JP3004089U - 携帯用容器 - Google Patents

携帯用容器

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JP3004089U
JP3004089U JP1994003187U JP318794U JP3004089U JP 3004089 U JP3004089 U JP 3004089U JP 1994003187 U JP1994003187 U JP 1994003187U JP 318794 U JP318794 U JP 318794U JP 3004089 U JP3004089 U JP 3004089U
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plate
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JP1994003187U
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和馬 山口
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和馬 山口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏平な容器で、開閉に特別な器具を必要とせ
ず蓋板の上面の窓穴を露出させ、また、本体を広く開け
ることができるようにしたもの。 【構成】 本体1、蓋板2及び本体1と蓋板2の側面か
らスライドさせてはめ込む弾性を備えた挟持板3からな
る容器Aで、本体1の底部13の溝部14に凹部15
を、蓋板2の上面21には溝部22を、溝部22内には
窓穴23を設け、挟持板3には凹部15及び窓穴23に
入り込む突起部31、32を設けるようにしたもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、携帯用容器に関するもので、特に灰皿、ドロップ入れ、薬入れ、 画鋲入れ等様々な用途に用いることのできるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より容器としては本体と蓋板からなるもので、本体と蓋板を、ねじ込み、 はめ込みなどにより一体とするものが多く、摺動させて開閉する容器でも蓋板自 体をスライドさせるか(実開昭56-28951号公報、実公昭59-43230号公報、実公平 2-49746 号公報)、蓋板の一部にプレート状のスライド蓋を設ける(実開昭48-6 6907号公報、実公昭58-34025号公報、実開昭57-58074号公報)にすぎなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来より本体と蓋板からなる容器が種々提供されているが、本体と蓋板を一体 に保持するための手段と、蓋板の一部に窓穴を設けてこの窓穴を開閉する摺動蓋 板とは別途の部材をもって構成していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は、比較的扁平な容器で開閉に特別の器具を必要とせず、しかも本体 と蓋板に跨がる挟持板を採用することにより、挟持板と蓋板を外して本体を広く あけることができるばかりでなく、蓋板の上面の窓穴を挟持板で開閉することが でき蓋板を外さずに容器内に小さいものを収納しかつ排出することができるよう にしたもので、その要旨とするのは、本体、蓋板及び本体と蓋板の側面からスラ イドさせてはめ込む弾性を備えた挟持板からなる容器であって、本体の底部及び 蓋板の上面に挟持板を案内する溝部を形成し、本体底部の溝部に凹部を蓋板の溝 部に窓穴を設け、挟持板をスライドさせてはめ込んだときに窓穴及び凹部に入り 込む突起部を挟持板の内面に設けたことを特徴とするものである。
【0005】
【実施例】
以下図面に示す実施例に即してこの考案の内容を説明する。 この容器Aは全体として扁平なものであり、本体1及びこれに被冠する蓋板2 及び挟持板3からなるもので、本体1及び蓋板2はアルミニウムのプレス成型品 からなるものである。本体1の上端部は段部11を介して絞った口部12を設け るようにし、本体1の底部13には挟持板3を案内するための溝部14を凹設し てある。この溝部14は底部13の一側から中心を通って他側の手前までに至る もので溝部14の先端は半円形をなすようにしてある。そして、溝部14には直 列させて複数の弧状の凹部15、15を設けるようにしてある。
