JP3005151B2 - ビーム光誘導式作業車の走行制御装置 - Google Patents

ビーム光誘導式作業車の走行制御装置

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JP3005151B2
JP3005151B2 JP6087027A JP8702794A JP3005151B2 JP 3005151 B2 JP3005151 B2 JP 3005151B2 JP 6087027 A JP6087027 A JP 6087027A JP 8702794 A JP8702794 A JP 8702794A JP 3005151 B2 JP3005151 B2 JP 3005151B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業車が複数個の走行
行程の夫々に沿って自動走行するように、各走行行程の
一端側から他端側に向けて誘導用ビーム光を投射する誘
導用ビーム光投射手段と、前記複数個の走行行程の終端
部の位置を示す回向用ビーム光を前記誘導用ビーム光と
交差する方向に向けて投射する回向用ビーム光投射手段
とが、地上側に設置され、前記作業車に、前記誘導用ビ
ーム光を受光する誘導用光センサと、前記回向用ビーム
光を受光する回向用光センサと、前記誘導用光センサの
受光情報に基づいて、前記作業車が前記誘導用ビーム光
に沿って自動走行するように操向制御すると共に、前記
回向用光センサの受光情報に基づいて、前記作業車が隣
接する走行行程に向けて旋回走行するように操向制御す
る操向制御手段とが備えられたビーム光誘導式作業車の
走行制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記ビーム光誘導式作業車の走行制御装
置において、従来では、作業車が走行行程の終端部まで
走行して次回走行行程に向けて旋回走行する際には、前
記回向用光センサが、前記回向用ビーム光を検出するこ
とのみによって旋回走行制御が実行されるように構成さ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記ビーム光誘導式作
業車の一例として、例えば、水田圃場等の作業地を走行
する作業車に適用する場合等においては、作業車が前記
走行行程を走行するに伴って、走行車輪により泥土が跳
ね上げられ、上記回向用光センサに泥土等が付着して、
受光面を覆ってしまうといったことが考えられる。又、
上述したような泥土等の付着が無い場合であっても、回
向用ビーム光を検出すべき地点において作業車が大きく
左右に傾斜して、回向用光センサが回向用ビーム光を検
出できず受光ミスを起こすおそれもある。又、作業走行
の途中で回向用ビーム光投射手段が何らかの原因で故障
して、回向用ビーム光の投射が行われない状態となる事
態も考えられる。ところが、上記従来構成によるとき
は、上述したように旋回用光センサに付着した泥土等の
異物によって受光面が遮られている場合や受光ミスを起
こした場合、あるいは、回向用ビーム光の投射が行われ
ていない場合等において、作業車が走行行程の終端部に
至ると、旋回用ビーム光が回向用光センサにより検出で
きないので、旋回走行制御が実行されず、作業車がその
まま走行行程に沿う走行を続行して暴走して作業地の外
方に飛び出したりする等、その後の操向制御が不能とな
ってしまうおそれがあった。本発明は、ビーム光によっ
て走行行程の自動走行及び走行行程終端部における自動
旋回走行を実行するようにして、作業の無人化を可能と
することができるものでありながら、何らかの異常によ
り、作業車側の回向用光センサが回向用ビーム光を検出
できないような場合であっても、そのようなときは確実
に異常であることを検出して、その後の適切な処理を可
能とするビーム光誘導式作業車の走行制御装置を提供す
る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1発明の特徴構成は、
作業車が複数個の走行行程の夫々に沿って自動走行する
ように、各走行行程の一端側から他端側に向けて誘導用
ビーム光を投射する誘導用ビーム光投射手段と、前記複
数個の走行行程の終端部の位置を示す回向用ビーム光を
前記誘導用ビーム光と交差する方向に向けて投射する回
向用ビーム光投射手段とが、地上側に設置され、前記作
業車に、前記誘導用ビーム光を受光する誘導用光センサ
と、前記回向用ビーム光を受光する回向用光センサと、
前記誘導用光センサの受光情報に基づいて、前記作業車
が前記誘導用ビーム光に沿って自動走行するように操向
制御すると共に、前記回向用光センサの受光情報に基づ
いて、前記作業車が隣接する走行行程に向けて旋回走行
するように操向制御する操向制御手段とが備えられたビ
ーム光誘導式作業車の走行制御装置において、地上側
に、前記回向用ビーム光と平行又はほぼ平行な作業車通
過検出用ビーム光を前記走行行程の終端部において投射
する通過検出用ビーム光投射手段と、前記作業車通過検
出用ビーム光の光路が前記作業車によって遮断されたこ
とを判別する作業車通過状態判別手段と、この作業車通
過状態判別手段の判別情報を前記作業車側に送信する送
信手段とが備えられ、前記作業車側に、前記送信手段か
ら送信される前記判別情報を受信する受信手段と、前記
