JP3004991U - 缶切開具 - Google Patents

缶切開具

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JP3004991U
JP3004991U JP1994007696U JP769694U JP3004991U JP 3004991 U JP3004991 U JP 3004991U JP 1994007696 U JP1994007696 U JP 1994007696U JP 769694 U JP769694 U JP 769694U JP 3004991 U JP3004991 U JP 3004991U
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blade plate
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JP1994007696U
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満 佐々木
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満 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブリキ缶のような金属缶の切開を容易化す
る。 【構成】 ブリキ缶のような金属缶の板面に突き刺し
て、押し切ることができる強度を有する金属材により、
三角形の平板状に刃板12を形成する。刃板12の三角
形の頂点に相当する部分に、突き刺すための先端11設
け、三角形の底辺に相当する部分に刃板12を保持する
柄13を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、塗料や液体燃料或いはその他の主として液状物の貯蔵等に用いられ るブリキ缶を切り開くための器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば18リットル入りのブリキ缶を切開する器具が市販されているが、従来 の切開器具は缶の隅にカギ形の切り込みを入れるために使用される。このため天 板又は底板を全部開けるためには四隅に切り込みを入れたあと、さらにそれらの 間に残っている部分を切らねばならず、2重の手間がかかる問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記の点に着目してなされたもので、その課題とするところは特にブ リキ缶のような缶を容易に切開することができるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本考案は、ブリキ缶のような金属缶を形成している板 面に突き刺し押し切ることができる強度を有する金属材により、頂点を先端11 とする刃板12を三角形の平板状に形成し、前記作業等のために刃板12を保持 する頑丈な柄13を前記三角形の底辺に相当する部分に取り付けるという手段を 講じたものである。
【0005】
【実施例】
図は18リットル入りのブリキ缶を切開するための缶切開具に関する例示であ り、例えばその中に入っている塗料又はその溶剤等を取りだし易くし、また使用 後は缶を潰すために本器具を使用することができる。
【0006】 このような缶切開具は、缶の構成材料であるブリキ板つまり亜鉛引き薄鉄板に 突き刺しかつ押し切ることができる強度を有する刃板12を有する。刃板12は 三角形の平板状に形成し、その頂点に相当する部位に尖鋭な先端11を設け、こ の先端11を缶の板面にほぼ直角に突き刺すものである。先端11の尖鋭度つま り頂点の角度は適当に選択できるが、実施例の場合90度よりやや狭目にして良 好な結果を得た。
【0007】 刃板12は例えばステンレス鋼板を図示及び上記のような三角形に切断したも のをそのまま使用する。つまり、刃に相当する斜辺14は断ち切りで良く、特に 切断のための刃を設ける必要はない。しかしそれを設けるのは自由である。要す るに本案器具は刃の切れ味で切るというよりも押し切る点に特徴がある。このた め切れ味の変化が少なく、安全性も高くかつ頑丈である。
【0008】 そして刃板12は三角形の底辺に相当する取り付け辺15に柄13を設けて器 具とする。刃板12と柄13の取り付け方は任意であるが、例示の如くボルト止 め、接着或いはそれらの併用で強固に取り付けられる。例示の柄13は前記取り 付け辺15とほぼ同幅の板状部材からなり、手で持つのに必要な高さ(幅)を有 し、その中に長孔16を形成して握り部17を形成している。なお、18は取り 付けボルト、19はナットであり、柄13は合板からなる。
【0009】 柄13は合成樹脂で形成しても良く、その場合、刃板12の取り付け辺15に 樹脂を一体形成し、ボルト止めに代えることができる。図示の柄13と刃板12 とは比較的狭い幅で一体に結合されているだけであり、通常はこれで強度上十分 である。しかし刃板全体を図1の刃板11と柄を合わせた大きさとし、その握り 部に握りやすい材料を取り付け、柄13を形成しても良い。
【0010】 このように構成された本考案に係る缶切開具10は、例えば18リットル缶な どの缶Cの天面を開く場合、四隅に斜めに先端11を突き刺し、次いで缶Cの四 辺に沿って刃板12を突き刺しさらに押し切るようにする(図3)。缶の縁ばか りでなく、底面の対角線方向などに一気に切れ目を入れることができる(図4) 。故に使用済みの缶を潰すのも簡単である。このため刃板12の全幅は18リッ トル缶Cの対角線長よりやや長目に設定する。
【0011】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、ブリキ缶のような 金属缶を切り開いて内容物を取り出したり、使用済みの金属缶を潰したりする作 業を容易に行なうことができ、かつそのために必要な缶の板面に刃板12を突き 刺しかつ板面を押し切る作業が極く自然に行なえるので使い勝手が良いという効 果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る缶切開具の1実施例を示す斜視
図。
【図2】同じく縦断面図。
【図3】使用状態の1例を示す斜視図。
【図4】使用状態の他の例を示す斜視図。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブリキ缶のような金属缶を形成している
    板面に突き刺し押し切ることができる強度を有する金属
    材により、頂点を先端11とする刃板12を三角形の平
    板状に形成し、前記作業等のために刃板12を保持する
    頑丈な柄13を前記三角形の底辺に相当する部分に設け
    たことを特徴とする缶切開具。
  2. 【請求項2】 18リットル入りのブリキ缶の底板にお
    ける対角線の長さよりもやや長い幅に、底辺の長さを設
    定した三角形の平板状に刃板12を形成し、該刃板12
    は前記缶を形成している金属板に三角形の頂点に相当す
    る先端11を突き刺しかつそれを押し切ることができる
    強度を具備しており、その先端11は頂角が90度以下
    に形成されており、さらに刃板12を保持するため木材
    又は樹脂若しくは、金属材により頑丈に形成した柄13
    を三角形の底辺に相当する刃板12に具えていることを
    特徴とする缶切開具。
  3. 【請求項3】 刃板12はステンレス鋼板より成る請求
    項第1項又は第2項記載の缶切開具。
JP1994007696U 1994-06-06 1994-06-06 缶切開具 Expired - Lifetime JP3004991U (ja)

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