオケースに適用したものであり、このものは、図1や図2に 示すように、収録済ビデオテープSTが取り出し可能に収容される貸出用の内ケ ース1(この内ケースが手段の欄のビデオテープケースと対応する)と、前記内 ケース1を挿入・抜取り可能ならしめる開口を有し且つ外面に収録済ビデオテー プSTの収録内容が表示される陳列専用の外ケース2とから構成されている。そ して、このビデオケースでは、図1に示す如く内ケース1が外ケース2に対して 挿入状態にあるときには内ケース1の上部に設けられたレンタル可能表示部分A が外ケース2の前壁から視認可能にはみ出し、図2に示す如く内ケース1が外ケ ース2から抜取られた状態にあるときには内ケース1により隠れていた外ケース 2の後壁前面のレンタル不能表示部分Bが露出するようにしてある。
【0017】 以下に上記した内ケース1及び外ケース2の構成について詳述する。 〔内ケース1の構成〕 内ケース1は、図4に示すように、ビデオテープよりも少し大きな直方体状に 形成された弾性合成樹脂製のものであり、基本的には、収容部主体10と、蓋部 11と、前記収容部主体10と蓋部11とを繋ぐ連結片12とから構成されてい る。
【0018】 上記収容部主体10は、図3に示すように、ビデオテープBTの上面よりも少 し大きな平板部10aと、前記平板部10aの一方の長辺部に立設した直立片部 10bと、前記平板部10aの両方の短辺部に立設した直立片部10cとから構 成されており、前記直立片部10bの内面には同図や図6に示す如く後述する突 起40と係止状態となる凹み部41を設けてある。また、同図に示すように、前 記平板部10aには連結片12近傍に二つの小突片31,31が、前記直立片部 10bには二本の支持用縦桟30,30が、前記直立片部10cには比較的大き な先端R形状の係合用縦桟32が、それぞれ配設されており、これら小突片及び 桟により図4に示すように、ビデオテープBTが直立片部10b,10cの内面 から空間Kが形成される態様で安定保持されるようにしてある。
【0019】 蓋部11は、図3に示すように、ビデオテープBTの上面よりも少し大きな平 板部11aと、前記平板部11aの一方の長辺部に立設した直立片部11bと、 前記平板部11aの両短辺部に立設した直立片部11cとから構成されており、 前記直立片部10bの外面側には突起40が、前記直立片部11bには閉蓋時に は係合用縦桟32が図5に示す如く挿入される切欠部33が、それぞれ設けられ ている。
【0020】 連結片12は、図3や図5に示すように、外に向かって張出す断面円弧状に形 成されていると共にその両縁には閉蓋時に直立片部10cと当接状態となる桟部 12aを有している。尚、収容部主体10及び蓋部11と連結片12を繋ぐ部分 については、図7に示すように、断面V字状の溝12bを設けるようにしてある 。
【0021】 そして、この内ケース1を閉蓋したときには、図5に示すように、支持用縦桟 30と直立片部11bの端部とは係合状態となると共に切欠部33の構成壁と係 合用縦桟32とは摩擦係合状態となり、また、図6に示すように、突起40は凹 み部41内に嵌入状態となるようにしてある。尚、この内ケース1では、閉蓋状 態の維持は主として切欠部33の構成壁と係合用縦桟32との摩擦係合(比較的 小さい)により成され、突起40の凹み部41内への嵌入は主として閉蓋確認音 (カチッという所謂クリック音)の発生させるためのものとしてある。
【0022】 また、レンタル可能表示部分Aは、図1や図2に示すように、内ケース1の上 部外面に配置されており、具体的には、「OK Rental」と印刷されたシ ールを貼付することにより形成してある。又、図示していないが、内ケース1の 上面には返却時の注意事項等を印刷したシールを貼付してある。 〔外ケース2の構成〕 外ケース2は弾性合成樹脂により構成されており、図8に示すような展開状態 のもの(収容部主体20、蓋部21,連結片22とから成る)を組み立ることに より形成できるようにしてある。
【0023】 この外ケース2では、図8に示す突起21aと凹み部20aとの係合、直立片 部21dの端縁と支持用縦桟20dとの摩擦係合、係合用縦桟20bと切欠部2 1bの構成壁との摩擦係合、折曲片21cの外面と折曲片20c内面との摩擦係 合、折曲部21eの外面と折曲部20eの内面との摩擦係合により不用意な開蓋 が阻止されるようにしてある。
【0024】 収容部主体20の平板部20f及び蓋部21の平板部21fの内面には、図8 に示すように、それぞれ小突起51,51や下方に向かって徐々に突出量が大き くなる縦条50,50を設けてあり、外ケース2として組立てられた状態では、 対向する縦条50,50により内ケース1を挟持でき、また、小突起51,51 の存在により、同図の二点鎖線に示すように、内ケース1の上端とレンタル不能 表示部分Bの上端とが一致するまで挿入したときに止まるようにしてある。
【0025】 レンタル不能表示部分Bは、図8に示すように、平板部21fに具備させた延 片及び折曲片21cに具備させた片に配置されており、具体的には、「レンタル 中」と印刷されたシールを貼付することにより形成してある。