受信手段による前記判別情報の受信と、前回向用光セン
サによる前記回向用ビーム光の受光とが設定適正状態で
行われない場合に、異常と判断して、異常用の走行制御
を実行する走行制御手段とが備えられている点にある。
【0005】第2発明の特徴構成は、第1発明の実施に
好適な構成を特定するものであって、前記通過検出用ビ
ーム光投射手段が、前記回向用ビーム光により走行行程
の終端側が検出される際における前記作業車の当該走行
行程での走行方向に対して、前記回向用ビーム光よりも
走行方向下手側に備えられ、前記走行制御手段は、前記
回向用ビーム光の受光が行われない状態で、前記受信手
段による前記判別情報が受信された場合に、異常と判断
するように構成されている点にある。
【0006】第3発明の特徴構成は、第1発明の実施に
好適な構成を特定するものであって、前記通過検出用ビ
ーム光投射手段が、前記回向用ビーム光により走行行程
の終端側が検出される際における前記作業車の当該走行
行程での走行方向に対して、前記回向用ビーム光よりも
走行方向上手側に備えられ、前記走行制御手段は、前記
受信手段による前記判別情報が受信された時点から、前
記作業車が設定時間又は設定距離走行した後において、
前記回向用ビーム光の受光が行われない場合に、異常と
判断するように構成されている点にある。
【0007】第4発明の特徴構成は、第1、第2又は第
3発明の実施に好適な構成を特定するものであって、前
記走行制御手段は、前記異常と判断した場合には、前記
作業車の走行を停止させるように構成されている点にあ
る。
【0008】第5発明の特徴構成は、第1、第2又は第
3発明の実施に好適な構成を特定するものであって、前
記走行制御手段は、前記異常と判断した場合には、前記
作業車を旋回走行させるように構成されている点にあ
る。
【0009】
【作用】第1発明の特徴構成によれば、作業車が走行行
程を誘導用ビーム光に沿って自動走行しながら走行行程
の終端部に達した際に、回向用ビーム光と平行又はほぼ
平行に走行行程の終端部において投射される作業車通過
検出用ビーム光の光路が、例えば、作業車によって遮断
されたことが作業車通過状態判別手段により判別される
と、その判別情報が送信手段によって作業車側に送信さ
れる。作業車側では、受信手段による前記判別情報の受
信と、回向用光センサによる回向用ビーム光の受光が設
定適正状態で行われない場合、例えば、何らかの原因に
よって回向用ビーム光の受光が行われず、且つ、前記判
別情報が受信された場合には、異常と判断して、例え
ば、走行停止や旋回走行等の、異常用の走行制御を実行
することで、作業車が予め設定された旋回走行経路から
大きく外れてしまうのを未然に防止できる。
【0010】第2発明の特徴構成によれば、作業車が走
行行程に沿って走行して当該走行行程の終端部に達した
際に、回向用光センサによる回向用ビーム光の受光が行
われずに、その後、作業車によって作業車通過検出用ビ
ーム光の光路が遮断されると、前記作業車通過状態判別
手段により前記判別情報が作業車側の受信手段に送信さ
れる。作業車側では、前記判別情報が受信されると、異
常と判断して、例えば、走行停止や旋回走行等の、異常
用の走行制御を実行するのである。
【0011】つまり、旋回制御を実行するための回向用
ビーム光が、何らかの原因によって回向用光センサによ
り検出されない場合であっても、作業車により作業車通
過検出用ビーム光の光路が遮断された時点ですぐに、作
業車が走行行程の終端部に達していることが判断できる
のである。
【0012】第3発明の特徴構成によれば、作業車が走
行行程に沿って走行して当該走行行程の終端部に達した
際に、作業車によって作業車通過検出用ビーム光の光路
が遮断されると、前記作業車通過状態判別手段による前
記判別情報が作業車側の受信手段に送信される。その
後、作業車が更に走行して回向用光センサによる回向用
ビーム光の受光が行われると、通常の旋回制御が実行さ
れる。又、前記判別情報が受信された時点から、作業車
が設定時間又は設定距離走行した後においても、回向用
光センサによる回向用ビーム光の受光が行われない場合
には、異常と判断して、例えば、走行停止や旋回走行等
の、異常用の走行制御を実行するのである。
【0013】つまり、前記判別情報に基づいて、作業車
が旋回制御目標位置に近づいていることが、予め、作業
車側で判断でき、何らかの原因で回向用ビーム光の受光
が行われない場合においても、旋回制御目標位置から大
きく行き過ぎることなく、例えば旋回走行を行わせるこ
とが可能となる。
【0014】第4発明の特徴構成によれば、第1、第2
又は第3発明の特徴構成による作用に加えて次の作用が
ある。前記異常と判断した場合には、作業車の走行を停
止させるので、回向用光センサによる回向用ビーム光の
受光が行われない異常状態であっても、作業車が走行行
程に沿う走行を継続して作業地の外方まで暴走すること
を回避できる。
【0015】第5発明の特徴構成によれば、第1、第2
又は第3発明の特徴構成による作用に加えて次の作用が
ある。前記異常と判断した場合には、作業車を旋回走行
させるので、回向用光センサによる回向用ビーム光の受
光が行われない異常状態であっても、作業車が旋回走行
することで、確実に次回走行行程に移行させることがで