【0006】 蓋板2は、本体1の口部12外周に被冠するもので、被冠して段部11に衝接 させると、本体1及び蓋板2の外側面は略面一となるようになっている。この蓋 板2の上面21には本体1の底部13と同様に挟持板3を案内するための溝部2 2を凹設してあり、この溝部22の先端に円形の窓穴23を穿設するようにして ある。この窓穴23の穴縁には内向きの傾斜折曲縁23aを形成するようにして ある。窓穴23に内向きの傾斜折曲縁23aを形成し、挟持板3の窓穴23に入 り込む突起部31の周縁を弧状に形成し突起部31が窓穴23の傾斜折曲縁23 aに入り込み易くしかも引き出し易く、密封することができることになる。 蓋板2の側面の内周には、中央を膨らませた環状のバネ板4を取り付けるよう にしてあり、蓋板2を本体1に被冠させるとバネ板4により両者を一体とし簡単 に外れることがなく、かつ、密封することができるようになっている。
【0007】 挟持板3は、基本的には断面コ字状をなし、本体1に蓋板2を被冠させた状態 で、本体1及び蓋板2の側面から溝部14、22にスライドさせてはめ込むもの で、ポリカーボネート樹脂やポリアセタール樹脂の射出成型品にて形成し、弾性 を備えるようにしてあり、その内面にはめ込んだときに窓穴23及び一の凹部1 5に入り込む突起部31、32を設けるようにしてある。この挟持板3を抜き出 して窓穴23を開けた状態でもう一方の凹部15に突起部32が入り込んで挟持 板3が止まるようになっている。すなわちこの状態では突起部31は溝部22に 掛って浮き上がって挟み突起部32が凹部15に入り込むことにより挟持板3が 外れ難くなっている。そこで、窓穴23を開けた状態で挟持板3が本体1及び蓋 板2と一体となっており使い勝手が良好であるばかりか挟持板3を外してなくす 恐れが少なくなるのである。
【0008】 また、この挟持板3の突起部32の反対側には一体にクリップ33を連設して あり、この容器Aをクリップ33にて衣服用ベルトや携帯用バッグやリュックサ ックのバンドに止められるようにしてある。更に、このクリップ33の連設基部 に通孔34を設けるようにしてあり、ここに図示しない紐を通して首に掛けたり 、バンドやベルトに止めるようにすることもできる。
【0009】 図5は別の実施例を示す断面図で、同一箇所は同一符号で表し説明を省略し、 異なる構成のみについて説明する。本体1の底部13の溝部14に直列させて設 けた凹部15のうち挟持板3を半ば引き出して窓穴23を開けた状態で保持する 場合の凹部15aを断面半月形とし、これに対応して挟持板3の凹部15、15 aに入り込む突起部32の球面を半裁して凹部15aにはまるように構成したも のである。このような構成とすることにより、挟持板3を引き出して窓穴を開け たときに確実に落ち込んでストップすることになり抜け落ちることがないのであ る。また、クリップ33の連設基部の通孔34をクリップ33と一体にして、換 言すれば、クリップ33の取付基部内面と幅狭部34aをもって連通するように 構成して紐をクリップ33に通して押し込むことにより通孔34に通すことがで きるようにしたものである。これは、紐の側面から通孔34に通すことになるの で簡単に紐を通すことができるようにするためのものである。
【0010】 図示の本体1と蓋板2の組み合わせは筒状であるが、箱型乃至変形箱型など種 々の形状を採用できるものである。しかし、挟持板3の操作性から扁平なもので あることがより望ましい。素材も実施例ではアルミニウム製としたが、容器A内 に入れるものや開閉の頻度に合わせて紙製、木・竹製、陶磁器製、金属製、樹脂 製など適宜選択できるものである。 挟持板3も弾性を備えれば良いので、樹脂製に限定されず、木・竹製、金属製 であってもよいが、少なくともスライドさせる箇所を不快な音が発生しないよう に摩擦係数の少ない素材の選択とすることが望ましい。
【0011】 図示の例では窓穴23を容器Aの縁に近い偏心箇所に設けたが、中央に設ける ようにし凹部15を一個とするように構成してもよい。 実施例では挟持板3に対向するように突起部31、32を設けたが、少なくと も窓穴23を塞ぐ突起部31があれば足りるともいえる。 また挟持板3の厚みを本体1及び蓋板2の溝部14、22に案内して入れたと きに突出せず略面一となるように構成してあるが、溝部14、22にてスライド させる際の案内となれば良いので、体裁を考慮しなければ、挟持板3が突出した り、あるいは沈み込むような厚みであってもよい。
【0012】 実施例では、挟持板3に一体にクリップ33を連設するように構成したが、ク リップ33を別体の例えば金属製のものとし、成型するときに埋設するか、クリ プ33を取り付けるようにしてもよい。
【0013】 また、本体1と蓋板2は蓋板2が本体1の段周部にはまるものとしたが、ねじ 込み蓋、蓋板が本体の内周部に入る内蓋、蓋板を本体に被冠させる蓋板など従来 周知乃至公知の本体と蓋板の構造とすることもできるが、挟持板3の採用により ねじ込み蓋とする必要はないものといえる。
【0014】
【考案の効果】
