JP3005161U - 断熱コンクリートブロック - Google Patents

断熱コンクリートブロック

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JP3005161U
JP3005161U JP1994006997U JP699794U JP3005161U JP 3005161 U JP3005161 U JP 3005161U JP 1994006997 U JP1994006997 U JP 1994006997U JP 699794 U JP699794 U JP 699794U JP 3005161 U JP3005161 U JP 3005161U
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Japan
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heat insulating
concrete block
hollow portion
thermal conductivity
block
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JP1994006997U
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省司 豊里
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省司 豊里
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 住宅の壁面を構成するコンクリートブロック
に関するものであり、コンクリートブロックの熱伝導率
を下げて断熱性能を高めることを目的としている。 【構造】 コンクリートブロックの中央部分に形成した
空洞部2と側面3間に断熱用空洞部5を形成した断熱コ
ンクリートブロック1構造であり、更には断熱用空洞部
に断熱材を充填した構造となっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、住宅の壁面を構成するコンクリートブロックに関するものであり、 詳しくはコンクリートブロックの熱伝導率を下げて断熱性能を高めんとする断熱 コンクリートブロックに関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】
日本古来の建築である木造建築は壁を土壁としており、この土壁は夏は涼しく 冬は暖かいと言われている。最近では建築工法も変わりコンクリートブロックを 壁面に用いた住宅が知られているが、このコンクリートブロックを用いた壁は、 土壁とは逆に夏は暑く、冬は寒いと言われている。これは双方の熱伝導率を比較 すればその違いが明白であり、土壁の熱伝導率が0.39Kcal/mh℃であ るのに対しコンクリートブロックの熱伝導率は0.66Kcal/mh℃となっ ている。このコンクリートブロックの熱伝導率はブロック単体のものであるが、 コンクリートブロック壁として仕上げた場合、どのくらい熱を通すかという熱貫 流率は、ブロック壁が厚み223mm(モルタル12+ブロック150+空気4 0+内装材13)で1.3Kcal/mh℃に対し、素材としては同じ材料から なるコンクリート壁は、厚み179mm(タイル12+モルタル10+コンクリ ート150+内装材7)で2.5Kcal/mh℃と高い値を示している。この 双方の違いをみれば、コンクリート壁は空気層がないのに対してコンクリートブ ロック壁の場合は40mmの空気層があるという相違点が上げられる。これは静 止空気層の熱伝導率が0.027Kcal/mh℃と、コンクリートブロックの 熱伝導率とは大きく異なることが上げられる。
【0003】
【問題点を解決するための手段】
本考案にあってはこのようなコンクリートブロックの熱伝導率を下げることを 目的としており、コンクリートブロックに静止空気層を形成せんとし、更には、 当該静止空気層となる空洞部に、より熱伝導率の低い断熱材を充填せんとするも のであり、コンクリートブロックの中央部分に形成した空洞部と側面間に断熱用 空洞部を形成したことを特徴とする断熱コンクリートブロックであり、更にはコ ンクリートブロックの中央部分に形成した空洞部と側面間に断熱用空洞部を形成 すると共に、当該空洞部に断熱材を充填したことを特徴とする断熱コンクリート ブロックを呈せんとするものである。
【0004】
【実施例】
コンクリートブロック1の空洞部2と側面3、即ち、施工後において外面とな る側面3の間に断熱用空洞部5を形成する。当該断熱用空洞部5は図5に示すよ うにブロック1の長さ方向に長い空洞部5を一個形成してもよいがブロックその ものの強度面を考慮すれば図1に示すように中央に間隔4をおいて二個としたほ うが有利である。また使用目的などを考慮すれば図4の二の実施例に示すように 断熱用空洞部5を外面側と内面側の双方に形成することもある。
【0005】 次に三の実施例を説明すれば、図3に示すように、コンクリートブロック1の 空洞部2と側面3、即ち、施工後において外面となる側面3の間に断熱用空洞部 5を形成し、該断熱用空洞部5に断熱材6を充填する。断熱材6としては通常こ の種の用途に用いられる断熱材でよいが、でき得る限り熱伝導率の低い材料がよ く、本実施例においてはアキレスエアロン−R(アキレス株式会社製)を用いて いる。該アキレスエアロン−Rの熱伝導率は0.018Kcal/mh℃と低い ものである。また空洞部2と外面側及び内面側、双方の側面側に断熱用空洞部5 を形成した場合、使用目的によっては両方の空洞部5,5に断熱材6を充填する 場合と、片側に断熱材を充填し、もう一方は静止空気層となる断熱用空洞部5と する場合がある。
【0006】
【考案の効果】
以上のように本考案は、コンクリートブロック1の中央部分に形成した空洞部 2と側面3間に断熱用空洞部5を形成したことを特徴とする断熱コンクリートブ ロックであり、更にはコンクリートブロック1の中央部分に形成した空洞部2と 側面3間に断熱用空洞部5を形成すると共に、当該空洞部5に断熱材6を充填し たことを特徴とする断熱コンクリートブロックであるから、熱伝導率が0.02 7Kcal/mh℃の静止空気層となる断熱用空洞部5を形成することでコンク リートブロックそのものの熱伝導率も低くなり、更には、熱伝導率が0.018 Kcal/mh℃と静止空気層より更に低い断熱材6(アキレスエアロン−R) を当該空洞部5に充填することにより、断熱性能は一段と向上するものである。 しかも断熱用空洞部5を形成しても外側寸法は変わらないので、従来のブロック 製造工場での精算ラインに乗せることが可能であり、施工も従来工法と変わらな い。その上、単価的にも断熱材6を充填する場合には断熱材単価が上乗せされる ものの、静止空気断熱であればそれほどアップする必要はないので有利である。 また、従来のものは外、内断熱ともにm当たり単価が高くなるのでコスト的に もアップしていたが、本考案によるブロックは断熱効果がブロック内部で得られ るのでコストアップの要因はなく、しかも重量も同程度で運搬等、作業にも影響 を与えることはない等、誠に顕著なる種々の実用的効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るコンクリートブロックの正面図で
ある。
【図2】本考案に係るコンクリートブロックの断側面図
ある。
【図3】断熱材を充填した状態のコンクリートブロック
の断側面図である。
【図4】二の実施例のコンクリートブロックの正面図で
ある。
【図5】他の実施例のコンクリートブロックの正面図で
ある。
【符号の説明】
1 コンクリートブロック 2 空洞部 3 側面 4 断熱用空洞部の間隔 5 断熱用空洞部 6 断熱材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートブロックの中央部分に形成
    した空洞部と側面間に断熱用空洞部を形成したことを特
    徴とする断熱コンクリートブロック。
  2. 【請求項2】 コンクリートブロックの中央部分に形成
    した空洞部と側面間に断熱用空洞部を形成すると共に、
    当該空洞部に断熱材を充填したことを特徴とする断熱コ
    ンクリートブロック。
JP1994006997U 1994-05-10 1994-05-10 断熱コンクリートブロック Expired - Lifetime JP3005161U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006118346A (ja) * 2001-08-30 2006-05-11 Hisashi Izena 緑化断熱ブロックと緑化構造体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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