き、次回走行行程における誘導用ビーム光による自動操
向制御を継続して実行することが可能となる。
【0016】
【発明の効果】第1発明の特徴構成によれば、走行行程
に沿う走行並びにその後の旋回走行を自動を行えるよう
にして、無人作業を可能にできるものでありながら、例
えば、回向用光センサに異物が付着する、あるいは、回
向用ビーム光投射手段が故障する等の原因により、回向
用光センサにより回向用ビーム光が受光できない場合で
あっても、作業車自体によってビーム光を遮断すること
で作業車通過状態を判別するので、異物の付着等の弊害
に関わりなく、確実に、作業車が走行行程の終端部に達
していることが判別でき、作業車が予め設定された旋回
走行経路から大きく外れて暴走して自動操向制御が不能
となる等の事態を未然に回避することが可能となるビー
ム光誘導式作業車の走行制御装置を提供できるに至っ
た。
【0017】第2発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による効果に加えて次の効果がある。作業車側
において前記判別情報が受信されるに伴ってすぐに異常
と判断して、異常用の走行制御を実行することができる
ので、例えば、通過検出用ビーム光投射手段が回向用ビ
ーム光よりも前記走行方向上手側に設けられる場合に比
較して、前記判別情報が受信された時点から回向用ビー
ム光投射位置までの走行距離や走行時間を計測する為の
構成を付加する必要がなく、簡単な構成で、作業車が予
め設定された旋回走行経路から大きく外れてしまうこと
を防止できる。
【0018】第3発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による効果に加えて次の効果がある。回向用ビ
ーム光の受光が行われない異常状態であっても、予め設
定された旋回制御目標位置に近い箇所で作業車の旋回制
御を行わせることが可能となった。
【0019】第4発明の特徴構成によれば、第1、第2
又は第3発明の特徴構成による効果に加えて次の効果が
ある。回向用ビーム光の受光が行われない異常状態が発
生したときは、作業車の走行を停止させることによっ
て、作業車が、操向制御が不能となった状態で暴走する
といった不都合を確実に回避できる。
【0020】第5発明の特徴構成によれば、第1、第
2、第3又は第4発明の特徴構成による効果に加えて次
の効果がある。回向用ビーム光の受光が行われない異常
状態であっても、作業車を旋回走行させることによっ
て、次回走行行程における誘導用ビーム光による自動操
向制御が継続して実行されることで、作業車の走行を、
途中で中断されることなく継続して行うことが可能とな
るビーム光誘導式作業車の走行制御装置を提供できるに
至った。
【0021】
【実施例】以下、本発明をビーム光誘導式作業車として
の田植え用の作業車に適用した場合の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0022】図1に示すように、矩形状の作業地(圃
場)Kを囲む複数辺のうちの一つの基準辺M1の一端
(図の左上端)部に、その基準辺M1に隣接する隣接辺
M2,M3の長手方向に沿って走行して作業車Vが進入
及び退出する出入口Miを設け、そして、前記隣接辺M
2,M3の長手方向において、作業地Kの両端側夫々を
枕地部分K1,K2とし且つ中央側部分を作業対象部分
Ksとした状態で、前記隣接辺M2,M3の長手方向に
沿って作業車Vを往復走行させながら前記作業対象部分
Ksに対して作業する往復作業を行い、その後、両枕地
部分K1,K2において、作業車Vを基準辺M1の長手
方向に沿って往復走行させながら枕地部分K1,K2に
対して作業する枕地作業を行う。尚、前記作業対象部分
Ksと両枕地部分K1,K2とは、隣接辺M2,M3の
長手方向における作業対象部分Ksの両端位置に基準辺
M1に沿う状態で設けた右側及び左側の2本の境界線
Y,Yで区分けされている。
【0023】前記作業対象部分Ksにおいて基準辺M1
の長手方向に並ぶ複数の走行行程としての作業行程R1
の夫々に沿って作業車Vを誘導すべく、誘導用ビーム光
A1を作業行程R1の長手方向に沿って投射する誘導用
ビーム光投射手段としての第1ビーム光投射装置B1
が、各作業行程R1に対応して複数個設けられ、又、一
対の枕地部分K1,K2のうちの基準辺M1に隣接する
第一枕地部分K1及び基準辺M1に対向する対向辺M4
に隣接する第二枕地部分K2の夫々において、隣接辺M
2,M3の長手方向に並ぶ複数の走行行程としての作業
行程R2の夫々に沿って作業車Vを誘導すべく、誘導用
ビーム光A2を作業行程R2の長手方向に沿って投射す
る第2ビーム光投射装置B2が設けられている。即ち、
作業車Vが交差する(直交する)状態で設けた2つの走
行行程R1,R2の夫々に沿って自動走行するように、
前記2つの走行行程R1,R2夫々の長手方向に沿っ
て、つまり基準辺M1及び隣接辺M2の長手方向の夫々
に沿って互いに直交する状態で2つのビーム光A1,A
2を投射するビーム光投射手段としての2つのビーム光
投射装置B1,B2が、地上側に設けられている。
【0024】上記第1ビーム光投射装置B1は、基本的
に前記複数の作業行程R1のうちの隣接する2個の作業
行程に対して1個の割合でその両作業行程の境界位置に
