JP3005139U - 回転式遊技盤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 セーフ孔及びアウト孔を穿設する盤本体の上
面で、賞品を封入する遊技球を転動させセーフ孔への貫
通を目指してゲームする回転式遊技盤を提供する。 【構成】 遊技球２を貯留する遊技球ストッカ３と、ス
トッカ３から落下する遊技球２を受けてその周設立壁９
に沿って穿設される円孔を有しスタートボタン又はスト
ップボタンの押圧により回転又は停止する盤本体６と、
セーフ球１２の取出し口１３と、アウト球１１を転動す
る傾斜道１４と、再びストッカ３に遊技球２を移動する
回収装置１７とを有してなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、セーフ孔及びアウト孔を穿設しかつ回転する盤本体の上面で、賞品 を封入する遊技球を転動させセーフ孔への貫通を目指してゲームする回転式遊技 盤に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来から広く使用されている遊技具は、上方から下方に向けて球体を転動させ てセーフ孔又はアウト孔に入孔させるパチンコ盤の如きもの、又は、打出し球を 傾斜板の上方から下方に向けて滑動させてセーフ孔又はアウト孔に入孔させるコ リントゲーム、或いは、表示の組合わせ等により入賞を決め賞品を入れた球体を 上方から取出口に落下させるスロットマシン等があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、従来の遊技具における球体の自然的転動又は落下によらず、ゲーム 者が行うスタートボタン及びストップボタンの操作により遊技球を転動して目標 のセーフ孔を自力的に目指してゲームさせるとともに遊技球に賞品を封入し即時 的に賞品獲得の意欲を刺激させるようにした新規の回転式遊技盤を提供すること をその目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、 ａ．賞品封入の遊技球を貯留する遊技球ストッカと、 ｂ．コイン又はこれに代わるメタル等の投入により前記ストッカから落下する 遊技球を受けてその周設立壁に沿って穿設される複数個の円孔を有するとともに スタートボタン又はストップボタンの押圧により回転又は停止する盤本体と、 ｃ．前記円孔のうちのセーフ孔を貫通する遊技球の取出し口と、 ｄ．前記円孔のうちのアウト孔を貫通する遊技球を転動させる傾斜道と、 ｅ．傾斜道の終端部の箱から遊技球を遊技球ストッカに移動する回収装置とを 有してなる ｇ．回転式遊技盤 をその要旨として成立するものである。

【０００５】

【実施例】

図１は、本考案に係る回転式遊技盤の全体側面的説明図、図２は、同回転式遊 技盤の盤本体の平面的説明図である。

【０００６】 本遊技盤においては、コイン又はこれに代わるメタル等が、図２のコイン等投 入口１から投入されると、賞品を封入する例えば透明な合成樹脂製などの遊技球 ２が貯留される遊技球ストッカ３のモータ４の作動により開口する開口部２ａか ら通常１個づつ誘導路５を通って盤本体６の上面６ａのＩの位置に落下する。

【０００７】 スタートボタン７を押圧すると、連結するモータ８により盤本体６は回転し始 め、同時に遊技球２は、遠心作用により、盤本体６の周設立壁９に寄り添った状 態で盤本体６と一緒に回転する。

【０００８】 ゲーム者は、頃を見はからって、ストップボタン１０を押圧すると、盤本体６ は徐々に停止する。これとともに、周設立壁９に寄り添っていた遊技球２は周囲 部から中央部方向に転回し結局はアウト孔１１又はセーフ孔１２に転落するが、 ゲーム者は、セーフ孔１２に誘導すべく、該孔の近傍に移動IIした遊技球２をス トップボタン１０を押圧しやや盤本体６の中心部に向けて移動III させ、うまく セーフ孔１２を貫通する如く誘導操作する。

【０００９】 ゲーム者の思惑通りに遊技球がセーフ孔に近付かない場合には、ゲーム者は再 びスタートボタン７を押圧して盤本体６を回転させ周設立壁９に遊技球を寄せ、 セーフ孔１２に近い位置で再度ストップボタン１０を押圧して遊技球をセーフ孔 １２に入れようとする。

【００１０】 このように本遊技盤はゲーム者の両ボタンの操作によって始めてセーフ孔１２ を貫通せしめうるものであるから、単なるギャンブル的ゲームとは本質的に相異 する。 即ち、本遊技盤は、スタートボタンを押圧してから一定時間例えば３０秒間に セーフ孔に対する貫通をめざしてストップボタンを押圧するが、必要があれば再 びスタートボタン、ストップボタン等の押圧を繰返して遊技球セーフ孔に誘導す る移動をゲーム者自身でコントロールできるものである。

【００１１】 セーフ孔１２を貫通した遊技球は、取出し口１３に落下し外部に取出し可能と なる。一方、アウト孔１１を貫通した遊技球は、盤本体６の下方に設けられた傾 斜道１４に落下し、下方に転動する。

【００１２】 アウト孔を貫通し傾斜道を転動した遊技球は終端部の箱１５からモータ１６の 作動により該箱ごと回収装置１７により上昇移動し再び遊技球ストッカ３に落下 する。遊技球が箱１５に入るとモータ１６が始動する。毎回１個又は２個以上の 遊技球が上昇移動する。空箱は降下するとモータは停止する。なお、本考案に係 る盤本体には図示しないが球はじきを設けて遊技球の弾撥を促進することもでき る。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は以上の構成に基づくものであって、セーフ孔又はアウト孔を有して回 転する盤本体を設けるものであり、しかも、スタートボタン及びストップボタン を使用して遊技球の回転又は停止を随時実施し慣性を利用して遊技球をセーフ孔 に近付け遂にはこれを貫通せしめ外部に取出すことを目的とするものであるから 、ゲーム者の感触と実感により、喜びにもってゲームを進行させるので、ゲーム 者に大なる満足感を与えることとなり、また、その内部に賞品を封入する遊技球 を使用するものであるから、ゲーム者に即物的かつ現実的な獲得のよろこびを与 え、さらに、アウト孔を貫通する遊技球も直ちに遊技球ストッカに返戻されて次 のゲームに備えるので、ゲームの進捗が能率的である等多くの利点を有するもの で極めて有用な考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る遊技盤の全体側面的説明図であ
る。

【図２】本考案に係る遊技盤の盤本体の平面的説明図で
ある。

【符号の説明】 １ コイン等投入口 ２ 遊技球 ３ 遊技球ストッカ ４ モータ ５ 誘導路 ６ 盤本体 ７ スタートボタン ８ モータ ９ 周設立壁 １０ ストップボタン １１ アウト孔 １２ セーフ孔 １３ （遊技球の）取出し口 １４ 傾斜道 １５ 箱 １６ モータ １７ 回収装置

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 賞品封入の遊技球を貯留する遊技球スト
   ッカと、コイン又はこれに代わるメタル等の投入により
   前記ストッカから落下する遊技球を受けて、その周設立
   壁に沿って穿設される複数個の円孔を有するとともにス
   タートボタン又はストップボタンの押圧により回転又は
   停止する盤本体と、前記円孔のうちのセーフ孔を貫通す
   る遊技球の取出し口と、前記円孔のうちのアウト孔を貫
   通する遊技球を転動せしめる傾斜道と、該傾斜道の終端
   部にある箱から遊技球を前記遊技球ストッカに移動する
   回収装置とを有してなる回転式遊技盤。