この考案は以上のように、本体1、蓋板2及び挟持板3からなるもので、本体 1と蓋板2を組み合わせて、挟持板3にて一体とするものであることから、本体 1と蓋板2のはめ合わせが完全でなくても挟持板3にて両者を一体とするので、 蓋板2が思いがけないときに外れるおそれが皆無となるのである。 蓋板2に窓穴23を設け、挟持板3をスライドさせて開けることができるので 容器Aの蓋板2を外すまでもなく、内部の物品を出すことができ、また、物品を 容器A内に入れることができるのである。
【0015】 また、窓穴23に内向きの傾斜折曲縁23aを形成してあるので、挟持板3の 窓穴23に入り込む突起部31が入り込み易くしかも引き出し易くなり、かつ密 封することができることになる。そこで、操作が簡単であるばかりか、内部の粉 状の内容物が漏れたりすることがなく、灰皿とした場合に確実に消火できること になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る容器の平面図である。
【図2】容器の断面図である。
【図3】容器の一部拡大断面図である。
【図4】挟持板を外した状態の平面図である。
【図5】別の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
A 容器 1 本体 2 蓋板 3 挟持板 4 バネ板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体、蓋板及び本体と蓋板の側面からス
    ライドさせてはめ込む弾性を備えた挟持板からなる容器
    であって、本体の底部及び蓋板の上面に挟持板を案内す
    る溝部を形成し、本体底部の溝部に凹部を蓋板の溝部に
    窓穴を設け、挟持板をスライドさせてはめ込んだときに
    窓穴及び凹部に入り込む突起部を挟持板の内面に設けた
    ことを特徴とする携帯用容器。
  2. 【請求項2】 凹部をスライドさせる方向で断面弧状に
    形成すると共に、窓穴に内向きの傾斜折曲縁を形成し、
    挟持板の窓穴に入り込む突起部の周縁を弧状に形成し、
    挟持板がはまり込み易くかつ引き出し易くしたことを特
    徴とする請求項1記載の携帯用容器。
  3. 【請求項3】 本体底部及び蓋板の上面の溝部に挟持板
    をはめ込んだときに本体底部及び蓋板上面と略面一とな
    るように構成したことを特徴とする請求項1記載の携帯
    用容器。
  4. 【請求項4】 本体底部の凹部を複数設け、一の凹部は
    窓穴と対向するようにし、他の凹部は挟持板をスライド
    させて窓穴を完全に開けたときに挟持板の突起部が入り
    込むようにしたことを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の携帯用容器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の携帯用容器において、挟
    持板をスライドさせて窓穴を開けたときに突起部が入り
    込む凹部を断面半月形とし、これに対応して挟持板の凹
    部に入り込む突起部32を球面を半裁するように構成し
    ストッパーとなるように構成したもの。
  6. 【請求項6】 挟持板にクリップを連設して、ベルトや
    バンドに止められるようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の携帯用容器。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の携帯用容器において、ク
    リップの基部に通孔を設けて、紐を通せるようにしたこ
    とを特徴とするもの。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の携帯用容器において、ク
    リップの基部内面と通孔を連通するよう構成して、紐を
    通し易くするようにしたことを特徴とするもの。
  9. 【請求項9】 本体と蓋板の組み合わせが筒状であるこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6及び請求項8項記載の携帯用容
    器。
  10. 【請求項10】 本体と蓋板の組み合わせが箱状である
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、請求項5、請求項6及び請求項8項記載の携帯用
    容器。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の携帯用容器において、
    本体及び蓋板をアルミニウム製などの金属製にて形成
    し、灰皿としたことを特徴とするもの。
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