設置されるが、図は作業行程R1の数が奇数の場合を示
しており、最上端の作業行程R1に対してのみ1個の第
1ビーム光投射装置B1が配置されている。又、第2ビ
ーム光投射装置B2は、前記複数の作業行程R2が2個
であるのでその作業行程の境界位置に設置される。又、
図には、隣接辺M2,M3の長手方向において第2ビー
ム光投射装置B2からのビーム光A2の投射位置よりも
内側に、そのビーム光A2と平行にビーム光A3を投射
する第3ビーム光投射装置B3が設けられている。尚、
詳述はしないが、各ビーム光投射装置B1,B2,B3
はレーザー装置等にて構成され、各ビーム光A1,A
2,A3は垂直方向の所定角度範囲に走査される(図2
参照)。
【0025】次に、図1に基づいて、作業車Vの走行経
路について説明する。先ず、隣接辺M2,M3の長手方
向に沿って出入口Miに連なる最終作業地部分R1a、
及び、出入口Miから離れて位置する方の隣接辺M3に
隣接する中継用作業地部分R1bを残して前記往復作業
を行う。ここで、最終作業地部分R1aは、基準辺M1
の長手方向に並ぶ複数の作業行程R1のうちの最上端の
作業行程に対応する作業地部分であり、中継用作業地部
分R1bは、上記複数の作業行程R1のうちの下端側の
2つの作業行程に対応する作業地部分である。
【0026】前記往復作業は、具体的には、前記中継用
作業地部分R1bを除いて出入口Miから一番遠い位置
の作業行程R1を、その始端部の作業開始位置を示す右
側の境界線Y上のPst点から図の左方向に向かって開
始される。そのため、図に示す経路に沿って、途中のN
h点で停止して最初の苗補給を行いながら、Pst点ま
で非作業状態で前走行させる。尚、この後も、作業車V
が各作業行程R1,R2の基準辺M1側の始端部に停止
したときに苗の消費状態に応じて適宜苗補給がなされ
る。Pst点に着いたら、植え付け装置6を駆動して植
え付け作業を開始し、以後、左右の枕地部分K1,K2
で180度旋回しながら各作業行程R1を往復走行し、
作業対象部分Ksの最終作業行程R1(図の上から2番
目の行程)において、右側の操向制御用光センサS1の
検出情報に基づいてビーム光A1に誘導されながら、右
側境界線Y上の終端位置Penまで走行する。
【0027】この後、前記一対の枕地部分K1,K2の
うちの基準辺M1に隣接する第一枕地部分K1、及び、
基準辺M1に対向する対向辺M4に隣接する第二枕地部
分K2を作業する前記枕地作業を行い、且つ、その枕地
作業において、第一枕地部分K1と第二枕地部分K2間
の移行の際に前記中継用作業地部分R1bを走行させな
がらその中継用作業地部分R1bを作業し、最後に、第
二枕地部分K2から出入口Miに向けて最終作業地部分
R1aを走行させながら最終作業地部分R1aを作業す
るように設定されている。具体的には、先ず、上記終端
位置Penから第二枕地部分K2の2つの作業行程R2
のうちの内側の作業行程R2の始端部に移動すべく、右
側の操向制御用光センサS1の検出情報に基づいてビー
ム光A1に誘導されながら、上記終端位置Penから図
の一番右側のビーム光A2を前方側センサS2aが受光
する位置まで後進した後、前進状態に切り換えて90度
右旋回し、更に、受光用の操向制御用光センサS1を左
側の操向制御用光センサS1に切り換え、その左側の操
向制御用光センサS1の受光情報に基づいてビーム光A
2に誘導されながら、横から投射されるビーム光A1を
トリガー用の後方側センサS2bが受光した位置から所
定距離の位置まで後進状態で走行して植付開始位置に至
る。そして、その作業行程R2を、前進状態で左側の操
向制御用光センサS1の検出情報に基づいてビーム光A
2に誘導されながら自動走行する。
【0028】以後、第二枕地部分K2の内側の作業行程
R2、中継用作業地部分R1bの内側の行程R1b、第
一枕地部分K1の内側の作業行程R2、第一枕地部分K
1の外側の作業行程R2、中継用作業地部分R1bの外
側の行程R1b、及び、第二枕地部分K2の外側の作業
行程R2をその順序で、各行程の終端部で次の行程の始
端部へ旋回移動しながら自動走行し、最後に、最終作業
地部分R1aを前進状態で直進走行して出入口Miから
作業地外に退出する。
【0029】尚、前記往復作業及び前記枕地作業におけ
る各作業行程の夫々を前進状態で行わせるために、作業
車Vを一行程分前進走行させたのち、180度又は90
度向き変更させながら隣接する行程に移動させる旋回を
行わせている。即ち、前記往復作業における各作業行程
R1間及び前記枕地作業における各作業行程R2間の移
動のための旋回では、180度向き変更され、前記往復
作業の作業行程R1から前記枕地作業の作業行程R2へ
の移動、枕地作業の作業行程R2と前記中継用作業地部
分R1b間の移動及び枕地作業の作業行程R2から前記
最終作業地部分R1aへの移動のための旋回では、90
度向き変更される。
【0030】次に前記作業車Vの構成について説明す
る。図2及び図3に示すように、左右一対の前輪3及び
後輪4を備えた車体5の後部に、対地作業状態と非作業
状態とに切換自在な苗植え付け装置6が、昇降自在で且
つ駆動停止自在に設けられている。つまり、下降状態で
駆動されているときが対地作業状態であり、これ以外の
状態は非作業状態となる。又、図4に示すように、前後