【0026】 また、この外ケースでは図8に示すように、収容部主体10の外面から蓋部1 1の外面にかけて透明シートSを設けると共にその溶着位置を収容部主体10の 外面の自由端側長辺部と蓋部11の外面の自由端側長辺部としてあり、溶着され ていない上下部から収録内容が表示された印刷物が挿入できるようにしてある。 この実施例のレンタルショップ用ビデオケースは上記のような構成であるから 、以下の〜に示す作用・効果を有する。 .収録済ビデオテープSTが収容された内ケース1が外ケース2に対して挿入 状態にあるとき、即ち、収録済ビデオテープSTが貸出可能なときには内ケース 1に設けられたレンタル可能表示部分Aが外ケース2の前壁から視認可能にはみ 出した状態となっているから、客は「レンタル可能」であることを判断できる。 また、内ケース1が外ケース2から抜取られた状態にあるとき、即ち、収録済ビ デオテープSTが貸出不能なときには内ケース1により隠れていた外ケース2の 後壁前面のレンタル不能表示部分Bが露出するようにしてあるから、客は「レン タル中」であることを判断できる。
【0027】 つまり、客は、希望の収録済ビデオテープSTが「レンタル可能」か「レンタ ル中」かの判断が明確にできる。 .客に収録済ビデオテープSTが収容された内ケース1を外ケース2から抜取 らせて内ケース1のみをカウンターに持参させ、所定の作業(例えば、貸出帳へ の氏名の記入等)後、前記内ケースをそのまま客に持ち帰ってもらうようにすれ ば、貸出時における収録済ビデオテープSTを貸出用ケースに入れる作業が不要 となり、また、貸出後における陳列棚への空ケース返却作業等が不要となる。 .内ケース1を外ケース2内に挿入する構造であるから陳列棚における陳列占 有空間はケース一個分程度となり、陳列棚を有効に活用することができる。
【0028】 上述したように、このビデオケースを採用した場合、収録済ビデオテープが「 レンタル可能」か「レンタル中」かの判断が明確にできると共に、貸出時及び貸 出後における面倒な作業が不要にでき、更に、陳列棚の陳列空間を有効に活用で きる。 .客が貸出用ケース1をカウンターに持参するときに誤って前記貸出用ケース 1を落としてしまった場合でも、貸出用ケース1内に収容された収録済ビデオテ ープSTが破損する可能性が非常に少ない。
【0029】
【考案の効果】
この考案は、上述の如くの構成を有するものであるから次の効果を有する。
【0030】 作用の欄に記載した内容から、ビデオテープが収容されたビデオテープケース を落とした場合でも、内部のビデオテープに致命的な損傷が発生しにくいビデオ テープケースを提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例のレンタルショップ用ビデオ
ケースであり、内ケースが外ケース内に挿入された状態
を示す外観斜視図。
【図2】前記内ケースを外ケースから抜き取った状態を
示す外観斜視図。
【図3】前記内ケースを展開した状態を示す外観斜視
図。
【図4】前記内ケースにビデオテープを収容させた状態
を示す平面図。
【図5】閉蓋状態にある前記内ケースの断面図。
【図6】閉蓋状態にある前記内ケースの断面図。
【図7】前記内ケースの連結片の上面図。
【図8】展開状態にある前記外ケースの外観斜視図。
【符号の説明】
BT ビデオテープ 10 収容部主体 11 蓋部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小さな摩擦係合によって閉蓋状態が維持
    される弾性合成樹脂製の収容部主体(10)と蓋部(1
    1)とを有し、前記収容部主体(10)に、これの直立
    片部とビデオテープ(BT)の側面部との間に空間
    (K)が形成されるべくビデオテープ(BT)を保持す
    る手段が設けてあることを特徴とするビデオテープケー
    ス。
  2. 【請求項2】 収容部主体(10)の直立片部のうちの
    一つが揺動自在であり、この揺動自在な直立片部の自由
    端部に蓋部(11)が取付けられていることを特徴とす
    る請求項1記載のビデオテープケース。
JP1994006006U 1994-05-27 1994-05-27 ビデオテープケース Expired - Lifetime JP3005174U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0585585A (ja) * 1991-09-27 1993-04-06 Sony Corp テープカセツト用ケース
JP4112086B2 (ja) * 1998-08-26 2008-07-02 オリンパス株式会社 内視鏡トレイ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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