JP3004652U

JP3004652U - 動物用ブラシ

Info

Publication number: JP3004652U
Application number: JP1994007744U
Authority: JP
Inventors: 勝徳河合
Original assignee: 勝徳河合
Priority date: 1994-05-13
Filing date: 1994-05-25
Publication date: 1994-11-22
Anticipated expiration: 2000-05-25
Also published as: JP3004239U

Abstract

(57)【要約】【目的】動物にブラシを懸けた時に出る抜け毛、ノ
ミ、ダニ、フケ、埃等を掃除機などの塵埃収集装置に直
接収容することにより、散乱の防止を目的とした動物用
ブラシ。【構成】台部１に開口部３を設け、片面に軸状のブラ
シ２を植設又は一体成形し、反対面の開口部３の全面を
覆う形で筒４を取り付け、筒４のもう一方の端は掃除機
等の吸引器具に接続出来るようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は動物にブラシを懸けたときに出る抜け毛、ノミ、ダニ、フケ、埃等の散乱の防止に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の動物用ブラシは、整毛、皮膚のマッサージ等が主眼とされていたので、ブラシを懸けた時に出る抜け毛を始め、ノミ、ダニ、フケ、埃等の散乱についての手立ては疎かになっていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この為抜け毛は僅かな風で飛び散るか、ブラシの毛の間に挟み込まれ、これを取り除くのに又手間が掛かるという繰り返しであった。またノミ、ダニ、フケ、埃等は下に落ちるばかりか、ノミ、ダニについては再び這い上がって、動物の別の部分に取り付く有様であった。これに加え、近年は住宅内で動物を飼う事が多くなり、ノミ、ダニ等に因る飼い主やその家族のアレルギー症も話題になるなど、動物を取り巻く環境は大きく変化しており、動物自身の清潔は言に及ばず抜け毛、ノミ、ダニ、フケ、埃等の始末は放置できない間題になっている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

抜け毛、ノミ、ダニ、フケ、埃等を挟み込ま無い軸状ブラシを用い、散乱する前にこれらを塵埃収集装置に収容するべく、掃除機等の吸引器具に連通する開口部をブラシ台部に設け、筒及び可動性ホースでこの間を連結する。

【０００５】

【作用】

軸状のブラシによって掻き出された抜け毛、ノミ、ダニ、フケ、埃等は台部に設けられた開口部から筒を通り抜け、ジャバラホース等の可動性ホースを通過して、掃除機等の塵埃収集装置に収容される。

【０００６】

【実施例】

台部（１）に大きな開口部（３）を設け、開口部（３）の周縁部に軸状のブラシ（２）を植設又は一体成形する。必要におおじて開口部（３）に区切りを設け、区切り部（５）にも軸状のブラシ（２）を植設又は一体成形する。ブラシの植設間隔は部分的に間隔を広くしたものも作成する。ブラシの植設列は１列から３列と少なくし、開口部（３）の周縁部と開口部（３）の区切り部（５）に植設又は一体成形し、反対面から開口部（３）の全面を覆う形で筒（４）を取り付ける。筒（４）の中間は握持部とし、筒（４）のもう一方の端にジャバラホース等の可動性ホースを接続、さらに掃除機などの吸引器具に連結する。本考案のブラシとジャバラホース等の可動性ホース、掃除機などの吸引器具を接続し、連通している事を確かめたら吸引器具を可動させ、筒（４）の中間の握持部を持ってブラシを懸ける。本考案のブラシの筒部と、塵埃収容部を備えた小型の吸引器具を一体化すれば、庭やベランダなど屋外でのブラシ懸けが容易になり、さらにこの動力に乾電池又は自動車等の電源を使えば、利用範囲は一段と広くなる。

【０００７】

【考案の効果】

以下、本考案の効果について説明する。（ａ）細繊維又は毛を植設したブラシでは、抜け毛、ノミ、ダニ、フケ、埃等はこの細繊維又は毛に挟み込まれるが、本考案のブラシは軸状なので抜け毛、ノミ、ダニ、フケ、埃等が挟み込まれる事は無い。（ｂ）ブラシの植設は植設列を少なくしてあるので、ブラシの植設間に抜け毛が絡りにくい。（ｃ）ブラシの植設間隔を部分的に疎らの所を設けて有るブラシを使用する時は、ブラシの間隔が疎らの方向に動かせば抜け毛が絡る事は一層少なくなる。（ｄ）ブラシの植設は植設列を少なくしてあるが、開口部を挟んで１列から３列植設して有るので、整毛及び皮膚のマッサージ面での不具合とはならない。（ｅ）ブラシ台部の開口部が大きいのでノミ、ダニ、フケ、埃を始め、特に抜け毛の吸い込みには大きな効果がある。（ｆ）ブラシ懸けに因り浮き出たノミ、ダニは、直接塵埃収集装置に収容されるので、再び這い上がり動物の別の部分に取り付くような事は無くなる。（ｇ）ノミ、ダニの散乱や浮遊に因る、飼い主や家族のアレルギー症等も少なくなる。（ｈ）開口部が大きいだけでは、動物の皮膚が開口部に密着するので動物は不快感を訴え、ブラシ懸けを嫌がるようになるが、本考案では必要におおじて開口部を任意の大きさに区切り、この区切り部にも軸状のブラシを植設して有るので、開口部に動物の皮膚が密着することは無い。（ｉ）本考案のブラシは、ジャバラホース等の可動性ホースを接続する事で、じっとしていない動物の動きにも十分対応出来る。（ｊ）抜け毛、ノミ、ダニ、フケ、埃等が散乱しないので手軽にブラシ懸けが出来る。（ｋ）ブラシ懸けが手軽に出来れば回数が増え、回数が増えれば一度に出る抜け毛、ノミ、ダニ、フケ、埃等の量が少なくなり更にブラシ懸けが手軽になるという相乗効果が生まれる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の縦断面図である。

【図３】本考案台部の平面図である。

【図４】本考案（請求項２）の台部の平面図である。

【符号の説明】

１台部２軸状ブラシ３
開口部４筒５区切り部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】台部（１）に設けられた開口部（３）を
任意の大きさに区切り、片面の開口部（３）の周縁部と
区切り部（５）に軸状のブラシ（２）を植設又は一体成
形し、反対面の区切られた開口部（３）の全面を覆う形
で筒（４）を取り付け、筒（４）のもう一方の端は吸引
器具との接続部とした動物用ブラシ。
【請求項２】台部（１）に植設又は一体成形する軸状
ブラシ（２）の植設間隔を、図４に示す通り部分的に疎
らに設けた請求項１の動物用ブラシ。