輪3,4は、左右を一対とし各別に操向操作自在に構成
され、操向用の油圧シリンダ7,8と、それらに対する
電磁操作式の制御弁9,10とが設けられている。つま
り、前輪3又は後輪4の一方のみを操向する2輪ステア
リング形式、前後輪3,4を逆位相で且つ同角度に操向
する4輪ステアリング形式、前後輪3,4を同位相で且
つ同角度に操向する平行ステアリング形式の3種類のス
テアリング形式を選択使用できるようになっている。以
上より、両油圧シリンダ7,8及び両制御弁9,10に
よって、作業車Vの操向を司る操向手段7〜10が構成
される。又、作業車には、後述するように所定情報を受
信する受信手段としての受信器19が備えられている。
【0031】図4中、11はエンジンEからの出力を変
速して前後輪3,4の夫々を同時に駆動する油圧式無段
変速装置、12はその変速操作用の電動モータ、13は
植え付け装置6の昇降用油圧シリンダ、14はその制御
弁、15はエンジンEによる植え付け装置6の駆動を断
続する電磁操作式の植え付けクラッチ、16は作業車V
の走行並びに植え付け装置6の作動を制御するためのマ
イクロコンピュータ利用の制御装置であって、後述の各
種センサによる検出情報及び予め記憶された作業データ
に基づいて、変速用モータ12、各制御弁9,10,1
4、及び、植え付けクラッチ15の夫々を制御するよう
に構成されている。
【0032】作業車Vに装備されるセンサ類について説
明すれば、図4に示すように、前後輪3,4夫々の操向
角を検出するポテンショメータ利用の操向角検出センサ
R1,R2と、変速装置11の変速状態に基づいて間接
的に前後進状態及び車速を検出するポテンショメータ利
用の車速センサR3と、変速装置11の出力軸の回転数
を計数して走行距離を検出するためのエンコーダS3
と、作業車Vの車体方位を検出する地磁気利用の方位セ
ンサS4と、植え付け装置6に設置されてその車体左右
方向での傾斜角を検出する傾斜センサS6と、植え付け
装置6の車体5への接続箇所に設置されるポテンショメ
ータS5とが設けられている。
【0033】又、図2及び図3にも示すように、作業車
Vには、第1ビーム光投射装置B1及び第2ビーム光投
射装置B2にて投射されるビーム光A1,A2夫々に対
する車体横幅方向でのずれを検出すべく、そのビーム光
A1,A2を受光する操向制御用光センサS1と、作業
車Vが第1ビーム光投射装置B1又は第2ビーム光投射
装置B2からのビーム光A1,A2に沿って自動走行し
ているときに、そのビーム光A1,A2に交差する第2
ビーム光投射装置B2又は第1ビーム光投射装置B1か
らのビーム光A2,A1並びに第3ビーム光投射装置B
3からのビーム光A3を受光するトリガー用光センサS
2とが設けられている。尚、上記操向制御用光センサS
1は、車体左右何れの側のビーム光A1,A2も受光で
きるように、車体前部の左右両側部に、平面視において
前輪3の両軸芯を結ぶ線上に位置させて左右一対設けら
れ、トリガー用光センサS2は、平面視において車体左
右中央の上部に位置する前後一対のセンサS2a,S2
bからなり、その前方側センサS2aは前輪3の両軸芯
を結ぶ線上よりも所定距離前方に位置し、後方側センサ
S2bは後輪4の両軸芯を結ぶ線上に位置している。
尚、トリガー用光センサS2は、車体左右両側からのビ
ーム光A1,A2,A3に対する受光の有無のみを検出
し、受光位置は検出できないようになっている。
【0034】前記操向制御用光センサS1について説明
を加えれば、図5にも示すように、車体前後方向に間隔
dを置いて且つ上下方向にも間隔を隔てる状態で並置さ
れた前後一対の受光部としての光センサS1a,S1b
から構成され、前後一対の光センサS1a,S1bの夫
々は、複数個の受光素子Dを車体横幅方向に並設したも
のであって、横幅方向でのセンサ中心に位置する受光素
子D0の位置を基準として、ビーム光A1,A2の車体
横幅方向での受光位置即ち受光素子Dの位置X1,X2
夫々を検出できるように構成されている。又、ビーム光
A1,A2が車体前後の何れの方向から入射される場合
でも差のない状態で受光できるようにするために、車体
前後の各方向からの入射光を両光センサS1a,S1b
夫々の受光面に向けて反射する反射鏡18を備えてい
る。
【0035】前記操向制御用光センサS1による車体横
幅方向での車体5のずれ検出の制御構成について説明す
れば、操向制御用光センサS1の前後一対の光センサS
1a,S1bの夫々の受光素子の位置X1,X2とその
車体前後方向での間隔dとに基づいて、下式から、ビー
ム光A1,A2の投射方向に対する車体5の傾きφと横
幅方向における位置の偏位xとを求める。
【0036】
【数1】φ=tan-1(|X1−X2|/d) x=X1
【0037】そして、前記作業車Vは、前記傾きφと前
記偏位x’とが共に零となるように、目標操向角を設定
して操向制御されることになる。但し、本実施例では、
各作業行程における直進走行時には、前輪3のみを操向
する2輪ステアリング形式で操向制御する。
【0038】前記制御装置16は、前記操向制御用光セ
ンサS1等の各種センサの検出情報及び、上述したよう
な走行順序で作業走行すべく予め設定された作業予定情
報に基づいて、前記操向手段7〜10及び前記植え付け
