JP3004079U - 折畳式ワープロ等機器用書架 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 多様化する各種各様の機器に適応する互換性
と、本来の特性である掲示文書、表示画面、キーボー
ド、の３点同一視野による、入力校正等の操作能率の向
上をはかり、折り畳み式にして実用性を一層高めたもの
である。 【構成】 装着装置と文書を掲示する主支柱１、及び副
支柱２、の組み合わせて伸縮自在とする為めの、移動溝
３及び４を蝶ねじ５に依って伸縮自在に固定し、これを
装着嵌合部１０の装着固定ねじ８と連動する装着固定押
さえ板９によって機器表示画面部上部のキャビネットに
装着し、必要に応じて装着補助板１４の使用により各種
の機器に対応して装着する、また機器の接触面は総べて
フエルト張り等により使用機器を保護する。これを収納
する場合、文書掲示主支柱１を中心に全体を折り畳み、
二つ折文書受１２の、折畳み固定孔１３を主支柱の装着
固定ねじ８に嵌め込み、軸部蝶ねじ５を締めて、折畳
む。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、これを装着するワープロ等機器に対する互換性と、折畳み式による る収納性を兼備して、入力等の操作と取扱い効率を向上する、汎用書架に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のワープロ等機器用書架の文書掲示板は、これを使用するワープロ等機器 の形状サイズに合わせて形成した単一平板と、これを取り付ける為の装置よりな る単一機種の専用的構造であるため。

【０００３】 僅かに形状サイズを異にする各種機種に対しての安定装着は望めず、また機種 によっては全く使用出来ない場合がある為、益々多様化するＯＡ機器に追従する ことは不可能であり、異機種に対する互換性に欠ける致命的欠陥に加えて、不必 要に大きな単一平板に突出した装着部よりなる従来の書架は使用、収納、共に取 扱上極めて不便である。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

各種各様の機種にひろく対応する為には、本考案の書架の主体である文書掲示 部分を伸縮自在に調節可能とする必要がある、又装着部が機器キャビネットの厚 さの違いに対応して的確な装着と、此れに伴う折畳式的構造を活用して収納性を たかめる事である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案の書架は文書掲示面を、表示画面部キャビネットの高さに応じて、調節 可能とするために、これに代わる伸縮自在の二本の支柱を組み合わせに依って、 書架の高さを調節する。

【０００６】 又これを装着する各機種毎に異なるキャビネットの厚みに対応するため、脱着 自在の装着補助板により各機種に的確な装着を確保すると共に、これ等を構成す る部品設計における寸法調整に依って、極力コンパクトに折畳みを可能とするこ とである。

【０００７】

【作 用】

本考案の書架は本来の目的である、原稿文書の掲示による使用と取扱効率が従 来の書架に比べて、より効果的であるばかりでなく、両支柱を展開した角度と夫 々の移動溝に依り、各種ワープロ等機器の高さに即応して調節し、装着補助板を 備える装着装置に依る的確な互換性と、これをコンパクトに折畳むことによる収 納性を発揮するものである。

【０００８】

【実施例】

図１と図３は、本考案の書架を折畳み収納時の状態を示し、図２と図４は、こ れより装着するために、展開した書架を示すものである。 これをワープロ等機器に装着するため、副支柱２と連動する二つ折文書受１２ がキーボード等に触れない程度に外開きにして、両支柱の軸部蝶ねじ５で連結す る夫々の移動溝３、及び４、によってキャビネットの高さに調節し、主支柱１の 嵌合部１０を装着する。

【０００９】 此のとき、特に薄型のキャビネットの場合に固定ねじ８による、図３の押さえ 板９の圧出でなお十分な固定が得られなかった場合のみ、装着嵌合部１０の幅を 狭める為の、図３に示す装着調整板１４の取付けに依って緩み無く固定する事が できる。

【００１０】 此の書架に掲示する文書は、用紙の大きさに応じて文書掲示補助板６を立て起 こし、背面のストッパー７で固定するが、掲示文書が規格Ａ列４番以下の場合、 この補助板６を立て起こす必要はなく、特に必要とする場合のみ使用する。

【００１１】

【発明の効果】

本考案の書架は本来の目的である掲示文書と、表示画面部、キーボードの３点 同一視野の効果を一層たかめるため此れを装着する機器の表示画面左側面部１６ を文書掲示面の一部に組み込む構造と、副支柱２と連動する二つ折文書受１２が 左右自在の移動により掲示文書を表示画面部に好みの間隔に設定し、また限り無 く表示画面部に密着掲示することができる。

【００１２】 また此の書架の互換性に伴う構造を基礎にした、各部品のサイズ調整にって、 コンパクトに折畳むことが出来るため、平均的デスクの引きだし等に容易に収納 が可能であり、使用、収納時を問わず取扱い上極めて便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の書架を折畳んだ状態の平面図である。

【図２】図１の総べてを展開した正面図である。

【図３】本考案の書架を折畳んだ状態の底面図である。

【図４】図３の総べてを展開した背面図である。

【図５】本考案の書架をワープロ等機器に装着使用中の
状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 主支柱 ２ 副支柱 ３ 主支柱の移動溝 ４ 副支柱の移動溝 ５ 軸部蝶ねじ ６ 文書掲示補助板 ７ 文書掲示補助板ストッパー ８ 装着固定ねじ ９ 装着固定押さえ板 １０ 装着嵌合部 １１ アクリル製透明クリップ １２ 二つ折文書受 １３ 書架折畳み固定孔 １４ 装着補助板 １５ 装着補助板取付け孔 １６ 機器キャビネット左側面部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ワープロ等機器に文書を掲示する主支柱
   （１）副支柱（２）の両支柱に設けた移動溝（３）
   （４）を蝶ねじ（５）で連結して、伸縮自在に調節し、
   各種機器のキャビネットに適合する装着嵌合部（１０）
   に依って装着する互換性と折畳み自在の機能を備えた書
   架。