部6等の各種装置の作動を制御するように構成されてい
る。そして、前記制御装置16を利用して、前記操向制
御用光センサS1の受光情報に基づいて作業車Vが前記
作業行程R1,R2の夫々に沿って、予め定められた走
行順序で自動走行するように前記操向手段7〜10の作
動を制御する操向制御手段100が構成されている。
【0039】又、前記制御装置16は、作業車Vが前記
往復作業及び前記枕地作業における各作業行程の夫々を
前進状態で行うように作業車Vを一行程分前進走行させ
たのち、前記作業車Vが第1ビーム光投射装置B1又は
第2ビーム光投射装置B2からのビーム光A1,A2に
沿って自動走行しているときに、そのビーム光A1,A
2に交差する第2ビーム光投射装置B2又は第1ビーム
光投射装置B1からのビーム光A2,A1を受光するト
リガー用光センサS2の受光情報に基づいて、各行程の
終端部から隣接する次の行程の始端部に向けての180
度又は90度の旋回動作の開始位置を設定するように構
成されている。従って、ビーム光A1は、作業行程に沿
って作業車Vを誘導する誘導用ビーム光に相当する。
又、ビーム光A2は回向用ビーム光に相当し、トリガー
用光センサS2は回向用光センサに相当することにな
る。
【0040】次に、図6〜図8に示すフローチャートに
基づいて、前記制御装置16の動作について説明する。
全体の処理フローは、図6に示すように、図示しないR
S232C等の通信部やアクチュエータ類(前記変速用
モータ12、各制御弁9,10,14、及び、植え付け
クラッチ15等)に対する初期化処理を行った後、作業
プランをセットする作業プランセット処理を行う。次
に、上記作業プランセット処理にてセットされた作業プ
ランに基づいて対応する制御データを読み込み、且つ、
その制御データに基づいて実際に車体制御を実行する車
体制御処理を行う。上記車体制御処理による作業プラン
の実行状態が、作業プランチェック処理にてチェックさ
れ、1つの作業プランの終了が確認されると、地上側等
に対する必要な通信処理を行った後、作業終了の指示が
あれば終了処理を行い、それ以外のときは、上記作業プ
ランセット処理からのフローを繰り返す。尚、上記フロ
ーの進行を制御するために、上記作業プランセット処理
にて新しい作業プランがセットされると、プランフラグ
がセットされ、作業プランチェック処理にて作業プラン
の終了が確認されると、プランフラグがリセットされ
る。
【0041】上記車体制御処理では、図7に示すよう
に、先ず、プランフラグがセットされているか否かを調
べ、プランフラグがリセットのときは処理を行わない。
プランフラグがセット状態のときは、上記作業プランセ
ット処理でセットしたコントロール内容を読み出し、そ
れに該当する処理が実際にあるか否かを調べる。上記コ
ントロール内容に該当する処理としては、図に示すよう
に、作業車Vを停止させる停止処理、作業車Vを前進又
は後進状態で前記エンコーダS3による距離計測情報に
基づいて設定距離直進させる直進処理(距離計測で終
了)、作業車Vを前進又は後進状態でトリガー用センサ
S2がビーム光A1,A2を設定回数検出する位置まで
直進させる直進処理(光源計測で終了)、各作業行程R
1,R2の終端部から次の行程の始端部に旋回移動させ
る旋回処理、ビーム光A1,A2を操向制御用センサS
1が適正に受光する状態にするための軌道収束処理、及
び、苗補給の指示や植付け装置6の駆動制御を行う苗供
給装置処理の各処理が用意されている。尚、上記旋回処
理及び軌道収束処理では、車体は4輪ステリングにて操
向制御される。
【0042】次に、前記直進処理及び軌道収束処理等に
おいて、操向制御用センサS1の受光情報に基づいて、
作業車Vをビーム光A1,A2に誘導させた状態で各作
業行程R1,R2に沿って自動走行させるための操向制
御について説明する。図8に示すように、先ず、操向制
御用センサS1がビーム光A1,A2を受光しているか
否かを調べ、受光していれば、その受光情報から検出さ
れる前記車体5の傾きφと横幅方向の偏位x’とからな
る車体横幅方向でのずれ情報に応じてステアリング角を
設定して操向操作する。具体的には、4輪ステアリング
(4WS)状態か否かに応じて、4輪ステアリングの場
合は、車体5の傾きφと横幅方向の偏位x’とから後輪
4及び前輪3の切れ角を計算して、その切れ角になるよ
うに後輪4及び前輪3をセットするが、2輪ステアリン
グの場合は、上記傾きφと横幅方向の偏位x’とから前
輪3の切れ角を計算してその切れ角になるように前輪4
をセットし、後輪4は中立状態にセットする。
【0043】操向制御用センサS1がビーム光A1,A
2を受光していない場合は、走行停止してから、操向制
御用センサS1を車体横幅方向に移動させながら受光状
態を調べる。そして、受光状態になれば、操向制御用セ
ンサS1の移動を停止させて、その受光状態で検出され
る前記車体5の傾きφと横幅方向の偏位x’に応じて、
前述と同様にステアリング角を設定して操向操作する。
操向制御用センサS1を車体横幅方向のセンサ移動範囲
の全範囲に移動させても受光状態とならないときは、異
常としてエンジン停止等の異常処理を行って制御を終え
る。
【0044】図1に示すように、地上側における第2ビ
ーム光投射装置B2よりも作業地外方側、つまり、ビー
ム光A2により走行行程の終端側が検出される際におけ
る作業車Vの当該走行行程での走行方向に対して、ビー
ム光A2よりも走行方向下手側に、作業車通過状態を検
出するための通過検出ユニットUが備えられている。こ
の通過検出ユニットUには、ビーム光A2と平行又はほ
ぼ平行な作業車通過検出用ビーム光A4を走行行程の終
端部において投射する通過検出用ビーム光投射手段とし
ての第4ビーム光投射装置B4が備えられ、この第4ビ
ーム光投射装置B4の設置箇所と反対側(隣接辺M2
側)の地上には、第4ビーム光A4を投射方向に向けて
反射する反射板としてのコーナーキューブプリズムCC
が備えられている。第4ビーム光投射装置B4の近傍に
は、図9に示すように、コーナーキューブプリズムCC
からの反射光を受光する光センサ21と、光センサ21
の受光情報に基づいて、作業車通過検出用ビーム光A4
の光路が作業車Vの車体により遮断されたことを判別す
る作業車通過状態判別手段としての制御部22と、制御
部22における判別情報を作業車側に送信する送信手段
としての送信器23とが備えられている。
【0045】そして、作業車Vが作業行程R1を走行す
る際に、例えば、車輪の泥跳ねによりトリガー用光セン
サS2に泥土等が付着して、ビーム光A2を受光するこ
とが出来ないような異常状態が発生した場合において
は、このようにビーム光A2の受光が検出されない状態
で、図10に示すように作業車Vが作業車通過検出用ビ
ーム光A4を遮り、そのことが制御部22により判断さ
れ、且つ、送信器23からその判別情報が作業車V側の
受信器19によって受信されると、作業車側の制御装置
16は、異常であると判断して、作業車Vの走行を非常
停止させるように制御する。従って、制御装置16を利
用して異常用の走行制御(走行停止)を実行する走行制
御手段101が構成されることになる。
【0046】〔別実施例〕 (1)上記実施例では、前記ビーム光A2の受光が検出
されない状態で、作業車Vが作業車通過検出用ビーム光
A4を遮断したことが判別され、そのことが受信される
と、作業車Vを停止させるようにしたが、作業車Vを停
止させずに、旋回走行させるように制御する構成として
もよい。又、図11に示すように、前記ビーム光A2の
受光が検出されない状態で、作業車Vが作業車通過検出
用ビーム光A4を遮断したことが判別され、そのことが
受信されると、作業車Vを停止させた後、前記エンコー
ダS3の検出情報に基づいて設定距離だけ後進させ、そ
の後、旋回制御して、次回作業行程R1に移行するよう
に制御してもよい。 (2)上記実施例では、第4ビーム光投射装置B4が第
2ビーム光投射装置B2よりも作業地外方側に設けられ
る構成としたが、図12に示すように、第4ビーム光投
射装置B4を、第2ビーム光投射装置B2よりも作業地
内方側、つまり、ビーム光A2(回向用ビーム光)によ
り走行行程の終端側が検出される際における作業車Vの
当該走行行程での走行方向に対して、ビーム光A2より
も走行方向上手側に備えられる構成としてもよい。尚、
この実施例の場合、作業車通過検出用ビーム光A4の光
路が作業車Vの車体により遮断されたことを前記制御部
22により判別され、その判別情報が作業車側に送信さ
れ、作業車Vの受信器19がその判別情報を受信する
と、作業車側の制御装置16は、前記エンコーダS3に
より検出される走行距離が、トリガ用光センサS2によ
りビーム光A2が受光される位置に対応する距離よりも
少し長い設定距離Lに達したことが判別された後におい
ても、未だ、トリガ用光センサS2によりビーム光A2
の受光が行われない場合に、異常と判断して、作業車V
を旋回走行させるように制御する構成としてもよい。
又、前記走行距離に代えて、設定時間が経過した後にお
いて、前記異常を判断する構成としてもよい。 (3)上記別実施例(2)の構成において、作業車Vを
旋回走行させる構成に代えて、作業車Vを走行停止させ
るように制御する構成としてもよい。 (4)上記実施例では、作業車通過検出用ビーム光A4
をコーナーキューブプリズムCCにより反射して、第4
ビーム光投射装置B4の近傍に配置した光センサ21及
び作業車通過状態判別手段としての制御部22により通
過状態を判別する構成としたが、光センサ21及び制御
部22及び送信器23を、第4ビーム光投射装置B4と
は反対側の地上(図1における隣接辺M2側)に、設置
する構成としてもよい。 (5)上記実施例では、第4ビーム光投射装置B4及び
作業車通過状態判別手段を、ビーム光A2(回向用ビー
ム光)の通過箇所近傍にのみ設置したが、作業車Vの旋
回制御が実行される全ての箇所に設置する構成としても
よい。 (6)上記各実施例の構成において、前記第2ビーム光
投射装置B2、第4ビーム光投射装置B4の夫々に、あ
るいは、いずれか一方に、警報を発生する警報手段、例
えば、ランプ、ブザー等を備えさせて、上記異常が判別
されると、警報を発するように構成してもよい。
【0047】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行経路の全体及び誘導用ビーム光の投射位置
を示す平面図
【図2】作業車及び誘導用ビーム光投射手段の概略側面
【図3】作業車及び誘導用ビーム光検出センサを示す概
略平面図
【図4】制御構成のブロック図
【図5】操向制御用光センサの受光位置の説明図
【図6】制御作動のフローチャート
【図7】制御作動のフローチャート
【図8】制御作動のフローチャート
【図9】通過検出ユニットの概略構成図
【図10】通過検出状態を示す側面図
【図11】別実施例の走行制御状態を示す平面図
【図12】別実施例の走行制御状態を示す平面図
【符号の説明】
19 受信手段 22 作業車通過状態判別手段 23 送信手段 100 操向制御手段 101 走行制御手段 A1 ビーム光 A2 回向用ビーム光 A4 作業車通過検出用ビーム光 B1 ビーム光投射手段 B2 回向用ビーム光投射手段 B4 通過検出用ビーム光投射手段 S1 誘導用光センサ S2 回向用光センサ V 作業車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−61705(JP,A) 特開 昭62−180404(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 1/02 A01B 69/00 303

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業車(V)が複数個の走行行程の夫々
    に沿って自動走行するように、各走行行程の一端側から
    他端側に向けて誘導用ビーム光(A1)を投射する誘導
    用ビーム光投射手段(B1)と、前記複数個の走行行程
    の終端部の位置を示す回向用ビーム光(A2)を前記誘
    導用ビーム光(A1)と交差する方向に向けて投射する
    回向用ビーム光投射手段(B2)とが、地上側に設置さ
    れ、 前記作業車(V)に、 前記誘導用ビーム光(A1)を受光する誘導用光センサ
    (S1)と、 前記回向用ビーム光(A2)を受光する回向用光センサ
    (S2)と、 前記誘導用光センサ(S1)の受光情報に基づいて、前
    記作業車(V)が前記誘導用ビーム光(A1)に沿って
    自動走行するように操向制御すると共に、前記回向用光
    センサ(S2)の受光情報に基づいて、前記作業車
    (V)が隣接する走行行程に向けて旋回走行するように
    操向制御する操向制御手段(100)とが備えられたビ
    ーム光誘導式作業車の走行制御装置であって、 地上側に、前記回向用ビーム光(A2)と平行又はほぼ
    平行な作業車通過検出用ビーム光(A4)を前記走行行
    程の終端部において投射する通過検出用ビーム光投射手
    段(B4)と、前記作業車通過検出用ビーム光(A4)
    の光路が前記作業車(V)によって遮断されたことを判
    別する作業車通過状態判別手段(22)と、この作業車
    通過状態判別手段(22)の判別情報を前記作業車
    (V)側に送信する送信手段(23)とが備えられ、 前記作業車(V)側に、 前記送信手段(23)から送信される前記判別情報を受
    信する受信手段(19)と、 前記受信手段(19)による前記判別情報の受信と、前
    記回向用光センサ(S2)による前記回向用ビーム光
    (A2)の受光とが設定適正状態で行われない場合に、
    異常と判断して、異常用の走行制御を実行する走行制御
    手段(101)とが備えられているビーム光誘導式作業
    車の走行制御装置。
  2. 【請求項2】 前記通過検出用ビーム光投射手段(B
    4)が、 前記回向用ビーム光(A2)により走行行程の終端側が
    検出される際における前記作業車(V)の当該走行行程
    での走行方向に対して、前記回向用ビーム光(A2)よ
    りも走行方向下手側に備えられ、 前記走行制御手段(101)は、前記回向用ビーム光
    (A2)の受光が行われない状態で、前記受信手段(1
    9)により前記判別情報が受信された場合に、異常と判
    断するように構成されている請求項1記載のビーム光誘
    導式作業車の走行制御装置。
  3. 【請求項3】 前記通過検出用ビーム光投射手段(B
    4)が、 前記回向用ビーム光(A2)により走行行程の終端側が
    検出される際における前記作業車(V)の当該走行行程
    での走行方向に対して、前記回向用ビーム光(A2)よ
    りも走行方向上手側に備えられ、 前記走行制御手段(101)は、前記受信手段(19)
    による前記判別情報が受信された時点から、前記作業車
    (V)が設定時間又は設定距離走行した後において、前
    記回向用ビーム光(A2)の受光が行われない場合に、
    異常と判断するように構成されている請求項1記載のビ
    ーム光誘導式作業車の走行制御装置。
  4. 【請求項4】 前記走行制御手段(101)は、前記異
    常と判断した場合には、前記作業車(V)の走行を停止
    させるように構成されている請求項1、2又は3記載の
    ビーム光誘導式作業車の走行制御装置。
  5. 【請求項5】 前記走行制御手段(101)は、前記異
    常と判断した場合には、前記作業車(V)を旋回走行さ
    せるように構成されている請求項1、2又は3記載のビ
    ーム光誘導式作業車の走行制御装置。
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